LogicProXは発売されているDAWのなかで一番安いDAWです。しかし安いからと言って機能が制限されているとかそういうことではなく多くのプロが使っている万能なDAWです。
しかし、安いと言っても24,000円はするので購入に迷う人がいてもおかしくはありません。「みんなが使っているCubaseにしようかな?」「一番の流行はやっぱりStudioOne」「Liveも人気らしい」DAW選びは本当に迷います。そういう人たちのためにあるのが「トライアル版」期限内であればほぼ制限なしで使うことができるのでしっかりと触ってから購入を考えることができます。
LogicProXのトライアルダウンロード方法
LogicProXのトライアル版がスタートしました。期限は90日!たっぷりと3ヶ月を使えるようになっています。ダウンロードの方法は日本語ページではなく英語ページにいきます。
Try Logic Pro X free 90 days をクリックするとダウンローがはじまります。
ダウンロード後はdmgファイルをクリックしてインストーラーを開き支持に従いインストールを開始するだけです。
ダウンロードがこちからできます。
ガレージバンドとLogicProXの違い
基本的な画面の構成はLogicProXと同じです。しかしガレージバンドは
- ミキサー画面がない
- オーディオサンプルレートが44.1KHzの固定
- 量子化ビットは16Bitか24Bit
- 楽譜機能が使えない
- 特定のエフェクトプラグインのGUIが表示されない
などなど、LogicProXに出来てガレージバンドにできないことはたくさんあります。さすがに同じことが出来てしまったらLogicProXを販売している意味がなくなりますからね。しかし、ガレージバンドは他のDAWの廉価版と比べて一つだけ抜きに出ている機能があります。それは、AUプラグインが使えるという点です。
AUプラグインはアップル社が提唱しているプラグインの企画で俗に言うVSTプラグインのことです。このAUプラグインが使えるということは有償の音源を使えてしまうことなのでセールで安くなったプラグインを使って作曲することができます。ツイッター界隈で盛り上がっているBFについていくことができます。(無理強いはしませんが)
他のDAWの安いバージョンではこのVSTプラグインが使えなかったりするのですがこれを使えるようにしているのはAppleがガレージバンドをおもちゃとして扱っていない証拠とも言えます。
iPhoneやiPadで作った曲を読み込ませることができる
逆にLogicProXにできなくてガレージバンドにできる機能があります。それがモバイル端末での作曲です。iPhoneやiPadで作った曲をオーディオファイルに書き出すこともできればプロジェクトファイルを自体を書き出して、Macのガレージバンドで開くことができます。さらにガレージバンドだけではなくLogicProXでも読み込むことが可能です。そして当然逆も可能です。
家で書き出したファイルをiPhoneに転送させて外出先で続きを作るこういったシームレスな作り方がガレージバンドの売りだと思います。なので将来的にガレージバンドからLogicProXに乗り換えたときでも過去のデータを簡単に取り出すことができるので、とても便利です。
DAW入門としては何も問題がないレベル
ステップ入力、リアルタイム入力、ベロシティの変更に、オートメーション曲を書くだけならばまったく問題ないDAWです。そして何より軽いです。
シンセ音色が結構使える
ピアノにオーケストラ系、ギターにベースそしてドラムとパーカッションと基本的な音色は網羅されています。その中でもシンセ系がわりかし好印象でした。おそらくLogicProX付属のAlchemyというシンセ等から音色を抜粋していると思うのですが、クオリティが高い音色が多いです。細かい音色エディットはできませんが、フィルターの開閉や、簡単なADSRを設定はできます。ウォームなパッドや攻撃的なリードにSuperSawなサウンドもバランスよくシンセサウンドが収録されています。
おそらく単品で売り出したらそれなりに評価されるのでは?と思うレベルです。
最強の使い方はAppleLoopsを使いこなす
クオリティも高いAppleLoopsを上手に使えば、おそらく誰もこれを無料ソフトで作ったとは思えないレベルのものになります。AppleLoopsの使い方は簡単右のウィンドウからドラッグアンドドロップするだけです。ドラムのBPMもガレージバンド側で変更したらちゃんと追従してくれます。
モバイル用のLogicProXは出るのか?
iPadやiPhoneの処理能力が上がってきているので技術的には難しくないとは思います私を含め多くのプロの人もipad版LogicProXを望んでいるのである程度重要はあると思うのですが、今のところそのような話はきかないですね。
まとめ
LogicProXのトライアル版は残念ながらありません。しかし、ガレージバンドを触りこむことでトライアル版以上の使い方ができます。ガレージバンドではやっぱり思ったように使えないもっとミキシングに幅をもたせたい。もっと高音質で録音したいなどの欲求が出てきたときにLogicProに乗り換えれば戸惑うことなくLogicProXで作曲をすることができるようになります。
コメント