Roland A88 mkⅡレビュー 完成度の高い安心安定のマスターMIDIキーボード

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CASIO CDP-S300から始まったマスターMIDIキーボードを探す旅、Numa Compact SEも残念な結果になってしまい正直も探すモチベーションも楽曲を作るモチベーションも下降気味でした。

しかし、仕事は待ってくれません。

働かざるものNo eat!

そこで候補に上がっていたRoland A88 mkⅡを選択することにしました。

俺か俺以外か?のRolandです!(ローランド違い)

しかし、いくら大手メーカーのRolandとはいえMIDIキーボードに11万は高い!と思っていたら箱潰れ品で9万9千円を発見(まだあります!)

これはもう乗るしかないねこの箱潰れウェーブに!と若い子は知らない言葉を心の中で3回唱えてポチりました。

頼む今度こそ!普通に動くMIDIキーボードであってくれと強く願いながら

UG
  • 元ゲーム音楽屋(NintendoDSなど)
  • 作曲歴20年以上
  • DTM記事執筆500以上
  • ショートアニメ、CM、企業PV音楽を制作
  • 詳しいプロフィール

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Roland A88 mkⅡについて

項目内容
製品カテゴリ88鍵 MIDIキーボードコントローラー
鍵盤PHA-4 Standard(エスケープメント付き、象牙調)
鍵盤数88鍵
アフタータッチ非対応
ベロシティ対応
コントローラーRGBノブ×8、RGBパッド×8
ピッチ/モジュレーションレバー式
ゾーン3ゾーン(Lower / Upper1 / Upper2)
アルペジエーター搭載
コードメモリー搭載
MIDIMIDI 1.0 / MIDI 2.0
USBUSB Type-C
MIDI端子IN / OUT
ペダル端子Damper、FC1、FC2
電源USBバスパワーまたはACアダプター
サイズ1429 × 274 × 119 mm
重量17.5 kg
発売世代A-88の後継機
音源内蔵なし

Roland A-88MKII は、PHA-4鍵盤による本格的なピアノタッチを備えた88鍵フルサイズのMIDIキーボードコントローラーです。音源は内蔵せず、演奏性とDAW/ソフト音源操作に特化しており、USB-C接続、MIDI 2.0対応、3ゾーンのレイヤー/スプリット機能、RGBノブ・パッドなどを搭載。DTM制作からステージ用途まで幅広く対応します。

Roland A-88MKII のここが気に入った!ポイント3つ

Roland A-88MKII を触ってみて感じた(気に入ったポイント)は次の5つ

慣れてしまえば弾き心地はファーストクラス!

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Roland A-88MKII の鍵盤はPHA-4 Standard(エスケープメント付き、象牙調)というものですが、正直他のPHAを弾き比べたわけではないのでPHA-4の凄さはわかりませんが、

適度な重さとエスケープメントによって得られる演奏感はグランドピアノに近いものがあります。

エスケープメントというのはグランドピアノにある鍵盤を押し込んだときにあるカチッとした遊び部分のこと、これがあるかどうかがリアルな鍵盤のポイントになります。

Numa Compact SEを弾いたときには「やっぱり打ち込み用途でしか使わないからセミウェイト鍵盤でもいいかな!」なんて言ってましたが前言撤回です。

やはりハンマーアクションの鍵盤で弾くピアノ音源は3割増でよく聞こえます。

しかし、この程度でファーストクラスを名乗るのは大げさでは?と思いましたよね?

私は過去にハンマーアクションタイプの88鍵盤であるNative Instruments Kontrol S88 mkⅡを使ったのですが、打鍵音がゴトゴトとうるさく、深夜には家族から「うるさくて眠れないからやめて!」と言われたことがあります。

眠れない夜をだいて〜とZARDは歌ってましたが家族に眠れない夜をだいてもらうわけにはいきません。

そういうこともあってNative Instruments Kontrol S88 mkⅡは手放すことになったのですが、それと比較してもRoland A88 mkⅡは静かです。これがファーストクラスです。

まさに気分はジェットストリームです。城達也の優しいナレーションを邪魔することのない静けさです

とは言っても無音というわけではないので環境によっては深夜等にガンガン弾くと迷惑になるかもしれません。

打鍵音に関してはこちらの記事が参考になります。

ベロシティカーブをすぐに変更できる

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ハンマーアクションということで当然鍵盤の重みがあります。ただこれはメリットでもあり人によってはデメリットでもあります。ベロシティの高い音を出そうとするとかなり強く弾かなくてはなりません。その結果、手首や腕がつかれてしまいます。

しかしRoland A88 mkⅡは弱く弾いても強い音が出せるベロシティカーブを変更可能です。そして変更したカーブは保存可能なので電源を切っても次からも同じカーブで演奏可能です。

8つのノブにMIDI CCを自由にアサイン可能

Roland A88 mkⅡはMIDIキーボードなので打ち込み時に使用する、ピッチベンド&ホイール、そして8つのノブと8つのパッドが搭載されています。

このパッドはそれぞれ、PROGRAM CHANGEとMIDI CC,そしてNOTE NUMGERを割り当てられます。ノブに割り当てるMIDI CCとの違いは、パッドの方は所謂ONとOFFに対してノブでは0〜127の連続可変が可能なので、フィルター等はノブ、ON/OFFで切り替えたいMIDI CCはパッドにアサインという使い方がよさそうです。

後述しますが、Rolandのモジュレーションホイールは押し上げ続けていないと下に戻ってしまうタイプなので、ほどよいところに止めておくことができません。しかしそういう場合もノブに割り当てて置けば問題ないありません。

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Roland A88 mkⅡの気になるポイント3つ

ほとんど問題もなく、CASIO CDP-S300とNuma Compact SEよりも圧倒的な安定性と安心感があるのはさすが国産です(ただ、作っているのはマレーシアですが)

気になるポイントというか私にとっての重要なポイントを3つ解説していきます。

当然ながらに本体が分厚い

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Roland A88 mkⅡの厚みは119mmです。ハンマーアクションタイプのMIDIキーボードの中では低い方ですが、それでもNuma Compact SEのようなセミウェイトタイプと比較すると8cmくらいは余裕で高いです。

その結果、やはりというかわかってはいたのですが、

DTMデスクのキーボード収納スライドに収まらないという問題が発生しました。

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私の使っているのはwavebone HeadquarterというDTMデスクですが、これはMIDIキーボードを独立したスライド可能なデスクに乗せるタイプのものです。

この独立したスライドデスクは高さも変更可能なのですが、低くしすぎると今度は太ももが入らないという事態に!

そこまで厚みのあるMIDIキーボードを想定しないということなのでしょう。しかしこれは他のDTMデスクでも同じことが起こり得るので、DTMデスクを買う時は厚みのMIDIキーボードが入るかどうかしっかりとチェックをしましょうというお話です。

で結局どうしたのかというと太ももが入らない方がストレスなので完全収納は諦めることにしました。

しかし、Roland A88 mkⅡは奥行きが短いのですべて収納しなくてもそこまで邪魔にならないのが救いでした。

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それなりに重く横幅がデカい

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CASIO CDP-S300が約10.9kg、Numa Compact SE 約7.1kgそれに対してRoland A88 mkⅡは17.5 kgです。

Numa Compact SEの倍以上あり、階段を一人で持ってあがりセッティングするのに一苦労です。

そしてその苦労が報われる前に腰壊しました

冷麺始めましたみたいなノリで言いましたが、しばらく動けませんでした。

また、Roland A88 mkⅡはピッチベンドやコントロールノブを左側に集めてしまったために、他の88鍵盤MIDIキーボードと比較しても横幅が長いです。

そのためセッティングがシビアになるケースも出てくるので注意したいところです。

価格が高い

定価は11万9千円です。音源も搭載されていない打ち込み用のMIDIキーボードにこの価格は正直高く感じる人もいるかもしれませんよね。私も高いと思っています。

とくに、CASIO CDP-S300、Numa Compact SE、のように音源&スピーカーが搭載されたものを間近で見てきたために余計に高く感じます。

いや、間近に見てなくてもやはり高いです。

ですが、以前使っていたKeyLab Essential 88が2年以内に2回も壊れたときに思ったのは多少高くてももっと頑丈でしっかりとしたものを次は買うぞ!と思っていたので、ある意味で納得…納得しました

でも、やっぱり高くない?

現在は箱潰れ品が9万9千円で売っているので気になっている人は考えるより先にポチったほうがよいでしょう。

ACアダプターは付属していない

Roland A88 mkⅡの電源はUSB 経由でPCから供給可能なので、ACアダプターは不要といえば不要なのですが、電圧が低いハブ経由の場合はうまく動作しない可能性があったり、長年使っていると電源周りが弱くなるのかACアダプターによる電源管理が必要になるという話もあります。

すぐには必要ないとしてもACアダプターはついていてほしかったところです。

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まとめ

Roland A88 mkⅡにはアルペジエーター等の機能もついているみたいですが、必要としないので使っていません。

「えっ?もったいなくない?せっかくなんだから使おうよ!」いやいや、DAWだって全部の機能を使いませんよね?

自分のやりたいことをやるための道具なので必要になったら使えばよいの精神が大切です。

というわけで、88鍵盤MIDIキーボード探しの旅はRoland A88 mkⅡをもってやっと一段落です。

30年以上DTMやってきましたが、1ヶ月以内に、88鍵盤のMIDIキーボードを3回買い直すのは初体験でしたが、開封/梱包作業は本当に疲れました。

セミウェイト系のMIDIキーボードであれば88鍵盤タイプは5万以下でも見ることができますが、調べれば調べるほど故障に悩んでいる人も見かけます。

高い買い物ではありますが、一度買ってしまえば当分買い替えることのないものなので、10年くらい使って

「実質無料だよ!」って言いたいですね!

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