NEUTRON4やOZONE10使わないとあなたは損する5つの理由はこちらの記事にまとめました
ミックスで音量バランスを取るのが下手だ。各トラックのプラグイン処理をどうすればよいのかわからない。作曲をしたいのにミックスに時間を取られすぎてつらい
こんなときはVSTプラグインであるNeutron4におまかせするのが一番です。
Neutron4は最新のAI技術によるMixAssistantはミックスに不慣れな人に変わってご自身のトラックをもっとも聞きやすく伝わりやすいトラックに調整してくれます。
作編曲家はその空いた時間でスキルアップに役立つインプットをすればさらに楽曲クオリティが上がります!
この記事では「Neutron4とNeutron3の音の違いやミックスに不慣れな人が使ったらどうなのか?」という視点をもとに、Neutron4の新機能をサウンドでも使って解説していきます。
- ハイクオリティなミックスアシスタント
- リファレンスミックスの最適化
- こもらないミックスを作成
- 視覚的に見えるコンプサウンドを実現
- 負荷が重い
iZotope Neutron4 概要
メーカー | iZotope |
製品名 | Neutron4 |
特徴 | AIによる最適なミックスバランスを作るAssistant View機能 リファレンスを一致曲と一致させるTarget Library機能 マスキング問題を提示するUnmask Module機能 音楽的な歪みを提供するTrash Mode機能 サウンドのあたりを制御するPunch Mode機能 Compressor Moduleのサイドチェーンメータリング: サウンドを確認し、サイドチェーンのスコープを設定 |
システム | Mac:macOS Catalina(10.15.7)-macOS Monterey(12.3.x) Windows:Windows 10-Windows 11 Rosetta2およびネイティブのIntelMacおよび AppleシリコンMac(Apple M1チップ) プラグイン形式 AAX、AU、VST3。 すべてのプラグイン形式は64ビットのみです。 注: VST2はサポートされなくなりました。 |
バージョン | v4.013904(2022-06-04) |
認証方式 | iLokシリアル認証方式 |
容量 | 562.5MB(インストーラー容量) |
マニュアル | 操作マニュアルページ(英語) |
備考 | 体験版あり 10日間のトライアル期間 |
Neutron4 | Neutron 4 EDU (学割) | Neutron 4 Crossgrade from any paid iZotope product | Neutron 4 Upgrade from any Neutron Standard or Advanced | |
---|---|---|---|---|
価格 | ¥57,427→¥43,071 | ¥28,738 | ¥21,464 | ¥21,464 |
AIアシスタントによるミックスプラグインの決定版といえるNeutronの最新バージョンがNeutron4になります。
初めての人に説明すると、ミックスで最も重要な音量バランスをNeutron4が自動で調節してそこに必要なイコライザーやコンプ、サチュレーションなどのエフェクトを最も最適な形で提案してくれます。
もちろん、これがあればミックスエンジニアは必要ない!ということにはなりません。
しかし、DTM初心者やミックスが苦手な作編曲家の人にとってはミックス作業にかける時間は何時間、ときには何日もかけてしまうことがあります。
そのような人はNeutron4を使えばそれらの時間を短縮し、より作編曲のクオリティをあげるための時間を確保できるようになります。
izotope Neutron4 レビュー
音質
4
ここでの音質は機能性とも関連しますが、DTM初心者及びミックスに不慣れな人が一番疑問となる「何もミックス処理していない音源をNeutron 4を使ってミックスするとどうなるのか?」という問いのもとでサンプルデモを用意しました。
まずRelayというプラグインを必要なトラックに挿してVisualMixerで音量バランスを最適化します。
ざっくりとですが、このような結果になりました。
もちろんここから、微調整や設定を変更したうえで再度調整することも可能です。
ミックスが慣れていない人はこのミックスを作るのに相当時間がかかると思います。
そしてこれらにNeutron 4のAIアシスタントを使ってトラックの音を作り上げてミックスしたのがこちら
まだマスタリング等はしていませんが、ここまでのクオリティを10分もかからずできてしまうのがNeutron 4の魅力です。
ちなみにNeutron3AdvanceのMixAssistant機能のTrackEnhanceを使って比較します。
MixAssistantの設定はTrackEnhanceのデフォルト状態にしてあります。
styleとIntensityを最適化すれば音はもっと変化しますが、Neutron4にはそれらの機能がないため、自動設定による音質の違いを比較するためにデフォルト設定にしています。
Neutron4はNeutron3Advanceと比較して非常にクリアです。抜けの良いミックスにするための最適化プロセスがより進んだ印象をうけます。
機能性
4.5
Neutron 4で追加された新しい機能についての解説及び触ってみた印象等をについて解説します。
Assistant View
AssistantViewは音作りの基本となるトーンカーブの重要性をスタート地点とするために加えられた機能です。
Neutron 3まではTrackEnhance機能のStyleとIntensityによってトラックへの最適なプリセットとそのかかり方の深さ等をAIが担当していましたが、Neutron 4では最適なトーンを探すために解析が行われます。
この結果はあくまで目安ですが、それでも使えるトーンカーブであると思いますし、トーンカーブの割合をパーセンテージで調整することも可能です。
それらを以下の3つの機能を使ってさらに大まかに音決めをします。
Punch | トランジェントエキスパンダー |
Distort | 付属しているエキサイターの簡易版&Trashの簡易版 |
Width | ステレオイメージャー |
この状態で完成としてもよいでしょうし、Detail Viewでさらにエフェクトを個別に設定するのもよいです。
Target Library
AIが提示したトーンカーブよりもさらに自分好みのトーンカーブがほしい場合はライブラリにリファレンスを読み込むことでストックすることが可能です。
左ががNeutron4が解析したスネアのトーンカーブで右が外部から読み込んだものです。
どちらが良いかは目的しだいですが、好みのトーンに秒で近づけてしまうのはすごいですし、何よりそれらをストックできるのは今後大きな財産になります。
なおTone Mactchカーブは書類→iZotope→Neutron→Reference Targetに保存されます。
書類の保存先はiCloudになっていることが多いと思いますが、そうでない人はiCloundにしておいた方がいいです。なぜなら、キャプチャーファイルをストックしていたのに新規インストール時に全部消えてしまった。ということになりかねないからです。
Unmask Module
Unmaskは各楽器が周波数的にかぶっている箇所を取り除いてくれる機能です。
ミックス時に多くの人を悩ませる音のこもりを解消してくれます
Neutron3にもマスキングを表示してくれる機能はありましたが、マスキング自体の処理はマスキングメーターを見ながら手動で行う必要がありました。
特定のマスキングをしているトラック(キックに対してベース)の周波数をあげればキックのマスキングしている周波数を上げるという感じです。
この方法でも十分画期的だったのですが、周波数を調整すればそれが反映されず続ける結果になります。
そこでNeutron4ではより使いやすいようにアンマスクモジュールとして独立させ、アンマスクする度合い等を細かく調整できるようになりました。
このため、より確実に音のこもりの原因となる音のかぶりを効果的に対処できます。
おそらくこの機能だけでもNeutron4を買う価値はあると思えるほどミックスのクオリティアップに大きく貢献します。
Trash Mode
投げ売り等で安く購入した人も多いizotopの歪み専用エフェクトTrashの簡易版が搭載されました
80%のミックスをそつなくこなすNeutronの弱点、それは歪みです。Neutron4に搭載されているエキサイターではRetro tube warm tapeというサチュレーションタイプの歪みしかなく、「もう少し音を過激に汚したい!」「スネアにオーバードライブかけたい」というときはどうしても外部のエフェクトを用意する必要がありました。
そこでNeutron4では歪み専用のエフェクトプラグインであるTrashを組み込むことでキレイなミックスの中にうまく汚れた成分をバランス良くかんたんに付け加えることが可能になりました。
バランスをとっていないのでスネアの音量は大きくなっていますが、バランスをとれば迫力のあるスネアがトラックの中に存在できます。
スネアに迫力をもたせたい場合やハイハットをなじませる、ドラムのアンビエンスなどにオーバードライブをかけるテクニックは一般的なので覚えておくと便利です。
Punch Mode
新しいダイナミクスの機能としてPunchが追加されました。これはAssistantViewとDetail Viewのコンプ1.2それぞれに搭載されているので全部で3つのPunch Modeを操作することが可能です。
コンプというよりはエンベローブトランジェントシェイパーといった感想で、音のアタックとサスティンがコンプのそれと比べてだいぶわかりやすくイメージ的にシンセのADSRに近い印象を受けます。
Punch Modeのバリエーションのサンプルデモです。すべてスネアに使用しています。
リリースの長いスネアなどはゲートを使ったりしてタイトにしていましたが、今後はPunchさえあればスネアのリリースの長さやアタックによる音色を細かく調整できます。この音作りをミックスに不慣れな人がやろうと思ってもかんたんにはできません。
使ってみるまでは「うーんあんまり大したことないんじゃない?」と思っていましたが素晴らしい機能です。
プリセットについて
Neutron4のプリセットの数は3から見ると大きくは変更されていません。ただヒップホップ系のプリセットがいくつか追加されています。Neutron4はポップスやロック、EDM系に特化している印象がありますが、近年の流行りの傾向としてHip-Hopが追加されたことで今まで懸念したHip-hopユーザーの敷居を少し下げた印象です。
操作性
4
実際の操作性とは少し違いますが、今までNeutronは3つのバージョン違いがありました。
- Elements
- Standard
- Advanced
しかしNeutron4は現状無印だけのリリースになっています。無印となると「スタンダード機能?」と捉える人もいるかもしれませんが、Neutron4は実質Neutron3のAdvanceほぼ同じ機能なので、無印だからといって何かしら機能が限定されているわけではありません。
操作性はとにかく「かんたん」の一言につきます。バージョンが上がるにつれてできることは増えているのに操作性は常にシンプルにまとまっています。
何よりNeutron4から学べる内容はある程度経験を積んだミキシングエンジニアの内容なので、このソフトと真剣1年付き合えばミキシングの知識は下手な書籍やサイトを見るより遥かに多くのことを学べます。
Relayで音量とパンニングのバランスをとりVisualMixerでまとめるわけですが、このとき大切なのはモノラルトラックはVisualMixer上でパンニングができません。
モノラルトラックをパンニングに対応させるためには、モノラルトラックに挿すRelayをモノラル→ステレオにする必要があります。
個人的にはちょっとモヤモヤするところですが、その手間さえおしまなければ良い音が手にはいるわけですから慣れてしまうほかありません。
贅沢を言えば違うパターンの音色を3つくらい提示してくえるような機能があれば嬉しいです。
安定性
3.5
Neutron3AdvanceとNeutron4の負荷比較です。
20のオーディオトラックにRelayとNeutron4を使い、1トラックにUnMask、AUXにNeoverbを2つ使った負荷です。
Neutron4の負荷はUnMaskがかなり重たいです。UnMaskを外すと負荷のピークは55%あたりで推移するようになります。
次に重たいのがNeoverbという感じです。
この負荷の重たさはPCの使用環境によっては少し使いにくいと判断する人もいるかもしれません。
挙動に関してはNeutron4を挿している状態でボリュームのオートメーションを変更すると音がバツっとなってでなくなることがたまにあります。
しかし、これはLogic でのAU環境が影響している可能性もあるので、不具合と決めつけられません。
それ以外に不安定になるような挙動はありませんが、負荷の高いソフトシンセ等で使うとCPUスパイクが発生し不安定になる可能性はあります。
個人的にはすべてオーディオトラックにしてから使用するのをオススメします。
CPU負荷計測環境
パソコン Macmini2018
CPU Corei7(i7-8700B)6コア
HT使用時12コア 3.2GHz/ターボブースト(TB)使用時4.6GHz
メモリ 32GB
システム OS11.6.5Big sur
Audio/IF APOGEE Symphony Ensemble
バッファー 256
DAW LogicPro10.7.3
48kHz/24bit
再生ストレージ SSD
価格
4
Neutron4 | Neutron 4 EDU | Neutron 4 Crossgrade from any paid iZotope product | Neutron 4 Upgrade from any Neutron Standard or Advanced | |
---|---|---|---|---|
価格 | ¥57,427→¥43,071 | ¥28,738 | ¥21,464 | ¥21,464 |
Neutron4を買うときはどんなiZotopeの製品を持っているかを確認しましょう。なぜならば、割引特典を受けられるケースがあるからです。
iZotope製品をもっていない場合はNeutron4を(¥57,427→¥43,071)を購入することになります。
もしクロスグレードに対応した製品を所持していると、上記の表のように、半額近く安い価格でNeutron4 を購入可能です。
どのような製品がクロスグレードに対応しているのか?
iZotopeのクロスグレードは無償版を除くすべての製品に適応されます。例えば少し前にElementシリーズなどが無料配布されたことがありましたが、もちろんそれも適応可能です。
iZotopeはバンドルを買うのが一番いいって聞いたけれど
iZotopeではNeutron4を単品で買うよりもバンドル(Neutron4を含む)購入した方が安いです。
ですが、やすいと言ってもNeutron4を単品で購入するよりは高くなってしまいます。
Neutron4 を持っていればMusic Production Suite 5 – Universal Edition等のバンドルを安く購入できるようになりますが、そのバンドルにもNeutron4 が入っているため無駄に感じます。
バンドル購入 | クロスグレードでのバンドル購入 |
Music Production Suite 5をクロスグレードなしで購入すると定価は¥143,786(現在セール中にて¥86,213)Neutron4 を使ってクロスグレードする場合は¥71,822(セール価格¥43,035)Neutron4を単体で購入すると¥43,071これらを足すと¥86,106
バンドルをクロスグレードなしで購入するのと同じ価格になります。(セール換算時)
一番良い購入方法はElementを安く購入してそこからクロスグレードを使って購入する方法です。
時期にもよりますが、安いときには2000円程度になっていることもあります。
それを使ってクロスグレードをすればNeutron4単体では¥21,464(プラスElement購入価格)
Neutron4 | Neutron 4 EDU (学割) | Neutron 4 Crossgrade from any paid iZotope product | Neutron 4 Upgrade from any Neutron Standard or Advanced | |
---|---|---|---|---|
価格 | ¥57,427→¥43,071 | ¥28,738 | ¥21,464 | ¥21,464 |
もし一バンドルで購入したいのであれば、iZotopeの主力製品(Neutron4)を含む19のプラグインが入ったMSPバンドルを¥57,427(プラスElement購入価格)で購入可能です。
これが一番コストパフォーマンスが高い購入方法です。
Neutron4だけでもクオリティの高いミックスが作れ、DAW付属のマキシマイザーを使って調整しても良いですが、やはりマスタリングに特化したOzone9を使うとNeutron4の魅力を最大限に引き出したマスタリングが可能になります。
- NEW! Neutron 4 先駆的でインテリジェント。全てが揃ったミキシングスイート。
- NEW! Symphony 3D (2022年秋にM1 native対応予定) 個性豊かなサラウンドリバーブ
- NEW! Stratus 3D (2022年秋にM1 native対応予定) 没入感のあるサラウンドスケープを生み出すリバーブ
- NEW! Brainworx bx_delay 2500 革新的なディレイ
- NEW! Brainworx bx_boom! キックの音像を大きくすることに特化したツール
- NEW! Brainworx bx_saturator V2 マルチバンドサチュレーション
- NEW! Brainworx bx_subsynth ローエンド合成の決定版
- NEW! Brainworx bx_cleansweep Pro 音をクリーンアップする個性的なフィルター
- NEW! Brainworx bx_refinement 耳に刺さる音を和らげるツール
- RX 9 Standard オーディオリペア界に君臨するNo.1ソフトウェア
- Ozone 9 Advanced 未来のマスタリングツール
- Nectar 3 Plus ミックスの中に、理想のボーカルサウンドを
- Neoverb 「聴く」リバーブ
- Vocal Synth 2 進化したボーカルエフェクト
- Insight 2 インテリジェントで精密なメーターリング
- Tonal Balance Control 2 最適なバランスを見つけよう
- Visual Mixer ミックス内の要素を可視化するミキサー
- Relay プラグイン間コミュニケーションのためのユーティリティ
- Melodyne essential 細かいピッチ修正ツール
- NEW! Apple M1チップにネイティブ対応
また、トラックに混入してしまったノイズや、ミックスダウン後にバランスを変更できるなどのオーディオリペアの定番ともいうべきRX9を使えるのもMPSの魅力です。
日本の代理店では価格は同じです。PluginBoutiqueは¥4,000弱ほど高いですが、PluginBoutiqueでは購入に関してバーチャルキャッシュが£15.97(本体の為替価格によっても変動します)がもらえるのと、月替りのプラグインのプレゼントががあります。
私も経験があるのですが、たまに安いプラグインがさらに安くなったとき「ほしいけれど、買うまでには至らないよなー」というときにバーチャルキャッシュ使って購入します。
またうまくポイント貯金をしてブラックフライデーなどで使うという方法もありでしょう。
かりに£15.97は(2022-06-05)では¥2,609のポイントになるのでMPS5クロスグレードの¥54,818となり、日本の代理店との価格差は¥1,218になります。
PluginBoutiqueで買い物の仕方がわからないという人はこちらの記事が参考になります。
Neutron4 口コミ
検討中@kazemaneki·iZotope Neutron4の新機能、楽器別の帯域バランスがどういうものだと座りがいいか研究されててスゴい。 多分バージョンが進んでいくとより細分化もしていきそう。 ミキシングは各トラックの音量と帯域のバランスをどうするかが大きいから、かなり助かる人がいそうだなあ。
オカモトタカシ(12sound LLC)@t_okmt_12sound·Neutron4試した。アシスタント賢くなってる&歪みの表現が凄かった! ただ相変わらずEQでM/S出来ないのとレイテンシーの大きなモジュールがあるので自分のスタイルにはやや合わない(ソフト音源ならしっぱのまま最後まで行きたいので)。 んー、自分は引き続きFabfilter&UADで頑張りますねー。
このさん@onorikyu·Neutron4発売されたけど3の頃と比べて負荷ってどんな感じだろう…ふかふか??
お柴鉱脈@Oshibacomyaku·おれにだけこっそりNeutron4に無料でアップグレードしてくれ112
Neutron4リリースの直前にNeutron3を購入したため無料アプデを希望している人が多いです。
DAWなどでは新しいバージョンがリリースされた数ヶ月以内に購入した人には無料アップグレードが適応されるケースが多いですが、今のところiZotopeにはそのようなサービスがありません。
あと、EQでのM/S処理を期待する声も多かったみたいですが、今回のバージョンでもそこは見送られたようです。
その他にも否定的な意見はあまりなく、とにかくほしいという声が多く見受けられました。
Neutron 4を使うメリットについて
AI(インテリジェンス)ミキシングソフトであるNeutron 4やozone10を使うメリットは2つ
時間短縮
最適解へのアプローチ
NeutronやOzoneが提示する結果を独学でたどり着くのは容易ではありません。つまり圧倒的なミックスのための時間短縮になるのが強みです。
作曲したいけれど、会社や学校がある。それだけではなく、友人や会社の上司に彼氏彼女の不平不満、親からの小言を乗り越えて、やっと大好きなDTMの時間いつかまわりからすごい!と言われる日を夢見て、作曲頑張ろう…と思って制作を始めるけど、もうメンタルはボロボロまた明日やろ。これが繰り返される。
AI MIXは自動ミキシングソフトと思われているかもしれませんが、作曲したいあなたのメンタルアシスタントでもあります。
NEUTRON4を使うことでミックスをしらない人でも80点のクオリティを提供してくれる。マスタリングって何?という人もOZONE10を使えば聞きやすく透明な素晴らしいものにしてくれる。
上記の技術、作曲をしながら覚えていこうと思ったらどれくらい時間かかると思いますか?その時間を作曲にまわすことができれば、一曲でも多く書くことができると思いませんか?
たとえそれが一日に一時間であったとしても一ヶ月で30時間、1年で360時間になります。AIの力を使って手に入れた時間というソースを優先順位の高いものに割り当てるこの価値は想像以上に大きいものです。
そしてこの浮いた時間をどう使うのかがNEUTRONを手に入れる本当の意味なのかもしれません。
浮いた時間で
- 映画をみる
- 小説を読む
- 彼女とデートする
- 家族や仲間との時間を使う
- 創作活動に使う
そういう部分に一秒でも多く時間を使いたいのであればNEUTRONを使うこの意味を見出すべきです。創作活動と書いていますが、私個人の考えとしては創作の糧となるインプットの時間を推奨します。
昔,
島田紳助さんがとあるゲーム会社を訪れて「自分らゲームばっかりやったり作ったりばっかしとったらあかん。楽しむ人が何を楽しいとわかるには自分たちが楽しまねばいかん。だから遊べ!」と言っていたことがありました。
至極名言だと思います。
私達もよりクオリティの高い思考をするための時間をNEUTRON4やOZONE10から得るべきではないでしょうか?
最適解へのアプローチ
書籍で学ぶのとソフトに学ぶ違いは何でしょうか?なぜかAIミキシングを使うことに「楽をしている」とか「そんなんじゃうまくならない」とか言う人がいますが。私としては、優れた知識を手に入れるためには「書籍や人やAIは関係ない」と思っています。
この手のAIミックスを使ううえでもっとも重要なのはAIミックスはゴールではなくスタートという意識です。独学でミックスを学ぼうとしたとき、どれだけ「優れた講師」に教えてもらえるか?というのが上達の近道です。
この講師となってくれるのがNEUTRON4やOZONE10になります。あなたの専属ミキシング講師が24時間いつでも教えてくれるこれと同じことをDTM教室で学ぼうと思ったらいくらお金が必要になるか想像もできません。
何よりもあなたの曲に最適化されたミキシングの答えを教えてくれる
それがAIミックスの良い点です。独学で書籍や動画を見てもいまいちわからないことがあるのはそれがあなたのためのものではないからです。
その答えを信じるかどうかはあなた次第ですが、
「わからない状態で何から学べばうまくなるのか?」という段階のDTMerにとって少なくても「大きな間違い」というサウンドにはなりません。あなたの曲を80点のミックスレベルでマスタリングすることが可能です。
AIミックスから学び続けることであなたの中に「正解」とされる知識が蓄え続けられていきます。
その知識がある一点をこえたときに「別にAIミックスでなくても良い」と思い始めます。これはシンセのプリセットしか触れなかった人が自分で音作りをはじめるのと似ています。
この章の冒頭にも言いましたが、
NEUTRON4やOZONE10で作ったサウンドはゴールではなくそこで覚えたサウンド知識をベースにして次のステップにうつる。新しいオリジナルミックスのスタートを提供してくれます。
それがAIの役割だと私は思っています。
そしてスタートを切った瞬間の一歩は独学で正解が何かわからない人より遥かに大きな一歩で進んでいけます。
関連動画
まとめ
音質、機能、操作性、どれを見てもバランスの取れた製品です。
この系のプラグインを使うと「個性がなくなる」「楽をするな」「大したミックスにならない」と否定的なコメントもよく見ますが、問題はなく使いまくるべきです。
そして使い続けているとどうしても「もうちょっとこうしたい!」という気持ちが出てきます。それも十分個性ですし、そこまで行けれミックス技術についてはそれなりの知識ももっていると思われます。
どんなにクオリティの低い曲であっても文句の一つも言わないミキシングエンジニアがいてもらえる安心感はすごいです。
オススメです。