どうもUGです。

今回は

おすすめソフトシンセは192khz環境で本領発揮する 前編

お話をしたいと思います。

 

巷でよく聞くオススメソフトシンセはオススメというだけあって

 

操作性

音質

値段(ここは人それぞれ)

のバランスがよいものばかりです。

 

そんなオススメシンセを見ていたときにふと思ったのが

普段48khzの32bitFで作業しているけど192khz32bitFで聴き比べたらどうなるか

 

ソフトシンセはハイレゾ帯域(96kh)まで再生できるという話をきいたことがあり

どのシンセでも96khz帯域を出せるのかどうか気になったので、

スペクトラム・アナライザーとマルチスコープを使って

超高域と波形の形をチェックしてみました。

 

先に言っておきたいのは、今回の記事の内容について

超高域(ハイレゾ)がなる=良いソフトシンセということではありません。

あくまでソフトシンセの個性の一部分として見てください。

 

それを踏まえた上で

オススメソフトシンセを選ぶ参考の一つにしてもらえたら嬉しいです。

 

画像だけとはいえ比較する量が多いので、

前編と後編に分けたいと思います。

 

それでは

おすすめソフトシンセは192khz環境で本領発揮する 前編

早速見ていきましょう。









測定環境

Macpro2009

OS High Sierra

CPU3.46ghz6コアX2

メモリ64GB

使用DAW CUBASE

192khz 32bitF

バッファ2048

オーディオインターフェイス Motu896HD

 

各シンセをデフォルトに戻しSAW波だけをC1で鳴らしどこまで高周波が出るかを確認。

またCUBASEのマルチスコープを使ってC3のSAW波の形を確認。

 

音に関してはC1とC3の音を再生するだけなのでオーディオファイル等はありません。

スペクトラム・アナライザーとマルチスコープでの波形の形の違いを

楽しんでもられば嬉しいです。

 

測定シンセ

AIR Music Technology

  • Hybrid
  • VacuumPro

AAS

  • Ultra Analog VA-2

Arturia

  • Mini V3
  • Pigments
  • SEM V2
  • ARP 2600 V3
  • CS-80 V3
  • Jup-8 V3
  • Matrix-12 V2
  • Modular V3
  • Prophet V3

Synapse Audio

  • The Legend
  • DUNE3

KV331 Audio

  • SynthMaster2

Reveal Sound

  • Spire

XFER RECORDS

  • Serum

D16 Group Audio

  • LuSH-101

Native Instruments

  • Massive

U-he

  • Diva

UVI

  • Falcon

KORG

  • MonoPoly

CUBASE付属

  • Retrologue

Free音源

TAL Audio

  • tal-noisemaker

Spectrasonic

  • Omnisphere

Lennar Digltal

  • Sylanth1

全26種類

 

AIR Music Technology

Hybrid

アナログとデジタルのハイブリッドのソフトシンセです。

99%で1コイン音源になったり、無償になったりしていますが、

動作も軽く音もEDM系の音も多く使いやすい音源といえます。

 

アナライザーで見る限り50khz近くまで出ています。

SAW波(ノコギリ)の形は厳密なノコギリとは言えません。

少しなだらかな形をしています。

 

また振幅度合いが異なっているのもわかります。

このあたりが音にどのような影響を出るのか

わかりませんが、オシレーターの個性といえるような気がします。

 

音の太さはそれほどでもありません。

Hybrid3についてはこちらにも詳しく書いてあるので参考にしてください。

使える100円セール音源Hybrid3の魅力はハイブリッド音源だ

VacuumPro

こちらもHybrid同様100円セールになったり無償プレゼンドされたりしていますが、

85khzくらいで減衰はしていますが96khzまで音が伸びています。

これには驚きました。

 

波形の形はHybrid3とは逆のノコギリの形です。

シンセによってノコギリ波の形が反対なのはなにか意味があるのか

かわかりません。詳しい人がいたら教えてください。

 

波形としてはこちらの方が振幅度合いが小さい気がします。

 

音を汚せるということで注目されているVacuumProですが、

上手に使えばキレイなリードサウンドも作ることができます。

 

VacuumProに関してはこちらでも詳しく書いているので

参考にしてみてください。

使える100円セール音源Vacuum Proで作る真空管シンセサウンドとは?

AAS

Ultra Analog VA-2

Ultra Analog VA-2の名前は伊達じゃない!と言わんばかりに94khzくらいまで出ています。

そしての90khz近くにピークが出ていますw

 

マルチスコープでは振幅度合いがかなり近いですが、

折返しのところに歪が見て取れます。

このあたりに90khz近くのピークの謎でもあるのでしょうか?

以前ブログでも書きましたが、このシンセは本当に高域の伸びが特徴的な

透き通るようなリードサウンドを作れます。

 

今までその理由はわかっていませんでしたが、

波形を見ると納得できます。

ULTRA ANALOG VA-2はシンセリード専用機でいいと思っている

Arturia

Mini V3

アナログモデリングといえばArturia!ですね。

有名なビンテージシンセをオシレーターレベルでエミュレーションしているということですが、

思っていたほど超高域は出ていません。40khzくらいで落ち着いてしまいます。

 

しかしどっしりとした太さはさすがなので、

超高域が出ればよいという話ではないのがよくわかります。

ノコギリ波の形もわりかしシンプルな形です。

 

何かの本で読んだんですが、完璧なノコギリ波を搭載しているアナログシンセは少なく

それはMinimoogも同じ。デジタルシンセの方が完璧なノコギリ波を搭載しているとのこと

このあたりはアナログオシレーターの個性の一つなのかもしれません。

氏家さんの動画を見ながらArturiaのMini V3をかっこよく鳴らす方法を勉強してみた

arturia miniVはver2と3で音が違う!?moogらしさはどっち?

Pigments

最近Arturiaが出してきたオリジナルシンセサイザーです。

Wavetableとアナログ・シンセのハイブリッドということで

AIRのHybridと似ている部分がありますが、機能はHybridより遥かに複雑な処理が可能で

音の傾向も今よりの全体にフォーカスがあいながらどこかしら甘い感じのする音になっています。

 

PIGMENTSの方がMini V3より誤差程度高い周波数まで

出ている感じもしますが、それでも40khz付近で落ち着きます。

 

波形の形は振幅度合いも同じようなデジタル的なノコギリ波と思います。

 

だからといって音抜けがよいというわけでもないのが面白いところです。

しかし、オシレーターとしては優秀?な部類に入るように思います。

SEM V2

オーバーハイムといえばブラス!このSEMも非常に粘り気があるアナログ・シンセブラスを聞かせてくれます。

そしてこれは頑張っていますw

96khzに届くかどうかのところまで伸びています。

Arturiaの中でも高域に特徴があるなーと思っていましたが、

やはり確認すると納得ですね。

 

波形の形はわりかしなだらかなノコギリ波の形をしているように思います。

ARP 2600 V3

比較しているArturiaの中で一番おとなしい感じがすると思っていましたが、納得です。

何度も言いますが、「超高域が出るから良いシンセ」というわけではありません。

 

しかし、10khz以上の周波数の伸びが音抜けに与える影響はあると思うので、

そういう意味ではやはり地味な印象があります。

こちらにも関連記事があるので読んでもらえるとわかりますが、

音作りはそれほど難しいものではなりません。

ArturiaのARP2600を触ってみたら意外なことが分かった

 

しかしながら波形はかなりデジタル的なノコギリ波に見えます。








CS-80 V3

オシレーターレベルでのエミュレーションを得意とするArturiaの製品ですが、

全体的に出ている超高域(40khz)は似ている傾向にあるようにも思います。

 

CS80はarturiaの中でもかなり出力が弱い感じです。

しかし、それが周波数帯で見ると一番おとなしい感じがしますが、

それがマイナスということではなく、それすらも一つの個性のような

気にさせてくれるのが流石だと思います。

 

一番良いのは実機と比べることができればよいのですが、

さすがにそれは無理という話w

でもいつか実機データを加筆したいですねw

 

波形の形については特に特筆すべき点はないように思います。

ちなみにCS-80といえばヴァンゲリスですねw

ヴァンゲリスごっこについて書いたこちらの記事もよかったら

参考にしてみてください。

ヤマハCS80のモデリングシンセArturiaのCS-80 V3でヴァンゲリスごっこはできるか?

Jup-8 V3

おっ!私が大好きなJupiterV3はかなり頑張っています。80Khzにタッチできそうな感じです。

抜けがよい、ひんやりとしたパッドが得意などと言われるJupiterの理由は

このあたりにあるのかもしれません。また800〜3khのあたりの音の減衰が

暑苦しさを緩和している要因の一つにも思います。

 

Jupiterに関してはこちらの記事も参考になります。

[DTM]シンセをマスターすならArturia-Jupiter-8Vがベストな理由とは

Matrix-12 V2

70khzあたりに謎の高周波を出してくれていますw

同じオーバーハイムでもSEMの方がよりギラツキを感じますね。

Modular V3

96khzにタッチできるやつはいないのか!と思っていたらいましたねw

Arturiaの中でもっとも超高域を含んでいます。

 

Arpに引き続き音作りが難しそうな印象を受けるモジュラーシンセですが、

こちらも音の信号の流れさえ理解できればそれほど難しくはありません。

むしろモジュラーシンセを触ることで音作りについて理解が深まります。

arturia[MODULAR V]で覚えるパッチシンセの音作り 基礎編

arturia[MODULAR V]で覚えるパッチシンセの音作り 音作り編

Prophet V3

 

一番地味な印象を受けた通りの高周波になっていますが、

中低音域は他のどのシンセより特徴があります。

赤がProphet

青がMini V3

黄色がSEM

灰色が MODULAR V3

 

Prophetが一番中低域〜高音域にかけて出力されているのが

わかると思います。

この結果少しこもったような印象を受けるかもしれません。

そして波形の形もかなり独特ですw

このオシレーターの形がプロフェットの音と言われる要因の一つなのでしょうか?

実機データと比べてみたいとものです。








さいごに

おすすめソフトシンセは192khz環境で本領発揮する 前編

いかがでしたでしょうか?

 

192khzでなくても全然使えるわけですが、やはり超高域までの音を意識すると

ソフトシンセは192khzなどで使うことでそのポテンシャルを発揮するのかもしれません。

 

後編はこちら

おすすめソフトシンセは192khz環境で本領発揮する 後編