DTM作曲「サビらしくきこえない」と言われたらチェックしたいポイント

作った曲を誰かに聞いてもらったとき

「うーんすごいけどよくわからない」と言われたり

「えっ?これサビ?全然サビっぽくない」と言われてショックを受けたことありませんか?

 

自分の自信作をそんなふうに言われたらちょっと落ち込みますよね。

「才能ないのかなー」って思ったりもするかもしれません。

サビは一番聞かせたいところですが、それがサビらしく聞こえない原因は

ずばり「構成(パート)のバランス」にあります。

 

重要なのは「他のパートと比べて違う要素」があるかどうかが

パートの違いを明確にします。

そしてサビのパートで重要なのは他のパートより

「エネルギーがある」これが伝わるかどうかです。

 

「構成?パートのバランス」なんかよくわからない。

って思った人はこの記事を読むと今まで悩んでいたことが一気に解決するかもしれません。

人も音楽も「五感」が重要

人は五感を使って生きています。

音楽にも五感があります。

それは次の5つです。

  • 空気感
  • ジャンル感
  • リズム感
  • メロディ感
  • 音色感

これらが楽曲の中でバランスよく整っていれば

「どこがサビ?」「よくわからない」と言われることはなくなります。

では具体的に見ていきましょう。

空気感

明るいか暗いか

いわゆるメジャーかマイナーかみたいなコード的な役割から

感情的な「嬉しい悲しい」やもっと抽象的な

都会的、田舎的、宇宙的、etc…これらが空気感になります。

ざっくりいうと雰囲気みたいなものだと思ってください。

どんな音楽に慣れていない人でもぱっと聞いて

その曲の雰囲気は感じ取るとれます。

 

逆に言うとその空気感が感じ取れない曲というのは

「よくわからない」という印象を与える原因にもなります。

 

作曲では空気感は一つに絞ることが重要です。

「私の思いはそんな一つに絞れない」という人もいるかもしれませんが、

聞いてもらうことを前提とした曲を作っているのであれば

「ユーザー視点」を無視してはいけません。

音楽に詳しくない人でも曲の空気感(雰囲気)はすぐに伝わる

ジャンル感

バンドの解散するときに

「やりたいジャンルが違うので」という形で使われる

ジャンル感成長することでやりたいことが変わるのは仕方ないかもしれません。

このジャンル感もまずはロックならロックときっちりと説明できる

音楽でないとやっぱり「よくわからない」という印象になります。

「もっと複雑に!」「もっとかっこよく」という意識ばかりが先走ってしまうと

聞き手が共有したい「ロック感」は届きません。

オーソドックスな「ロック」が伝えたいならばまずは「オーソドックス」をしっかり

知っておく必要があります。

何のジャンルをやりたいか伝わる内容になっているか?

リズム感

ここではその曲がどれくらいのリズムを感じられるかがポイントです。

例えば、ハウスの4つ打ちリズムが気持ちよく感じるのは何かを考えます。

例えば、BPM130とBPM180の4つ打ちでは意味が異なります。

ハウスがしたいのにそのリズムが伝わるBPMをしっかりしっておく必要があります。

 

これも自分ありきのリズム感ではなく「それを望んでいる人」がもっているリズム感を

掴んでおく必要がああります。そのうえで「少しだけ速く」「少しだけ遅く」といった

さじ加減が個性の一つになってきます。

楽曲の魅力を伝えられるリズム感かどうか?

メロディ感

メロディが弱い

プロの間ではこのメロディこそが作曲です。

このメロディ感で大事なのは各パートにおける音の高さや長さになります。

AとBとサビのリフレインはどういうバランスか?

一番聞かせたい音の高さは?それはどんな音のなのか?

などなど、メロディに関する要素がサビとそうでないパートとのバランスを

意識できているかどうかで「よくわからない」「サビはどこ」と言ったことがなくなります。

 

サビを大きく見せたいのであれば「ロングトーン」

勢いをつけたいのであれば「リズムを感じる8分音符のような連続した音」

それ以外の場所ではこれらの要素をあまり多用しない

このように考えられるようにすると「メロディ感」がわかりやすくなります。

なぜ、その音程で、なぜその音の長さなのか?それはそのパートで出すべき音なのか?

音色感

クリーンなギターでカッティングするのと

クランチ系でカッティングするのでは

どちらが荒々しいですか?と尋ねると多くの人が後者というのではないでしょうか?

これはクランチ系そういう用途で使われるためです。

つまりこれらはすでに露出している楽曲のイメージに左右されるということでもあります。

 

その音色でどういう空気感を伝えたいのか?

という自問自答があれば、音の使い方のメッセージ性がわかりやすくなりますね。

 

DTMなどでは、いくらでも音色を重ねることができるため

簡単に派手にできますが、言い換えると「ただ派手になっただけでよくわからない」という

印象を与えてしまう可能性があるので、

意図のない音色選びには最新の注意が必要と言えます。

 

また楽器構成において、同じ音色を多用することで逆に伝わらなくなります。

音色のチョイスの意味がぼやけないかをしっかりとチェックです。

音色の役割は正しく機能しているかどうか?

曲の構成

楽曲には構成があります。

JPOPで定番なのは

A-B-サビ

洋楽などでは

A-サビ

というタイプもあります。

 

構成には意味があります。例えばAメロならば

曲の空気感がもっとも速く伝わる(最初)パートです。

楽曲という物語のスタートとも言えます。

 

よく言われる起承転結の「起」です。

 

一般的にはトニックⅠ(コードでいう一番最初 コードがCならばCから始まる)から始まります。

曲がスタートする場所なので、それが一番わかりやすいですね。

ではこれがサブドミナントⅣ(コードCでいうところのF)から始まると、始まったというよりは

すでに何かが始まっているという雰囲気を与えます。

Ⅲでは(ミソシ)はトニックの代理でもあります。

始まりの度合いみたいなものを調節できます。

 

このようにパートの役割を明確にしておかないと

次のパートにつながらなかったりつなげても無理矢理感が出てしまうと

音楽がギクシャクした感じに聞こえます。

さいごに

自分の好きなように作ってしまうと曲の中でメロディが迷子になってしまいます。

それを面白いと捉えられるジャンルであっても、最終的にはそれが一つの物語であったように

うまくまとまります。

 

それができるのは音楽の5感

  • 空気感
  • ジャンル感
  • リズム感
  • メロディ感
  • 音色感

がしっかりとバランス良く成り立っているからです。

 

「サビらしく聞こえない」

「なんだかよくわからない」

これらに重要なのは「その1音を直せばよい」という考え方ではなく

「比較、仮説、検証」です。

音楽は言ってしまえば「比較」を楽しめるものでもあります。

AとBで何が違うのか?

なぜ違うのか?

とあらゆる比較を行って

自分なりの仮説を立ててそれを検証します。

 

重要なのは「誰かに聞いてもらうことを前提とした」という条件です。

これがないと「好き勝手やっていい」という免罪符を与えてしまうことになりますから。

 

「どこがサビ?」

「おもしろくないよこの曲」

「なんかごちゃごちゃしてるだけ」

いわれた瞬間はちょっと凹むかもしれませんが、自分の曲が今よりさらによくなるチャンスです。

学べることは何でも取り入れて

みんなに伝わる曲を書いていけるようになりましょう。

 

作曲に迷ったら「5感」ですよ!ª

 

 

 

 

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