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DAWソフト比較5選!付属音源が使いやすいのはどれ?

DAWって色々とあるけど選ぶ基準は何?機能?音源?値段?どれがいいかほんとよくわからない。 「使える」って言われてもピンとこないなー

これからDTMをはじめようと思っている人にとってDAWソフト選びは難しいです。いろんなDAWを使い比較して選ぶことができればいいのですが、そんな余裕はありませんよね。

(そもそもそれができるなら迷ったりはしないですよね(汗))

結論から言うとおすすめDAWソフトを選ぶコツは「付属のソフト音源のクオリティ」です。

特にギターの音色は活用範囲が広いのでしっかりとしたクオリティが望まれます。今回はギター音源に絞ってチェックしてみたいと思います。

目次
UG
作編曲家(DTMブロガー)
作編曲家/DTMブロガー&講師

日本シンセサイザー協会準会員

テレビ番組/CM、映画、よさこい、ゲーム、などのBGM及び効果音を作成
DTM初心者のためのブログ96bit-musicを運営

DAW付属音源とは

DAWには買った当初からすぐに作曲で使える音源が付属しています。

VA(バーチャルアナログ)(アナログシンセをモデリングしたもの)

FM音源(キラキラしたいかにもデジタル的な音を作りやすい)ドラム音源、そして

ギターやベース、ピアノなどの幅広い音源を網羅した総合音源(マルチ音源)です。

このバンド系や、ゲーム音源などをするときに使う、ギターやベース、ドラム、オーケストラ系の音色は「マルチ音源」というカテゴリになります。

このマルチ音源のクオリティが高ければ高いほど「使いやすい音色」というイメージになります。

マルチソフト音源で選ぶポイントは次の3つです。

  • 音色のバランス
  • 音質
  • 音色エディットのしやすさ

音色のバランス

例えばピアノと一口にいってもアップライトピアノやグランドピアノ、もう少し広く見るとエレクトリック・ピアノなどがあります。またグランドピアノといっても「ロック向き」や「ポップス向き」などによって音質が異なるので、これらの音色が幅広く搭載されていることで作曲の幅が広がります。

当然、ギターやベースにもストリングスの音色にも同じことが言えます。

DAWの使いやすさとしてこの音色のバランスが取

音質

音質とは以下のように解釈されるのが一般的です。

よく「このピアノは高音質だ!」という言い方をしますが「音質」とは何でしょうか?

音や声の質のこと。特に、マイクロホン・アンプ・スピーカーなどの音響機器によって伝送・再生された音の品質。多くの場合、良い・悪いの価値判断が伴う。

引用元 webio おん しつ [0] 【音質】

上記と多少逆説的な説明になりますが、「音質がよい音色は万能か?」と言われると答えはNoです。

例えばアイドルの曲などに数千万円のピアノの音をサンプリングした音色はあいません。

なぜなら、アイドルという存在が生々しいという存在より「デフォルメ」された存在だからです。つまり音質にも適材適所が求められます。

DAW付属のマルチ音源は基本「中」の音質であることが多いので、これは使い勝手の良さを求めた結果とも言えます。

音色エディットのしやすさ

DAW上での音色エディットにはマルチ音源の中で音色をエディットする方法とエフェクトプラグインを使う方法です。

前者は音の発音のタイミングや楽器の音を揺らす(ビブラート)、音程を高くする(ピッチの変化)、などの出音元から変化させるものに対して、後者はマルチ音源内で作られ音をベースに音圧をあげる(コンプ)や特定の周波数を強調する(イコライザー)と言った使い方がメインになります。

ただ最近のマルチ音源はコンプやイコライザーといったエフェクトを内蔵しているものが多いので、そこで気に入った音色を作ってしまえるならば、DAWのエフェクトプラグインを無理やり使う必要はありません。

CubasePro HALion Sonic SE 3

HALion Sonic SE 3の画像
  • ライブラリー容量3GB
  • プリセット数1360
  • マルチティンバータイプ

E-bassからシンセベース ストリングスにピアノ エレキギターやアコースティック・ギター キャッチーな音色からダークな音色まで 非常にバランスの取れた音源です。元になった音源はYAMAHAのMOTIFというハードシンセでです。

HALion Sonic SE 3の特徴 アーティキュレーション&アルペジエーター

音色の中にはいくつかのアーティキュレーション(奏法)キーマップでアサインされているものもあります。エレキギターなどミュートとサスティンが含まれているものもあるのでギターの打ち込みにソレらしさを加えある程度生っぽさを追い込むことができます。

HALion Sonic SE2はアルペジエーター系の音色はユニークかつ実用的なものも多いので、ドミソの3和音を押しているだけでも「おーすごい!!」と作曲へのテンションを掻き立ててくれます。ヨーロッパのサウンドクリエイターに好まれているという話もあるので、EDM系を気軽に作りたいという人には向いているかもしれません。

HALion Sonic SEは左に16のスロットがあり、そこに音色をロードすると一つのHALionで16の楽器をロードできます。本来はDAW側で1トラックにつき一つのMIDIチャンネルを割り当てることで、16トラック扱えるのですが、これらをHALion側ですべてのトラックをMIDIチャンネルを統一することで16レイヤーサウンドとして使えます。分厚いストリングスからSuperSaw的なサウンドも作れます。

HALionは作るマルチソフトシンセではなく「選ぶ」ことを重視している音源なので、音色のエディットは鍵盤の上に最低限のパラメーターが用意されているのでそれらを回すだけになります。階層を潜ることで音作りのパラメーターは増えますが、

「気軽に音を作れる」とは言い難いものがあります。

注目すべきはHALion Sonic SE3は公式HPより無償DLができます。

steinbergバンドなどでDAWを統一できなくてもHALion Sonic SE3を統一しておけば音色違いによるイメージのずれなどをなくすことができてとても便利です。

評判

などなど、音の薄さを指摘する声もありますが、総じて使いやすい印象を持たれている人が多い様子です。

またHALionは上位バージョンであるHALion6があります。こちらは音色数や音色エンジンの数も多数揃えていてマルチ音源として完成度の高い音源です。特にヨーロッパのDJの間では多用されている音源もあり、EDM系のサウンドもこなせる音源です。CubaseユーザーでHALion SonicSEが好きだけどもっとクオリティが欲しい!と思っている人はHALion6はおすすめです。

HALion SonicSE3打ち込みギター音源のクオリティ

すべてのDAWのデフォルト音源に言えるのはギター音源のクオリティが正直に使いにくいレベルということです。ギターは奏法などで音色が変わるのは当たり前ですが、ピックアップやピックの当たる角度や位置でも音が変わります。それらを突き詰めたい場合はギター専用音源を購入するしかありません。

しっかり初心者であってもざっくりと打ち込んだらどれくらいの音がなるのかは知りたいところだと思います。ということでざっくりと打ち込んだ音源を紹介します。

ギターの打ち込み時に重要なのはアーティキュレーションの再現です。

初心者の間は次の2点の音色を選ぶだけでもそれらしくなります。

  • 音を短くするミュート(主にロックではパームミュート)
  • 音を伸ばすサスティン
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専用ギター音源はこれらのアーティキュレーションをキースイッチと呼ばれる下の方の鍵盤で切り替えます。最近のDAWのギターもキースイッチに対応している音源もあります。HALionSonicSEもいくつかキースイッチに対応した音色があります。

これらに付属のAmpシミュレーターを加えることでそれらしくなります。

CUBASE Proの主な機能

64ビット浮動小数点演算オーディオエンジン: 最大192 kHz、5.1サラウンド、フレキシブルルーティング、ブラグインディレイ自動補正

無制限のオーディオ / MIDI / インストゥルメントトラック、256入出力

MixConsole: EQ とダイナミクスを統合したチャンネルストリップ、VCA フェーダー、ラウドネスメーター、波形メーター装備

90種類以上のオーディオ & MIDI エフェクト: Quadrafuzz v2、ギターアンプシミュレーター VST Amp Rack 、ベースアンプシミュレーター VST Bass Amp、コンボリューションリバーブ REVerence、Frequency EQ など多数

VariAudio: 単音オーディオトラックを MIDI のように自在に編集可能、オートハーモナイズ機能搭載

コードトラック & コードパッド: コードによる作曲や管理をよりクリエイティブに、コードアシスタントによりコード進行や高度なボイシングを生成

8種類のバーチャルインストゥルメントと3,400を超えるサウンド: マルチ音源 HALion Sonic SE、ドラム音源 Groove Agent SE、Padshop、Retrologue 2、LoopMash 2 など

VST Expression 2: Note Expression、VST Dynamics、Expression Maps によりアーティキュレーション、ダイナミクス、コントローラーデータを統合制御

外部ハードウェアエフェクトや楽器を VST オーディオ環境に統合可能

VST Connect SE & VST Transit: クラウドコラボレーション機能

CUBASEの機能の一部を紹介していますが、この中で特筆すべきはコードトラック機能とVST Connect SE &VST Transitです。

コードトラック機能とは?

コード機能は、コードトラックにコードを追加することでコード進行を作成できます。作成したコードはそのまま任意のインストゥルメントトラックに貼り付けることが可能です。

この機能何が便利かというとコードに詳しくないDTM初心者が任意デコードを選べば、すぐにその構成音のデータを生成してくれるということです。

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例えばC#9♭13と言った複雑なテンション系のコードもただ選ぶだけでOKです。またそのコードが機能的にどんな音なのかも5度園サークルを表示することですぐに分かります。

[理論不要]スイスイ作曲ができるコード進行の作り方と覚え方

知識ゼロのDTM初心者が7日間でスケールとコードをマスターする方法

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DTM初心者の多くが時間を割いて覚えるコードを覚えることなく使える機能です。

VST Connect SE &VST Transitとは?

Steinberg VST Connect SE を使用すると、スタジオ、街、国を超えて、ミュージシャン同士が直接つ ながり、コラボレーションや共同制作を自由に行なえます

一言で説明すると、世界中のCUBASEユーザーとリアルタイムによる楽曲制作をできるとういうことです。

StudioOne5 Presence XT

Presence XTの画像
  • ライブラリー容量15GB
  • プリセット数 1000以上(プリセットの数はおおよその数です)
  • シングルタイプ

こちらもHALion Sonic SE2同様 シンセから生楽器までバランスよく搭載されています。

Presence XTはギターやベースそしてストリングスにブラス関係のアーティキュレーションが豊富ですので打ち込みのクオリティを高めてくれます。

また他の音源にはない特徴として、ギターのからピッキングのサウンドが有償音源なみに多いです。これにエフェクターのWahを使えば非常にファンキーなギターのカッティングを簡単に作れてしまいます。

世間では音質の評価があまり高くはありません。個人的にはそれほどひどいものだとは思いませんが、音質的に若干暗め(こもっている)の傾向があるので音抜けの部分でそういう評価になっているかもしれません。ブラスのアーティキュレーションや、ギターのノイズ系などはかなり細かく収録されているので、使い方次第でかなり生っぽく打ち込めると思います。

HALion SEと違ってPresence XTは音色エディットのためのパラメーターはすべて前面にあります。そのため音色の作り込みはこちらの方が圧倒的に簡単です。フィルターに音を適度に歪ませる「Drive」と程よい音にパンチをつける「Punch」があるのでフィルターを触ったら音が抜けてこなくなったのでDAW上でコンプをかけて調整…という手間を省いてくれます。

HALion SEと違うのは一つのインストゥルメントで扱える音色は一つだけです。なのでPresence XTでHALion SEのようなレイヤーサウンドを作るれません。レイヤーサウンドを作る場合はDAW上でレイヤーに必要なPresence XTを立ち上げます。気軽にという面ではHALion SEの方がレイヤーサウンドの扱いは簡単と言えます。

評判

実は、Presence XTはEXS、Kontakt、Giga、SoundFontフォーマットファイルが読み込める音源でもあります。soundfontを音源ライブラリとして使っている人はいままでsoundfontの読み込みプレイヤーを使っていたりしていましたが、Presence XTがあればその手間を省けるのは大きいです。

音質について好みの差がはっきりしそうです。ただ悪い音源ではないと思います。Presence XTの拡張音源の一つオーケストラは作曲家田辺さんが大絶賛しているので気になる人はチェックしてみるといいですね。

StudioOne4.6打ち込みギター音源のクオリティ

後発の音源だけあって付属のギター音源がもっとも充実しています。またキースイッチによる切り替えも可能ですし、ギター本来の音色の良さにアンプシミュレーターのクオリティもあるので付属音源だけでも頑張ればかなり聞かせられるかもしれません。

こちらは付属音源のテレキャスター系の音です。歪ませ過ぎには注意ですね。

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StudioOne5.1の主な機能

DAWの中で1番進化しているといっても過言ではないのがStudioOneです。後発なだけあって動きが軽く、往年の作曲家であっても「こういう機能があればなー」という機能をアップデートのたびに搭載しています。

スコアエディターの改善

StudioOneの弱点というわけではないですが、スコア重視の人にはNotionという別のスコアをソフトを買ってStudioOnetoリンクさせるという使い方をしてましたが、StudioOne5になって、スコア機能を搭載し

プリントアウトも可能になりました。

他にも

クリップゲインエンベロープ機能

レコード機能(録音ボタンを押していない状態でもMIDIキーボードで弾いた演奏データを録音してくれる機能)などが搭載し、よりユーザーが扱いやすいDAWへと進化しました。

付属最強ギターアンプシミュレーターAmpire

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最近のDAWにはギター・ベースアンプシミュレーターが搭載されています。そのクオリティは一昔まえのアンプシミュレーターソフトよりはるかにクオリティが高くプロミュージシャンでもその音質を気に入ってそのまま使う人もいるくらいです。

しかし、StudioOneのアンプシミュレーターのクオリティは1つ次元が違います。その理由は、IRキャビネット搭載していることにあります。IRキャビネットとはソフトの中で作られた空気感ではなく本物のキャビネットから出た音をサンプリングしている点にあります。そのため実に生々しいギターアンプサウンドを作ることができます。またこのIRはネット上でも有償/無償含めて大量に存在しています。

なので、デフォルトの設定よりさらに自分の好みの音に近づけることができます。

ギタリストがDTMを始めるときに1番の注目ポイントはおそらくアンプシミュレーターの質だと思います。なのでアンプシミュレーターにお金をかけたくないけどクオリティの高いアンプサウンドを手に入れたいという人はStudioOneをオススメします。

また、DTMのギター音源であってもアンプシミュレーターの質がそのままギターのクオリティにつながるのは言うまでもありません。

StudioOneを選ぶ注意点

StudioOneは最も進化しているDAWの1つですが、その進化の過程で他のDAWにはあるけれどStudioOneにはない機能があります。

それはリストエディタとスコア機能です。

リストエディタとは打ち込みデータをリスト上にして表示する機能です。

(画像はLogicProXのもの)

画像

このように数値でデータを入力することからDTMの作業は「打ち込み」と呼ばれていました。しかし、最近ではこのようなリストエディタを必要とするミュージシャンも減ってきたことからStudioOneではリストエディタは搭載されていません。

しかし、ゲーム会社などではリストエディタを使用するシーンもあるので絶対的に要らなくなった機能とも言い切れません。

またピアニストやミュージシャンによって楽譜機能がほしいと思う人もいるかもしれませんが、こちらもStudioOneには搭載されていません。しかしNotionという追加機能を購入することで楽譜機能を追加できます。ただDAWとは切り離された部分があり使い勝手があまりよくないというのが触った感想です。しかしどのDAWにも一長一短があるように

慣れれば天国!というところまで持っていくのがクリエイターの資質とも言えるように思います。

音源 しょぼい?

StudioOneに限らず付属されている総合音源は有償音源に比べると「しょぼい」と感じるかもしれません。しかしすべてが「しょぼい」わけではなく、得意/不得意の音源もあります。なので個人的にこれは使えると思った音はしっかりと覚えて適材適所で使うのがポイントです。

Protools Xpand!2

Xpand!2の画像
  • 全容量1.4GB
  • プリセット数 約2000種類
  • シングルタイプ

1ドル音源で有名になったXpand!2はProtoolsに搭載されているマルチ音源です。容量は今回比較した音源で一番軽いです。音質の傾向としては一昔前の感じがあります。音抜けもそれほど良いものではありません。

しかし音源は非常に軽くパッド系など使いやすい音色が人気です。何よりオケヒットの数がすごいです。おそらくいま発売されているソフト音源のなかで一番オケヒットが搭載されています。正直オケヒット専用音源として使っている人もいます。

そしてエスニック系も充実していて三味線マルチ音源のなかではかなり使えます。和風BGMで三味線が欲しい人にはおすすめです。

Xpand!2は一つのインストゥルメントに4つの音色をロードできるので4レイヤーサウンドを作ることができます。あまり明るい音色ではないので重ねすぎると抜けが悪くなる可能性もあります。音色エディットのためのパラメーターはそれほど多くありません。基本的には音を作るというよりは音を選ぶHALion SEと違いポジションといえるかもしれません。Xpand!2にはドラムのループがかなり豊富にあるのでドラムの打ち込みに慣れていない人でドラムループのおかげで雰囲気のある曲を作れるでしょう。

評判

https://twitter.com/oftnski/status/1031115106199859200

100円音源wというカテゴリは正確ではありませんが、音質クオリティは一昔前ですが、数と万能性において非常に使いやすい音源で好感を持っている人も多いです。

Protoolsギター打ち込み音源のクオリティ

残念ながらXpand!2のギターではらしさを作るのも難しいです。その理由としてミュートとサスティンのギターの音色が一緒ではなく別々になっています。これでも出来る場合もありますが、Xpand!!2の場合、音質がかなり違うので、初心者がCubaseやLogicProX,StudioOneのようにざっくりと打ち込むには手間がかかりすぎます。しかし、Xpnad!!2はクリーン的なシンセギターの音がきれいなので割り切った使い方がよいように思います。

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Protools2020の主な機能

プロ用DAWとしてのProtools2020においてたくさんの機能があります。しかしDAW選びで悩んでいる人が「これがあるからProtoolsにする」という機能はあまり見られません。これはネガティブな発言ではありません。多くのDAWが作編曲アシスト機能としてコードトラックやドラムパターン打ち込み、EDMに特化した音源などの付加価値を提供するに対して、Protools2020は良い意味で必要最低限の機能にとどまっています。

その結果「画期的ではない」という印象を受けるかもしれませんが、未だに業界標準DAWとしてスタジオに常備されているわけですし、プロとしてやっていくのであればProtools2020を覚えておいて損はありません。

結論付けしてしまえば、もっともシンプルに音楽を作り上げることができるDAWということになります。

Logic10.4.8 EXS24mk2

EXS24mk2の画像
  • ライブラリ容量12GB
  • プリセット数1500以上
  • シングルタイプ

こちらも多少時代を感じてしまう音質ですが、使いやすい音源ではあります。個人的にはピアノの質感が良いのでラフスケッチを書くときはこれをよく多用していました。音色エディットが一番しやすいマルチソフト音源ともいえるほどパラメーターが多く、その配置もユーザービリティと言えます。マトリクス形式で変化させたいパラメーターを扱えるのでマルチソフトシンセと言いながらも独立したシンセサイザーとも言えます。

音色に関してユニークなのは公式からちょくちょくと追加音色が出てきます。気づかないうちに「あ!音色増えている」という驚きがあります。mk2が出てからもう何十年と立ち「いつになったらmk3が出るのか?」と思っている人も多いですが、AlchemyというソフトがEXS24の代わりになるのでは私は思ったりしています。

また最近でこそ使われなくなりましたが、その昔クオリティの面で一世風靡した「Gigaサンプラー」のフォーマットを読み込ますことができます。Gigaサンプラーのクオリティは最近の音源と比べても見劣りするものではないものもあるので、中古ショップなどでGigaサンプラーフォーマットのソフトを見つけたらこっそりと買ってしまうのもよいでしょう。

Apple loopsとの親和性もよく優れたソフト音源でありソフトサンプラーでもあります。

最新のLogicProXではEXS24から「Sampler」という名前に変更され、機能も使い勝手も大きく変更されましたが、EXS4の音色はそのまま使うことができます。

Samplerの画像

LogicProXギター打ち込み音源のクオリティ

画像

LogicProXにもキースイッチに切り替えによるギターの音色があります。ただ他と異なるのはLogicProXの場合、鍵盤によるキースイッチではなくモジュレーションホイールを使った切り替えになります。

個人的には付属のアンプシミュとしてはかなり頑張っているように思います。

LogicProXの主な機能

10.5.1にアップデートしたLogicProXの目玉機能はLive Loopsグリッド機能です。これはAbletonのLiveに備わっていた機能で、フレーズ単位でリージョンを作りそのフレーズを任意で自由なタイミングと場所で再生できる機能です。

現在この機能を搭載しているDAWは今回紹介している中だけでいうとLogicProXとdigitalperformer10だけになります。これによって、

digital performer10  MOTU INSTRUMENTS SOUNDBANK

MOTU INSTRUMENTS SOUNDBANKの画像

MOTU INSTRUMENTS SOUNDBANK(以下MIS)

  • 容量5GB
  • 1100のプリセット500種類以上のループサウンド
  • マルチティンバータイプ

いままで唯一マルチ音源をもたないDAWとして君臨してきたdigital performerにもついにマルチ音源が入りましたw マルチソフト音源を立ち上げるプレイヤー独自のものではなくUVI Workstationを使用しています。

500種類のループサウンドを扱えるのが強みでそのループはおそらくDAW付属の中で一番キャッチーループが入っています。これもHALion SEと同じように16のマルチトラック式なのでレイヤーサウンドにも強いです。音色エディットに関しては若干階層を潜る必要があるので、簡単とは言えないですが、追加の音源として膨大なUVIサウンドを購入することで「究極の音色選びのマルチソフトシンセ」として使うこともできます。

マルチ音源 おすすめ

DAWのマルチ 音源に満足できない場合は有償のマルチ音源の購入を考える必要があるかもしれません。

有料の総合音源 (マルチ音源)で有名なのは以下の5つでしょう

関連記事リンク価格帯
Native Instrumentkomplete1312,800円〜
IK MultimediaSampleTank417,991円〜
SpectrasonicOmnisphere2.656,000円
UVIFalcon26,400円
SteinbergHALion 637,158円

個人的におすすめなのはSample Tank4です。DAW付属のマルチ音源をブラッシュアップした感じの音色が強く、音色傾向もバランスが取れているので

初心者にも使いやすいです。逆におすすめしにくいのはKomplete です。一つ一つのクオリティは高いのですが、コストの面を考えるとあまりお得感がありません

ただ重要なのはこれら有償のマルチ 音源であっても「すべて使える音」ではありません。なので自分が今やりたいことを明確にしたうえで選ばないと

「なんか量が多いだけで使いにくい」

「マルチ音源買ったけど結局そのなかの〇〇という音色しか使っていない」

ということになっているDTMerが数多くいます。

案外突き詰めると「マルチ音源のギターだけもっとクオリティの高いものがほしかった」ということもよくあります。

さいごに

音色エディットのやりやすさで考えるならば、EXS24mkⅡ Presence XT Xpand!2 HALion SE MIS 音質面でいえばMSI HALion Xpnad!2  EXS24mk Ⅱ Presence XT 音色のバランスは全体的に変わらないです。特化した音源レベルの音色はそれほどありませんが、「音の作り込みで考えるか」「音質面」で考えるかで評価が分かれます。DAW付属のマルチソフト音源は万能ではありません。言い方は悪いですが「扱いやすさ」を求めた結果どの音源も「帯に短し襷に長し」といった感じです。

しかし、「与えられたものをいかに使いこなすか?」がDTM初心者に求められる最初のスキルです。すぐに違うソフトを求めるのではなく下手でも良いので曲を作り完成させていきましょう。レベルが上がらないDTM初心者が一番やっていること を繰り返すことになります。

それでも、あえてマルチソフト音源を補強する目的で買っておいた方がよい音源があるとするならば「ギター」音源でしょう。なぜならば、DAW付属のマルチソフト音源に入っているギターではどうしてもギターらしさを出すために必要な奏法が少ないからです。

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