United Plugins Mirrorレビュー 世界初のリバースネガティブディレイを体験!

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スネアの音を逆再生したいけれど、毎回オーディオ書き出しがめんどくさいよ

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そんな時はUnited Plugins Mirrorを使うといいよ。
United Plugins Mirrorではオーディオ書き出さずに、ターゲットの音が鳴る前のタイミングでリバースエフェクト効果を与えられるよ

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便利すぎん?CPU負荷めっちゃ重たいとか?

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CPU負荷は軽いからソフト音源と一緒にも使える

メリットデメリット
革新的なリバースネガティブディレイ機能
直感的な操作性
多用途なサウンドデザイン
再生時の待機時間
複雑なリズムパターンへの対応限界
United Plugins
UG
  • 元ゲーム音楽屋(NintendoDSなど)
  • 作曲歴20年以上
  • DTM記事執筆500以上
  • ショートアニメ、CM、企業PV音楽を制作
  • 詳しいプロフィール

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United Plugins Mirror

2022年2月1日にリリースされたUnited PluginsのMirrorは、オーディオ処理に新しいアプローチをもたらす革新的なリバースネガティブディレイプラグインです。

リバースネガティブディレイ

ネガティブディレイとは、従来のディレイ(音を遅らせるエフェクト)とは逆の概念で、オーディオ信号を未来に再生されるように見せかける手法です。

具体的には、逆再生されたオーディオを、元の音の再生タイミングよりも前に鳴らす処理を指します。これにより、音の「予兆」や「予感」を感じさせるような特殊な効果が生まれます。

通常のリバースプラグインは発音した後に、リバース効果を加えるのに対して、United Plugins Mirrorは原音の前にリバース効果を加えられます。

これにより、従来のディレイエフェクトでは難しかった、未来的で幻想的なサウンドデザインを簡単に実現可能です。逆再生のタイミングが正確にコントロールされるため、クリエイティブな表現が幅広くなります。

DAWレイテンシー補正対応

United Plugins Mirrorは、DAWのレイテンシー補正を活用し、逆再生のタイミングを正確に同期させます。この技術により、トラック内の他の音と整合性を保ちながら使用できます。ただし、ライブトラッキングでは機能しないため、録音後やミキシング時の利用が推奨されます。

多様なモードとエフェクトオプション

United Plugins Mirrorはネガティブリバースディレイモードの他に、通常のリバースディレイモードや、サウンドを加工するための追加エフェクトを搭載しています。

これにより、シンプルなリバースディレイだけでなく、複雑な空間演出や音響デザインにも適応可能です。特にリバーブやディレイの統合的な利用により、深みのあるサウンドスケープを構築できます。

これらの機能により、United Plugins Mirrorは単なるディレイエフェクトを超えた革新的なサウンドデザインツールとなっています。

United Plugins Mirror レビュー

Mirror
総合評価
( 4 )
メリット
  • 革新的なリバースネガティブディレイ機能
  • 直感的な操作性
  • 多用途なサウンドデザイン
デメリット
  • 再生時の待機時間
  • 複雑なリズムパターンへの対応限界

原音の前にリバースディレイがつく面白さ!

United Plugins Mirror のユニークなところは、エフェクト効果を発生させたい音より前にリバースサウンドエフェクト効果を加えられるところです。

本来であれば発音した音に対してエフェクト効果を加えるのが一般的なエフェクトプラグインの考え方ですが、United Plugins Mirror の場合は、ターゲットの音を先読みさせ、その音にリバースエフェクトを加えられます。

画像で説明すると、青色が原音に対して黄色がUnited Plugins Mirrorによってリバース効果が発生しているようなものです。

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DAW付属のリバース(逆再生)コマンドを使用すれば同じ効果は作れますが、United Plugins Mirror を使用すれば、書き出し時間も必要ありませんし、リバースの発生タイミングも1/8、1/4、1/2、1/1から選択できます。

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では実際にどのような効果がでるのか確認してみましょう。

このサンプルにUnited Plugins Mirror を通したものが以下のサンプルです。

スネアサウンドにリバース効果が加えられているのがわかると思います。このような効果をオーディオ書き出しなしでできてしまうのは本当にすごいことです。

また、リバース部分にリバーブ(画像のVERB)を加えることでリバースエフェクト風にすることも可能です。

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リバース部分にリバーブが加わることでよりリバースサウンドが強調される結果にもなります。

サンプルの設定は発音タイミングが1/4になっていますが、1/8にしてさらにFILTERを調整することで音色変化も含めたリズミカルなリバースサウンドが楽しめます。

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発音したい音の前にリバースエフェクトを加えることで勢い的な演出がつけられるので、楽曲によりアクティブな印象を与えることができますね。

United Plugins Mirror は決してドラムやパーカッションだけではなく他の楽器に使っても面白いです。

下記のサンプルでは、2つのUnited Plugins Mirror でリバースの発生タイミングを1/4と1/8にしています。

United Plugins Mirror を使っていないものと比較すると味気ないパッドが躍動的になります。

先読みリバースエフェクトがメインの機能はありますが、下記のNegativeボタンをクリックすることで、ターゲットの音より後にリバースエフェクトを加える機能もあります。

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先読みでありながらもCPU負荷はほぼないので、安心してソフト音源に使用できます。

United Plugins Mirror は先読み機能もあって、リアルタイムでの演奏は難しいシーンがあります、しかし、慣れてしまえばその遅れを補正しながら演奏もできるのでやろうと思えばライブシーンで使えるかもしれません。

また音色によって(アタック感が弱い)は意図しないようなリバース効果になる可能性もあります。基本アタックがはっきりとした音色に向いているように思います。

United Plugins

類似品との比較

リバースエフェクトプラグインという立ち位置ではありますが、原音より先にリバースエフェクト効果を発生させるというプラグインはUnited Plugins Mirror の他にはありません。

なので、これでしか得られない栄養分というわけではありませんが、他のものでは代用が聞かない特殊かつ実用的なプラグインであると言えます。

また、価格も通常であれば、$75.90ですが、今ならセールで$20.90と非常にお買い得になっています。

個人的にはRob PapenのリバースエフェクトプラグインとUnited Plugins Mirrorを持っていればリバース効果に関しては困るようなことはないでしょう。

まとめ

メーカーUnited Plugins
システムMac
macOS 10.10 以降
(M1 Silicon Mac および macOS 11 Big Sur をサポート)
64ビットのみ
SSE2 をサポートする Intel/AMD プロセッサ
VST2、VST3、AAX、AU互換ホスト

Windows
Windows 8 – 10
32ビットまたは64ビット
SSE2 をサポートする Intel/AMD プロセッサ
VST2、VST3、またはAAX互換ホスト
認証方式シリアル
認証数制限なし
マニュアル英語
価格$75.90→$20.90
CPU負荷計測環境

パソコン  Macmini2018

CPU  Intel Corei7(i7-8700B)6コア 

HT使用時12コア 3.2GHz/ターボブースト(TB)使用時4.6GHz

メモリ 32GB

システム OS12.6.1 Monterey

Audio/IF Focusrite RED 8PRE

バッファー 256

DAW   LogicPro10.7.7

48kHz/24bit

再生ストレージ SSD

最初はそこまで期待していないプラグインでしたが、先読みによるリバースエフェクトを加えられるUnited Plugins Mirrorの機能は唯一無二のプラグインであると感じました。

三連符や16分音符などのタイミングには対応していないので複雑なリバースエフェクトを施すことはできませんが、あまり複雑化しすぎると音がごちゃごちゃして聞きにくい可能性もあるので、そこまで困ることはないと思います。

リズム隊に使えば、グルーヴィーな効果も与えられますし、イントゥルメント楽器に使えば音色の切り替わりに疾走感を与える。ドラマチックな演出で音色を彩りたい、など使い方はユーザー次第です。今ならば$20で購入できるのでお買い得です!

United Plugins
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