KICK 2とPunchBox使いやすいキック音源はどっち?

みなさんはキック専用音源を使っていますか?

「えっ?ドラム音源の中にキックって入っているよ?」と思う人がいたり

「キックだけ別の音源使うとめんどくさいし、リアルタイムで打ち込めないよ」

と思う人もいると思います。

 

しかし、キック専用音源を使うのはとてもメリットがあります。

楽曲の芯ともいえるキックを完全にコントロールできると楽曲のクオリティが向上します。

プロのDJではキック一発に一ヶ月かける人もいるくらいキックは重要です。

 

キック専用音源で有名なのは

KICK2ですが、もう一つPunchBoxという音源があります。

どちらかで悩んでいる人もいると思いますが、

結論から言えば

同じキック音源であっても使う用途が違います。

 

KICK2はキックを時間レベルでデザインするもの

PunchBoxは圧倒的な存在感を前面に打ち出すもの

 

この用途の違いをもう少し細かく見ていきたいと思います。

KICK2の特徴

音色作成は黄色、緑、赤、青(サブベース)3+1のエリアで作られます。

(サブベースはあくまでサブなので基本は3つのエリアという考え方をします)

それぞれに特定のサンプルを読み込ませ、ピッチや音量調整を行い

エンベロープで開始時間や長さを調整します。

ローパス/ハイパスフィルターはありますがレゾナンスはありません。

 

追記2019/11/28

おっしゃるとおりサブがメインです(汗)

残りの3つのエリアを作って付加価値的なノイジー的な要素を足します。

 

ドラッグアンドドロップクリックロード

黄色、緑、赤のどのエリアにもドラッグアンドドロップ一発でオーディオサンプルをロードできます。

このあたりの操作性の良さは、時短になるのでポイントが高いです。

230以上のファクトリーキック

アナログ/ベース/ドラム&ベース/ハウス/ライブ/パーカッション/ポップ/プログレッシブハウス/サイトランス/スネア/テクノ/トムズ/トランス/トラップ

幅広いスタイルの230以上のファクトリープリセットがバンドルされています

180以上のクリックサンプル

クリックセクションには180個のクリックサンプルが含まれており、独自のサウンドをキックするために読み込むことができます。それでも十分でない場合は、クリックサンプルを読み込むことができます。KICKはこれらをユーザーバンクに保存して後で使用しますつかいます。

SUB高調波制御

きれいな正弦波を使用してKICKSを作成できるだけでなく、Sub Harmonicsを使用して波形を完全に制御して、サウンドにさらに深みとキャラクターを追加できます

KICK2の音色はとにかく「キレイ」の一言につきます。

とてもジェントルです。内蔵エフェクトで荒々しい雰囲気を作ることもできますが、

やはり出音自体がすごくクリアで、「明瞭度の高いキックを使いたい!」という要望にはピッタリです。

 

音色のエクスポート

インポートもできればエクスポートも簡単にできます。

オーディオファイルとして扱いたい人にはありがたい機能です。

 

最強のエンベロープ機能

おそらく、ここまで細かいエンベロープは通常のシンセ音源でもあまり見ることはないかもしれません。

それくらい細かい時間管理ができます。

キックの減衰するタイミングや音がなり終わる瞬間はグルーヴのコントロールでもあり

グルーヴの良し悪しで楽曲のクオリティが決まります。

通常ならば、エンベロープはADSR的レベルですが、

KICKはおける限りのエンベロープポイントをおけます。

画像では、ピッチエンベロープです。

ピッチの変化を細かく設定できます。

通常はこんな感じでシンプルですが、

狂ったようにポイントを置くこともできますw

さらに嬉しいのが、置いたポイントの周波数とキーを表示してくれることです。

これで楽曲のキーと照らし合わせながらキックを作ることで

より楽曲との精度の高いキックを作ることができます。

したの画像ではアンプエンベロープです。

音量の時間的変化をコントロールしますが、

これもピッチエンベロープと同じようにマルチポイントを置くことができます。

キックの長さっていまいちよくわからないという人にはこの機能は嬉しいのではないでしょうか?

 

先程のインポート機能で取り込んだキックを究極のマルチエンベロープで音作りができる。

音色としてもKICK2はポイントが高いですが、エンベロープジェネレーターをエフェクト的に使える

というのもポイントが高いように思います。

GUI SIZE変更

年をとると見えなくなるんです。小さい文字がww

なのでGUISIZEの変更は本当にありがたい。

サイズは75%〜400%まで変更可能です。

PunchBoxの特徴

基本的な特徴はKick2と似ています、

3つのエリアでキックの要素を作ります(中域、高域)

モデリング技術による太いキック音色

Kick2はサンプルベースでしたが、こちらは

サンプルの他にもモデリングエンジンを搭載しています。

  • サンプルエンジン
  • 909 シンセエンジン
  • 808 シンセエンジン
  • 606 シンセエンジン
  • サインシンセエンジン

D16のモデリング技術は非常に高い評価があり、

私も同社のLuSH-101はよく使っています。

とにかく野太いという一言がぴったりの音色ばかりです。

エンベロープはエンジンにつき簡易的なものが一つ

KICKと違うところはエンベロープがKICKの中で選択されているエンジン内の

エンベロープしか操作することができません。

かなり簡単なもので、時間的変化をデザインするKick2に対して

PuncnBoxは「ガタガタ言わずにこれをやれ!」と必要最低限の時間管理しか

させてくれません。

つまりここで言えるのは

KICK2は時間変化のコントロールをメインとした音源で

PuncnBoxはより荒々しく太い音に説得力をもたせた音

と言えます。

音を作り込めるエフェクトがすごい

ディストーションにビットクラッシャー、フィルターにイコライザーそしてリミッター

どれも単独で売り出して欲しいほど特徴的な音作りが可能です。

そしてこのエフェクター並び方を変えることもえきるのでより柔軟な音作りができます。

KICK2にもディストーションはありますが、PuncnBoxと比べると、名前の通りではないのですが

パンチにかけます。

エクスポート機能が充実

ボタン一つでオーディオ化できます、

しかし、PunchBoxは書き出し時のサンプルレート44.1kHz〜192kHz

そしてBitは16bit〜32bitまで対応しています。

プロジェクトの違いに合わせてこういう書き出し方ができるのは

非常にありがたいです。

インポート機能に関してはKick2のようなドラッグアンドドロップではなく

ユーザーエリアから任意のサンプルを選ぶという方法になります。

 

音色数

プリセット:800 サンプル:1,100と途方もないキックが収録されています。

その数にも驚きますが、PunchBoxのランダムボタンによる音色作成もまた

困ったときの突破口になるほど、ユニークで図太い音を作ってくれます。

負荷はどれくらい?

PunchBoxの方がモデリング技術もあっってか負荷が高いです。

 

値段はいくら?

通常ではKICKk2 49ユーロ5,898.42

PunchBoxは79ユーロ9,512.11

(2019年11月28日現在)

ですが、2019BFということでKICK2は29.97ユーロ(3,607.88 円)

sonicacademy

PunchBoxは47ユーロ(5,658.94円)となっています。

PLUGINBOUTIQUEでたくさんのプラグインを買っている人は

バーチャルキャッシュをあてることでもっと安くなるかもしれませんね。

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また、DTMerの強い味方

プラグイン分割サービスでおなじみのSpliceでも

PucnhBoxのみ販売しています。

¥月々$5.99 USDの15ヶ月支払いになります。

結局どっちがいいの?

クリアで透き通るようなkickの時間変化までも細かくデザインしたい場合は間違いなくKick2です。

やはりEDM系のような透き通るジャンルにもマッチすると思います。

 

有無も言わせないほどの荒々しさと太さを求めるのであればPucnhBoxといえます。

こちらはアイドル曲からロック系までしっかりとした低域の存在感があります。

勢いのあるポップスにはこちらの方が向いていると思います。

 

ただ、同じキック音源であっても「用途が違う」ので、

適材適所の選び方がポイントになってくると思います。

さいごに

どちらもポイントを抑えた素晴らしい音源です。

それほど高くないので2つ持っておくのもいいかもしれませんが、

キックの音作りになれていない場合はPucnchBoxの方が

感覚的に作ることができるように思います。

 

Batteryなどのドラム音源でもこの方法はできますが、

やはりキックに特化しているだけで

音を作り上げるまでの速度が圧倒的に早いように感じます。

ドラムマシン音源についてはこちらでも振れているので

よければ参考にしてください。

DTMで一番使えるドラム[リズム]マシン音源はどれ?

 

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