Kensington SlimBlade Pro EQ トラックボール レビュー 気になる音の大きさや使い勝手について

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Kensington SlimBlade Pro とEQの違いって何かな?

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基本的にはカラーの違いとメーカーのコンセプトになるから、好みの方を使っても問題ないよ

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クリック音やボールの異音がするっていうのが気になるけれど

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実際使用したムービーで確認できるよ!

私は10年近く、KensingtonのExpertトラックボールを使っているヘビーユーザーです。しかし、さすがに10年という月日はトラックボールにとって長い年月であり、あちこちにガタが来てしまい、ここに来て買い替えKensington SlimBlade Pro EQとなりました。

Kensington SlimBlade Pro EQ(SlimBlade Pro 白)を買い替えるにあたってはネット上で「物理リングがないため使いにくくなった」「トラックボールを動かすと異音がする」などのネガティブな情報を見ていて若干不安を覚える製品でありましたが、結論から言うとそれらのネット上のネガティブな情報は気にならない製品であり、買い替えてよかったと思えるものでした。

今回は、Kensington SlimBlade Pro EQの使用感や異音など、10年以上のKensington Expertトラックボールユーザーの視点も含めてレビューしていきます。

私はMacにおいてDTM(音楽制作環境)で使用していますが、ブログ内容は音楽制作以外の人でも参考になる内容です。

メリットデメリット
クリック感が心地よい
専用アプリで8つまでボタン割り当て可能
マットなホワイトがキレイ
有線、BT、Wifiの接続が可能
物理リングがない
トラックパッドは必要
ボールのこすれる音がうるさく感じる場合がある
起動及びスリープ後にすぐに反応しない
UG
  • 元ゲーム音楽屋(NintendoDSなど)
  • 作曲歴20年以上
  • DTM記事執筆500以上
  • ショートアニメ、CM、企業PV音楽を制作
  • 詳しいプロフィール

タップできる目次

Kensington SlimBlade Pro EQとは

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Kensington SlimBlade Pro EQ は、プロフェッショナル向けのハイブリッド式トラックボールです。

通常は艶有りブラックカラーが一般的ですが、Amaozn限定(といっても値段が高いのでれば楽天でも購入は可能です)で艶無しマットブラックに続き、艶無しマットホワイトなのがKensington SlimBlade Pro EQになります。

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Bluetooth LE、2.4GHz 無線、USB-C/A 有線に対応し、マルチデバイス切替もスムーズ。最大4か月持続する充電式バッテリーや400〜1600dpiの解像度切替、8つのカスタマイズ可能ボタンを搭載。47%リサイクル素材を採用した環境配慮設計で、左右どちらの手でも使える低プロファイルデザイン。耐久性に優れ、安心の3年保証が付属します。

数値が 低い(例:400dpi) → カーソルはゆっくり動き、精密な操作がしやすい。

数値が 高い(例:1600dpi) → カーソルは大きく動き、広い画面を素早く移動できる。

Kensington SlimBlade Pro EQとSlimBlade Proの違いについて

Kensington EQ” は「環境(Environment)」並びに「品質(Quality)」を両立させることを強調するシリーズであると説明しています。具体的に言うと、性能や快適さを落とさず、環境負荷を下げる素材の使用・パッケージ・製造プロセスの改善が目的ですが、それ以外の機能面では無印であるSlimBlade Proとは何も変化はありません。

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トラックボールが包まれているのも紙製品とこのあたりにも環境への配慮が伺えます。

項目SlimBlade Pro EQ (K72084NA)SlimBlade Pro (K72080WW)
接続方式Bluetooth (4.0/5.0)、2.4GHz ナノレシーバー、USB-C 有線(トリプル接続)Bluetooth、2.4GHz ナノレシーバー、USB-C 有線(トリプル接続)
プログラム可能ボタン数8(Kensingtonの設定ソフトでカスタマイズ可能)8(Kensingtonの設定ソフトでカスタマイズ可能)
DPI / 解像度4段階(400 / 800 / 1200 / 1600 dpi)4段階(400 / 800 / 1200 / 1600 dpi)
トラックボール径55 mm(デュアルセンサー)55 mm(デュアルセンサー)
バッテリー充電式(1回の充電で最大約4か月)充電式(1回の充電で最大約4か月)
筐体・環境配慮47% ポストコンシューマーリサイクル(PCR)素材を一部採用(EQライン)標準筐体(EQと同等の形状だがPCR採用の明記なし)
無線セキュリティ128-bit AES(政府グレードの暗号化) を明記製品ページではAES表記は強調されていない(明示なし)
ソフトウェアKensington の設定ソフト(KensingtonWorks / Konnect)でカスタマイズ同上
保証3年限定保証3年限定保証
備考EQは“Kensington EQ”ライン(環境配慮を強調)としての位置づけ標準モデル(色や仕上げが異なる版がある)

ただ、SlimBlade Pro EQと無印版ではなくても個体差的な違いによる操作性(スクロール時の異音。マウスのクリック感等)が報告されているので、実際触れてみないことにはわからない部分があります。ただこれはすべての製品にも言えることなので、神経質になりすぎると購入機会を失いかねないので気をつけたほうがよいと思います。

サイズについて

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iphone11と比較
項目数値
幅 (Width)13.3 cm
奥行き (Depth)15.35 cm(若干図る場所によって異なる)
高さ (Height)5.6 cm
重さ (Weight)299 g

通常のマウスと比べるとそれなりに大きく感じるかもしれませんが、マウスを動かす必要がないことを考えると省スペースと解釈できます。

Kensington SlimBlade Pro EQ レビュー

Kensington SlimBlade Pro EQ
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 唯一無二の見た目&心地よいクリック感
  • 専用アプリで8つまでボタン割り当て可能
  • 有線、BT、Wifiの接続が可能
デメリット
  • 物理リングがない スリープ後にすぐに反応しない
  • ボールのこすれる音がうるさく感じる場合がある
  • スリープ後にすぐに反応しない場合がある
  • トラックパッドは必要

マットなカラーにマッチするほどよいクリック感

Kensington SlimBlade Pro EQのクリック感は軽すぎず重すぎず、カチッとしっかりと反応するタイプです。マウスによっては音がしないタイプもあると思いますが、私は「押した感」がほしいので、このカチッと感は私にとってはプラス要因です。

以前のExpertトラックボールと比較するとExpertトラックボールの方が少し音が軽く感じる部分もありますが、、その違いがストレスになるほどのことはありません。Kensington SlimBlade Pro EQのクリックサウンドは個体のマットなホワイトにマッチしたジェントルなクリックサウンドのように感じます。

また、支持球がExpertマウスと違い小さくなっているのため、ホコリが溜まりにくくかつ、掃除メンテンナスがしやすいのがよかったです。だいたいここにホコリが溜まってボールの動きが悪くなっていたのはそれなりのストレスでした。

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Kensington SlimBlade Pro EQ は支持球が透明、Expertトラックボールは赤色

そして、何より、他では見ないマット調のホワイトカラーはとてもクールで作業テンションが上がります。デスクの上に「ここにマウスが存在しています!」とドヤ顔で迎えるブラックより品性が良く佇むホワイトはそれだけで仕事ができる人のデスクに早変わりです!

独特の操作性があるリングカーソルは慣れが必要だがその価値はある

Kensington SlimBlade Pro EQではトラックボールを回転させることでブラウザ等のスクロールを可能にします。これはKensington SlimBlade Pro EQの大きな特徴の一つです。

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以前使っていたExpertトラックボールでは物理的に回せるリングが搭載されていましたが、SlimBladeシリーズから物理リングは撤去され、トラックボールの動かし方でその機能を賄うようになりました。

トラックボールをカーソル機能として使うにはボールを掴むようにするという情報がありましたが、実際は指一本(私の場合は薬指)でも動きました。

SlimBlade Rroでよく語られるのがカーソルで横スクロールができないのか?という話ですが、Shitキーをクリックしながらカーソルを動かすことで横スクロールにも対応します。

ただ、この動作は慣れないとそれなりのストレスになると思います。私は今まで使っていなかった指の筋肉を使用しているためか、少し肩こりに悩まされている感じがあります。慣れてくると力を抜いて作業できるようになると思うのであせらずにリラックスして慣れていきたいと思います。

Kensington SlimBlade Proの異音問題について

これはKensington SlimBlade Pro EQおよびKensington SlimBlade Proにおいてトラックボールを動かしたときに発生する音であり、そのサウンドは引きずったような不快な音と言われており。Kensington SlimBlade Pro(EQ)を購入した人を悩ましている問題です。

このあたりは個体差もあるのか、出る人と出ない人、出ていたけれど治った人。出ていなかったけれど出始めた人など様々な理由や要因があるため、問題の特定が難しいとされています。ちなみに私のKensington SlimBlade Pro EQではそこまで気になるほどでありません。というかほとんどしないレベルのように感じます。実際のムービーでそのサウンドを確認してみてください。

slimblade pro EQとExpertトラックボールのボールの違いについて

両者は同じサイズなので入れ替えて使用することができます。ExpertトラックボールをSlimBlade Pro EQに使うと思いの外スムーズに動かく感じがあります。その理由が同じサイズではあるのですが、重さが異なるためです。

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SlimBlade Pro EQはボールの重さが108グラムのに対してExpertトラックボールのボールは113グラムと5グラム重いです。この5グラムがトラックボールの操作性においてはそれなりに影響しているように感じました。まぁ今まで使っていた環境に少し戻ったように感じたのだと思います。ただボールが重たいため載せ替えると擦れる音が目立ちます。

ただこの程度の音はExpertトラックボールでもあったので気になることはないのですが。SlimBlade Pro EQへの負担になっている可能性はあるので、このような使い方は自己責任になるでしょう。

SlimBlade Pro EQボタン割り当てで作業効率アップ

SlimBlade Pro EQを使う上でこれがなければ魅力半減なのがマウス機能を管理する専用アプリKensingtonWorksです。このアプリは、SlimBlade Pro EQを始めKensingtonのマウスにあった機能を自由にカスタマイズできるのが大きな特徴です。

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この中で特に便利なのが、各ボタンへの任意のショートカットの登録です。ボタンが4つとそれぞれの同時押しを含む最大で8つのショートカットを登録できます。

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具体的な使い方としてLogic ProというDAWに私は以下のようにショートカットを割り当てています。

操作位置割り当て機能
下半分・左右同時押しインストゥルメントウィンドウの開閉
上半分・左右同時押しエフェクトプラグインの開閉
上半分・左ボタンディビジョン戻し
上半分・右ボタンディビジョン送り
左半分・左右同時押しバウンス

これはあくまで私の使い方ですが、この方法のおかげでよりスムーズにDAWを動かせます。

アプリの使い方はシンプルで誰でも使えるものではありますが。マシン起動後に数秒〜数十秒ほどアプリが使えない場合があります。

さらに、マシンをスリープさせたときにも同じようにすぐに反応しない場合がありますが、このあたりは人によって若干ネガティブなポイントになるかもしれません。

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しかし、通常作業においては作業中に止まったり認識が外れるようなことは現状確認できていないので、私にとってはそこは取るに足らない問題の一つと認識しています。

MacでのKensingtonWorksの不具合について

専用アプリであるKensingtonWorksは認識しない等の不具合があるという話です。私の環境ではアプリは起動しSlimBlade Pro EQを認識するのですが、なぜか、スクロールの項目だけがMacの標準マウスの認識にしかなりませんでした。この結果は作業にそこまで影響するわけではありませんが、やはり専用アプリですべて認識してほしいと思い試したのが、KensingtonWorksの初期設定ファイルの削除でした。

ただ、すべての初期設定をすべて探し出すのは大変なので、AppCleanerというアプリで関連ファイルを探して一括削除したころ無事に認識しました。

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削除するときはアプリ以外を選択します。でないとアプリも消えてしまいます

ワイヤレス接続のメリット・デメリットについて

SlimBlade Pro EQは有線接続(USBタイプC)Bluetooth、ワイヤレス2.4GHzの3タイプの接続が可能です。

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トラックボールの後ろのWi-Fiコネクタを任意のパソコンのUSBコネクタに接続
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Bluetoothで接続できるのに2.4GHzワイヤレス接続の意味はあるのか?というのも最初疑問でしたが、

ワイヤレス方式にすると起動後の認識が若干速くなったのと、ペアリングをする必要がないので便利だと感じます。

項目2.4GHzワイヤレス(レシーバー方式)Bluetooth
主な用途マウス・キーボード・トラックボールなどの入力機器周辺機器全般(マウス、キーボード、イヤホンなど)
接続方法USBレシーバーを挿すだけで即接続ペアリングが必要
通信規格独自規格(2.4GHz帯利用)Bluetooth規格
遅延非常に低遅延で安定やや遅延あり
利点安定・低遅延・操作感が快適PCやスマホに標準搭載・レシーバー不要
欠点USBポートを1つ占有する接続が不安定になる場合がある

また。操作感も若干キビキビとした動きを見せているような気がするのでより快適性を求めるのでれば、2.4GHzワイヤレス方式で使用するのもよいかもしれません。ただ、2.4GHzの使用は例えば電子レンジ等を使うことで認識が不安定になるという話もあります。

私の場合は、使用して10分もしないときに一度動きが止まったことがありました。このあたりは住宅環境等によっても異なる結果がでるので、使ってみないとわからない部分のような気がします。

とりあえず私はBluetoothで接続していますが、今のところは問題ありません。

SlimBlade Pro EQ スクロール音 の消し方(自己責任)

SlimBlade Pro EQトラックボールを使っていると、スクロール時の「カリカリ音」が気になる方もいるかもしれません。実は説明書には載っていない隠し操作があり、左下・右下・右上の3つのボタンを同時に約3秒長押しすると、スクロール機能を完全にオン/オフできます。この設定を切り替えることで、スクロール音を消して静かに操作(slimblade pro 静音化)することが可能です。

しかし、この方法によって何かしらの不具合が出てもメーカーの保証は受けられない可能性があるので注意が必要です。

ちなみにこのカリカリ音は物理的な動作音ではなくあくまで動作を確認するためのの音です。電源を落としたSlimBlade Pro EQからは発生しないのでおそらく小型のスピーカーみたいなものがSlimBlade Pro EQに内蔵されていてそこから発生していると思います。

あったほうがいいリストレスト!

SlimBlade Pro EQは高さをあまり感じないトラックボールデバイスですが、それでもリストレフトはあったほうがいいです。私が選んだのはこちらもKensingtonユーザー界隈というか、多くのユーザーが使用しているエレコム マウスパッド リストレスト一体型 COMFYです。

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クッション性もよく、滑り止めも強力なので。パッドの上に乗せると安定して使用することができます。先程もお伝えしましたが、慣れないリング操作による肩こりがこのリストレフトによってどれくらい軽減されるのか見極めていたきたいですが、使った感じとして手首の負荷はかなり軽減されそうな印象です。

まとめ

今回購入前からネットで多くの情報を調べ実際使ってみると「ネガティブな情報」というのは人によって受け取り方の差があるようにも感じました。

例えば、トラックボールを動かしたときに発生する異音も私の個体ではそこまで大きくなかったのですが、トラックボールを触ったことがない人からすれば大きく感じるレベルなのかもしれませんし、

クリック音についてもカチカチという音が気持ち良いという人もいればうるさく感じる人もいるでしょう。

実際少し気になったのはスリープ復帰後のマウスが数秒間反応しない部分ですが、これに関しても私にとってはそこまでネガティブな要素として受け取る部分ではありませんでした。

それよりも、最大で8つのショートカットキーを登録できる機能面やマットなホワイトカラーなどが私にとっては心地よいデバイスとして受け入れています。

使ったことがない人かすれば慣れにはある程度時間が必要かもしれませんが、一度慣れてしまえば以前のマウス環境に戻るのはかなりストレスになるのではないかと思います。

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