DTMerにとってシンセベースという音色は作るのにも聴くのにも思い入れの深い音色です。そこで今回はDTMプロ/アマチュアのみなさんが一押しのシンセベース名曲を募ってみました。
シンセベース曲
あなたがメインで使用する楽器はなんですか? | キーボード(ピアノ、シンセ) |
世代 | 50代 |
あなたが好きなシンセベースはどの機材? | ARP Odyssey / YAMAHA DX7 |
Steppin’ Out / Joe Jackson
Breakout / Swing Out Sister
Appaloosa / Gino Vannelli
これぞ「シンセベース!」といえるフレーズ音色の曲です。40代、50代はこのタイプの曲に打たれ弱いですw
こちらはシンセベースではなく生のスラップ・ベースだと思われます。ですが、このスラップ・ベースのラインもまたシンセベースに置き換わると味があるフレーズです。
Gino Vannelliはアダルト=オリエンテッド=ロック(AOR)の中でもクオリティの高さで今でもファンが多いです。
あなたが好きなシンセベースはどの機材?
ARP Odyssey / YAMAHA DX7
70〜90年代前半までのシンセは必ずシンセベースとして使われているとは思いますが、ARP Odyssey / YAMAHA DX7はもはやシンセベースの鉄板と言えます。ARP Odyssey / YAMAHA DX7に関しては以下の記事が参考になります。


あなたがメインで使用する楽器はなんですか? | キーボード(ピアノ、シンセ) |
世代 | 40代 |
あなたが好きなシンセベースはどの機材? | mini moog DX7 |
RESISTANCE/TM NETWORK
Hearts on Fire/John Cafferty –
天外魔境2エンディング/久石譲
小室哲哉といえばシンセベース、その中でもキレの良いDX7と思われるスラップ風のシンセベースは耳に残ります。Resistanceのシンセベースはまさにキレとコクのシンセベースを堪能できる曲です。
映画ロッキー4のサントラで使われている曲ですが、この曲もResistance 同様キレの良いDX7風スラップベースです。どちらも時代を象徴する音色とフレーズです。
巨匠久石譲が携わったゲーム曲。時代的にも久石譲がシンセとオーケストラの両立を試みていた時代でもあり、ラピュタやトトロの時代のサウンドを感じられるファンにとっては貴重なサウンドです。
あなたが好きなシンセベースはどの機材?
mini moog DX7
あなたがメインで使用する楽器はなんですか? | ギター |
世代 | 40代 |
あなたが好きなシンセベースはどの機材? | alchemy,dexed |
スリラー/マイケルジャクソン
愛は吐息のように/ベルリン
バンガラング/スクリレックス
シンセベースはアナログシンセの王様、minimoog、ミョンミョンさせすぎないところがたまりません。
ベルリン (Berlin) 、アメリカのシンセ・ニューウェーブバンド。1978年、ベース・シンセのジョン・クロフォードらが前身のバンドをカリフォルニア州オレンジ郡で結成した。1979年、女性ボーカルのテリー・ナンが加入
シンプルなラインのベースですが、その音色の癖が味になっています。
アナログ/デジタルシンセではない最近のベースサウンドですね。ウェーブテーブル的な音色を堪能できます。
あなたが好きなシンセベースはどの機材?
alchemy,dexed
alchemyはLogic Proに付属しているソフトシンセですが、正直モンスターソフトシンセです。普通に売り出せば、Sylenth1やSerumレベルの人気に並ぶシンセです。

dexedはDX7の再現したフリーのソフトシンセです。これがフリーとは本当に驚きです。
あなたがメインで使用する楽器はなんですか? | ギター |
世代 | 50代 |
あなたが好きなシンセベースはどの機材? | moog |
Stop & Look Around /Godiego
Let’s Groove / EW&F
おそらく邦題では「サムの息子」という曲名だったと思うのですが、間違ってたらすみません。ポルタメントとスライドを多様したうねるベースラインが魅力的です。
音色に派手さはないものの、Let’s Grooveにふさわしいグルーヴに溢れたフレーズと音色です。
あなたが好きなシンセベースはどの機材?
moog なのかな?
という答えの通り、推してくれた曲はまさに少しくもった感じのmoog的なシンセベースに感じます。派手さはありませんが、フレーズに攻撃的なニュアンスを感じます。
あなたがメインで使用する楽器はなんですか? | ギター |
世代 | 30代 |
あなたが好きなシンセベースはどの機材? | Spire |
君はハリケーン / THE SQUARE
You Got Me / TOTO
どんなときも。 / 槇原 敬之
程よいレゾナンスとしっかりとした低音感が魅力のサウンドです。ベースが重いと曲のスピード感が損なわれることがありますが、それがないのがさすがとしか言いようがありません。
DX7的なスラップ風シンセベースですね。アタック感とキレのよいリズムを刻むには最強のシンセベースかもしれません。
アタックにデジタル的な特徴を感じますが、どっしりとした低音域にはアナログらしさも感じます。ハイブリッド的な音作りなのかもしれません。どちらにしてもシティ・ポップ、トレンド、という言葉を印象つけるサウンドです。
あなたが好きなシンセベースはどの機材?
Spire
曲のチョイスはアナログでも好きなサウンドはSpire!EDM定番のソフトシンセですね。
あなたがメインで使用する楽器はなんですか? | ギター |
世代 | 50代 |
あなたが好きなシンセベースはどの機材? | D X7のゴリっとしたシンベ大好きです。 |
愛は吐息のように/ベルリン
Perfect Way Scritti Politti
ここでもエントリーされました。音数がすくないゆえにシンセベースの存在は大きく、おまけにリバーブまでかかっているのある意味斬新です。
芯があり、ほどよいアタック感のあるシンセベース音、聴いていて飽きないとはまさにこのことですね。
あなたが好きなシンセベースはどの機材?
D X7のゴリっとしたシンベ大好きです。
DX7のシンセベースは本当にバリエーションが広く(FMによる音作りなので当然なのですが…)鋭い音が好きな人もしればゴリゴリなシンセベースが好きな人もいます。
あなたがメインで使用する楽器はなんですか? | キーボード(ピアノ、シンセ) |
世代 | 20代 |
あなたが好きなシンセベースはどの機材? | moog sub phatty |
I LOVE…/Official髭男dism
JINGO JUNGLE/Myth&roid
多分、風/サカナクション
イントロのブラスに耳が言ってしまいますが、アナログらしい太いベースサウンドが心地よい曲です。途中で出てくるグリスサウンドの気持ちよさはI LOVEです!
かなり下に潜っていくようなベースです。サブベース的なアプローチのようにも感じます。
シンセベースというよりは生のベースに聞こえます。案外MODOBASSによるアプローチだったりもするんでしょうか?
曲のチョイスも20代らしい選曲で聴いていてワクワクしました。
あなたが好きなシンセベースはどの機材?
moog sub phatty
太さと新しさを兼ね備えたmoogシンセです。最近のJPOPの太いシンセベースにもよく使われていそうな感じです。
あなたがメインで使用する楽器はなんですか? | キーボード(ピアノ、シンセ) |
世代 | 40代 |
あなたが好きなシンセベースはどの機材? | MINIMOOG |
雨音 久保田利伸
レゾナンスを上げることで「ミョンミョン」と表現しますが、この曲は「モンモン」という表現でしょうか、独特のシンセベースサウンドです。非常に存在感を感じます。
あなたが好きなシンセベースはどの機材?
MINIMOOG
最近ではシンセベースは打ち込むものとして認識されがちですが、昔はシンセベースを弾く人も多く、このタイプの曲はリアルで弾くことで独特のグルーヴが生まれます。その弾くシンセベースの鉄板はやはりMINIMOOGなのかもしれません。
あなたがメインで使用する楽器はなんですか? | ベース |
世代 | 30代 |
あなたが好きなシンセベースはどの機材? | YAMAHA DX7 |
音楽の計画/YMO
No.1/槇原敬之
坂本龍一がYMO時代に色々とあった曲、使用機材はミニモーグ、アープ・オデッセィ、ローランドジュピター8のどれかということ、おそらく、アープっぽいような気もしていますが、ライディーンで大好きになった少年たちをことごとく置いてけぼりにした迷曲ですw
聞き直してみると以外にシンセベースが多く、そのどれもがカラーの違う音色であり、改めてポップメーカーの槇原敬之のセンスが感じ取れます。
あなたが好きなシンセベースはどの機材?
YAMAHA DX7
moogとDX7率が高い!、実際そのどちらかがあれば、近年のウェーブテーブル的なシンセベース以外を作れてしまうのは事実です。
あなたがメインで使用する楽器はなんですか? | キーボード(ピアノ、シンセ) |
世代 | 50代 |
あなたが好きなシンセベースはどの機材? | MiniMoog , Synth Master One |
夢はLOVE ME MORE/小林泉美
Abolute/Scritti Politti
Don’t Wanna Fall In Love/Jane Child
80年代のアニソンってかなりシンセベース率高いです。いかにもなオーソドックスな音色とフレーズなのですが聴いていてあきないアレンジが多い時代でした。
輪郭が見えると全体のビートがくっくりします。そのくっきり感は一つの時代を反映しているようにも思います。
かなりローエンドを多く含んでいるのでふくよかなシンセベースがポイントです。
あなたが好きなシンセベースはどの機材?
MiniMoog , Synth Master One
ここではSynth Master Oneがエントリーしてきました。ベースだけではなくVAソフトシンセとしてあらゆる音色をカバーできる人気のソフトシンセです。ギラギラしすぎない質感はファンが多いです。
まとめ
近年のワブルやグロウベースもよいですが、やはりアナログシンセやFMシンセで作られたシンプルなシンセベースは馴染みがあるので聴いていてワクワクします。
この記事がシンセベースの音作りや参考になれば幸いです。
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