最新のMac OSのSequoiaってMac mini(2018年モデル)でも動くかな?Logic Proとか、サードパーティのプラグインがちゃんと動くのか気になってる
僕も同じMac mini 2018だけど、SequoiaにアップグレードしてLogic Pro 11.1も使ってるよ。正直、最初は心配だったけど、思ったよりスムーズに動いてる
最新のOSは基本Appleシリコン環境に最適化されているOSですが、Intel CPU搭載のMacmini2018でもOSのインストールは可能です。では最新のOS環境でDTM環境は安定動作するのかについて調べてみました。
今回の記事の内容はあくまで私の環境での動作確認であってすべての環境での安定性を確約するものではありませんのでその部分はご了承ください。
私のDTM環境
現在の私のDTM環境です。赤文字のところが今後環境になります。
パソコン Macmini2018
CPU Corei7(i7-8700B)6コア
HT使用時12コア 3.2GHz/ターボブースト(TB)使用時4.6GHz
メモリ 32GB
システム OS12.6.1 Monterey(Sequoia)
Audio/IF Focusrite RED 8PRE
バッファー 256
DAW LogicPro10.7.9(11.1)
48kHz/24bit
再生ストレージ SSD
まず、OS的にIntel MacでSequoiaは動くのか?ということですが、今のところとくに問題は起きていません。
Focusrite RED 8PREのドライバーも問題なくインストールして、動作も安定しています。
Logic Pro11.1
アップグレード前にクローンバックアップをするのがおすすめ、方法は現在使用しているLogic Proのアプリケーションアイコンをシステムディスク以外のストレージにコピペするだけ
Logic Pro11.1には様々な機能が搭載されており、IntelMacで動くもの、Appleシリコンでしか動かないものがあります。
Intel Mac(Mac mini2018) | Appleシリコン | |
Session Player | ◯ | ◯ |
グローバルコードトラックとリージョンコード | ◯ | ◯ |
Stem Splitter | ✕ | ◯ |
ChromaGlow | ✕ | ◯ |
Mastering Assistant | △ | ◯ |
Session Playerは、リアルなベース、ピアノ、ドラムの演奏をプロジェクトに簡単に追加できるツールです。プロのバックバンドのように、あなたの指示に応じて素早く演奏を作り出します。リズムパターンやコード進行を自動生成し、多彩なスタイルやジャンルに対応。細かい演奏ニュアンスの調整やテンポ変更も直感的に行えます。
Mac miniでも普通に動きます。Appleシリコンの方がスムーズに動くのかもしれませんが、Mac mini2018でも普通に動きました。個人的にいままでのDrummerのパターンが微妙に使いにくい印象でしたが、SessionPlayerのドラムはオーソドックスなパターンがあって使いやすいです。
2mixのオーディオ素材から、ボーカル等を抜き出すStem Splitter、サチュレーターに特化したプラグイン、ChormaGlowはAppleシリコン専用でした、ちょっと使ってみたかったですね。
Mastering AssistantではCleanモードでしか動かせません。
とりあえずLogic Pro単体だけでいえば、今のところMac mini2018環境でも問題なく動く感じです
個人的に、上部コントロールバー内にてバッファサイズが変更可能になったこと、
新しいリバーブプラグインQuantec Room Simulatorのクオリティがかなり好みだったこと
安定動作以上にこれら2つのアップグレード内容が私にとっては大きなメリットでした。
では、ここからサードパーティの検証です。
Native Instruments(Komplete 15 Collectors Edition)
動作:◯
最新のKomplete 15 Collectors Editionを試してみましたが、こちらもとくに問題なく動いています。Monterey時代にはNative Instrumentsの音源は外部SSDにインストールして使用していました。
通常、OSの再インストールを行った場合でも、Native Accessを使って既存の音源フォルダを指定すれば、再インストールせずに音源を認識させることができます。
しかし、今回はOSをアップグレードした影響か、この方法がうまく機能しませんでした。そのため、Komplete 15 Collector’s Editionの音源をすべて再インストールする必要がありました。
またNative ACCESSのLocateボタンを押してもうまく反応しないときがありました(二回押せば問題なく認識されてます)
Arturia(V CollectionX等)
動作:◎
Arturia Software Senterによるダウンロードおよび、オーソライズ、ソフトの起動等とくに問題はありませんでした。
Pigmentも問題なく動きます。
Dreamtonics Synthesizer V(1.11.2)
動作:◎
ボーカル音源の決定版とも言えるSynthesizer Vは、新しいOS環境でも問題なく動作します。ただし、動作についてはOSよりもDAWに依存する部分があり、リズムのタイミングや細かい挙動については詳しく検証していませんが、一般的な使用においては特に問題は感じられませんでした。
一方で注意点として、Synthesizer Vをシステムの新規インストール前に必ずディアクティベートする必要があります。これを忘れると、アクティベート権限が消費されてしまい、再びアクティベートできなくなる可能性がありますのでご注意ください。
アクティベート解除失敗と改善方法についてこちらの記事が参考になります。
ToonTrack(EZDdrummer3,EZbass)
動作:◎
ToonTrackが誇るドラム音源とベース音源、インストールアプリである。Toontrack product Mangerを含めて、とくに問題なく動きました。
こちらはSynthesizer Vと違って、インストールしてある音源へのパス変更だけで使用可能です。
Voosteq
国産ブランドでありながら、世界中で高く評価されている万能コンププラグインMaterial Compと、英国式チャンネルストリッププラグインModel N Channel。これらは、新しいSequoia環境でもインストールから使用まで問題なく動作します。
現在、これら2つのプラグインは96bit-musicが運営するショップにて、セール価格でお求めいただけます。高品質な音楽制作ツールをお得に手に入れるチャンスです!
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synchroart
ボーカルピッチとタイミングを高速で修正するVocAlignとRepitch、これらもARAおよび通常の動作問題ありませんでした。
まとめ
上記以外で私が所持しているプラグインですが、特に問題はありません。
メーカー | 動作確認 | |
IDRX | Borgen digital | ◎ |
Falcon | UVI | ◎ |
Melodyne | Celemony | ◎ |
Q3 | Fabfilter | ◎ |
RX11 ST 他 | izotope | ◎ |
Nolly X、Cory Wong X | NeuralDSP | ◎ |
通常最新のOSとDTMの相性はあまりよくないという話もありますが、Sequoiaに限ってはわりと安定している印象です。ただ、あくまで今回の調査は私の Mac mini2018(Intel mac)という環境においてのお話なので、すべてのDAWやAppleシリコン環境の安定性を確約した内容ではなないことをご了承いただきたいです。