手持ちのピアノ音源にあたたかさと潤いをくれるPianoverb2が便利

ピアノを魅力的に聞かせる方法として上手なリバーブの使い方があります。しかし、リバーブを使いすぎると音が濁ったり、ただぼやけてしまうだけになることもあるので簡単そうに見えてもかなり難しいです。

バラードなどで聞かせてくれる「甘く潤い感溢れた大人のピアノサウンド」やオーケストラサウンドなどにうまく溶け込むようなピアノサウンドを求めている人には今回紹介するプラグインPianoverb2はかなりヒットします。

Pianoverb2の特徴

空間を作り出すリバーブではなく、ピアノの共振を再現することを目的とした珍しいリバーブプラグインです。使用することで得られる音の特徴は倍音同士が共鳴することで広がるグランドピアノらしい響きに変化します。

なので「なんかいま使っているピアノだとリバーブをかけても安くものっぽく聞こえる」という人はこれを使うことで高級ピアノのに変わる可能性があります。

手軽にそれらしくなる

ピアノのクオリティの高さの要因は「倍音同士の音の混ざり合い」だと私は思います。本当のピアノはド一つの音他の音(ピアノの弦)と共鳴することで奥行きがある音色になります。サンプリングされたピアノは1音ずつ録音するので音同士の共鳴を作り出すことができません。

Pianoteqなどのモデリングピアノはそのあたりの共鳴に力をいれているので、音の同士の混ざり方がとてもリアルです。Pianoverbはその共振を簡易的にエミュレーションすることで、手軽にピアノらしい深みのある音を作り出せますが、倍音の出方をエミュレーションしているものではないので、そのような音色がほしい場合はpianoteqなどをオススメします。

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リバーブの掛かり方が大きく変わる

共鳴サウンドはピアノのクオリティに大きく影響した結果、リバーブの掛かり方がわかります。今までリバーブをかけるとぼやけていただけのピアノがPianoverb2を隠し味に使うことで少ないリバーブでも存在感をだせるようになります。専用音源でなくてもこのようなプラグインを一工夫するだけでも印象にのこる音色になります。

オーディオストックなどでは音色のクオリティはクライアントから求められうr重要な要素です。よく使われる傾向のあるピアノ曲の多くはリバーブサウンドの扱い方が優れているものが多いです。なのでオーディオストックで音色クオリティを1ランク上げたい人にもオススメです。

映画音楽的なジャンルではピアノ+リバーブで一つの音色と認識されているので、透明感があるけれどどこか温かみがあるピアノ音色を求めたい場合などはリバーブだけに頼るのではなく、pianoverb2を使ってみると意図したサウンドになる可能性が高いです。

負荷は殆どない

リバーブと言えば高負荷なイメージが強いですが、空間のエミュレーションではないためかほとんど負荷はありません。Macmini2018 3.2 GHz Intel Core i7 メモリ32Gの環境で

負荷は以下の画像の通りです。

Pianoverb1と2の違い

Pianoverb1は機能をパラメーターを簡略かした無償版です。共振のゆらぎを扱えるモデュレーションパラメーターや、ステレオ感を作るSpread、そしてHPFが装備されているのがおもな違いです。そこまでピンポイントな音の作り込みを意識していないのならば無償のPianoverb1で十分ですが、パラメーターの違いなのかエンジンに違いがあるのか、音のピントがPianoverb2の方が優れているように思います。

サウンドデモ

2小節おきにOFFの状態、Pianoverb1 PIanoverb2と切り替えています。空間を作るリバーブ感とはまた一味違った質感を作り出せていると思います。

Pianoverbの使い方

どのパラメーターもそれほど難しいものではなく、触ることで「音の変化」が確認できるものばかりです。個人的に面白いと思ったのは中央のTransposeです。ここで共振のピッチが変化することです。大げさに使えば、ピアノの大きさ自体が変わるような印象になります。

Wetにしすぎると他のリバーブ同様、音が奥に行き過ぎてしまいます。またピッチのゆらぎなどが原因で原音を悪くしてしまう可能性もあります。

使用目的がその方向性であるならば問題はありませんが、大げさに使いたくないけどもっとピアノらしい共振がほしい場合はドライ気味で使うのがポイントになります。

なぜならば後に使うプラグインの影響が大きくなってしまうからです。マスタリングで音が大きくなる場合など、リバーブ系を書けすぎるとその残響も大きくなってしまいます。あくまでひとつまみの塩をいれる感覚からはじめるのがいいでしょう。

ピアノ以外には使えない?

空間を作り上げるのではなく共振を再現するのがPianoverbの目的なので、不必要な共振が出てほしくない音色には使わない方がいいかもしれません。ピアノ以外では特殊効果的な印象を強く出てしまうので、そういった要素で使うのは有りだと思います。

pianoverb2の値段

公式サイトPSPでは49ドル(2020/01/12現在5,364円)です。たまに80%近いセールをすることがあるので、セールで購入するのがお買い得感もあります。日本の代理店でも購入できるのでポイント支払いやポイント貯金を考えている人は代理店購入を考えるのがよいでしょう。

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さいごに

ピアノのクオリティは共鳴音できまる部分が多いです。最近流行りものモデリング音源はその辺りがリアルですが、手持ちの音源でもう少しだけピアノの音をよくしたい場合はこのプラグインを試してみる価値はあります。Pianoverb1は無償ですし、Pianoverb2も14日間のトライアル版があるのでしっかりとためすことができます・

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