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1曲にかける作曲時間を半分にするおすすめ時短テクニック4選

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この記事のまとめ

曲を早く作る方法は才能ではなくスキル。

この記事の方法を試せば今までの半分の時間でで作曲できるコツを解説

実際私もこの方法を試してから曲を作る速度が劇的にアップし、年間で何百という曲を作れるようになり、音楽を仕事にできるきっかけとなった方法です。

DTM初心者が作曲を実感できる曲作りの流れはこちらの記事に統合しました。

DTMerには2つのタイプがいます。「長時間考えればよいものができる」と信じ込んでいるDTMerと「短い時間でも良いものは良い」と考えられるDTMerです。

DTM初心者ほど時間をかけて作り込もうとしますが残念ながらそれはDTM作曲泥沼にはまるだけです。なぜならば、長時間考えるのに必要な知識がないからです。時間をかけても作曲が終わらないのは必要な知識がないためです。

時間をかければ必ず良いものができると信じるのではなく、短時間でも良いものができると思いこむ方が自然です。

「でも短い時間で作曲するなんてできないよ」と思いますよね。確かに最初から上手くはできません。しかし大切なのは「上手くはできないけれどできる」ということです。その方法は次の2つの考えをやめてしまうことです。

この記事を書いた人

DTMブロガー

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DTM記事(レビューも含む)500以上執筆

ニンテンドーゲーム機のBGM及び効果音を作成

大手メーカーのCM及び企業BGM

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作曲時間を知る

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作曲速度を上げたい!と考えている大半の人が実はやっていないのが製作速度の計測です。

自分の作曲平均時間を知らずに「作曲速度をあげよう!」と思うのはある意味で本末点灯です。

自分は一体1曲どれくらいの時間で作っているのか?まずこれを知らない限り作曲速度(スピード)の具体的な向上はありません。具体的な速度を知って初めて「もっと速くするにはどうしたらよいか?」と考えられるようになります。

「速くなりたい!速くなりたい」と考える人は車を走らせながら何キロ出ているか分かっていない状態です。1曲どれくらいかかっているのか?1秒単位まで計測して、はじめて改善点を見つけられます。速さを知るとは現状の把握から始まるということを理解しましょう。

この速さを鍛えるために最適ななのはずまり毎日作曲です。文章だけ読むとすごいスキルのように思いますが、実はものすごくカンタンな方法で毎日作曲は可能です。

時短テクニック①「ジャンルを徹底する」

よしこの曲はロックとEDMとヒップホップを融合しよう!

多くの人が一つの曲の中でいろいろなことを試そうとします。その理由はやれることを色々と試してみたいという気持ちの現れかもしれませんが、違う要素を組み込むことで当然音楽の統一性はなくなっていきます。

そして方向性を見失ったと気づいたときに元あるべきイメージした音楽に戻そうとしても膨大な労力のあとではその体力は作曲家に残っていません。

音楽の統一性はジャンルによって決まります。その中でもリズムという概念は非常に重要です。ロック、ファンク、EDM、ヒップホップ、そのジャンル特有のリズムの細かさがあります。そのリズムを意識することで作編曲迷子は減らすことができます。

そもそもごちゃごちゃといろいろな要素が入った曲はプロでもコントロールが難しいです。しっかりと一つに決めることの思い切りの良さは作曲にとって大切です。

ドラムはループものを使う

ジャンルとはリズムである。このブログでも何度も取り上げてきました。以下にわかりやすいドラムを選ぶかでその曲のジャンルはほぼ出来上がったも同然です。私の話ですが実は昔ループものを使うのにすごい抵抗がありました。しかし、友人に「ええなーお抱えドラマーおるようなもんやん」と言われて気が付きました。

「そうだスタジオで友人にドラムを叩いてもらうのとループもの使うことになんら違いはない」そう気がついてからループものを使うことに抵抗がなくなりました。

可能であればコードもループものを使う

ループものコードはシンプルなしろ玉ではなくバッキングであったりアルペジオであったりいろいろです。そういうものを使えば白玉でコードを鳴らすだけのものよりそれらしく聞こえます。

DTM初心者がいきなり複雑なコードで曲を作ることは困難です。作れるようになったらそのときにコード進行にも作曲の意図をいれていけば良い話でまずは有り物のコード進行本を使います。

私が個人的にオススメするのは1番上の本です。コード自体が非常にシンプルでありながらもツボを抑えたものが多くとっつきやすいです。「えーこういうのパクリなんじゃないの?」と思うかもしれませんが、ここに書いてあること自体がすでに何かの曲のパクリです。

もう世界にまだ誰も聴いたことがないコード進行は存在してません。「作曲は0から1を生み出すこと」なんて言う人がいますが、音楽の世界にもはや「0」は存在しません。数百年もの月日をかけて進化し続けてきたのが音楽の世界です。だから思い切り参考にして使いまくっても何ら問題ありません。

時短テクニック②「頭から再生しない」

Aメロができた。よし頭から再生して確認しよう。

音楽は流れです。イントロ、Aメロ、Bメロ、サビといった大きな流れの中でそのセクションが正しく役割を果たしているかが重要なのは多くの人が知りうるところですが、何かあれば頭から確認するというのは思っている以上に時間を必要とします。

当然そのたびに、新鮮な気持ちは失われていき「なんかもっと良いメロディがある、もっとよいアレンジがある」と思い、あれやこれやと手を付けては頭から再生する。これではいつまでたってもそのセクションは完了しません。

より良いメロディやアレンジを追求するのは大切ですが、それは何度も再生して出てくるものではありません。多くは最初に浮かんだものが一番よかったりします。

ここでは「一曲にかかる時間を減らす」というのが目的です。完成に向けた意識を働かせ頭から再生したい気持ちを抑えしっかりとセクションごとに完成させていきましょう。

時短テクニック③テンポを決める」

もうちょっとテンポをあげよう! ……もうちょっとあげよう…

これは①のジャンルを決めると似ている部分でもありますが、このテンポ決めも非常に迷子に陥りやすい要因です。テンポを上げると気分が高揚してくるのでついつい上げてしまいがちですが、5以上あげると別のジャンルのように感じてしまうことがあります。また歌ものであれば譜割りとのバランスでボーカルが歌えなくなるケースもあります。

テンポをコロコロと変えてしまうということは曲のイメージが明確でない場合があります。

テンポが曲に与える要因をしっかりと理解しテンポ迷子にならないように気をつけましょう。

時短テクニック④「使う音色を決める」

SuperSawとシンセピアノと、ワブルベースとEDM系のドラムを…

音色は曲のカラーを決める大切な要素です。倍音を多く含んだ音色であれば広がりが生まれますし、倍音が少ない音色(サイン波)などは閉塞感のある雰囲気になります。

ここに必要以上の意図のない音色を投入使ってしまうということはそれだけイメージがぼやけてしまうことになります。

自分の中でこれは目立たせたい!という音色を見つけたらその他はできるだけ目立たないような音色にするとバランスがとれます。どうしてもそのような音色を多数使いたい場合は、5kHz以降をハイカットして少し曇らせるなどの処理をすることで優先順位をつけることが可能です。

余談「考えることに酔ってしまう」

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あれこれ考えているようで実は考えていません。とりあえず考えるフリをしているだけの可能性があります。。会社の会議も「とりあえず仕事をしている体裁をまもるための会議」がよくあります。これと似たようなことが作曲最中でもよくおきます

必要以上にプラグインを試してみたり、何度も再生して確認をしたり、これらはあまり生産的なDTM活動ではありません。しかし「何かをしている」雰囲気はあるので、気がつけば非生産性な行いに酔ってしまって結局何も生み出さないまま時間だけが過ぎていきます。

考えている時間はそれなりに楽しいのですが、まずは「一曲にかかる時間を短くする」という目的があるわけですから「完成」を目指しましょう。

長時間かけて考えないとろくなものにはならないという思い込み

長時間かけて作曲するときには思考の体力である「考え抜く力」が求められます。

その体力をつけるためには考える筋肉である考筋力をつける必要があります。

これは複雑な筋トレでうまれるものではなく、あくまでシンプルなランニング的な動作でみにつくものです。一週間で2km走るのと毎日100m走るのであれば毎日の方が筋肉が付きやすいのと同じです。作曲もシンプルな答えを速く作り出す癖をつけることで良い考筋力がつきやすくなります。

短い時間で作ったものはシンプルな答え

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パッと音楽ができてしまうとDTMerは不安になるか、「やばい自分は天才かもしれん」と思うかのどちらかです。

不安になるのは「こんなにサクッとできるわけがない」と思うからです。これは昔から自分の行動に対して「もっとちゃんとしなさい」と言われてきた人に多く見られます。このちゃんとという言葉ほど適当なものはないのに否定され続けると自分の結果に自信がないので「できているわけがない」と思い込むことで心のバランスを取ろうとします。

当然誰かに聞いてもらったときに「全然だね」と言われたら「やっぱりそうか、ぱっと作った曲が評価されるわけないよな」と変な安心感を覚えます。

しかし、「天才」思った人はその行為自体に満足しているので誰かに聞いてもらうときにも「ヤバい曲できたから聞いて」とすでに自信満々で聞いてもらうことが多いです。自信満々の人からのアプローチを否定で切り返す人はあまりいません。自信がない人が無理やり自信をもて!とは言いませんが、速くできても遅く作っても良いものは良いと評価されます。

そしてこの「よい曲」というのはものすごく主観的な世界です。今の自分が良いと思っているものであれば「良いと思っていいのです」そこにはかけた時間ではなく思いの強さの方が重要です。

正解不正解を探さない

知識がないと何が正解どうかはわかりません。つまり正解不正解を探す手順すらない状態では正しくゴールに向かって進んでいるかわからなくなります。

音楽は直感的に好きか嫌いかを判断できるものです。それだったらまずは好きなものを作ることに全力でやった方が時間帯効果が高く、自分が進むべきゴールに向かっているのを実感できるので精神的に安心できます。

まとめ

「一曲にかかる時間を短くしよう!」と考えているのであれば、その目的をブレさせないことです。そもそも時間かかる理由の多くは「気がついたらわけのわかんないことになっていた」という作曲迷子が原因であり、その要因は「目的がブレる」からです。

今回紹介した方法を実践し続ければ「一曲にかかる時間を短くしたい!」と悩んでいる人の多くは時短に成功します。すぐにはできなくても定期的にこのブログの記事を読み直す、意識することで確実に作曲時間は短くなっていきます。

騙されたと思ってはまずは1週間試してみてください!

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