DAW付属の音源でも出来る!シネマティックパーカッションの作り方

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ゲームや映画で「ダンダンダン!」となっているかっこいい雰囲気のドラム?ってアレ何?シネマティック音源っていうらしいけど持ってなかったら出来ないのかな?

シネマティックパーカッション(音源)があればハリウッド映画のようなかっこいい迫力のあるリズムを曲にと入れることが可能です。

「でも、できればお金をかけたくない!」という人にこの記事は朗報です。

実はシネマティックパーカッションのような雰囲気はDAW付属の音源でもカンタンに素早く作れます。

今日はその方法についてお話したいと思います。やり方はとても簡単で「たったそれだけ?」と思うかもしれませんが、効果は大きいので、サクッと覚えてしまってください。

UG
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シネマティックパーカッション(音源)とは

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映画の予告や、RPGの勇ましいシーンで使われるパーカッションをシネマティックパーカッションと言います。

シネマティックパーカッションは使うだけで「それっぽい世界観を作ることができるほどの説得力を持っています。

シネマティックパーカッションと専用の楽器はなく、オーケストラに用いられる打楽器などをよりアクティブな使い方で得られる効果と思ってください。

よく使われるパーカッションは以下の通りです。

バス・ドラム

バスドラム直径が60~100センチメートル ドラムのバスドラムとは違いマレット(ばち)で叩きます。ポップスとは違い1.3拍目だけを叩くのではなく、低音を補う叩き方と現実の音の模倣(大砲や雷)を再現するのにも使用されます。

大太鼓

シネマティックパーカッションでは西洋の楽器だけではなく和太鼓も使われます。バスドラムより和太鼓の方が革の針とバチのアタック感でよりアグレッシブな低音を奏でる楽器として重宝されます。

スネア

ポップスとの違いは2.4拍のアクセントだけを叩くのではなく、様々なアクセントとロールによる持続音が特徴的です。他にも、ティンパニ、タムタム、サンダーシート、銅鑼、など様々な打楽器を用いることがあります。そしてこれらをDAWで録音しよりアクティブなエフェクト処理を行うことで、迫力のあるパーカッションサウンドを作ります。

シネマティックパーカッションの特徴

  • 荒々しい
  • 大きな空間
  • 金属的

他にも多くの特徴がありますが、これらの要素がより強調されているのがシネマティックパーカッションといえます。

シネマティックパーカッションの作り方

上記の3項目を意識しながら作ることで実はそれなりの雰囲気をDAW内蔵の音源でも出すことができます。

今回使うのはLogicProXのEXS24mkⅡの「Rock kit」だけを使います。

今回はこの音源を使っていますが、基本的には今からする方法をすればある程度似たような効果が得られるので、LogicProXに限らずお持ちのDAWの付属音源でもいろいろと試してみると楽しいと思います。

完成形はこんな形になります。

パーカッション系はすべて「Rock kit」です。ストリングスはLogicProXの付属のものです。

それっぽい雰囲気になっていると思います。

やり方はとても簡単です。選んだ音色のピッチを-1オクターブから2オクターブほど下げるです。これだけで音が荒々しくなって存在感が出てきます。

そして全体的にわざとらしくリバーブをかけて、バスドラム的なパートにはイコライザーで100Hz以下を強調します。

注意したいのはピッチを変更する場合はすべてのピッチが変わります。そのため、各音色ごとにチューニングを合わせる意識が多少必要になるかもしれません。

ですが今回は即席的に楽しめるシネマティックパーカッションということなので、気が回る人はそこまで回ればなおよし!っていう感じで、まずはその音の変化を楽しんでください。

リズムの組み方についてはドラムのようにバスドラムが1.3スネアが2.4というふうにしてしまうと、面白みがなくなってしまいますので、お約束として1拍目だけはバスドラム、というルールだけは守ってあとは適当に音符を置きまくって楽しんで見るもいいです。

考え方としてはパーカッションだけでも成り立つアンサンブルを作るイメージでリズムパターンを作ってみるとよいかもしれません。

おすすめシネマティックパーカッション音源

Ik Multimedia Cinematic Percussion

力強い和太鼓からワールドパーカッションまで色とりどりの打楽器が収録されているシネマティックパーカッション音源です。

heavyocity damage 2

日本で最も使われているであろうシネマティックパーカッション音源の最新版です。

世界中の映画音楽作曲家かから絶大な支持を得ている音源でもあります。

Independence Pro

古い音源ではありますが、Damageのようなシネマティックパーカッションの先駆者的な音源です。

まとめ

ちょっとしたひと手間で質感が大きく変得られるのでいろいろなパーカッションに試してみるのも良いと思います。有料音源に手を出す前に「どうしたらそれらしくなるのか?」と考えてみることで個性的なサウンドを作り上げることができます。

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