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Prominy SCこれだけは知っておきたいメリット・デメリット

この記事のまとめ

10年以上の歴史があるギター音源prominy sc electric guitarの使い方、セール情報などメリット、デメリットを動画とテキストで解説

prominy sc electric guitarってどう?古いから使いにくい?

確かに最近のギターよりは煩わしいところもあるけれどそれ以上に音の良さが際立つよ

prominy sc electric guitarを欲しいと思って情報を探しても使い勝手まで語られていません。評価は良いギター音源だけにしっかりとしたメリット・デメリットを知っておくのは大切です。

総合評価
音質
操作性
価格 
購入のしやすさ
エンジンの安定度
目次
UG
作編曲家(DTMブロガー)
作編曲家/DTMブロガー&講師 /
日本シンセサイザー協会準会員/
テレビ番組/CM、映画、よさこい、
ゲーム、などのBGM及び効果音を作成

prominy sc electric guitarとは

ストラトギターを最高の形で音源化したもの、それがprominy sc electric guitarです。上記のデモ動画を見て驚いた人は多く、発売から10年以上経ってもSNS上では未だに語り継がれ新規購入している人が後を絶たないギター音源です。

Prominyの製品はとにかく一球入魂で一つのギターを徹底的に作り上げることで有名です。下記で紹介しているV-METALやHammingbird、ベース音源のSR5 BASS2もまた人気があります。

prominy sc electric guitarの特徴

約123,000サンプル(約64GB)に及ぶ, Fender® Stratocaster® のシャープでナチュラルなサウンド

データサイズ (インストール後): 35GB (,wav ファイルに換算すると約64GB*)

44kHz/24bit

– 究極のリアルタイム操作性・柔軟性 – SC SPM (Super Performance Multi)

– すべてのピックアップポジションのサウンドが再現可能

– フレットボード・モニター

– リアル・コード – 膨大な数の本物のコードサンプルを収録

– ストローク自動検出機能 (Auto Stroke Detection )

– フィードバック

– アサイナブル・キー・スイッチ

– ダブル・トラッキング

– リアルタイム・レガートスライド

– ドロップC (ダウン・チューニング) の低音を収録

– ギターからダイレクトにレコーディングされたストラトキャスターそのままの音*

– ピッキングノイズも複数のフォームで全ての弦、全てのフレットを収録

公式サイトの説明より

prominy sc electric guitarの最大の特徴はギター音源史上もっとも大容量の64GBのサンプル量です。と言っても他のProminy製品同様に実際使用するメモリは使用するパッチでも変わりますが、一番大きくても実は1.4GB程度です。

ここまで容量が大きい理由の一つとしてリアルコード(コードを鳴らしたギターをそのままサンプリングしている)にあります。他のメーカーのギター音源であればソフト上でコードの構成音を鳴らします。しかしこれだと、倍音同士の干渉が起きないためどうしても「打ち込みギター音源っぽい」という印象になりますし、エフェクトのかかり方も変わってきます。

そして、prominy sc electric guitarはピックアップごとにそれらを行っているため、膨大なメモリを使用します。

正直ここまでこだわらなくてもギター音源としては成り立つわけですが、そこに力を注いだ結果、唯一無二のギターソフト音源になったのだと私は思います。

prominy sc electric guitar価格(セールについて)

セールをしていないときの平均価格は37,000円程度です。正直なところギター一本にこの価格は決して安いと思える価格ではないというのが多くの人の気持ちだと思います。

ですが、セール時には22,000円程度まで下がることもありますし、セール時ではなくても突発的に割安になることもたまにあります。

サマーセール時には最大で50〜60%OFFになることもあります。

prominy sc electric guitarの基本的な使い方

使いたい機能だけに焦点を絞って覚えることが効率的です。最初からすべて理解する必要はまったくありません。作曲も音源の使い方も臨機応変が大切です。

コードタイプとソロタイプを理解する

ブラウザにはInstumentsとMultiが並んでいますが、Instrumentsはサンプルが並んでいる状態、それらを組み合わせたのがMultiになります。なので基本的な使い方はMultiから好みのプログラムを選んで使うことになります。

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All_Chordsの中み
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Super_performance_Multiの中

Multiにはピックアップ別(middle bridge neckそしてそれらをすべてまとめ、切り替えが可能なswitchcable、にコードモードと2音のコード(5thコード等)とソロに特化したAll Stringsモードの2つがあります。そしてそれぞれにダブルトラックモード、メモリ容量を軽くしたLiteモードがあります。

Demoはデモ曲で使用されたプログラムなので、コードやソロ的な分け方はされていません。

これらが分けられているのは一見すると「めんどくさい、一つにまとめてくれたらいいのに」という気持ちになるかもしれません。これはサンプルを大量に扱う音源には必要のないメモリを読み込ませなくても良いというメリットがあります。

ストリングス音源でパッチを分けて使えるようになっているのと少し似ている感覚です。

それぞれのプログラムにはどんなパッチが含まれているかを確認!

prominy sc electric guitarを使いこなすポイントはそれぞれのプログラムにどんなキースイッチがあるのかを理解することです。すべてを覚える必要はありませんが、自分が使いたい機能がどこにあるのかを知っておくと音色選びに迷いがなくなります。

コードモードのキースイッチ一覧

  • B0: major (string 6 root) 6弦ルート
  • A#0: major (string 5 root) 5弦ルート
  • A0: minor (string 6 root) 6弦ルート
  • G#0: minor (string 5 root) 5弦ルート
  • G0: 7th (string 6 root) 6弦ルート
  • F#0: 7th (string 5 root) 5弦ルート
  • F0: minor 7th (string 6 root) 6弦ルート
  • E0: minor 7th (string 5 root) 5弦ルート
  • D#0: major 7th (string 6 root) 6弦ルート
  • D0: major 7th (string 5 root) 5弦ルート
  • C#0: add9
  • C0: 7th-9th
  • B-1: major 7th-9th
  • A#-1: minor 9th
  • A-1: sus4 (string 6 root) 6弦ルート
  • G#-1: sus4 (string 5 root) 5弦ルート
  • G-1: major 3rd vibrato
  • F#-1: dim7 (string 6 root) 6弦ルート
  • F-1: dim7 (string 5 root) 5弦ルート
  • E-1: aug
  • D#-1: #9
  • D-1: open chord & low chord
  • C#-1: other chords

コードモードはコードに特化したプログラムなので、ソロ系や5th、4th系の2音によるコード等はありません。

All Stringsモードキースイッチ及びプログラム一覧

  • SPM フレットボード・モニター
  • シングル・ノート リアルタイム・レガート・スライド
  • シングル・ノート リアルタイム・ハンマリング&プリング
  • シングル・ノート ビブラート (deep & light)
  • シングル・ノート ミュート&ピッキング・ノイズ
  • シングル・ノート グリス・ダウン&グリス・アップ
  • ピッキング・トレモロ
  • トリル (半音トリル&全音トリル)
  • ピッキング・ハーモニクス
  • 5度コード リアルタイム・レガート・スライド
  • 5度コード ビブラート
  • 5度コード ミュート&ピッキング・ノイズ
  • 5度コード アーム・ダウン ピッキング・ハーモニクス付き
  • 5度コード グリス・ダウン (fast & slow)
  • 4度コード リアルタイム・レガート・スライド
  • 4度コード ビブラート
  • 4度コード ミュート&ピッキング・ノイズ
  • 4度コード グリス・ダウン
  • オクターブ リアルタイム・レガート・スライド
  • オクターブ ピッキング・ノイズ
  • フィードバック
  • ノイズ (フレット・ノイズ、ピック・ストップ・ノイズ、 ブリッジ・ミュート・ノイズ、ポジション・チェンジ・ノイズ)
  • G0: シングル・ノート リアルタイム・レガート・スライド
  • F#0: シングル・ノート リアルタイム・ハンマリング&プリング
  • F0: シングル・ノート レガート・スライド無し
  • E0: シングル・ノート repetition(連打用)
  • D#0: ピッキング・トレモロ
  • D0: 全音トリル
  • C#0: 半音トリル
  • C0: 5度コード リアルタイム・レガート・スライド
  • B-1: 5度コード repetition(連打用)
  • A#-1: 4度コード リアルタイム・レガート・スライド
  • A-1: 4度コード repetition(連打用)
  • G#-1: オクターブ リアルタイム・レガート・スライド
  • G-1: オクターブ repetition(連打用)

SPM Multiモードキースイッチ及びプログラム一覧

  • リアルタイム・レガート・スライド
  • リアルタイム・ハンマリング&プリング
  • ビブラート (deep & light)
  • ミュート、ピッキング・ノイズ
  • グリス・ダウン、グリス・アップ
  • ピッキング・トレモロ
  • トリル
  • ピッキング・ハーモニクス
  • 5th-dyad chord(5度コード)
  • リアルタイム・レガート・スライド
    ビブラート
    ミュート、ピッキング・ノイズ
  • アーム・ダウン(ピッキング・ハーモニクス付き)
  • グリス・ダウン (fast & slow)
  • 4th-dyad chord(4度コード)
  • リアルタイム・レガート・スライド
  • ビブラート
  • ミュート、ピッキング・ノイズ
  • グリス・ダウン
  • Unison bend (ユニゾン・ベンド)
  • Special FX (スクラッチ, アーム、その他)
  • Feedback (フィードバック)
  • Noises (フレット・ノイズ、ピック・ストップ・ノイズ、
  • リッジ・ミュート・ノイズ、
  • ポジション・チェンジ・ノイズ)
  • G0: Single note リアルタイム・レガート・スライド
  • F#0: Single note リアルタイム・ハンマリング&プリング
  • F0: Single note レガート・スライド無し
  • E0: Single note repetition(連打用)
  • D#0: picking tremolo
  • D0: trill whole 全音トリル
  • C#0: trill half 半音トリル
  • C0: 5th-dyad chord リアルタイム・レガート・スライド
  • B-1: 5th-dyad chord repetition(連打用)
  • A#-1: 5th-dyad chord ベロシティ・スイッチ
  • A-1: 4th-dyad chord リアルタイム・レガート・スライド
  • G#-1: 4th-dyad chord repetition(連打用)
  • G-1: unison bend ユニゾン・チョーキング
  • F#-1: Special FX (Scrapes, whammy bars) 

prominy sc electric guitarフレットボードの有無について

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最近のギター音源には必ずついているフレットボードですが、prominy sc electric guitarではAll_Strings以外にはありませんまた、All_Stringsに含まれていないパッチを読み込むことは可能ですが、フレットボードには表示されないのでその辺りに注意が必要です。

prominy sc electric guitarCPU負荷

計測はSC_SPM_All_Strings、使用メモリは1.39GBです。

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CPUシングル
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CPU負荷逃し

CPU負荷逃しの感じが少し弱い気もしますが、マルチコアは十分に機能しているように思います。今回もアンプシミュ等は使っていない状態での計測なので負荷の高いアンプシミュではもっと負荷が高くなる可能性があります。

CPU計測環境

パソコン  Macmini2018

CPU  Corei7(i7-8700B)6コア HT使用時12コア 3.2GHz/ターボブースト(TB)使用時4.6GHz

メモリ 32GB

システム OS10.14.6 Mojave

Audio/IF Apogee symfony Ensemble

バッファー 256

DAW   LogicPro10.6.2

48kHz/24bit

再生ストレージ HDD/サンプル保存ストレージSSD

prominy sc electric guitarメリット

個人的にprominy sc electric guitarを大好きな理由をメリットとしてあげてみました。これらがあるからprominy sc electric guitarをやめられないという部分です。

クリーンからクランチまで幅広いクオリティの高さ

ギター音源の中でクリーンとしての音の太さはprominy sc electric guitarが最強だと思ってます。そして何よりコード等がすべてサンプリング!めちゃめちゃリアルです。

単音でも素晴らしいですが、コード時のエフェクトのかかり方は唯一無二と言っても過言ではないかもしれません。10年以上経っても好まれるというのはこのあたりの音質にあるような気がします。

クランチ系のカッティングも気持ちよく刻んでくれます。

またスピッツのような爽やかポップ系のロックにもバッチリハマります。

マニュアルがわかりやすい

Prominyすべての製品に言えることですが、マニュアルが本当にわかりやすいです。そしてprominy sc electric guitarも他のprominy製品と同じく、ブラウザの矢印から呼び出すことができます。

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メモリを節約できる

一番メモリを使うのはすべてのパッチが入っているSwitchcableです。しかし、これらもすべてのメモリを使う必要がないと思ったら、使っていないパッチは削除することでメモリを大幅に削減できます。

これらはProminy製品すべてに共通できるメリットでもあります

prominy sc electric guitarデメリット

残念ながら古い音源でありどうしてもデメリットとして感じてしまう理由をあげています。しかし、これらも音色のクオリティが高いので割り切って使っています。

ベロシティは2段階

ギター音源はあまりベロシティにこだわっているものが少ないかもしれません。とくにprominy sc electric guitarはリアルコード等でメモリを多く使うのでベロシティによる音色の差はそれほど優先順位が低かったのかもしれません。

ベロシティは基本2段階、1~72、73~127になっています。また1~72のベロシティには音色的な差も音量的な差もありません。

この辺りはタッチの表現にこだわる人にとってはマイナスポイントかもしれませんが、私の場合は歌ものでソロとカッティングをメインなので、そこまで問題には感じていません。それ以上のメリットの方が大きいです。

プログラムの並び方がいまいちわかりにくい

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prominy sc electric guitarのメリットとして「自分でプログラムを組める」というところにあります。しかし、ブラウザに大量に表示されるサンプル等が原因で慣れるまでは「どれがなにか今いちわかりづらい」と感じていました。

この辺りはV-METAL、Hammingbirdでは解消されています。

ラウンドロビンが少ない

ラウンドロビンとは同じ音であってもまったく同じ音を再生しないための音色のことです。同じ音が続くと俗に言う「マシンガン現象(効果)」がおきてリアルには聴こえなくなります。

最近の音源のラウンドロビンは3~4、つまり4回弾いてもすべて違う音になります。しかしprominy sc electric guitarは時期が古いのでラウンドロビンは2つ程度に感じます。

モジュレーションとベロシティの切り替えを一発でできない

V-METALやHammingbirdはミュート奏法をベロシティかモジュレーションホイールに一発で切り替えができました。しかし、prominy sc electric guitarは時期が古いこともあり、トップ画面でベロシティによるミュート切り替え機能がありません。

ミュートのトリガーをモジュレーションから切り替える方法は次の3つになります。

  • プログラムで使用しているすべてのパッチの設定を変更する
  • 5th_velocity_switchを使用する
  • MIDI CC48を入力する

prominy sc electric guitarには5thのコードのみベロシティによってミューとサスティンを切り替えることが可能な5th_velocity_switchがあります。これを使えばベロシティでサスティンとミュートを切り替えられます。

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それ以外を一括でコントロールしようとすると、MIDI CC48で入力値を63以上にするとミュートがモジュレーションからベロシティに切り替えることが可能です。

しかし、これも手間と言えば手間なので、私はすべてのパッチでモジュレーションをベロシティに変更しています。取扱説明書にも手間になる…等の説明はありますが一度変更して保存すればそれでOKなので、そのようにしています。

prominy sc electric guitar2について

prominy sc electric guitar2がアナウンスされていますが、あまり開発が進んでいないようです。2019年にProminyがフェイスブックで開発状況を告知していらい特に音沙汰もありません。

早く出てほしいと望む一方でここまでまったのだから良いものを作ってリリースしてほしい気持ちがあります。おそらくprominy sc electric guitar2は1の音の良さをブラッシュアップしながら、操作性を改善しより最強なストラトギター音源として生まれ変わってくれると信じています。

さいごに

操作性は近年のギター音源と比べると良くはありません。しかし、音のクオリティに関してはまだまだ負けていませんし、これでしか出せない音があるのも事実です。

これからprominy sc electric guitarを購入を検討している人はしっかりとメリット・デメリットを理解することをオススメします。

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