
ソフト音源を逆再生サウンドにしたくて、毎回「オーディオファイル→DAWの逆再生」っていう手順が大変だよ



それだったらRP-Reverseというプラグインを使うとよいよ!これはオーディオファイルかしなくてもソフト音源のままでも逆再生できるリバースエフェクトプラグインだよ



めっちゃ便利!こういうの探してた!



おまけに逆再生の時間も調整できるよ!
メリット | デメリット |
---|---|
バウンスしなくても逆再生にサウンドが作れる 逆再生の時間を調整できる 逆再生自体に適応できるエフェクトも搭載 | フレーズの中の1音だけを逆再生はできない 画面のリサイズが少し面倒 |
RP-Reverse
RP-Reverseは、2019年4月6日にリリースされた、リバースエフェクトプラグインです。オーディオ波形のドラムループやボーカルだけではなく、ソフト音源自体もリアルタイムで入力音声を逆再生し、クリエイティブな効果を得ることができる画期的なプラグインです。
テンポ同期


逆再生された音声を楽曲のテンポに合わせて同期させ、シームレスな統合が可能です。 さらに、逆再生サウンドの長さや回数も調整可能です。
フィルターとディストーション


逆再生音にアナログモデリングされた2種類のフィルターやコンブフィルター、ディストーションを適用し、多彩な音色変化を実現します。
LFOモジュレーション


LFOを使用して、逆再生音やフィルターのモジュレーションが可能で、動的なサウンドデザインをサポートします。
RP-Reversサウンドチェック
- バウンスしなくても逆再生にサウンドが作れる
- 逆再生の時間を調整できる
- 逆再生自体に適応できるエフェクトも搭載
- フレーズの中の1音だけを逆再生はできない
- 画面のリサイズが少し面倒
バウンス(オーディオ書き出し)しなくても逆再生サウンドが作れる
RP-Reverseではバウンスの必要がないので、演奏中や編集中に即座に逆再生サウンドを作成し、その場で調整が可能です。
これにより、アイデアを思いついた瞬間に試せるため、制作のスピードと自由度が飛躍的に向上します。
さらに、逆再生だけでなく、フィルターやLFOなどのエフェクトもリアルタイムで適用できるため、単なる逆再生にとどまらず、ダイナミックで独創的なサウンドを簡単に作り出すことができます。このように、RP-Reverseは逆再生サウンドの作成に革命をもたらすツールです。
以下のデモソングではピアノとパーカッションループに使ってみました
クオリティの高い逆再生サウンドが楽しめます。
他の製品との比較
リバースエフェクトプラグインに特化したプラグインはほとんどありません。今回比較になるのはInital Reverseです。


1/8bar 1/4bar 1/2bar 1bar 2bar 4barと書かれている上のボタンでリバースが開始するタイミングを決めます。例えば1/8barだと8分音符が過ぎた所からリバースが始まります。
リバースは一回のみ、ベースとキックのサイドチェインのように、ずっとリバースがかかるわけではありません。
このとき、音符が1小節の場合、2小節目に入ってから1小節目の音のリバースがかぶさってくる状態になります。DAWのBPMともきちんと連動しています。
1/8つまり8分音符のリバースタイムを設定したらどのBPMでもちゃんと8分音符のリバースサウンド作ることができます。DAWの逆再生(リバース)では速度を変更することはできません。
RP-Reversと比較すると簡易的な機能になりますが、こちらでも十分リバースサウンドを堪能はできます。ただ、Inital Reverseはリアルタイムではなくあくまで再生音のみにリバースがかかる仕様です。
つまりRP-Reversとの比較ポイントはリアルタイム処理とリバースサウンドにエフェクト処理ができるという点になります。
価格比較としてはセール前は同じですが、Inital Reverseは現在$11.00とお買い得です。
RP-Revers | Inital Reverse | |
価格 | $42.90 | $42.90→$11.00 |


最後の4小節はWETを100%にした状態原音はなくリバースサウンドのみです。
若干余韻の処理が甘くRP-Reverseと比べると音の処理の甘さが目立ちますが、
それでもリバースサウンドを手軽に楽しむ分には良いと思います。
たまにリバースされていないサウンドがなってしまうことがありますが、バウンス書き出し時に失敗したことはありません。重要なことなので再度言います。再生音にしかリバースエフェクトはかかりませんw
output「REV」
リバースサウンドの代表といえばOutputのREVでしょう。


多彩なプリセットに充実したエフェクトでリバースサウンドの音作りを楽しむことができます。
ただし、こちらはリバースエフェクトプラグインではなく、リバースエフェクトが施されたサンプルを再生するソフト弦です。リバースエフェクトとして音の長さやエフェクト処理などを施すことは可能ですが、特化したプラグインと比較するのは無理があります。
音源なので当然弾きながらサウンドを楽しむことができます。しかしちょっと残念なのは収録されている音源の長さが短いんです。
いくらリバースサウンドの質が良くてもBPMに合わすことができないのであれば演出としての逆再生の効果は期待できるものではありません。REVはあくまで演出面のリバースサウンドというよりは
音色としての特殊な雰囲気を作ることに特化したものだと思っています。
まとめ
メーカー | Rob papen |
システム | PC Windows 7/ Windows 8/ Windows 10 (32 ビットおよび 64 ビット) フォーマット: VSTI の AAX (注: PT 12 以上の場合は PC AAX) MAC OS-X 10.9 – 10.15 (64 ビットのみ) フォーマット: AU VSTI AAX |
認証方式 | シリアル |
認証数 | 2 |
マニュアル | 英語 |
価格 | $42.90 |
CPU負荷計測環境
パソコン Macmini2018
CPU Intel Corei7(i7-8700B)6コア
HT使用時12コア 3.2GHz/ターボブースト(TB)使用時4.6GHz
メモリ 32GB
システム OS12.6.1 Monterey
Audio/IF Focusrite RED 8PRE
バッファー 256
DAW LogicPro10.7.7
48kHz/24bit
再生ストレージ SSD
バウンスしなくても逆再生にサウンドが作れるリバースエフェクトプラグインはプラグインです。リリースから5年は経っていますが、未だにこれを超えるものは出てません。
DAW付属のリバース機能よりはるかに高機能なので、音の細部にまでこだわりたいユーザーにとってはこれ以上にない相棒プラグインといえます。
ほとんどマイナス点はないのですが、画面のリサイズに関しては右上部上のユーティリティ項目?的な部分で変更が可能ですが、リアルタイムに変換はできず、新規で立ち上げ直しをしないとできない点に少し注意が必要ですが、そこまで頻繁に画面のりサイズをするわけではないと思うので、許容できる仕様として受け取っています。