[特典付き]世界が注目するMaterial Compを作ったVoosteQインタビュー

今世界中のクリエイターが注目しているプラグインがあります。それがMaterial Compです。近年出てきたコンプの中で音質も使い勝手も良くプロからアマチュアまでそのサウンドの虜になってしまっています。しかし、このメーカーさん聞いたことないですよね?実は日本の会社なのです。今日はそのMaterial Compを作った会社VoosteQに取材をしてみました。
また、さいごに特典企画も用意しているので楽しみに読みすすめてください。

Material Compの機能について

取材の前にMaterial Compについて少しだけ説明させていただきます。

主な特徴

◯VoosteQ独自のアナログ回路シミュレーション技術”DFP(Division of Force Processing)”を採用 ◯6つのコンプレッサータイプ
◯6つのプリアンプのサチュレーション
◯8つのアナログ回路のシミュレート

◯4つのグルータイプ
◯オーバーサンプリングに対応 ◯表示に高性能なアナライザー ◯完全64-bit内部処理による、最先端の透明感のあるサウンド ◯非常に低いCPU負荷

◯ステレオ/モノ対応 ◯最大192kHzまでのサンプリング・レートに対応 ◯PDFマニュアル(日本語版、英語版)付属

マニュアルより

これらの機能を無駄なく完璧なレベルで調和させたのがMaterial Compで、リリースしたのにも関わらずKVRでのランキングでは一位を獲得している今世界から注目されているコンプレッサープラグインです。

VoosteQという会社について

はじめましてUGと申します。今日は色々と聞かせてください。

UG

VoosteQ

どうぞよろしくおねがいします。なんでも聞いてください
では早速ですが、VoosteQの創業経緯について教えていただけますか?

UG

VoosteQ

Material Compの前身となるコンプレッサーやアナログ感を演出する技術を駆使した未公開のプラグインを、数名の日本で活躍するトッププロデューサー、アレンジャー、エンジニアに使って頂き、オリコン1位やストリーミングチャートでもトップになる楽曲に次々使って頂きました

ここでは名前は伏せさせて頂きますが、誰しもが一度は耳にしたことのある近年の日本の楽曲で使用されております。
また、某有名ゲームやCM曲でも本当に多く使って頂きました。
そこでその音のプラグインをVoosteQとしてリリースしていこうと思ったのがきっかけです。

これはいわば、今まで老舗の料理人だけが使うことを許されなかった秘伝のタレが誰でも使えるようになったということか!!

UG

VoosteQ

ちなみに、よくボーズテックと言われてしまいますが、読み方はVoosteQ(ブーステック)です。
今後は日本語HPも作成していこうと思ってます。
ブーステック!!ブーステック!(大事なことなので2回言いました)HPは英語だったからみなさん外国の会社と思っている人いますが、日本の会社だったんですね。会社の名前は正しく覚えよう。日本語HPも今後追加ということφ(..)メモメモ

UG

Material Compの開発期間や裏話について
開発にはどれくらいの年月をかけたのですか?

UG

VoosteQ

開発期間はざっくり3年です。もちろんMaterial Compだけに3年かけた訳ではなく、プラグインをいかに軽く、かつ高品質で絶妙な色付けをする独自の技術の開発に多くの時間を費やしました。なので今後リリース予定のプラグインにもその技術を生かしております。

Material Compに限った裏話だと、ただ高音質のデジタルコンプレッサーを目指した訳ではありません単品で聞いて音が良くなる音色よりもミックスの中で本当に生きてくる音色を優先しました。

それはビンテージ感だったり空気感だったりすると思いますが、そういった点を特に意識して開発した結果、多くのヒット曲で使って頂きました。
コンプって正直いくらでもありますし、単品で使った瞬間はよくてもトラックに混ぜた瞬間に「えーこんな音だっけかな?」と思うプラグインをたくさん見てきました。

プロはそこからその音を良くしていくための「技法=絶妙な味付け」があるわけですが、その技を私達が使えるというのは嬉しいですね。
こういう微妙な味付けってそうそう表に出てくることではないので、Material Compからそういう部分も学べるのは大きいですね!!

UG

洗練されたGUIについて

GUIがとても綺麗ですね。スマートかつエレガント!GUIが良いとそれだけテンションがあがります!最初からこのようなデザインだったのですか?

UG

VoosteQ

実は最初は無機質でフラットなデザインにする予定でした。
実際、数名のプロデューサーに使い始めて頂いた初期の段階(2017~18年頃)では3Dのデザインではありませんでした。
というもの最初は”Preamp Spice”、”Analog Flavor”、”Special Section”をそれぞれ別プラグインとして開発していたからです。
開発が進んでいく中で色々なアイデアを頂き、ひとつに集約してのリリースが決定し、多くのデザインを検討した結果3Dで全体をデザインしました。
勝手な想像で最初はフラットじゃないかなーって思ったら本当にそうだった。また、それぞれの機能が別途開発だったのには驚きです。しかし独立したプラグインで”Preamp Spice”、”Analog Flavor”、”Special Section”をつかうよりも1つのプラグインの中に入ったことでシナジー効果が生まれているように思います。
でもコンプ以外の機能を独立して欲しがる人はいるんじゃないかと思うほど、コンプ以外の機能も充実しています。

UG

開発者が語るMaterial Compおすすめ機能!

VoosteQ開発者から見た「この機能が本当にオススメ!」「このプリセットは試してほしい!」というものはありますか?

UG

VoosteQ

機能としてはSpecial Sectionの”Punch”、”Groove”、”Imager”は本当にオススメです。
よく海外の方から”Punch”と”Groove”はエンベロープを調整しているのかと質問されますが、実際に行なっているのは全く異なる処理です。

私もPunchは驚きました。コンプで潰れたアタック感を簡単かつ嫌味がないサウンドを作り出してくれます。パラレルコンプ的な処理とは違うサウンドに感じます。本当にすごい。一度味わったらこの機能は手放せません!!

UG

動画はドラムミックスにPunchを加えていったものです。本来埋もれるアタック感が前に出てくるのが特徴的です。

VoosteQ

特に”Groove”は文字どおりグルーヴを付加する機能なのですが、
おそらく既存のプラグインにはなかなか無いであろう、特殊な処理をしております。トラックの中で存在しているけど、小さくて気づかない音のうねりのような成分を調整しております。大きくグルーヴを変更する訳ではありませんが、ミックスする中で効果的に聞こえるはずです。
ポンピング的な変化をグルーヴとして扱える機能のようにも感じます。

しかしこのうねりくせになります。コンプのリリースと一緒に作っていくことで、かなりアグレッシブなサウンドになります。

これもPunch同様、一度味わってしまうと手放したくないサウンドになりますね。

 

Imargeに関しては最初どう扱えばよいのか少し悩みどころでした。最初はステレオイメージャー(モノラルをステレオに変更する)と思っていましたが、そうではないのですね。パラメーターをあげていくと気持ちよくステレオ感が広がるのですが、最大にすると大げさすぎる雰囲気にもなるので60%くらいを上限に考えてステレオ音源系やマスターに使うとしっくりきました。

もう少しよい使い方はないものかと考えたときにリバーブにかけたら嫌味なく音が広がり、なおかつ、Punchをいじることで埋もれにくいタイトでドライなサウンドを得られました。こういう使い方ができるのはMaterial Compならではですね。

UG

動画はドラムミックスにGrooveを加えていったものです。ここまで大げさにするようなものではないのかもしれませんが、Grooveによって得られる効果は実にユニークだと思います。

VoosteQ

あとは”Glue Magic”も特徴的でオススメの機能です。
大型のスタジオコンソールのバスコンプなどに発生する独特の一体感というかまとまり具合を簡単に付加できる機能です。

Glue感は人の好みで大きくその評価が分かれるところです。Material CompのGlue感はしっかり接着する感じもありますし、Guleの種類を選択できるので好みのものや、ジャンルやよって使い分けできるのがいいですし、さらにMIXノブで接着度合いをコントロールできるのも使いやすいですね

UG

VoosteQ

プリセットはそうですね、、、『コレ!』という訳ではありませんが、”Master Country”みたいに繊細にかけることも出来るし、
”MixBus British Trash”のように音色を作ることもできるので、幅広く試して欲しいです。
あとは全体的にステレオバランスや音色が壊れないようにチューニングしているので強くリダクションして使うのもオススメです。
プリセットを選んで驚いたのは音色の多彩さです。本当にこれがコンプのプリセット?というくらいにバリエーションが広いです。

 

個人的にピアノやストリングス、などのプリセットがあるのは嬉しいですね。キーボード系のコンプってどうしていいかわからない人結構いると思います。個人的には「Piano Pop’n Magic」が気に入りました。「アイドル曲やアニソンでも聞かれるちょっと鼻が詰まった感じで押してくるようなコンプサウンド!!」は重宝するのではないでしょうか。あと本当に結構強くかけてもバランスが壊れないのすごいですね。

UG

オーバサンプリングについて

オーバーサンプリングは何倍に設定されていますか?VoosteQはオーバーサンプリングの重要性についてどう考えていますか?

UG

VoosteQ

Material Compのオーバーサンプリングは2倍です。

VoosteQではオーバーサンプリングの重要性をもちろん理解していますが、全てのソースにオーバーサンプリングが合うかと言われればそうは思いません。処理する中でどうしても高音域の周波数に多かれ少なかれ影響が出ますので、適材適所かと思っております。

例えば高サンプリングレート高レートではなく、48Khz/24bitなどの環境の方が比較的効果は体感出来ると思います。

最近はとにかく「オーバーサンプリング」がついているものが多いのですが、果たしてどこまで必要なのか?と思っている人も多いでしょう。

オーバーサンプリングによって得られる効果は実際ありますが、8倍とか16倍とかそんな数字が必要なのか疑問でしたし、ソースによっても果たしてどこまで必要かという疑問に対して、プラグイン開発メーカーとして2倍でも効果はある。という答えを得られたのは我々にとっては良い学びになったように思います

UG

Analog Flavor機能について

質感を変えるAnalog Flavor機能はユニークでかつ実践的な機能のように思います。その多彩に驚きましたが、9.Analog+ はかなり
笑えました。
まさかケーブルのエミュレーションとは…wこれはどんな理由でつけようと思ったのですか?(ちなみにこれはどんなケーブルなのか教えていただくことはできますか??)

UG

VoosteQ

笑ってくれて嬉しいです(笑)まずAnalog Flavorの説明をさせてください。
Analog Flavorは文字どおり、アナログの空気感を付加する機能なのですがイコライザーでは再現できない、ハードウェアを通した音色や空気感をモデリングしています。
AD/DAを通すことで起こる位相のズレや周波数の変化が手軽に実現できる機能になっています。少し前に流行った、一度外のミキサーに通して戻してアナログ感を付加するといった流れを再現しています。その中で、”9.Analog+”のようにただ単にケーブルを通した音は意味ないように思えて実は空気感を付加するには十分効果がある手法です。
ケーブルの種類は50年代のハンダとビンテージケーブルで作成したオリジナルケーブルです。
質感に拘ったVoosteQさんならではのアイデアだと思いました。アナライザーなどで見ると「そんなに変化はしていない気がする」と思うんですが、音の変化はアナライザー以上の雰囲気を感じます。この辺りが「空気感」のように思います。
笑ってしまったケーブルエミュレーターですが、楽器毎でその効果が違うようにも感じました。ローズのエレピなどに使うと本当に微妙なところで「コロン」っていう独特の広域が強調される感あります。
また個人的にcheapConsoleが良かったですね。音が悪いとかじゃなくてなんか懐かしい。音楽にひたむきな時代に聞いたあの音の匂いがしますw

UG

オーソライズの回数について

オーソライズはどのような方式でしょうか?ilokは必要ですか?

UG

VoosteQ

オーソライズはシリアル方式です。1つのシリアルナンバーでオーサライズ可能なのは3台までです。

コンプピューターのクラッシュやシステム移行などで、4台目以降が必要な場合はサポートに連絡頂ければ対応します。

UG

これはありがたいですね。人によって複数のパソコンを使い分けている人もいますし、ilokだと忘れたり紛失したりする恐れもありますから、手軽に扱えるのはいいことだと思います。

今後の展開、次回作の話について

今後の展開などについて教えてください 次のプラグインはどんなものをリリース予定なのか?それはいつごろですか?

UG

VoosteQ

現在、いくつかのプラグインを絶賛開発中です!
VoosteQでは数百種類のDSPやAI技術を持っているのでそれを駆使して開発していきます。リリース時期は春以降になると思いますが、候補にあがっているのは、ソースをAIが判別して自動でそのソースに適したルームアンビエンスを生成するプラグインや、音を3D的に操れるプラグインなどです。

あとは、エンジニア向けというよりアレンジャー向けの音をオシャレに加工するクリエイティブエフェクト系も候補にあがっています。
逆にこんなの欲しい!などありましたらいつでもお気軽に連絡ください。
プラグイン業界AIの流れはトレンドですね。「ソースをAIが判別して自動でそのソースに適したルームアンビエンスを生成するプラグイン」というのはすごく気になりますね。ドラム音源などではデフォルトのOHやROOMが使いにくいものもあったりするので、その辺りを改善できるのかな?と期待しています。

UG

ちょっと余談…GUIに会社のロゴがない理由???

多くのプラグインにはメーカーのロゴか何かが入っているものも多いですが、こちらにはそれがありません。何か意図するものがあるのでしょうか?
無意識に見ている画面なのでロゴがあった方が覚えてもらいやすいと思ったりしています。

UG

VoosteQ

実は左上にロゴだけコッソリあります、、、。
覚えてもらうために次回作でものすごく大きくするかもしれません

本当だww見落としていたww

UG

VoosteQから一言

さいごにこれを読んでいるみなさんにメッセージをお願いします。

UG

VoosteQ

まだまだ小さい日本のメーカーですが、みなさんに気に入ってもらえるような製品をリリースしていきますので宜しくお願いします!
何かあればいつでもサポート or Twitterに連絡ください。
もちろん日本語で対応します!
ありがとうございました。これらの活躍に期待しています。

UG

VoosteQ

こちらこそありがとうございました。

インタビューをしてみて思ったこと

昔アップルコンピューターがiphoneに使うパーツを世界中探してたどり着いたのは大阪の小さな工場でした。
視察に来たアップルのスタッフは工場を訪れたときに「どうして、こんな小さい会社がこんな優れたものを作れるのか?」と驚きました。
そのとき工場の社長は「ものを作るのは会社のデカさではない!志のデカさだよ」と言っていました。
Material CompもVoosteQさんの「志の高さ」によって出来上がったプラグインだと思います。
プロ・アマとわずMaterial Compに出会えたこと、日本の小さいメーカーが作り上げたこのプラグインがが、これから大きく評価されていくのかと思うとワクワクします。世界標準プラグイン=Material Compと呼ばれる日になることを目指しているVoosteQさんから目が離せません。
使えば使うほど味がでる純国産プラグインMATERIAL COMPどう使うかはあなた次第です!

デモも試せる!

14日間無制限で試せるデモ版を公式からダウンロード出来ます。
https://www.voosteq.com/material-comp/

プラグインのデモは「アンインストールが面倒くさいからデモるのさえ嫌」という人もいます。確かにデモ期間が終了したプラグインって邪魔になりますもんね。でもMaterial Compは安心です。必要なプラグインを必要なフォルダに入れるだけの簡単インストールです。アインインストールもフォルダから外せばよいだけなので、気軽に試せるのはポイントが高いです。

さいごに

インタビュー形式でお伝えしましたが、まだまだ足りません。この先はみなさんが使ってみて「凄いな!」「こんなのできるの?」「いやー俺はそこまで思わないね(天の邪鬼)なんて話をTwitterで盛り上がることで情報共有して気づきを得てもらえればと思います。

さて、特典企画のお話ですが、

現在Material Compはイントロ価格ということもあり、149ドルが89ドルになっています。この定価も機能面を考えると信じれないくらい安いのですが、

VoosteQさんからのご厚意で次のメッセージをいただけました。

96bit-music.comでのインタビュー読んで頂いたお礼にクーポンコードをプレゼントします!
決済画面(Checkout)の上部「Have a coupon? Click here to enter your code」に、
下記のクーポンコードを入力すれば
イントロプライスからさらに30%Offになります。
イントロプライス終了後も2020/4/30までご使用頂けます。
ご購入頂ける際は是非ご活用下さい!
支払い方法はクレジットカード、PayPalに対応しています。
クーポンコード
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VoosteQさん本当にありがとうございます。

追記事項
最新アップデートでメータースケールの調整機能などを追加しました。
左上のロゴをクリックして開く”About Window”内でメータースケールを-60dB~-10dBまで可変出来ます。
これは現時点でマニュアルにも未掲載になりますのでお伝えさせて頂きます。

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