addictive drums vstには何十というドラムキットがあり購入者の多くは「結局どれを買えばかっこいいドラムトラックが作れるのか!!」と思っている人は多くaddictive drums 2 custom xlのようなすべてのキットを自分で選ぶ場合などは特に頭を悩ませます。
addictive drums 2 おすすめ とかで検索しても人それぞれでよくわからないしなー
この記事では失敗しないお手軽で高品質なドラム音源、addictive drums 2 adpak の選び方を解説します。
addictive drums 2 adpakの選ぶポイントはずばり!
各キットのサイズと材質で選ぶことです。
この方法を理解できれば偏ったaddictive drums 2 adpak を大量に持つことなく常にバランスがとれた即戦力になるドラムキットを構築できるようになります。
addictive drums 2 adpakをサイズで選択
ドラムの音色は面と深さのサイズによっては次のような効果があります。
- 打面の大きさによってピッチと音量が決まる
- 深さによってリリースが(音の余韻)決まる
例えばスネアドラムの面口径は14インチが一般的です。1インチ=2.54cmなので14インチ=35.56cmになります。高いピッチのスネアがほしい場合は13インチタイプ、さらには12インチになるとかなり音程が高いスネアになります。
スネアドラムの深さは5インチ〜6.5インチのものが一般的です。
これより浅いとリリース(余韻)が少なく音が短い印象のスネアになります。余韻に関してはゲートタイムなどである程度コントロールできますが、意図しないサウンドになる場合もあるので注意が必要です。
ドラムの音作りの面でもサイズを以上の音は出ない(出せても自然ではない)という考え方をもつ必要があります。
なので、バリエーションの違いとしてaddictive drums 2 adpakを購入する場合はまずサイズをチェックすることをオススメします。
シンバル類もまた大きさでピッチが変わります。迫力のあるハイハットでリズムを刻みたいのであれば口径は少し大きめの方がイメージしている音に近づきます。
addictive drums 2 adpakを材質で選択
ドラムの音色に影響する要素の2番めは材質です。ドラムの中でもスネアは材質による音色のバリエーションが広いのです。主にウッドとメタルですがその中でもこれだけの材質の種類があります。
ウッドの種類と特徴
メイプル | バーチ | マホガニー | オーク | セルコバ | ブビンガ | ポプラ | |
特徴 | ブライトでぬくもり | ソリッドで輪郭 | 低音が得意 | 独特のアタックとサスティン | ブライト+サスティン | ダークでパワフル | 密度が低く馴染みやすい |
メタルの種類と特徴
スチール | ブラス | コバー | ブロンズ | アルミ | |
特徴 | 高音域サスティー | ノイジーで温かい | スムーズなサスティーン | レンジが広いまとまりのある音 | 優しい柔らかなサウンド |
その他の材質の種類と特徴
カーボンファイバー | アクリル | グラスファイバー | |
特徴 | ソリッドでパワフル | 丸い感じながら独特のアタック感もある | 鋭さと温かみを併せ持つサウンド |
細かく分けると材質の種類による音の違いは色々とありますが、主に次の2つです。
- ウッド=温かみのある音
- メタル=冷たい音
addictive drums 2 adpakを選ぶ場合にすべてをメタルorウッドにしてしまうと音色の偏りが大きくなって使い続けいているうちに「なんかあんまりどれもそんなに変わらない?」という感じになってきます。
作られた音色の良さで選ぶ
基本的には上記の2種類で選ぶのがよいです。そのうえでどれほど音がかっこよく作り込まれているか?が基準にすると、バリエーション豊かなaddictive drums 2 adpakを構築できます。
また、変わり種としてパーカッションやリズムマシン系のaddictive drums 2 adpakを入れておくと使いみちが広がります。
addictive drums 2 adpakのパーツの種類と材質について
キックサイズ比較
サイズの見方は次の図のようになります。
面のサイズによって音のピッチが代わり、胴のサイズで余韻が変わります。
それでADpakごとにキックのサイズだけを比較してみます。
キックの一般的なサイズは口径22インチ、深さ16インチと言われています。
ドラムセットの中で最も大きいドラムで、一番低い音を担当するドラムです。ドラムは通常インチでサイズを表しますが、バス・ドラムには口径18インチ~26インチ、深さ14~18インチというバリエーションがあります。標準的なサイズは口径22インチ、深さ16インチです。胴が深いものは「深胴」と呼ばれます。胴が深い方が、深い音を出すことができ、口径が大きければ大きいほど、大きな音を出すことができます。
つまりこれ以上のサイズであればより低く、大きな音でサスティン(余韻)があるキックサウンドになるという見方をします。
キック | スネア | |
ADpak Boutique Mallets | 22×14″ | 14×6 14×6 |
ADpak United Pop | 22×14″ | 14×6.5 14×5 |
ADpak Session Percussion | 32×20″ | 12×6 |
ADpak INDIE | 26×14″ | 14×5.5 |
ADpak Metal | 22×18″ | 14×5 |
ADpak Reel Machines | キックサイズ指定なし | |
ADpak Modern Jazz Sticks | 18×14″ | 14×5 |
ADpak Modern Jazz Brushes | 18×14″ | 14×5 |
ADpak Blue Oyster | 22×16″ 26×14″ | 14×6.5 |
ADpak Black Oyster | 20×16″ | 14×5 |
ADpak Studio Pop | 24×18″ | 14×5 |
ADpak Studio Rock | 22×18″ | 14×5.5 |
ADpak United Heavy | 22×18″ 24×18″ | 14×6.5 14×5 |
ADpak Modern Soul and R&B | 22×16″ | 14×5.5 14×5 |
ADpak Fairfax Vol. 2 | 22×14″ | 14×6.5 14×5 |
ADpak FAIRFAX vol.1 | 24×16″ | 14×6.5 14×7 |
ADpak Vintage Dry | 20×16″ 22×16″ | 14×5 14×6.5 |
ADpak Black Velvet | 22×18″ | 14×5 |
ADpak Funk | 22×16″ | 14×5 |
ADpak Retroplex | 22×16″ 24×16″ | 14×5 |
ADpak Studio Prog | 20×16″ | 14×5.5 |
サイズだけで見ると一番大きいのはADpak Session Percussionのkick(32×20″ Kolberg Percussion Concert)になります。
これは通常のキックバスドラムではなくオーケストラ用で使われるタイプのものだからです。つまりこれでロックやポップスを演奏するとちょっと雰囲気があいません。(意図として使うのであればOKです)このタイプのキックは音の低さや余韻の長さからマーチング等に向いています。
ADpak FAIRFAX vol.1が使いやすいという話があるのは24×16″ Gretsch Stop Signというサイズなのも耳に馴染みのあるオーソドックスな音色が搭載されているからでしょう。
24×16″ Gretsch Stop Signはaddictive drums free [Demo]に搭載されています。
リリースの長さはある程度調整できますが、短い音は長くすることは基本できませんのでしっかりとした余韻がほしい場合は音色的な選び方よりサイズの選び方を優先する方がよいでしょう。
本来であればバスドラムはキックペダル等にも言及すべきではありますが、ADpakにはそこまでの詳細はありません。なのでまずはサイズだけ基準に選ぶだけでもバランスの取れたドラム環境を構築できるようになります。
addictive drums 2 custom xlおすすめadpak
addictive drums 2 customとはすべてのキットを自分で選ぶことができるセットです。
customは3つ、 custom XLは6つまで選択できます。
xln audio addictive drums 2 Custom
価格 (+ TAX)¥18,709
3つのドラムキットから 選べるカスタムセット
xln audio addictive drums 2 Custom XL
価格(+ TAX)¥36,323
6つのドラムキットから 選べるカスタムセット
addictive drums 2 custom 等での選択としては次の3つを選ぶとキックとスネアのバランスがとれます。
- ADpak FAIRFAX vol.1
- ADpak Metal or ADpak Black Velvet
- ADpak Studio Prog
ADpak FAIRFAX vol.1はスネアのサイズは他よりも大きく(14×6.5 14×7)しっかりとしたスネアを鳴らせます。
ADpak Metal or ADpak Black Velvetの場合キックのサイズは同じですが、バチッとしたアタックの鋭い音が特徴なのでより鋭い音がほしいのであればMetal、汎用性が高いキックのアタック感を望むならばBlack Velvetを選ぶとよいでしょう。
ADpak Studio Progはキックが他のサイズと比べると小さい(20×16″)のでタイトな曲にマッチします。
音作りをする場合において、一つ一つの音が違う方がさらにバリエーションが広げられます
まとめ
addictive drums 2 adpakはわかりやすく覚えてもらうためにジャンルを指定していますが、それほど縛られる必要はありません。実際ポップスと言ってもその幅は広く、時代によってもサウンドも変わっています。自由に選び自分の創作の幅を広げる目的で縛られない使い方をするのが大切です。
お気に入りのキットが選べたらあとは使い込んでいきましょう。
コメント