Logic Pro XとLogic Proの違い:進化した機能と対応OSを解説

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Logic Proと検索するとLogic Pro XとLogic Proと2つの種類があることに戸惑うユーザーもいると思います。

結論から言えば両者は同じ意味です。しかし、それらの名前の違いによって搭載されている機能が異なります。

購入の面では現在はLogic Proしかないので間違って購入することはありませんので安心してください

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Logic Pro XとLogic Proの違い

両者の違いは名前の呼び名の違いでしかありませんが、厳密な意味でいうとバージョンの違いで搭載されている機能も異なります。

Logic Pro X

Logic Pro Xは、2013年にリリースされたバージョン10.0から始まりました。以降、「X」はその後の10.x系のバージョンを指すものとして使われました。

Logic Pro Xの最終バージョンは10.4.8

特徴: Logic Pro Xは新しい機能やユーザーインターフェースの改良、パフォーマンスの向上を含む多くのアップデートが含まれています。特にDrummer機能、Flex Pitch、Smart Controlsなどが導入されました。

Logic Pro Xの対応OSは最終バージョン(10.7.9)は、macOS 11.5(Big Sur)以降のバージョンに対応しています。ただし、最適なパフォーマンスを得るためには、macOS 12.0(Monterey)以降を推奨されています。

Logic Pro

Logic Proは、2020年以降の新しいリリースから「X」が外され、単に「Logic Pro」としてリリースされています。これはバージョン10.5以降から始まりました。

特徴: Logic Proは、バージョン10.5からのアップデートを含む最新バージョンの名称です。この変更により、Appleは単に「Logic Pro」としてブランドを統一し、継続的なアップデートを示すために使っています。

Logic Proの対応OSは、macOS 13.0(Ventura)以降のバージョンに対応しています。この新しいバージョンは、最新のmacOSバージョンをサポートすることで、より高度な機能やパフォーマンス向上が期待できます。

最新のLogic Proの機能について

最新のLogic Proには以下の機能が搭載されています。とくにAI関連の機能の強化により、作曲やミックスに不慣れな人でもクオリティの高い楽曲を作れるようになりました。

新機能

  1. AIドラムデザイナー:
    • 新しいAIドラムデザイナーは、自動的にリズムパターンを生成し、ユーザーの音楽スタイルに合ったドラムトラックを提案します。
  2. AIベースラインジェネレーター:
    • AIがベースラインを自動生成し、トラックにダイナミックな低音を追加します。
  3. セッションプレイヤーズ:
    • AIを活用したバーチャルミュージシャン機能。複数の仮想楽器プレイヤーがリアルタイムでトラックを演奏します。
  4. ChromaGlowエフェクト:
    • 新しいエフェクトプラグインで、トラックの最後の10%の磨きをかけることができます。

改善点

  1. サラウンドパンニング:
    • サラウンドパンナーでのスピーカーのアクティビティステータス調整がより直感的に。
  2. Samplerのアップデート:
    • グループのレベル調整が可能に(最大+24 dBまで)。
    • サンプルのトリムマーカーのドラッグ操作が改良。
  3. マスタリングアシスタント:
    • 新しいモードが追加され、クリーンな音とエキサイト音のバウンス時の遅延が解消。

Logic Pro Xとの違い

  • ユーザーインターフェースの改良: 新しいLogic Proでは、UIがさらに直感的に。
  • パフォーマンス向上: Apple Siliconチップに最適化され、処理速度が向上。
  • 新しいプラグイン: AI関連プラグインや最新のエフェクトが追加。

これらの新機能と改善点により、最新のLogic Proはさらに強力な音楽制作ツールとなっています​

なぜ2つの呼び名が存在しているのか?

歴史的経緯: Appleは、Logic Proのバージョン10リリースに際して「Logic Pro X」と命名しました。その後のアップデートで「X」を維持していましたが、バージョン10.5のリリースを機に、「X」を外し、シンプルに「Logic Pro」としました。これは、ブランドの統一性を保つためと、継続的なアップデートを反映させるための変更です。

マーケティング: 「X」はAppleの他の製品(例:Mac OS X)にも見られるように、特定の世代を示すために使用されていました。しかし、時間の経過とともに、Appleはシンプルで一貫した命名を好むようになり、「Logic Pro」という名前に統一しました。

ちなみに、iPadのLogic もLogic Proで統一されています。

まとめ

  • Logic Pro Xはバージョン10.xの期間を指し、新機能や改良が多数含まれていました。
  • Logic Proはバージョン10.5以降のアップデートを反映し、Appleのブランド統一のための名称です。

このように、呼び名の違いはバージョンとマーケティングの戦略によるものです。どちらも基本的には同じソフトウェアの進化版であり、ユーザーに提供される機能やパフォーマンスの向上を目指しています。

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