Omnisphere2セールは買い?レビューでわかる魅力と使い方

「Omnisphere2がセールしてるけど買った方がいいのかな?」「セールといっても高い!フリーソフト音源で代わりはない?」Omnisphere2マルチソフトシンセの中で一番値引きをしないソフト音源です。しかし、セールだから買うのではなく「必要だから買う」という目的が大切です。そこで気になるのがOmnisphere2の機能や他のソフト比べての値段!今日はみなさんが購入に迷う理由を徹底きに調べてみました。

Omnisphere2はどんな音源?

  • オシレーターはおよそ500 新旧のシンセサイザーら用いられている。
  • 合計140,00種類以上のプリセット
  • オーディオ波形をドラッグ・アンド・ドロップでインポート可能
  • 8個のLFO, 12個のエンベロープ, 34個のフィルタータイプを1トラックに使用可能(4レイヤーパッチ)
  • アナログシンセ特有の揺れを再現
  • マルチソフトシンセ
  • 容量56GB

これらはOmnisphere2のほんの一面です。音色数に関して言えば正直控えめにいっても「化け物」です。巷では「一生かかっても使い切れない音色」と言われていたりします。

Omnisphere2は1つ立ち上げればその中に最大8つの音色を同時に鳴らせる8マルチティンバー方式です。(HALionなどは16マルチティンバーです)

マルチソフトシンセと言われると「いろいろな音色がバランスよく入っている使い勝手の良い音源」というイメージがあるかもしれませんが、Omnisphere2はのカテゴライズが「ピアノやギターにストリングス」というわかりやすいものではなくもっとコアでマニアックなマルチ音源になります。

なので生楽器系を求める方は買った瞬間にただただクオリティが高すぎる音の多さに圧倒されてしまうだけになるかもしれません。

総容量が56GBという容量はどれくらいなのか?

EDM系に強いとされるReFXのNEXUS3は3タイプありそれぞれ容量が違います

値段が同じくらいのstartでは18GBなので、Omnisphere2の1/3ほどの容量です。同じくEDM系に特化したAVENGERは5GBなのでOmnisphere2の1/11ほどになります。

容量が多ければよいというものではありませんが、56GBという容量に達するまであらゆる音源をサンプリングして作られたわけです。僅かな違いに感じる音色もあるかもしれませんが、作り手側にすればそのわずかな音色の違いが個性になるわけです。その違いを提供できるOmnisphere2は作りての創作意識を刺激してくれると言えます。

どんなアーティストが使っているのか?

Omnisphere2だけで作っているわけではありませんが、ゲーム関係の作曲家からポップス系の作家まで幅広く使われています。

  • 宇多田ヒカル
  • サカモト教授
  • Masahiro “Godspeed” Aoki
  • 来兎(らいと)

海外では

  • Billie Eilish
  • Hans Zimmer
  • Steve Vai
  • Bjork
  • BT

など映画界のドンからポップス界まで幅広く使われていてその人気の高さがわかります。

https://www.spectrasonics.net/company/users.php

Omnisphere2の音色の特徴は?

Omnisphere2の魅力はずばり「音の密度」です。ハリウッドでそのままプリセットが使えるレベルの音圧と密度を誇っているそれがOmnisphere2です。もちろん、細くても美しいアナログシンセサウンド系も出せますが、音の存在感が大きくスケール感のあるシンセとして評価されることが多いです。

MEMO
]音のクオリティからVAソフト音源と思っている人もいますが、すべて実機からのサンプリングです。

Omnisphere2はどんな人に向いてるの?

EDMやトランス系に強い傾向がありますが、コラージュ系やパッド系の音が多いです。パッド系ともコラージュ系も映画の始まりに流れていそうな不穏な雰囲気を感じさせてくれる不思議な音にならない音です。

実際ハリウッドの映画音楽などでも多様されていたので映画のサウンドトラックを作りたい人などにはOmnisphere2の独特の厚みのあるサウンドは重宝すると思います。

Omnisphere2はサウンドの傾向にかなりの偏りがあります。実際トランスやEDMにも強い音源ではありますが、もっと特化したいのであれば気軽に使えるNEXUSがオススメです。

DTMオススメ音源はどれがいいの?迷わないために必要なことは何? DTMオススメ音源はどれがいいの?迷わないために必要なことは何?

普通にPOPSもしたいしシンセ音も充実しているのがほしいのであれば、

HaLion6や

sampleTank3

といったマルチ音源を買う方が良いかもしれません。マルチ音源に関してはDAWの内蔵音源になりますが、こちらの記事も参考になると思います。

[2020]おすすめDAW失敗しない選び方のコツは付属ソフト音源!!

マルチ音源であって万能音源ではない

基本はシンセサイザーという立ち位置です。一通りの楽器を網羅しているSampletankのような万能音源ではありません。そのため作曲のスケッチに使おう!という人には向かない音源です。

ですが、万能音源でないからこそ、一つ一つの音色の作り込みや音色のクオリティが高くOmnisphere2にしかない音というのが多く見受けられます。それが常に使える音色とは限りませんが、自分の作曲の意図とハマってくれたときはどの音源よりも存在感がでるようになります。

では、その具体的にはどんな音色が入っているのか?その一部を紹介していきたいと思います。

キーボード系

ピアノはあっても生ピアノではなくバーニングピアノ!これはグランドピアノを燃やしながら弾いたものをサンプリングしたもの元ネタではありませんがこういうことです↓

エレピであっても、WurlitzerやROSESをそのままサンプリングしたのではなくエフェクティブに加工されています。ダンス系の一面も持っているからと言って何かと取り上げられる「JDピアノ」は当然入っていませんw

ギターはそれなりに充実している

アコースティック・ギターからエレキギターまでかなりクオリティの高い音質で収録されています。一音鳴らすだけで世界が作れるほど作り込まれている反面。しキースイッチでミュートやスライドといったギター専用音源のようなものではないため、専用音源のような使い方はできません。

ギターのフィードバック音はかなり重宝できるかもしれません。

ギターのフィードバック音はSpectrasonics Omnisphere で一発解決!!

どん底からのDTM生活 ~リターンズ~より

たぶんフィードバック音に助けられた人はかなり多いと思います。

ベースは基本シンセ音

とにかく、シンセシンセです。生音らしいベースもたまにありますが、90%はシンセです。ポップス系で使えないわけではありませんが、音の存在感が半端ないのでトレイラー系の世界にマッチします。

生ベースに関しては同社のTrilianを買うことで同ブラウザ上で使えるように設計されています。Trilianベースについてはこちらの記事を参考にしてください。

最強ベース音源[Trilian]のたった一つの弱点は〇〇だった。

生ドラムはない

ドラムキットというような生ドラム音源はありません。すべてシンセによって作られた音です。EDM系にハマりそうなキックやスネアはあります。シンセ波形から作られているので非常にローが気持ち良い音が多いです

コーラス系

下手なオーケストラ音源より充実しています。

  • クラシック系の 少年少女コーラス、
  • 男性コーラス、
  • 女性コーラス、
  • ポップス向けの男性コーラス、
  • 女性コーラスゴスペル系、
  • FX系なぜかホーミー系

個人的に気に入ったのがJpanese Children’s Choirという音色。アニメ攻殻機動隊の挿入歌で有名になった。日本版ブルガリアンボイスをを意識した音色のように思います。

ハマる人にはドハマリするコーラス音源w本物と聴き比べると違うのですが、おそらくやりかったのはここではないかと思っています。

もしブルガリアンボイスをやりたいならば、こちらで紹介している音源を使うのがよいでしょう。

ブルガリアンボイス 音源「VOCALISA」で攻殻機動隊ごっこができる

コラージュ系がめちゃめちゃ多い

最初に説明しましたが、民族楽器をこすったような音とか環境音だとか、音楽にならない音を素材として使ってほしい!という思いがあるのか、とにかくそういう系の音がめちゃめちゃ多いです。こういう系の音を聴いた瞬間に「うわーこの音源失敗だわー」と思う人はOmnisphere2を買ったら必ず後悔します。

使う用途に困るのも理由ですが、なんせパッチが重たいメモリをよく食いますw

EDM系はすごい

EDM系はこれ一台で作れるほど充実しています。専用のEDMカテゴリもあります。Supersaw系のリードもプラックもてんこ盛りでその辺が好きな人は購入を考えてもいいかもしれませんが、すでにEDM系の音を持っているという人にとってはOmnisphere2の必要性はそこまでかもしれません。

アルペジエーターがすごい

Omnisphere2の最大の魅力はここかもしれません。決して凡庸性が高いタイプではありませんが、とにかく一音抑えているだけで確実に映画の世界に連れて行ってくれそうな感じのするアルペジエーターががたくさんあります。

omnisphere2 使い方

一見難しそうに見えますが、とてもシンプルなソフトシンセです。基本画面はこちら

オシレーターで波形を選んで、FILETERに言って音の明るさを加工してエンベローブで時間の調整をする。これはすべてのアナログ・シンセサイザー共通の音作り項目なので、覚えておくと他のソフトシンセも簡単に触ることができるようになります。

誰でもわかるソフトシンセの使い方!これさえ知れば音作りに迷わない

omnisphere2のエクスパンションパックはあるの?

NEXUS3やAVENGERと比べるとあまり知られていませんが、多くのエクスパンションパックが存在します。普通に考えればエクスパンションパックは公式で作られてもよさそうなのですが、omunisphiere2の場合はサードパーティによって作られています。

Omnisphere Expansions

しかし、基本的にはGB単位で新しいサンプルを追加するのではありません(中には新規のサンプルが追加されているものもあります)omunisphiere2の音色によって作られたプリセット集です。

Audio Plugins from Pluginboutique.com

Omnisphere2プリセット追加方法について(MAC)

ライブラリ→STEAM→Omnisphere→SoundSouces→UserにコピペでOKです。

Omnisphere2フリートライアル(デモバージョン)は存在する?

デモバージョン(Demo)トライアルバージョンといったものは存在していないと公式がTwitterで説明しています。

ライブラリのサイズのため、Omnisphere 2で利用できる試用版/デモはありませんが、認定小売店にそれを伝えることができる場合は、事前に電話で店内デモをセットアップすることができます。あなたがチェックできるオンラインのオーディオ例もたくさんあります!

Omnisphere2和楽器は収録されているのか?

民族的な音色も多いOmnisphere2には和楽器はほぼないです。ほぼというのは多少琴らしき音色は入っていますが、和太鼓や三味線は入っていません。民族系の音色は中近東のものが多く収録されています。

ハイレゾには対応していない。

192khzの環境でOmnisphere2を測定しても20khzまでしか出ていません。もし、ハイレゾ音源を作るときはOmnisphere2以外か何かしらのハイレゾ対応する必要があります。音がよいシンセだけにちょっと残念な気がしますね。

しかしハイレゾは作曲クオリティをアップする魔法の杖ではありません。世界中の作曲家がOmnisphere2を使って素晴らしい曲を書いていますし、音質のクオリティが問われるハリウッド映画などでも使われました。なのでハイレゾでないと駄目という意識をもつ必要はまったくありません。

他の音源でも192khzに対応しているのかどうか気になる人はこちらの記事をお読みいただければと思います。

おすすめソフトシンセは192khz環境で本領発揮する 前編 おすすめソフトシンセは192khz環境で本領発揮する 後編

CPU負荷

激重というかメモリをよく食うパッチもありますが、シンセ系は100Mが以内で収まるものばかりそれほど重いわけではありません。

デモ音源

15トラックくらいで作ってみました。どれほど君を使ってみても1/3も伝わらないどころかOmnisphere2の魅力は1/10も伝えられないMy soul

って感じですがお聞きください

ユーザーの意見

加筆2018/08/26

プロアマ通して「良い音源」という認識はありながらも音色数や収録されている音色の傾向ついては賛否両論です。

音色についてはこちらの記事も参考にしてください。

この音色使えるの?Omnisphere 2激重メモリパッチ

Omnisphere2以外でEDM系のおすすめソフトシンセはあるの?

Omnisphere2ソフトシンセの用途はEDMに特化したものではないので、厳密な意味で他のEDMシンセと比較する意味はないです。しかし、EDMにもっと特化したいという意味であれば

音も作り込めてEDM系をがっつりやりたいのであればSERUMがおすすめです。世界中のEDMユーザーの多くはSERUMを使っていると言われています。

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もっと気軽にEDMをやりたいのであれば、NEXUS3やAVENGERの方がEDMに向いています。

大容量音源を使うときの注意

Omnisphere2に限ったことではないのですが、音色数が膨大すぎるのはメリットばかりではなくデメリットの面も強くなります。それは、

「音色を選ぶのに時間がかかる」ということです。

もちろん、Omnisphere2にはブラウザ上で気に入った音色をチェックしてそれを☆5までの優先順位につけることができるのですが、それでも闇雲に大量の音色の中から「これだ!」というものに見つけるのは難しいです。

こういうときはとにかく「作る目的」で選ぶことが大事です。「何かいいものあるかなー」とのんびり何千何万のプリセットを聞いていてはいくら時間があっても足りません。

「作りたい」という目的これをフィルター側にして、必要のない音色を聞きこまないようにして音色を下がすことが大切です。

オーサライズの認識の方法と使用台数について

制作している人の中には複数のパソコンを使い分けている人もいるでしょう。音源のオーサライズ(アクティベート情報)をilokで管理しているのであればそれをサブマシンに指すことで音源を使えるようになります(これを面倒くさいと思う人もいるかもしれませんが)Omnisphere2の場合はiok方式ではありません。コンピューターに直接オーラサイズ情報を認識させる方法になっています。

これについてメディア・インテグレーションさんの解答ではあくまで「本人で使用するのを前程としたうえで」複数台のマシンのインストールは可能と説明しています。

さいごに

Omnisphere2はとにかく奥の深いシンセサイザーです。膨大なプリセットをすべて確認するのはナンセンス。とにかくブラウザ機能で好みのカテゴリを見つけそこから音を選んでいくのが一番です。ただイケてる音源!というカテゴリ?と言われたら賛否両論があると思います。

ささっとEDMやハウス系を作りたいのであれば、マルチ音源的にもVengeanceのAVENGERの方が簡単で最先端の音が手に入りますし、自分でもっと音作りがしたい、場合はSERUMがおすすめです。

しかしOmnisphere 2はそういう便利なPOPミュージック制作シンセというポジションではなく音色をデザインするという目的のためのシンセと考える方が自然な気がします。映像に対して音の存在感で演出をかけるみたいな使い方でこそポテンシャルを発揮できるような気がします。

膨大なプリセットから好みの音を選ぶ使い方もいいですが、誰も聴いたことがないような音を作り込むことの重要性を問われているそんな気がするソフトシンセです。