Native Instruments Battery 4レビュー 使い方&おすすめプリセットを紹介

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プロからアマチュアのわがままを素早く形にしてくれるのがNative Instruments のドラム音源としても使える1ショット系サンプラーBattery4です。EDM系などでトリッキーな音色もすぐに作れてしまいますし、音色ロードも素早い!クリエイターの時間を大切に考えられているドラム音源です。

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Battery4ってDTM初心者でも簡単に使える??ぶっちゃけどうなの?使いやすいの?

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Battery4はDTM初心者からプロレベルまで使えるリズムマシン音源だよ

UG
  • 元ゲーム音楽屋(NintendoDSなど)
  • 作曲歴20年以上
  • DTM記事執筆500以上
  • ショートアニメ、CM、企業PV音楽を制作
  • 詳しいプロフィール

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Native Instruments Battery 4とは

容量4.6GB
価格199ドル(単体)

基本的なドラムマシンサウンドを網羅したリズムマシン音源です。ダンス系に必要不可欠なリズムマシンTRシリーズを始め派手に加工された音色が多いのが特徴です。

生ドラムも収録されていますがアコースティック系に特化したドラム音源と比べると見劣りします。なので生のドラムマシンとして使うよりリズムマシン音源として使うのがオススメです。

Battery4は単体で買うと199ドルですが、Komplete selectを除くすべてKompleteバンドルに入っています。

Kompleteバンドルについて詳しく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

システム要求について

macOS 10.12, 10.13, 10.14 または 10.15(最新アップデート)、i5、4 GB RAM

 Windows 7、Windows 8、またはWindows 10 (最新Service Pack)、Intel Core i5 または同等の CPU、2 GB RAM

2021年3月16日にmacOS Big Surに正式に対応しました。しかしM1への対応はRosetta 2になっています。また正式対応を発表していないためM1MACでの使用は非サポートとなっています。(2021年8月21日調べ)

Appleシリコン互換性情報について

Battery4の使い方(パッドのチャンネルの固定方法)

また基本的にすべてのパッドには最初からMIDIキーが割り当てられていますが、Key Rangeですべて同じキーでパッドに割り当てたサウンドをならすこともできます。

最近流行りの帯域別サウンドレイヤーアタック、ボディ、超低域と言ったレイヤーサウンドを作るのには便利です。方法はこの画像ではA1のマトリクスにキックはC1にアサインされていることを意味します。つまりMIDIキーボードのC1をおせばA1のキックが発音するということです。他のパッドでは当然C#2になったりD2になったりします。A1A2B1BC1CD1D2がキックの音色です。

ここでたとえばA2のキックをC1を押したときに反応するようにするためにはA2を選択し赤で囲ったところのMIDIマーク(C1の左にある○)をクリックしてCの鍵盤を押せば、Cにアサインされ、A1のキックと同時に発音されます。この方法を使えばレイヤーエディットをすることができるようになります。

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Battery 4パラアウトの設定について

Battery 4でパラアウトをするのはとてもかんたんです。

手順は以下の通り

DAW側でマルチアウトを選択しておく(後から選べるものは選択しなくても大丈夫)

Logic Proの場合は先にマルチ出力に対応したプラグインを選択します。

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Logic Proのマルチアウト選択画面

ここからはすべてのDAWで共通です

  1. パラアウトしたいパーツを選択して右クリック
  2. タブの一番下にあるOutputを選択
  3. 二番目のタブのDirect Outを選択肢、任意のチャンネルを選ぶ

通常はすべてのパーツがMasterに設定されています。また、Battery4内部にあるミキサーのBUSESチャンネルにまとめることも可能です。その場合はOutputからBusesを選択、Busは最大で4つまで選択可能です。

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Battery 4 おすすめプリセット2選

定番EDM系で攻めたいならばArena Kit

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キックが8、スネアが6 ハイハット系が12などとにかくEDM系の定番的な音色が用意されているのでEDM系がやりたいのならばここを選ぶとイメージに近い音が得られると思います。

EDM系のドラム「Arena Kit]で簡単なデモを作ってみました。

ドラム以外にもこういうシンセ系が入っていたりするので楽しめますw

シティ・ポップ系を作りたいなら TR707 And 727 Kit

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ほどよいレトロ感が味わえるTR707とパーカッション専用音源のTR727をセットにしたプリセットです。

中低域の密度感のあるスネアはシンセウェイブやシティ・ポップにも大活躍してくれます。またパーカッション音源では80年代のユーロビートの定番とも言えます。

Battery 4メリット・デメリット

創作意欲を掻き立てる優れたGUI!

シンプルなGUI(グラフィカルユーザーインターフェイス)でありながら洗練されています。そのため、必要なパラメーターまでのアクセスが速くできるため

すぐに自分が思った音を作ることが可能です。

また、左のブラウザから気に入ったサンプルをドラッグ・アンド・ドロップするだけでパッドにアサインできるの高速性もポイントです。

サンプルを逆再生できるリバースボタンはボリュームのすぐとなりにあるのが使いやすくて便利です。音質的には全体的にメリハリが聴いていてすでに加工された感が強いですがわりかし使いやすい音が多いですが、ループ系のサウンドはありません。

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エフェクトの質が単品販売レベル!

コンプ、フィルター、サチュレーション、EQ、トランジェント、これらはNative Instrumentsで単品で販売しているクオリティのエフェクトと同等の音質を保っています。

DAW上でエフェクトプラグインを使わなくてもBattery4だけで音を完成させることが可能です。

Battery3のライブラリをBattery4で読み込む方法

実はBattery3までは生ドラム系の音が多かったのですが、Battery4になってからはほどドラム・マシン系の音がメインになりました。Battery3のサンプルを読み込ませるにはちょっとしたコツが必要でNIさんのHPにその方法が書かれています。

BATTERY 4でBATTERY 3ライブラリにアクセスする方法

実はインポートできるフォーマットの数が豊富!

実はBattery4はほとんどのサンプルフォーマットに対応している数少ないソフト音源です。

フォーマットファイル拡張子
APPLE LOOPS
Apple Loop.aiff / .aif
ACID
Acidized Wave.wav
GIGASTUDIO
Gigastudio 1-2.5.gig
Gigastudio 3.gig
EXS24
EXS24 mkI.exs
EXS24 mkII.exs
HALION
Halion 1 / 2 program *.fxp
RECYCLE
REX 1.rex
REX 2.rx2
SOUNDFONT 2
Soundfont 2.sf2
BATTERY
Battery 1.kit
Battery 2.kt2
Battery 3.cel
KONTAKT 1.5**
Kontakt Instrument.nki
KOMPAKT
Kompakt Instrument.nki
INTAKT
Intakt Instrument.nki
REAKTOR
Reaktor.map
LM4
LM4 mk1.txt
LM4 mk2.fxp
SAMPLECELL
SampleCell.ins, no extension / CD-ROM
BEATCREATOR
BeatCreator.zgr

オーディオ・ファイル・フォーマット

フォーマットファイル拡張子
SOUND DESIGNER 2
mono / stereo.sd2
WAV
mono / stereo.wav
AIFF
mono / stereo.aiff / .aif

ハードウェア・フォーマット

フォーマットファイル拡張子
AKAI
S-1000CD-Rom
S-3000 / MesaCD-ROM, .s3p, .sp, no extension (Mac)
S-5000 / S-6000 Program.akp
Z-4 / Z-8 Program.akp
MPC Sound.snd***
MPC Program.pgm***

ディスク・フォーマット

フォーマットファイル拡張子
Akai S1000 Discproprietary
Akai S3000 Discproprietary
Mac HFS Disk (PC)proprietary

DAWからのドラッグ&ドロップによる音色の貼り付けができない

現状はDAWからのドラッグ&ドロップによる音色の貼り付けができないので、そのあたりができるようになると、使い勝手さらに向上すると思っています。

まとめ

Battery4は

  • 容量4.6 GB 143のキット搭載したリズムマシン音源
  • ライブラリのロードや音色エディットに定評がある
  • 音色のバリエーションが広い

鉄板すぎるリズムマシン音源です。

Battery4以外にもたくさんのドラム音源がありますが、使いやすさでいうと一歩抜きに出でている印象があります。

他のドラム音源についても詳しく知りたいという人はこちらの記事が参考になります。

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