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SSL Native Bus Compressor 2 レビュー 透明感あふれるダイナミクスがかんたんに作れる!

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少しずつミックスが慣れてきた感じがするけれど、曲の中でドラムや特定のトラックが浮いている気がする。

こんな悩みを持っているとしたらあなたはミックス中級レベルに入ろうとしいているのかもしれません。

しかし、ここから先はどんなツールを使うのかがより重要な意味合いを持ちます。

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迫力があって全体的にまとまりのあるミックスをしたい!

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そういうときはバスコンプを試してみるとよいよ!

もしより完璧なミックスを追求したいのであれば必要なものはVSTコンプレッサープラグインのSSL Native Bus Compressor 2かもしれません。

今やほとんどのプロデューサーやエンジニアの間で「ミックスの接着剤」として知られるこのプラグインは、曲に一体感とパンチを与え、全体を「レコードのように」聞こえさせることで、その名声を確立しました。

この記事では、「SSL Native Bus Compressor 2」の魅力や使い方についてに解説します。その使い方からユニークな機能、さらには他のバスコンプとの比較まで、あなたが知りたいすべての情報がここにあります。そして、もちろん価格についての詳細もお伝えします。それは一体、その価格に見合う価値があるのでしょうか?

あなたがプロの音楽プロデューサーであれ、まだ学んでいる初心者であれ、「SSL Native Bus Compressor 2」について知っておくことは、あなたのミックスが次のレベルに達するための鍵となるでしょう。

約59,000円約4,000円!!!

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SSL Native Bus Compressor 2 概要

メーカーSSL (Solid State Logic)
製品名SSL Native Bus Compressor 2
特徴世界クオリティのGlue効果が得られる
比率が高くてもミックスのダイナミックな特徴を維持
新しいアタック、リリース、コンプレッション RATIO
ドライ/ウェット並列処理コントロールとサイドチェーン ハイパス フィルター
SSL 360 と統合され、UC1 や UF8 などの 360 対応ハードウェア サーフェスから制御可能
システムすべてのテーブルタイポグラフィはMサイズにする
バージョンv1.2.3(2023-06-23)
認証方式iLok認証
認証数2
容量v1.2.3 291.2MB
v1.036 110MB
マニュアル英語版のみ
価格329.99ドル(メーカー価格)セール価格29ドル
備考体験版あり(期間限定14日)

SSL Native Bus Compressor 2は、トラックやサブグループを一体化する能力で有名なプラグインです。ミックス全体に一貫性とパンチを加え、そのダイナミックな完全性を保つことから「レコードのようなサウンドに聞こえる」と言われています。

SSL Native Bus Compressor 2は、サウンドに高度な柔軟性を持ちながらもシンプルなインターフェースで使いやすくプロアマ通して人気があります。

またオリジナルのハードウェアにはない特殊な機能として、並列処理のためのドライ/ウェットシグナルブレンディングや、低域のポンピングを減らすためのサイドチェーンハイパスフィルターがあり、これらの特性を使うことで、時代を超えた音楽ジャンルに対応し、音楽のニュアンスを完全にコントロールできるようにします。

レコードのような音と形容される理由について

このバスコンプレッサーが「レコードのような音」と形容される理由はいくつかあります。まず、このコンプレッサーが多くの有名なレコードの制作に使われてきた歴史がありSSLコンソールは、1980年代からポピュラー音楽の制作で広く使われ、そのサウンドは多くの人々にとって「レコードのサウンド」を定義するものとなりました。そのため、このコンプレッサーは「レコードのようなサウンド」を作ると考えられています。

また、バスコンプレッサーの特性が、レコード音源の一般的な特性と一致していることも重要な要素です。バスコンプレッサーは、音楽のダイナミックレンジを制御し、個々の楽器や音源が一体となった一貫性のあるサウンドを作り出します。これは、レコード音源が持つ「まとまりのある」サウンドと一致します。

これらは概念的なお話であり、個人的に思うところはレコードのように良い音をイメージさせるためのキャッチコピーなのではないかと考えています。

SSL Native Bus Compressor 2 レビュー

音質
機能性(オリジナル性)3.5
操作性(使いやすさ)
安定性(CPU負荷)
価格3
総合評価4
リンククリックで読みたい内容の箇所に飛ぶことができます!

それでは具体的なレビューをしていきたいと思います。レビュー内ででの帯の色には次のような意味合いがあるので参考にしてください。

  • 青帯はメリット
  • 赤帯はデメリット
  • 緑帯はその中間

音質

絶妙なバランスと力強!に透明感があるサウンド

SSL Native Bus Compressor 2のサウンドは真空管タイプのようなコンプとは違いあまり色付けがあるわけではありません。しかし、だからこそバスミックス等でその効果が大いに発揮されます。

トランジェントを必要以上に潰さない(かけすぎるとつぶれますが)サウンドはコンプでありがちな変に奥行き感が出すぎたり、音がくもってしまうようなことになりません。

Glue効果(音を密着する)も自然でアタックもフォーカスしてくれるので、今までバス・トラックを使ってもまとまらないと感じていた人には本当に助かるバスコンププラグインだと思います。

では実際楽曲の中の使ってみるとどのような感じになるのか聴いてみましょう。

ドラムのステムミックスだけに使ってみた状態とそうでない状態の比較になります。

まずはSSL Native Bus Compressor 2を使っていない状態

次にSSL Native Bus Compressor 2をドラムトラックに使った状態

使っていない状態ではスネアが目立ちバランスもちぐはぐな感じでしたが、SSL Native Bus Compressor 2を使うと、ドラムが1つの塊のように感じたと思います。

この塊という部分がバスコンプ特有の「Glue(接着)効果」と呼ばれています。

音質面では、他のメーカーのバス(グルー)コンプとSSL Bus Compressor 2 と比較すると若干腰高な印象があり纏まりを作りながらスピード感を得ることができます。

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機能性

3.5

SSL Native Bus Compressor 2の基本パラメータースペックは以下の通りです。

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THRESHOLDゲインリダクションが導入されるレベルを制御
-20〜+20dB
MAKEUP圧縮によるレベルの低下を補償するゲインステージ
-5dB〜+15dB
ATTACKしきい値を超えた後の圧縮開始の応答時間を制御
20 ms オプションは Bus Compressor 2 で導入
RELEASEレベルが通常に戻るまでの時間
0.4、0.8、1.2 秒はBus Compressor 2 導入
RATIO圧縮の程度を制御
1.5、3、10、20、
“X “は Bus Compressor 2 で導入
X は – 20 より大きく実質リミッター的なモノ
S/C HPF
(Bus Compressor 2 導入
コンプレッサーのサイドチェーンにハイパスフィルター
20Hz〜185Hz
MIX
(Bus Compressor 2 導入
パラレル処理
DRY-MIX
OVERSAMPLING
(Bus Compressor 2 導入
OFF、2、4
DAW では少量の遅延が発生
PLUG IN MIXER
(Bus Compressor 2 導入
SSL 360°がインストールされているとSSL 360°が開く
EXTERNAL S/C
(Bus Compressor 2 導入
サイドチェインを外部から供給
MIX LOCK
(Bus Compressor 2 導入
プリセットシステムから MIX コントロールを除外

バージョン2になってからかなり多くの機能を追加されました。ここではその中でも実際使ってみて便利だと感じたものを深掘りしていきます。

ドライ/ウェット並列処理コントロールとサイドチェーン ハイパス フィルター

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SSL Native Bus Compressor 2に限らずドラムでコンプを使う場合に苦戦するのが意図しないコンプの動作です。ベースやドラムなどをまとめたときにはどうしても低域でコンプが作動してしまい、コンプを深ければ深けるほど音像が見えなくなってしまいます。そのような場合に使えるのがサイドチェイン HP(以下S/C HPF)です。

S/C HPFは設定した帯域より上の帯域にコンプが動作するようにしたもので、厳密には違いますが、キックやベースの帯域をスルーしてくれるものと思ってください。

例えば、S/C HPFで100Hzに設定するとそれよりの下の帯域ではコンプが作動しなくなり、低域のエネルギーを潰しすぎることなくコンプレッションできるようになります。

では実際サイドチェインを通した場合とそうでない場合の音の違いをかんたんに比較してみます。

最初がサイドチェインがOFFの状態

続いてサイドチェインがONの状態ここでは周波数を80Hzくらいで設定しています。

サイドチェインがOFFつまりすべての周波数にコンプがかかるような状態であると、真っ先に反応するのが低域です。

しかし、そこでコンプが反応しすぎてしまうと一体感のあるバストラックにはなりません。

ちなみにサイドチェインを通すとアナライザーでは次のようになります。

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白が、サイドチェインを通した状態、黄緑が通していない状態です。なのでもしSSL Native Bus Compressor 2をバス・トラックで使ってみてもいまいち意図しない結果になった場合はサイドチェインを調整してみましょう。

MIXでは最近流行りのパラレルコンプを使えるようになります。DRYにするとコンプがかかっていない状態でWETにするとコンプがかかった状態、トランジェントなど細かなアタック成分がその音色の重要なファクターになることも多くそれがコンプレッサーで圧縮されすぎるのが問題だと感じた場合は使うようにします。

私は基本的に50〜80%くらいの割合でWETよりに使います。

また音質面等の機能ではありませんが、バストラックで使用することを想定しているのもあり、DAW上のバス・トラックでつけた名前がSSL Native Bus Compressor 2上でも表記されるのがわかりやすくて便利です。

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RATIOのXは正直なところそこまで差を感じない

SSL Native Bus Compressor 2になってから搭載されたオプションがいくつかありますが、公式的に目玉の1つとしているのがRATIOのXです。

これは、1:20よりさらに圧縮比を高めたリミッター効果を得られるものですが、計測してみてもその違いは誤差レベルなのでは?という感じがしています。

もっとXを有効活用できる設定があるのかもしれないので、引き続き使い込んで何かわかりましたら追記します。

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操作性

A/B比較にデフォルトプリセットも装備!

使ってみてわかるのはとにかくシンプルイズベストのGUI(操作画面)です。不要なパラメーターは一切ないので操作性で悩むことはありません。

また設定の比較をするときに便利なA/Bボタンも装備、また前後の設定に素早く変更できるUNDO REDOボタン、そして私が大好きな初期設定に一発で戻れるdefaultプリセットも装備しています。

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どのプリセットも質が高く、さすが本家SSLのバスコンプに搭載されるだけはあるプリセットです。このようなプリセットを使っても上手く行かない人のアドバイスとして、プリセットをそのまま使うのではなく、スレッショルドを調整してメーターが4〜8の間で動くようにすると、必要以上にコンプレッションがかかることなく、SSL Native Bus Compressor 2 の音質を堪能できるので一度試してみてください。

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コンプの使い方ははスレッショルドを理解するのが近道です。

以下の記事ではスレッショルドについて詳しく解説しているのでよければ参考にしてください。

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安定性

負荷はほぼゼロレベル!

ドラムのステムミックスにSSL Native Bus Compressor 2を1つ挿した状態の負荷です。

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まったくと言っていいほど負荷はありません。名前がBus Compressorなのでバス・トラック以外使わない方がよいのかな?と思う人もいるかもしれませんが、好む結果になるのであれば単体トラックで使っても問題ありません。

実際VCAコンプはベースやキックにもよく使われるので、私はそのような使い方をすることも多いです。

CPU負荷計測環境

パソコン  Macmini2018

CPU  Corei7(i7-8700B)6コア 

HT使用時12コア 3.2GHz/ターボブースト(TB)使用時4.6GHz

メモリ 32GB

システム OS12.6.1 Monterey

Audio/IF Focusrite RED 8PRE

バッファー 256

DAW   LogicPro10.7.7

48kHz/24bit

再生ストレージ SSD

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価格

3期間限定☆5

セールプライスは文句なしの星5レベル

SSL Native Bus Compressor 2期間限定のセールとして329ドルが29.99ドル(約4,000円)です。に329ドルはこのご時世としては高すぎる印象がありますが、29.99ドルはバスコンプの基本として理解するにも最高の教材と言えます。

この価格はおそらく今後出てこないと思われるので、気になっている人はぜひ購入することをオススメします。

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PluginBoutiqueでの具体的な購入方法はこちらの記事が参考になります!

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Solid State Logic SSL Native Bus Compressor 2に関するFAQ

SSL Native Bus Compressor 2はどんなコンプレッサーですか?

SSL Native Bus Compressor 2はVCAタイプのコンプレッサーです。

はVCAタイプのコンプレッサーは電圧を制御して音量を調整します。電圧が高いと音が大きく、電圧が低いと音が小さくなります。VCAコンプレッサーは一般的に高速で反応し、音質への影響が少ないのでバス・トラックでも使いやすいです。

SSL Native Bus Compressor 2のRATIOのXとはなんですか?

レシオ20以上のリミッターになります。しかし、測定してみた結果、20とXの違いはそこまで明確ではないように感じます。(うすくピンクに見えるのがX)

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バスコンプと普通のコンプの違いはなんですか?

バスコンプとは個々のトラックをまとめたバス・トラックに使うことを想定したコンプでまとめられたトラックを1つの塊として処理することで音楽的なダイナミクスを管理することを目的としています。

一方で普通のコンプは、単体トラックのダイナミクスを調整する(ドラムであれば、キックやスネアだけ)ことを目的としています。

SSL Native Bus Compressor 2のオーソライズ方式は?

オーソライズはiLokアカウント認証でUSBキーなどは必要ありません。認証数は最大で2つです。

Solid State Logic SSL Native Bus Compressor 2使い方動画

バスミックスの5つのポイントについて解説しています。直接SSL Native Bus Compressor 2の使い方の動画ではありませんが、SSL Native Bus Compressor 2を使う上で参考になるポイントが多いです。

こちらはWwavesのバスコンプレッサーの使い方の注意点について書かれていますが、SSL Native Bus Compressor 2と使い方は基本同じなのでこちらの動画も参考になると思います。

まとめ

音質
機能性(オリジナル性)3.5
操作性(使いやすさ)
安定性(CPU負荷)
価格3
総合評価4
リンククリックで読みたい内容の箇所に飛ぶことができます!

私はハードウェアDSP(duendeと呼ばれるシステム)時代からSSL Native Bus Compressor 2を使っています(当時はバージョン1ですが)やはり、色々なメーカーがSSL Bus Compressorをエミュレートしていますが、使い勝手の良さと音質が優れているところから最終的にはSSL Native Bus Compressorを使用することが多いですね(もちろんプロジェクトによっては使い分けることもありますが)

今回改めて使い込んでみると、パラレル処理のためのドライ/ウェット信号の混合や、低域のポンピングを減らすためのサイドチェインハイパスフィルターは本当に便利で、よりババスミックスのクオリティに貢献していることがわかりました。

1980年代のSSL Gシリーズアナログコンソールの統合サミングコンプレッサーに基づいて作られ、その伝説的なサウンドは誇大広告のように受け取る人もいるかもしれませんが、ミックスをまとめ、音楽的なダイナミクスとレスポンスを保持できるSSL Native Bus Compressor 2は本当に素晴らしいです。

また、SSL Native Bus Compressor 2は、SSL UC1ハードウェアコントローラと連携して動作し、より詳細なプロセッシングを可能にするとのこと、最近はSSLはコントローラー等にも力を入れているので、ぜひそちらも使ってみたいところです。

SSL Native Bus Compressor 2はその品質、機能、ユーザーフレンドリーさで業界をリードしています。そのため、本格的なサウンドとプロフェッショナルな結果を求める音楽制作者やエンジニアにとって、このプラグインは絶対に見逃せません。あなたもぜひ、この伝説的なサウンドを体験してみてください。

約59,000円約4,000円!!!

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