- 音色が良いリズムマシンを使いたい!
- でもみんなが使っているのはイヤだ!
そんな天の邪鬼タイプの人にはArturiaが誇る最強のリズムマシンドラム音源Spark 2がオススメです。
ポップなカラーからは想像できないほどのバリエーション溢れたライブラリを搭載したSpark 2の魅力について説明します。
ArturiaのSpark 2とは?
2800以上の楽器/ワンショットを搭載
サンプル容量 非公開
アナログシンセやデジタルシンセをモデリングしていることで有名なArturiaが作ったリズムマシン音源です。
他のリズムマシン音源にはないアナログとサンプルとモデリングをベースにしたハイブリッド仕様になっています。
ビンテージドラムからディープなEDM系まで幅広く網羅しています。
使用環境
Windows:
- Windows 7+ PC
- 4 GB RAM
- 2 GHz CPU
- 8GB free hard disk space
Mac:
- OSX 10.8+
- 4 GB RAM
- 2 GHz CPU
- 64 bits only
- 8GB free hard disk space
Required Configuration:
- Works in Standalone, VST and Audio Unit, AAX (Pro Tools 11), NKS
Protection:
- The software is protected by the Arturia Software Center
ArturiaのSpark 2の使い方
Spark 2の主な機能は
MAIN SEQUENCER SONG STUDIO MODULAR MIXER LIBRARY PEFSの8つメニューからなります。
MAIN機能について
MAIN画面ではシーケンスの再生/停止や中央のパッドを使いリズムパターンをエフェクティブに加工することが可能です。
中央のパッドをマウスで動かしその動きをDAWにオートメーションとして記録することも可能です。
フィルターのかかり具合はArturiaのお家芸ともいえるTAE機能によって作られたフィルターでとても太くキレイのよい音を作り出します。
SEQUENCER機能
グリッド形式のシーケンサーです。各パーツのボリュームやぱパンにミュート、ソロを設定できます。
ユニークなのは下部のバーです。DAWなどでベロシティ調整のバーとして見かけますが、実は、ベロシティだけではなく他のパラメーターの調整も可能です。
また、ベロシティバーを打ち込むことでグリッドにサンプルを置くこともできるので非常に使い勝手が良いです。
作ったパターンはMIDIだけではなくオーディオファイルとしてエクスポートが可能です。
SONG機能
シーケンサー機能で作ったパターンをソングとして管理できる機能です。
STUDIO機能
音色エディット機能を搭載したモードです。すべてのパッドを音色調整できます。
MODULAR機能
Spark 2の心臓部ともいうべき機能です。モジュール形式で音作りが可能です。
MIXER機能
エフェクト機能を搭載したオーソドックスなミキサーモードです。
すべてのパッドの出力をコントロールします。またDAWでパラアウトしたい場合もここで設定可能です。
LIBRARY機能
上部のタブからもライブラリを切り替えることは可能ですが、こちらの方がバンクやスタイルの視認性がよいです。
Arturia Spark 2のメリット・デメリット
野太い音で唯一無二のビートメイクができる
音は非常に太く派手です。しかし、Spark 2はあまりユーザーがおおくないため使いこなせばビートメイクにおいて唯一無二の存在になれます。
音作りの幅がとにかく広い!
モジュール形式という変わった音作りが可能です。私が知りうる限りこの機能を持ったリズムマシン音源はSpark 2だけです。
シーケンサー機能がとにかく使いやすい
この機能がDAWに搭載されていれば歓喜するユーザーが多いほど優れたシーケンス機能です。
適当にいじっても形になってしまうのがすごいところです。
REXプレイヤーを装備してオーディオリズムを読み込める
これが地味にすごいです。Spark 2で組んだリズムとオーディオファイルを読み込んで究極のビートメイクが可能です。
またREXプレイヤーは一つだけではなく、16すべてのパッドにアサインすることも可能です。
VintageDrumの中に入っている909が壊滅的にイケていない
リズムマシンといえば909です。ダンスからポップまで幅広く使えるそのサウンドはどのリズムマシンにも必ず入っています。しかしSpark 2のVintage Drumの909はお世辞にも良いとは言えません。
しかし。Spark 2のFactoryプリセットの中に909をブラッシュアップしたサウンドがあるのでそちらを使えば問題はありません。
お家芸のモデリングの一つであるフィルターによる音の変化が素晴らしくなめらかなフィルターサウンド変化を楽しむことができます。音はサンプルベースとモデリングベースの2つのエンジンから成り立っていてかなり細かく作り込むことができます。
GUIの大きさが変更できない
モジュールによる音作りがユニークですが、GUIのサイズが小さいため少し不便を感じます。
最近のソフトシンセはGUIの変更が可能なのでSpark 2もサイズ変更に速く対応してほしいところです。
マルチアウトの仕様
ドラムマシンなのでマルチアウトに対応していますが、すべてステレオアウトのみになります。特殊なエフェクトでも使用していないかぎりステレオで出す意味はあまりないので、できればBFDのように「8モノラル、8ステレオ」という仕様を追加してほしいです。
サウンドデモ
808
909
生ドラム系
テクノ系
他にも、TR-727やリンドラ、シモンズなどのビンテージドラムマシンも山盛りです
こちらもEDM系のキット「Astral Allilance」でそれっぽいデモを作ってみました。
ループ再生ではかなりこだわり抜いたループを聞くことができますwまたSparkは専用のハードがるのでそちらで外部コントロールするほうがより楽しくビートメイクできます。
Spark 2の価格
音が太くどのリズムマシンよりも高機能な音色作りが可能なSpark 2の価格は15,740円です。
まとめ
Spark 2は次のようなリズムマシン音源です。
- 優れたリズムマシンライブラリを搭載したリズム音源
- 高機能な音作りはほかを寄せ付けない
- GUIのサイズが変更できないのがちょっとつらい
使っている人が少ないですが、本当に素晴らしいリズムマシン音源です。
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