sylenth1とSerumはまったくタイプの違うソフトシンセです。この記事では両者の機能の違い、購入方法、セール情報などについて解説しています。
買ったはいいけれど「思ってたのと違う」とならないために、お互いのメリットデメリットについても解説しています。
LennarDigitalのsylenth1とSerumってどっちがおすすめ?
Xfer Records SERUMって買い方 難しい? それぞれの機能の違いとか詳しく知りたい
どちらもプロアマ問わず評価が高いソフトシンセなので、DTM初心者が購入するとなった場合どちらが自分にあっているか迷っている人も多いですよね。
この記事では、「機能の違い」「安く購入できる方法」などについてまとめました。
2023-11-24現在ブラックフライデーセールでsylenth1は購入時にクーポンコードBLFR2023を入力すると40%OFFで購入できます!
結論
sylenth1はパラメーターが理解しやすい。アナログシンセ的な太く、存在感のあるベースやリードに強く、アルペジエーターが楽しい
Serumはウェーブテーブルを自分で組み合わせることで音作りの幅は無限大、アナログシンセ的な音も得意だけどそれ以上にウェーブテーブル的な時間変化の音色を得意とするためEDM系のベースやパッドに強い、ただしアルペジエーターはツイていない(自分でそれらしい機能を作り上げることが可能)
sylenth1でできること(アナログシンセ的なアプローチ)はSerumでもできるけど、Serumのウェーブテーブル的な音はSylenth1にはできない。
LennarDigital sylenth1とは
Sylenth1は、品質とパフォーマンスの定義をより高いレベルに引き上げる仮想アナログVSTiシンセサイザーです。
SERUMのウェーブテーブルシンセとは違いオシレーターをフィルターで変化させることを基本としてアナログモデリングシンセです。
特徴としては一部ではありますが次のような機能があります。
- 2500以上のプリセット
- フルステレオの4つの超高品質帯域制限ユニゾンオシレーター
- 2ノートごとに最先端のアナログサウンドの4ステージステレオフィルター
- 合計512の同時オシレーターボイスと32のフィルターをリアルタイム
- ノートごとに4つのADSRエンベロープジェネレーター
- アルペジエーターと7つのプロ品質のサウンドエフェクト
発売から十年近く経ちますが、ソフトシンセとしての軽さと音の良さにおいて評価が高く、「完成された稀有なソフトシンセ」として音楽業界の第一線で使われ続けています。
システム要求
- SSEをサポートするすべてのCPU(Intel Pentium III以降、AMD XP以降、すべてのIntel Mac、ただしPPCなし)
- 128MBのRAM
- Windows 2000 / XP / Vista / 7/8/10(32/64ビット)または
- Mac OS X10.7以降
- VSTi、AUまたはAAX互換のホストソフトウェア
Xfer Records SERUMとは
SERUMは450を超えるプリセット、144の高品質なウェーブテーブル備えたシンセサイザーです。
特徴としては以下の機能があります
- 独自のオーディオをインポート/簡単にカスタムウェーブテーブルを作成
- ハイレゾにも対応したウルトラクリーンオシレーター
- 自由度の高い変調ソース
- リアルタイムウェーブテーブル操作
- 常識にとらわれないフィルタータイプ
- エフェクトのビルトイン
- アドバンスドユニゾン(1つのオシレーターをスタックして最大16のボイスを使用)
ウェーブテーブルシンセは音が時間とともに複雑に変化していくのでEDM系などのダンスサウンドクリエイターに重宝されています。つまり、SERUMがあれば世界中のEDM系サウンドを再現することも可能です。
今世界でもっともシェア率が高いソフトシンセの一つとも言えます。
以下の記事ではSERUMを含め有名なソフトシンセのハイレゾチェックをしています。内容は192kHz環境でどこまで高音域が伸びるかというものです。この記事とあわせて読んでいただければよりSERUMの魅力がわかります。
システム要求
- Windows:Windows 7SP1以降
- Macintosh:macOS10.12以降
- 64ビットVST2.4、AUまたはAAX互換のホストソフトウェア。
SERUM sylenth1の使い分けポイント
音作りのポイントして、音の複雑な変化はEDMに求められる傾向があり、VA(バーチャルアナログ)の場合はトランス系やテクノ系によく使われる傾向があります。
これらはあくまで傾向の話ですが、両者の特性を生かした音作りをすれば多くの人が求めている「らしさ」をより速く、確実に形にできるということは覚えておいた方がよいでしょう。
SERUM sylenth1 作れる音色の違いについて
両者には明確な違いがあり作れるサウンドも変わってきます。まずは音作りの要であるオシレーターから見ていきます。
オシレーターの違い
Serum(セイラム)とsylenth1(サイレンス1)の一番の違いはwavetable方式かシンプルなVAオシレーターです。(VAとはアナログシンセをモデリングしたものです)
sylenth1は基本オシレーター7+ノイズ1の8つのオシレーターで音を作ります。
Sine | Saw | Triangle | Pulse |
Half Pulse | Quarter Pulse | TriSaw | Noise |
これに対してSerumは
144種類のオシレーター(wavetable)187種類のノイズオシレータを使って音作りをします。
そして、さらに自分でオシレーターであるwavetableを追加可能なのもSERUMの魅力の一つです。
これがsylenth1とSERUMの一番の違いです。
wavetableオシレーターの魅力は時間内で変化していくサウンドです。SERUMはこの時間変化のサウンドが非常に得意とします。ワブルベースなどの金属的変化はこのwavetableによる音色よるものです。
このことからSERUMがEDMに強いと言われている一つの要因です。
sylenth1は純粋なアナログモデリングによるオシレーターで時間的な音色の変化はSERUMに比べると弱いです。しかし、アクがなく、非常に素直なシンセ音なのでレイヤーサウンドに適していたり、純粋なアナログモデリング音を追求しやすいソフトシンセとも言われています。
Serumはwavetable
sylenth1はアナログシンセサウンドを得意とするVA(バーチャルアナログ)オシレーター
wavetableは連続する音色変化が得意
2つのシンセともボイス数を増やすことでSuperSawサウンドは簡単につくれる
無料プリセットについて
SERUMもsylenth1もどちらも人気のソフトシンセです。そのため多くの拡張サンプルパックが存在します。
SERUMもsylenth1も有料、無料を含めて大量のプリセット集があります。
https://www.ghosthack.de/free_sample_packs/
しかし闇雲にプリセットを増やすのは音の管理ができなくなる部分もあるので、注意が必要です。ちなみにバンクは128のプリセットから成り立つのですが、
上記サイトの38,000の中にはイニシャライズのままのプリセットも多く実際作り込まれている音は38,000もありません。
プリセットを追加する方法
どちらも簡単に追加できます。DL及び購入したフォルダーを以下の方法で認識されるとプリセットを追加できます。
Sylenth1の場合
MENU→Preset→Load
またBankの場合は一つしたにあるBank→Load
SERUMの場合
MENU→LoadPresetです。
Skinについて
両者とも気分転換的な意味も込めてSkinを交換することができます。SERUMはデフォルトでは2つだけですが、ネット上にたくさんのSkinがあるので自分好みの外見にすることができます。
sylenth1はデフォルトで7つのSkinから好みのものを選ぶことができます。
またsylenth1もネット上にたくさんのSkinがあるので自分好みに変更することが可能です。日本ではあまりSkinにこだわるユーザーが少ない感じもしますが、世界ではかなりオリジナリティなSkinを使って創作意欲を高揚させているみたいです。
Sylenth1のSkin変更方法は中央ウィンドウにあるMENU→Skinから任意のモノ選ぶだけです。
SERUMのスキン変更方法は
Skinのフォルダに入れるとSERUMのロゴのところからSkinが選べるようになります。
SERUM スキンサイト
SerumもSylenth1もSkinの変更は可能
エフェクト
エフェクトタイプ | Sylenth1 のバリエーション数 | Serum のバリエーション数 |
---|---|---|
ARPEG(アルペジオ) | 1 | – |
DISTORT(ディストーション) | 5 | 14 |
PHASER | 1 | 1 |
CHORUS | 1 | 1 |
EQ | 2 | 1 |
DELAY | 1 | 1 |
REVERB | 1 | 1 |
COMPRESS | 1 | 1 |
HYPER-DIMENSION | – | 1 |
FLANGER | – | 1 |
FILTER | – | 1 |
この表は、Sylenth1が提供する8種類のエフェクトと、Serumが提供する10種類のエフェクトを比較しています。Sylenth1では、各エフェクトタイプに対してバリエーションの数が示されています(例:ディストーションには5タイプがあります)。Serumでは、ディストーションが14タイプと最も多くのバリエーションが提供されていることがわかります。また、SerumはHYPER-DIMENSION、FLANGER、FILTERというSylenth1にはない追加のエフェクトタイプを持っています。
エフェクトによる負荷はあまり変わりません。基本オーソドックスなエフェクトですが、ユニークなのはSERUMのHYPER-DIMENSIONです。これはSuperSaw的なデチューンサウンドを作れるコーラスエフェクトです。ただ普通のコーラスと違ってナチュラルなサウンドの広がりが得られるので「アクが強くないコーラスサウンドがほしい」という的に重宝します。
sylenth1はエフェクトの中にアルペジエーターが存在します。シンプルな上下系からランダム、コードによるゲート的なものまであります。
一方、SERUMはエフェクトの中にアルペジエーターはありません。その代わりモジュレーションソースであるLFOを使ってアルペジエーターを自分で作ります。
おそらく「気軽にかっこいいアルペジエーター」をSERUMに期待すると「えーめんどくさいよー」となってしまうかもしれません。その代わりかなり複雑なアルペジエーターを作ることができるので、ただ上下するだけのアルペジエーターには興味がない人は楽しめるかもしれません。
Serumにはアルペジエーターはない(自分で作ることができる)
sylenth1には10のアルペジエーターがエフェクトとして内蔵している
イニシャライズ機能
まっさらな状態から作ることができる機能です。「まっさらな状態」とはSAW波形だけが選択された状態でエンベロープやフィルターなども何も設定されていない状態のことです。私は常日頃からソフトシンセで音作りをするためにはこの音を一発でイニシャライズできる必要があると思っています。
これがあると
- 「もともとの波形はどんな波形なのか?」
- 「フィルターのかかり具合はどんな感じか?」
- 「エフェクトやモジュレーション系は?」
という感じで構成されている音の要素を細かく見ていくことができます。これがないと自分ですべてのパラメーターを0にしたファイルを作らなければいけないのでイニシャライズ機能は絶対ソフト音源には必須です。そしてこの機能はSERUM、sylenth1両方についています。ボタン一つでまっさらな状態から音作りができます。
プリセットをまっさらな無加工状態にしてくれるイニシャライズ機能は両方についている
SERUMとSylenth1のCPU負荷について
よく「sylenth1は軽い」と言われます。ただこの軽さも客観的な視点で見れば「何をもって軽い重い」とするかによって評価が分かれるところです。「負荷の高い処理ができない音源」という見方ができます。負荷が高い処理できる音源=良い音源というわけではありませんが、一概に「軽いから良い」「重いから悪い」という見方をすると自分にとっての適切な取捨選択ができなくなります。ちなみにこちらはSERUMのデフォルトの状態でのドミソの三和音を押した状態です。
一方、こちらはSylenth1で同じ状況にした場合です
ほぼかわりません。しかし、「デフォルト」の状態でシンセを使うことはあまりないと思います。少し話はそれますが、wavesから発売されているElementというソフトシンセがあります。VA方式のソフト音源ですが、その中に「CPU Killer」というプリセットがありそれがとてつもない高負荷なのです。
おそらくソフトシンセのプリセットの中でも5本の指に入るほどなので、気になる人はwavesのElemntをデモで試してみるのもいいかもしれません。ちなみにそのElementを使ってDAWの負荷チェックを行った記事がこちらになるので興味がある人は一度ご覧いただければと思います。
ソフトシンセの負荷のかかり方はそれぞれですが、ユニゾンをしていくことで負荷が高くなる傾向にあります。ユニゾンモードでは「SuperSaw」などの派手な音色を作るのに向いています。次にそのユニゾンモードを増やして負荷チェックをしてみます。
Sylenth1でユニゾン8ボイスモードで10音同時に発音させた状態です。あまりこういう使い方はしませんが、ユニゾンモードによる負荷でもこの程度です。
ではSylenth1と同じ状況をSerumで再現すると以下のようになります。
これもほぼ変わりません。もちろんここからフィルタリングやらエフェクトやらで音をより作り込んでいと負荷は変わってくるかもしれませんが、「Sylenth1は軽いシンセだ」という結論にはなりません。
それぞれの負荷はそれほど変わらないが音色によって差はでてくる可能性がある
フィルター
SERUMはフィルターの種類が50種類近くから選べます。また、エフェクターの中にもフィルターがあり、それを同時に使うことができます。
sylenth1のフィルターはオーソドックスな4種類です。
ただ数が多いから良いというわけではありません。おそらくこれらの中から自分好みのフィルターを選んで使うことになると思います。それらは集約すると基本である4種類に行き着くケースが多いです。
Serumの方がフィルターの種類が多いが基本の4種類があれば問題もない
モジュレーションマトリクス
見た目は似ていますが、LFOの数がSERUMでは4とsylenth1では2つとなっています。
追記2021年11月4日
SERUMのLFOは4つ記載していますが、4つ使い切るとさらに追加で4つ、合計で8このLFOを使用することが可能です。
SoundQuestさんありがとうございます。
Serum vs Sylenth1の記事にちょっとした誤りを見つけてしまったのですが、SerumはLFOが最大で8個までいけます。LFO4をどこかにアサインすると「4個使いきったね。足りてる?」って感じで5個目がポンと自動で現れる仕組みになってます(^o^) pic.twitter.com/iRCvsFyY6o
— SoundQuest (@soundquest_jp) November 4, 2021
しかし、SERUMではそれらをアルペジエーターとして使うケースもあるのでSERUMの方が数が多いという見方は一概にできません。またエンベロープであるADSRもsylenth1は標準で一つは実装されていてMOD EVE1.2でフィルターや他のパラメーターをADSR化するマルチエンベロープとして使います。
SERUMの場合はENV1は通常のボリューム変化によるADSRとして使うのでマルチエンベローブとして2と3を使って音作りをすることになります。つまりSERUMとsylenth1のモジュレーションマトリクスの数の違いはそれほどないと言えます。
マトリクスモジュレーションの差はほぼない
価格のの差
Sylenth1 | SERUM |
€139.00 | $189.00 |
Sylenth1はオフィシャルサイトでの購入になります。また購入方法ですが 月々の分割が可能です。およそ15ヶ月の間月額€9.95を払うだけで使えます。
また途中でやめることも可能なので、一ヶ月使い込んで「やっぱり必要ない」と思えば支払いをキャンセルできますですが、払った金額分が戻ってくるわけではないので注意が必要です
SERUMは日本の代理店でも購入可能なので、楽天などのポイントを持っている人は支払いにポイントを割り当てられるので安く購入できるかもしれません。
SERUMはspliceというサイトで購入するとsylenth1と同じように分割購入できます。Serumの月額は9.99ドルおよそ1000円で18ヶ月感の支払いになります。もちろんこちらも「途中で購入をキャンセル」も可能です。
SERUMもsylenth1も極稀にしかセールはしないので、ほしいと思ったときが買い時と言えます。
両方とも分割が可能。sylenth1は日本の代理店で売っていない
sylenth1購入方法
購入する場合は公式サイトLennarDigitalからStoreを選択
一括で買うと139€(2020年5月17日現在、16,103円)分割だと9.95€(2020年5月17日現在 1,153円)の14ヶ月です。
Buy Nowボタンを押すと決済画面に進みます。
一括購入の場合はPay Pal Buy Nowのボタン
分割支払いの場合はPayPal Checkoutのボタンをクリックします。
sylenth1デモ版ダウンロード方法
公式サイトLennarDigitalのトップページからDownloadを選択
あとはOSに合わせたものをダウンロードするだけです。ファイル自体も30MB程度なのですぐに終わります。
SERUM 購入 方法
公式サイトの場合xferrecords で購入する場合は
トップ画面の右上にあるBuy nowボタンをクリックします。
購入の場合アカウントを作る必要があるので、Sin Upでアカウントを制作します。
アカウント制作後は上部のバスケットにSerumが入っているので購入方法(クレジットカードorPaypal)を選択すれば購入でき、
しばらくするとシリアルナンバーが送られてきます。
SERUM ダウンロード 方法
デモ版のダウンロードは一番下にあるTry it out!からOSに合わせたものをDLしますが、
こちらもアカウントが必要なのでアカウントを制作します。Sign Inをしている状態ですとすぐにデモ版のダウンロードが始まります。
デモは15分間の時間制限タイプのデモになります。
SERUM Spliceで購入する場合
SERUMを始め、たくさんのソフトシンセやDAWを分割で購入できるサイト。それがSpliceです。SSERUMの場合は月に9.99$を14ヶ月しはらい続ければ最終的に自分のものになります。
上記のリンクは画像に直接リンクになっていますが、トップページにアクセスした場合は上の方にタグ「Plug In」にアクセスすればこの画像のページにアクセスできます。
SERUMのアイコンをクリックします。
ここでStart Free Trialをクリックするとアカウントの作成を促されるので必要な情報を入力します。
アカウントの作成が完了したら、先程のSERUMの購入画面に戻るので、再度Start Free Trialを クリックすると
以下の画面に進みます。Spliceはすべてのプラグインにトライアル期間が設けられているので、思う存分試すことができます。
必要なクレジット情報入力し、Start for Freeをクリックします。
フリートライアルがスタートしたことを知らせてくれる画面になります。
この画面では①で本来Spliceの管理ソフトのダウンロードが促されます。(すでに私はSerumの分割を行っているので、違う画面になっています)
管理ソフトをダウンロードします。Splice Installerをダブルクリックするとインストールが始ま終了後ソフトの管理画面に進みます。
この状態でここでSERUMの画面はInstrallという表示になっていると思うのでインストールボタンをクリックしあとは指示に従ってインストールしていきます。
DAWでSERUMを立ち上げると3日のフリートライアル期間は普通に動かせます。フリートライアルが終了すると自動的に分割が始まります。それと同時にシリアルナンバーの入力が求められるのでメールで送られてきたシリアルナンバーを入力すると動かせるようになります。
分割を止めたい場合
Spliceのページで右上端にあるアカウントタグからBillingを選択
するとSERUMが表示されちえるのでManageをクリックします。
以下の画像はSERUMではありませんが、右下にある「Cancel Plan」をクリックすると分割をストップできます。
Pay remaining balanceでは分割を一括返済できるものなので「分割もういい払ってしまおう」と思っている人にはいいと思います。
いつでも分割をスタートできます。分割スタート
Sylenth1使っている人の反応
Sylenth1、やばくないですか??? カッコいい音作れるし思ったより超軽い これが課金アイテムですか
— Akito (@Akito_AAR) May 15, 2020
Sylenth1 最高やん!!
試しにHands Up作ってみた。
(序盤のリードの音は自分で作ってみた) pic.twitter.com/uAe4sTjURU— Zauver[ZVR] (@ZVR_MUZIC) May 14, 2020
多くの人が、軽さと音の良さを評価しています。中には購入したのに「使ってない」というもったいない人もいました。
SERUMを使っている人の反応
あとSerumは和音数を多くすると急激に重くなる(10和音超えると激重)のはPadにおいて致命傷だからどうにかしてほしい
— せいる/djseiru緊急避難アカ (@djseiru_hinan) May 7, 2020
なるほど……確かにMassiveは良いシンセですがいかんせん2007年製ですから新進気鋭のSerumのほうが有利そうですね
— Soena (@mainlst) May 2, 2020
調べてわかったのはSerumについて使用感のツイートは少ないということ、特に初めて使った人からすると難しいイメージがあるのかもしれません。
ただ、「使ったらよかった」みたいなツイートも多く見受けられたので、プリセット選択で楽しみながら徐々に音作りの方法について覚えていくという感じなのかもしれません。
SERUMとSylenth1を1つにしたFalcon
VAソフトシンセであるSylenth1とウェーブテーブルシンセであるSERUMこれら2つをまとめてソフトシンセがFalconです。FalconにはSerumとSylenth1の両方のエンジンが内蔵されています。そしてFalconはSERUMを含めネット上で公開されているウェーブテーブル読み込めます。
値段は38,500円とSerumとSylenth1と比べると割高ですが、2つ一緒に買ったものと考えるとそれほど割高ではありません。
まとめ
もしSERUMとSylenth1のほしい理由がSupersawだけならば両方のシンセは必要ないと思います。
今ではDAWに付属しているソフトシンセでもSuperSawは簡単に出せます。特にLogicユーザーであれば「Alchemy」があればsylenth1は必要ないかもしれないです。
さてDTM初心者であれば機能がたくさんあれば良いシンセだと思ってしまうかもしれません。たしかに取捨選択するための情報があまりない状態ではそうなってしまうのも仕方ないかもしれません
しかし、ソフトシンセを買う目的は「それをつかって良い曲を作れるかどうか」です。そこで重要なのは巷の情報を参考にしつつも
「なぜこれを選ぶ必要があるのか?」
「これでないとできないのか?」
こういう客観的な視点をもつことが大切です。でないと買ったはいいもの「やっぱりイメージと違うから…」という理由でDTMプラグイン音源を買い漁れ沼が一直線です。まぁ一度は沼に落ちてみるのもいいかもしれませんが、断言しておきますが、プラグインをどれだけ買い漁っても作曲は上達しませんw