Arturia V Collection 9レビュー 進化し続ける総合音源の魅力を紹介

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どうもArturia V CollectionヘビーユーザーのUG(@96bit_music )です。

Arturia V Collection歴はバージョン3のときからなので、かなり長い年月を使っていますし、使用しているMIDIキーボードもArturia製です。

Arturia V Collectionアナログシンセを最新のテクノロジーで再現しているのがArturia V Collectionです。

多くのアナログ/デジタルシンセをエミュレートしているので、気になっている人も多いと思いますが。数の多さから

使い所や本当に買う価値があるのかを見極めたいという人も多いでしょう。

そこでこの記事では収録しているソフトシンセやそのソフトシンセが使われた楽曲、どんな用途に向いているかなどをまとめてみました。

題して「徹底解剖!!Arturia総合音源V Collection 9の実力と性能」です。

この記事では次の3つをV Collection 9 評価の基準としながら個人的感想を書いています。

  1. 音源の特徴、
  2. 実際触ってわかったメリット・デメリット、
  3. 使用しているアーティスト
UG
  • 元ゲーム音楽屋(NintendoDSなど)
  • 作曲歴20年以上
  • DTM記事執筆500以上
  • ショートアニメ、CM、企業PV音楽を制作
  • 詳しいプロフィール

タップできる目次

Arturia V Collection 9 概要

メーカーArturia
製品名Arturia V Collection 9
特徴32 のインストゥルメント
4つの新しいインストゥルメント
Korg MS-20 V、SQ80 V、Augmented STRINGS、
Augmented VOICES
Piano V、CS-80 V 、
Prophet-5 V & Prophet-VS Vをアップデート
システムマック
macOS 10.13 以降 
(64 ビットのみ) 
4 GB の RAM; 
Apple Silicon M1 CPU
32 GB の空きハードディスク容量
OpenGL 2.0対応GPU
スタンドアロン、VST、AAX (Pro Tools 11 以降)、AU、
NKS (現在、Analog Lab V では使用できません) で動作します。

ウィンドウズ
Win 8.1+ 
(64 ビットのみ)
4 GB の RAM; 
3.4 GHz クアッドコア CPU (4.0 GHz ターボブースト)
32 GB の空きハードディスク容量
OpenGL 2.0対応GPU
スタンドアロン、VST、AAX (Pro Tools 11 以降)、
NKS (現在、Analog Lab V では利用できません) で動作します。
バージョン個々のバージョンで管理
認証方式シリアル認証
認証数5回
価格$599(メーカー価格)
備考体験版あり

Analog Lab、CZ V、Mellotron V、Synthi V、およびB-3 V2ではNKS互換性は現在利用できない

V Collection 9追加内容

V Collection 9になってから次の4つのインストゥルメントが追加されました。アナログシンセ及びデジタルシンセをメインにリリースしてきたがArturiaが1ノブタイプのモーフィングシンセを出してきたので今後はベースやギターの音源がリリースされてくるのではないかと思っています。

Korg MS-20 V画像KORGと提携して設計されたオリジナルMS-20のソフトウェアエミュレーション
SQ80 V画像エンソニックのクラシックな80年代のクロスウェーブシンセサイザー
Augmented STRINGS画像豊富なサンプルストリングと最先端のシンセシスを組み合わせて、
親しみやすく刺激的なソフトウェアインストゥルメントを作成
Augmented VOICES画像詳細なボーカルサンプルを最新の合成エンジンと独自に融合
リンククリックで読みたい内容の箇所に飛ぶことができます!

V Collection 9アップデート内容

上記の追加音源とは別に以下の音源のバージョンがアップされました。

CS-80 V 4画像再構築されたYAMAHA CS-80のエミュレーションシンセ
Prophet-5 V /
 Prophet-VS V
画像従来は1つであったProphet-5 V /Prophet-VS Vを独立。
Piano V3画像12種類のピアノをモデリングPianoteqに次ぐ使えるモデリングピアノに進化

実機名と製品の違いについて

Arturiaではリリースされている名前と実機の名前が異なります。例えばMoogであってもMini Vと表記されています。これはいろいろな原因が考えられますが一番の理由は実機の名前を表記するためのライセンスの許諾が必要であります。

ARP 2600ARP 2600 V
Hammond B3B3 V2
BUCHLA Music EaselBuchla Easel V
Hohner ClavinetClavinet V
Fairlight CMICMI V
Yamaha CS 80CS 80 V
Casio CZCZ V
Yamaha DX7DX7 V
E-Mu Emulator IIEmulator II V
Farfisa Compact Deluxe Combo OrganFarfisa V

Analog Lab V

画像
バージョン5.5.1.2692(2022-09-19)
マニュアル日本語
容量Mac:3.9GB
Win:3GB
特徴Vコレクションから抜粋した2000以上プリセットサウンド
2つのインストゥルメントを組み合わせる新しいスタジオビュー(マルチ)
キーボード全体でマルチサウンドをレイヤー化または2つのプリセットを分割
Arturiaキーボードのパラメーターの自動マッピング
パラメーターは他のMIDIコントローラーに簡単にマッピング
メリットArturiaのアナログ・デジタルシンセサウンドを堪能できる
デメリットインスト単体レベルの音色エディットはできない

V Collection9に付属していますが単体で購入可能、単体レベルの音色エディットを必要としないけれどArturiaのすべてのサウンドを堪能したい人には十分すぎる音源です。

Arturiaキーボードシリーズと組み合わせて使えばシームレスな音色管理が可能

ARP 2600 V3

画像
実機名/Arturia名ARP 2600/ARP 2600 V
バージョン3.10.1.2674(2022-09-19)
マニュアル日本語
容量Mac:298.9MB
Win:182.2MB
特徴元のARP2600のすべてのパラメーター:
3つの電圧制御発振器
Osc2->Osc1同期
24dB/オクターブローパスレゾナントフィルター
12dB/オクターブフィルター、LP、HP、BP、
シーケンサーの搭載
コーラス、MIDI同期可能なステレオディレイ、リバーブ
2〜32ボイスのポリフォニー
500以上のプリセット
メリット有名アニメの効果音が作れる!
デメリット操作に慣れるの時間がかかる
使用アーティストChemical Brothers Underworld 他

ガンダムやスター・ウォーズのドラゴンボールの効果音で使用されたアナログ・シンセサイザーARP 2600のモデリングです。

もちろん効果音だけでなく、リード、ベースから何にでも使えます。

音は太く、存在感があります。ARP2600で音作りができるようになればたいていのアナログ・シンセサイザーで思い通りの音作りが可能になります。

Augmented STRINGS

画像
バージョン1.0.1.2684(2022-09-19)
マニュアル日本語
容量Mac:3GB
Win:2.8GB

特徴
ストリングス専用のダイナミックハイブリッド弦楽器
デュアルレイヤー(オシレーター)

ハーモニック、ウェーブテーブル
ワープ、グリッチ、ストレッチサウンドを生成可能

モーフコントロールはレイヤーAとレイヤーBの間を移動し、
最大8つのカスタム宛先に影響を与えます

7つの追加マクロ:時間、色、
モーション、FX A、FX B、リバーブ、ディレイ

14のFXを備えたレイヤーごとに2つのFXスロット

5つの空間/時間ベースのアルゴリズムを使用した
専用のディレイとリバーブの送信

内蔵の16ステップアルペジエーター

250以上のファクトリープリセット
スタンドアロンで再生できる仮想楽器。
メリット豊富なサンプルストリングと最先端のシンセシスを組み合わせ
親しみやすく刺激的なサウンドを作れる
デメリットリアルなストリングス打ち込みにはそれほど向かない
音色によってはCPU負荷が高い

ソロとアンサンブルの弦をフィーチャーしたストリングス専用音源です。音色は


近距離マイクと遠距離マイクで収録されたコントラバス、チェロ、ビオラ、バイオリン、に60以上のアーティキュレーションが用意されています。

ストリングス音源といってもポップスからサントラ系のリアルな演奏状態を再現するというものではなく、あくまでパッド的な使い方をするのに向いているストリングス音源ですが、音質自体は大編成なストリングスサウンドなのでうまく調整すればオーケストラ系の中にもうまく溶け込ますことが可能です。

中央のノブを回すことでウェーブテーブル的な変化が発生するのが特徴的です。この音源をどう使いこなすのかがユーザーのうでの見せ所かもしれません。

Augmented VOICE

画像
バージョン1.0.1.2684(2022-09-19)
マニュアル英語
容量Mac:1.3GB
Win:1.1GB
特徴ボーカルコーラス系ダイナミックハイブリッド弦楽器
デュアルレイヤー(オシレーター)

ハーモニック、ウェーブテーブル
ワープ、グリッチ、ストレッチサウンドを生成可能

モーフコントロールはレイヤーAとレイヤーBの間を移動し、
最大8つのカスタム宛先に影響を与えます

7つの追加マクロ:時間、色、
モーション、FX A、FX B、リバーブ、ディレイ

14のFXを備えたレイヤーごとに2つのFXスロット

5つの空間/時間ベースのアルゴリズムを使用した
専用のディレイとリバーブの送信

内蔵の16ステップアルペジエーター

250以上のファクトリープリセット
スタンドアロンで再生できる仮想楽器。
メリットボーカルコーラスをモーフィングすることで
体験したことがないボーカルコーラス音色を簡単につくれる
デメリットCPU負荷が高い音色が多い

Augmentedシリーズ第二弾はコーラス音源。中央のノブでモーフィングすることで有機質な音から無機質な音まで自由にコントロールできます。


近距離と遠距離で収録したボーカルソロとアンサンブルに50以上の表現力豊かで現代的なアーティキュレーションを用意

B3 V2

画像
実機名/Arturia名Hammond B3/B3 V2
バージョン2.6.1.2674(2022-09-19)
マニュアル日本語
容量Mac:487.9MB
Win:341.6MB
特徴個別のMIDIチャンネル設定可能な9つのドローバー
3つのモデル化されたコーラスとビブラートの設定

オルガンサウンドを引き立てる高品位なプリアンプドライブ
モデル化されたロータリースピーカーエミュレーター

コンボリューションベースのリバーブ
ハイクオリティなレスリースピーカー

複数の波形と位相を持つLFO
マルチポイントエンベロープ
ステップシーケンサー

バックグラウンドノイズ
ポリフォニックパーカッション
キークリックボリューム
攻撃と解放のコントロール
50のプリセット
使いやすいMIDIマッピング
メリットバンドに負けない究極のオルガンサウンド
デメリットCPU負荷が高い
使用アーティストキース・エマーソン ジョン・ロード 他

音の細部までこだわり抜いたモデリングオルガン音源です。すべての挙動をフィジカルモデリングによって再現しているためCPU負荷が高いです。

しかしその負荷の高さか出てくるオルガンの音は限りなく本物に近く、バンドなどの爆音の中にあってもしっかりと音を主張してきます。

ロータリースピーカーとは?

ロータリースピーカーとは、高音部用のホーンと、低音部用のローターを、モーターで別々に回転させてコーラス効果を発生させ、音に広がりを与える仕組みをもったスピーカー。ハモンドオルガンと組で使われることが多い。回転速度は速い・遅いの2段で、停止させることも可能。ドン・レスリーが開発し、レスリー・ユニット(通称レスリー・スピーカー、後述)という名称で発売されていたが、この名称が代名詞として一般化している。

本来製造・販売元はハモンドオルガンとは別会社であったが、現在は鈴木楽器製作所が商標権を取得し、ハモンドオルガンとともに製造・販売されている。

1940年代にドナルド・レスリー (Donald Leslie) によって考案された、ドップラー効果を利用して、トレモロ、ビブラートなどの音色の効果を出すために作られた、アンプ内蔵のスピーカーユニットである。特にハモンドオルガンと接続して用いられることが多いがハモンド社の製品ではない。1960年代以降はハモンドオルガンとともに、ロックミュージシャンに好んで使用されるようになった。

開発当初の1941年は「ビブラトーン (Vibratone) 」と言う名称であった。ハモンド社の純正品ではなかったが、似た構造を持つスピーカーユニットが製造され始め、最後までハモンド社はレスリーをオファーすることなく、1965年にフェンダー社がレスリーを買収する形になった。

wikipedia ロータリースピーカー より引用

レスリーって人の名前だったんですね。

有名なのはライム・プロコル・ハルムのストリート・ブルース(青い影)冒頭はレスリーはかかっていませんが、1:18秒あたりから

音が揺れ始めるその効果がレスリーの特徴です。

Buchla Easel V

画像
実機名/Arturia名BUCHLA Music Easel/Buchla Easel V
バージョン1.10.1.2674( 2022-09-19)
マニュアル日本語
容量Mac:297.9MB
Win:175.9MB
特徴モジュレーションオシレーター、
出力セクションにデュアルローパスゲート、スプリングリバーブモデリングを装備
5ステップシーケンサー、
同期可能なパルサーとクロック
マルチポイントエンベロープとLFOを作成
右側のステップシーケンサーモジュール
グラビティXYモジュレーションソース。
10エフェクト、フェイザー、フランジャー、コーラス、
オーバードライブ、ディレイ、..。
高速、中速、または低速の応答のためのバクトロールモデリングの制御
ポリフォニーの最大4ボイス
256のプリセット
メリットスペーシーなアンビエント音や変態サウンドが作れる
デメリットCPU負荷がめちゃめちゃ高い
使用アーティストチャーズルコーエン 他

非常にマニアック度が高いアナログ・シンセサイザーです。いかにもアナログシンセ!というような音を作るのに向いていますが、変調機能に癖があり、ワブルベース系のような音も作れます。

このソフトシンセもB3 V同様CPU負荷が高いのが難点です。CPU負荷に関しては以下の記事で紹介している「CPU負荷逃し」という方法があり、それを使うと負荷は減らすことが可能です。

グラフィックボードの有無がDAWに影響がでるようになってきていると言われています。ひょっとするとグラボがあるパソコンであれば負荷は異なるかもしれません。

Clavinet V

画像
実機名/Arturia名Hohner Clavinet/Clavinet V
バージョン1.10.1.2674(2022-09-19)
マニュアル日本語
容量Mac:449MB
Win:319.7MB
特徴高品位なクラビネットサウンドを作るピックアップモデル
(ピックアップの下部と上部の4つの組み合わせ)
回路モデル化されたトーン回路
(4バンド、ブリリアント、トレブル、ミディアム、ソフト)
音量調節

フェンダーツインアンプ
モデル化されたスプリングリバーブ
オン軸とオフ軸のマイク配置
トーンコントロール
モノビブラート
効果は出力後回路です

8つのエフェクト

モデル自体を編集するための詳細モード
74のプリセット
使いやすいMIDIマッピング
メリット定番のFunkリズムカッティングはこれ!
ギターのカッティングに対抗できるリズミカルなサウンド
デメリット特になし
使用アーティストスティービー・ワンダー .レッド・ツェッペリン 他

ギターカッティングに負けないグルーヴを作り出せます。Funkの要素を入れたいならクラビネット!というほどの定番です。

Wahエフェクターと同時につかうのも定石です。

クラビネットの代表といえばやっぱりこれ。スティビーワンダーのSuperstition

しかし、実はこの曲、よく聞くとクラビネットが複雑なことをしているんです(パッと聴いた感じではシンプルなんですけどね)

しかし、その謎を紐解いた動画があります。それがこちら

実はステレオ録音に聴こえていたクラビネットは8トラックを使っていました。

スティビーワンダーの多重録音のセンスと正確さには本当に驚かされます。

Clavinet Vではよりサウンドをカスタマイズできる機能があり、往年の名機の再現から自分だけのクラビネットまであらゆるクラビネットサウンドを楽しめます。

高調波プロファイルの選択
ベロシティカーブエディタ
弦の共鳴
リリース時間
チューニング
キーリリースノイズ
ダイナミクス
ハンマー硬度
ハンマーノイズ
ピックアップノイズ

CMI V

画像
実機名/Arturia名Fairlight CMI/CMI V
バージョン1.10.1.2674(2022-09-19)
マニュアル日本語
容量Mac:543.6MB
Win:358.1MB
特徴CMIライブラリからの600サンプル
360プリセットサウンド
1トラックあたりのポリフォニーを最大32

アナログフィルター応答の完全なエミュレーション
CMIのアディティブシンセシス能力の忠実な再現

可変ビット深度とサンプルレート
新しいサウンド生成モードの導入:スペクトル合成

32ステップシーケンサー
トラックごとに24の変調ソース
メリット1980年代のデジタルシンセ黎明期のサウンドを再現!
デメリット音作りのパラメーターが複雑
使用アーティスト坂本龍一、久石譲、冨田勲 など

DAWの走りと言われた総合ワークステーション。発売当時の価格は1200万。ジブリアニメ「風の谷のナウシカ」や「天空の城ラピュタ」で使用されたことでも有名、

最近ではオーケストラヒットのシンセとして認知されている側面もあります。

音作りはそのパラメーターの豊富さから理解をするのは容易ではないので、まずはプリセットから「フェアライト」の音を楽しみ、そこから少しずつパラメーターを覚えていくのがよいでしょう。

CS-80 V4

画像
実機名/Arturia名Yamaha CS 80/CS 80 V
バージョン4.0.1.2681(2022-09-19)
マニュアル日本語
容量Mac:270.9MB
Win:143.9MB
特徴2VCO 4VCF 2LFO 4ENV 2VCA+SUB OSCによる
極厚なアナログサウンド

専用コーラスとトレモロ15FXから選択する3つのFXスロット
仮想リボンコントローラー
3つのデスティネーションを備えた2ソースモジュレーションミキサー
オリジナルのファクトリーパッチを含む
200以上のプリセット
ポリフォニックアフタータッチレスポンス
内蔵の5モードアルペジエーター
メリット生のオーケストラにも劣らないシンセストリングスサウンド
デメリットパラメーターが少しわかりにくい
使用アーティストヴァンゲリス スティーブポーカロ

CS-80は、3000台程度 定価128万 重量80kg 少しずつシンセサイザーが小型化していく中でもCS 80はまだまだ巨大なものでした。しかしCSサウンドと言われるほどウォームで存在感のある音は多くのソフトシンセに収録されるほどの人気です。

オシレーターの変更や、ADSRなどよく見るとわかるのですが、一見しただけでは「??」となる部分もありますが、慣れてしまえば問題無いレベルです。

CZ V

画像
実機名/Arturia名Casio CZ/CZ V
バージョン1.6.1.2674(2022-09-19)
マニュアル日本語
容量Mac:342.6MB
Win:209.6MB
特徴オリジナルのCZDACのエミュレーション
CZ-101/CZ-1000の元のパラメーターを再現
オリジナルのCZSysExインポート
400以上のプリセット
ポリフォニーの32ボイス
ユニゾンデチューンで最大8ボイスのユニゾン

マルチセグメントエンベロープ(同期可能およびループ可能)
2変調エンベロープ
4つの割り当て可能なマクロ
高度な変調マトリックス
サンプルアンドホールドモジュール、6つの波形を備えた2つのLFO、
3つのソースコンビネーターとアルペジエーター
一連のまたは合成ラインごとにルーティングできる4つのFXスロット
リアルタイムフィードバック用の合成ライン状態ビューア
メリット80年代のポップヒットサウンドを得られる
デメリット負荷が高い
使用アーティスト冨田勲 他

PD音源とはPhase Distortion(フェイズディストーション)の略称で、オシレーター波形のサイン波を読み出す際の位相角を歪ませることによって様々な波形をに変化させることで音作りが可能なユニークな音源です。CASIOが開発したPD音源搭載のシンセサイザーです。

YAMAHAのFM音源と少し似ている部分もありますが、CZ Vはとにかく簡単操作で音が変化していくので音作りの初心者でも楽しめるソフトシンセです。

こちらも負荷が多少あるのでCPU負荷の調整及び「負荷逃し」をするのがオススメです。

DX7 V

画像
実機名/Arturia名Yamaha DX7/DX7 V
バージョン1.10.1.2674(2022-09-19)
マニュアル日本語
容量Mac:388MB
Win:261.1MB
特徴32オリジナルDX7アルゴリズム
すべてのDX7オリジナルパラメーター
オリジナルのDX7SysExインポート
オペレーターごとに25の利用可能な波形
マルチモードフィルターとオペレーターごとの
フィードバックを備えた6オペレーター
ビンテージおよびモダンDACモード
ポリフォニーの32ボイス

オペレーターごとのDX7、DADSR、
およびマルチセグメントエンベロープ(同期可能およびループ可能)

2変調エンベロープ
4つの割り当て可能なマクロ
高度な変調マトリックス

ステップシーケンサー、
6つの波形を備えた2つのLFO、およびアルペジエーター
並列または直列にルーティングできる4つのFXスロット

ユニゾンデチューンとユニゾンの4ボイス
432のプリセット
メリット世界中の音楽シーンの定番サウンドが手に入る
デメリット音作りが複雑
使用アーティスト世界中の著名ミュージシャン

誰でも一度は聴いたことがあるFMエレピにベース、デジタルシンセでありながらウォームなパッド、近年の商業音楽からは切っても切り離せない、それがDX7です。そのDX7を完璧に再現してしまったのがDX7 Vです。

DX7 Vは実機にないフィルター、アルペジエーター、エフェクターを装備した完璧なFMソフトシンセになっています。音色エディットは簡単ではありませんが、大量のプリセットを選ぶだけでもFMシンセサウンドを堪能できます。また世界中のDX7ユーザーが作ったプリセット(実機データ)がネットに大量にありそれを読み込めるのでそれを探しに行くのもまた楽しいです。

EmulatorⅡ V

画像
実機名/Arturia名E-Mu Emulator II/Emulator II V
バージョン1.3.1.2684(2022-09-19)
マニュアル日本語
容量Mac:605.4MB
Win:432.3MB
特徴8ボイスマルチティンバーサンプルエンジン
オリジナルの8ビット圧伸技術と27.7kHzのサンプルレート
アナログフィルター
実機に搭載されたファクトリーサンプルバンク
レイヤー(音声)ごとにFXを挿入
統合アルペジエーター

11種類のマスターエフェクト

高度な明るさ、音色、時間と動きのマクロコントロール

250ファクトリープリセット
メリットシティっポップなどの80’Sサウンドが強い
デメリット音の印象が全体的に古い(ノイジー)
使用アーティストStevie Wonder、New Order、Tangerine
Dream、Genesis、坂本龍一、小室哲也

音の太さや存在感はさすがといえるレベルのクオリティ、近年流行りのシティっポップに最適なサウンドですが、EDM系やKawai FutureBassなどでも相性が良い独特のあらさがあります。

Farfisa V

画像
実機名/Arturia名Farfisa Compact Deluxe Combo Organ/Farfisa V
バージョン1.10.1.2674(2022-09-19)
マニュアル日本語
容量Mac:444.6MB
Win:302.7MB
特徴デュアルマニュアルペダルの物理モデリング
アッパーマニュアル、ロワーマニュアル、ベースペダルセクション
1オクターブまたは2オクターブをカバーする選択可能なベースキー範囲

減衰時間を調整可能なパーカッションセクション

古典的なストンプボックスタイプのモデル化
FXの順序を変更するための単純なドラッグアンドドロップ

ヴィンテージライブサウンド用のギターアンプシミュレーター出力
カスタムクラシックスプリングリバーブを備えたコンボリューションリバーブ

DAWに同期可能なトレモロ

個別の音声チューニング
ToneDraw:添加剤/ウェーブドロースライダー

4極共振フィルターで選択可能な低音波形

アッパーアタックとリリースエンベロープ
エクスプレッションペダル、モッドホイールまたは
アフタータッチによるトーン/ワウコントロール用の「ニーレバー」
メリット60年代のオールドな本物のオルガンサウンドが手に入る
デメリット好き嫌いが分かれる音色
使用アーティストピンク・フロイド 他 スライ&ザ・ファミリーストーン 他

知る人ぞ知る!とい割れているのがFarfisaオルガンです。

音に癖があり、好き嫌いが分かれるところではありますが、

その存在感はすさまじくオーディエンスの耳に光速で届いたあといつまでも頭の中でぐるぐると回り続ける中毒性の高い音色が特徴です。

Jun-6 V

画像
実機名/Arturia名Roland Juno-6/Jun-6 V
バージョン1.3.1.2674(2022-09-19)
マニュアル日本語
容量Mac:280.4MB
Win:158.7MB
特徴RolandJuno-6の次世代コンポーネントレベルモデル
最先端のアナログコーラス再生

最大36ボイスのポリフォニー
ユニゾン&ポルタメント
アナログピッチ動作の音声デチューン制御

アルペジエーター
カスタマイズ可能なコードモード

パフォーマンスが最適化されたコントロール
(ベンダー、Mod、および割り当て可能なキーボードパラメーター)

モジュレーション機能を強化するための追加のLFOとエンベロープ
モジュラー可能なディレイとリバーブを内蔵

高度な明るさ、音色、時間と動きのマクロコントロール
組み込みのチュートリアル

180のプリセット
メリットシンプルで覚えやすい音作りパラメーター
ウォームなパッドやベースが得意
デメリットモジュレーションを多様した音作りは苦手
使用アーティストMadonna A-Ha Enya
Duran Duran The Cure、Sean Lennon、Faithless、Astral Projection、Vince
Clarke、Men At Work、Flock of Seagulls、Eurythmics、Mr. Fingers Niels
Frahm等々

シンプルながらに繊細な音作りが可能なのがJun-6 Vです。実機のDCOサウンドを高い精度でエミュレーションしているので、俗に言う「ウォームなパッド」は得意とするところです。

例えばSerumを始め多くのソフトシンセでも似たような音色は作ることは可能です。(それだけJun-6 Vがシンプルであるということですが)しかし、似たような音色であっても、ソフトシンセを変えることでミックス時に奥行き等が現れます。

プロが似たような音色であってもソフトシンセを一つ一つ切り替えるのはこういうところにあります。

Jup-8 V4

画像
実機名/Arturia名Roland Jupiter-8/Jup-8 V
バージョン4.3.1.2674(2022-09-19)
マニュアル日本語
容量Mac:291.5MB
Win:161MB
特徴最大16ボイスのポリフォニー
自走式位相発振器VCOクロスモジュレーション
AssignaleVCO同期

クラシックおよびモノユニゾンモード
アルペジエーター
追加の変調機能

2つの複雑なLFO
モジュレーションミキサー
ダブルノートとモジュレーションシーケンサー
割り当て可能な、ベロシティ、アフタータッチ、

Modwheel、キーボードトラッキングを
備えた高度なキーボード表現力

3つの出力エフェクトスロット

高度な明るさ、音色、時間と動きのマクロコントロール
組み込みのチュートリアル
+300ファクトリープリセット
メリット 世界が認める日本のアナログシンセの最高峰を完全再現
操作しやすいパネルと使いやすいプリセットサウンド
ピッチモジュレーションによる癖のあるサウンド作れる
デメリット特になし
使用アーティストTangerine Dream、Underworld、Jean
MichelJarre、Depeche Mode、Prince、
Gary Wright、Adrian Lee、Heaven 17、
Kitaro、Elvis
Costello、Tears for Fears、
Huey Lewis and the News、Journey、
Moog Cookbook、Yes、Devo、
Freddy Fresh、Simple Minds、Jan Hammer、BT

定価98万に対して中古市場でもプレミアがついて現在1,738,000円の値段がついています。

Jup-8 V3の魅力はピッチモジュレーションによるアクの強いサウンドです。どんなパッドの中にいようと一瞬手で音の輪郭を掴み取ることができる素晴らしい機能です。

その他にもパッドやリード、アルペジエーターすべての音色が優等生なのでレイヤーからメインまで幅広く使うことができます。

KORG MS-20 V

画像
実機名/Arturia名Korg MS-20/Korg MS-20 V
バージョン1.0.1.2674(2022-09-19)
マニュアル日本語(KORG実機のマニュアル)
容量Mac:505.9MB
Win:360.6MB
特徴ノイズ、PWM、リング変調、ハード同期、
および周波数変調を備えたデュアルVCO
KORGIC-35およびOTAチップをモデルにした
ハイパスおよびローパスフィルター

モーフィング波形を備えた
モジュレーションジェネレーターLFO
ループ/スナッピーモードを備えた
デュアルエンベロープジェネレーター

エンベロープフォロワと
サイドチェーンを備えた外部信号プロセッサモジュール
セミモジュラー信号のカスタマイズ用のパッチベイ
内蔵3チャンネル12ステップシーケンサー
4スロットにまたがる16FX、
ユニゾンモードで拡張された6ボイスポリフォニー
メリットルーティングによるフレキシブルな音作り
デメリット音作りには多少慣れが必要
使用アーティストAphex Twin
Astral Projection
BOOM BOOM SATELLITES
Daft Punk
JIMMY EDGAR
Luke Vibert
Theo Parrish
電気グルーヴ

V Collection9の目玉の1つがKORGのMS-20のエミュレーションです。MS-20 VのGUIも素晴らしく見ているだけでテンションが上がります。音の方も良い意味でざらついた音がトラックの中で存在感があります。

リングモジュレーションなリードから深みのあるパッドまでどの音も即戦力なものばかりです。テクノするならまずはMS-20 Vを抑えておきたいところです!

Matrix-12 V2

画像
実機名/Arturia名Oberheim Matrix 12/Matrix-12 V
バージョン2.10.1.2674(2022-09-19)
マニュアル日本語
容量Mac:302.3MB
Win:180.9MB
特徴可変幅パルス波を提供する2つの発振器。
発振器2はホワイトノイズジェネレータとしても機能
オシレーター1またはフィルターは周波数変調可能
15のモードを備えたシングルフィルター:

4つの追加の「コンボ」フィルターモード。
27のソースと47のデスティネーションを備えた

超強力なモジュレーションマトリックス。
ソースには、5つのエンベロープ、5つのLFO、
4つのランプ、3つのトラックジェネレーター、
Velocity、Pressure、Keyboardfollow

6つのスタジオグレードのエフェクトが
利用可能な2つのインサートエフェクトスロット。

元の楽器のようなポリフォニーの12の声
マルチティンバー
スタンドアロン、VST、VST3、AU、AAXで動作
メリットモジュレーションルーティングによる有機的なサウンド
デメリットモジュレーションマトリクスが少しわかりにくい
使用アーティストStyx – The Grand Illusion
Rush – Moving PIctures
The Police – Synchronicity
Prince – 1999
Queen – The Game
Jean Michel Jarre – Magnetic Fields
Bruce Hornsby & The Range – The Way It Is
Madonna – Madonna
Tangerine Dream – Exit
Van Halen – 1984

世界の商業音楽に愛されたと言っても過言ではないのがMatrix-12です。

使用アーティストを見るとその豪華さに驚くと思います。

分厚いサウンドはブラスやパッドで使われています。またMatrix-12と言えばフィルターというほどフィルターが音作りの要になってます。

Matrix-12 Vは実機のMatrix-12を忠実に再現しながらも音作りの幅は実機を超えるレベルになっています。メインパネル上でのオシレーターやフィルター、エンベロープだけでもMatrix-12のサウンドは堪能できますが、やはりこだわろうと思うとモジュレーションマトリクスを使った方がいいです。

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Mellotron V

実機名/Arturia名Mellotron/Mellotron V
バージョン1.6.1.2675(2022-09-19)
マニュアル日本語
容量Mac:2.1GB
Win:2GB
特徴MKI / MKII / M300/M400
メロトロンの65個のオリジナルテープラック

ユーザーサンプルのインポート:
任意のサンプルでメロトロンサウンドを活用

サンプルを選択またはブレンドするための3つのトラック

モデリングパラメータと変調:フラッター、
テープ飽和、メカニックノイズ、ノイズフロア、
ボリュームの速度、フラッターのアフタータッチ

各サンプルの振幅エンベロープとループコントロール

ユーザーサンプルのタイムストレッチ

専用エフェクトペダルボード
61のプリセット
メリット代替がきかないリアルなメロトロンサウンドを使える
デメリット特になし
使用アーティストビートルズ 他

数多くのデベロッパーがメロトロンサウンドを再現した音源を提供していますが、Mellotron Vはただのサウンド再現には満足せずに、実機の挙動レベルまで再現できる究極のメロトロン音源です。

なぜそんなことができるのか?それは「フラッター、テープ飽和、メカニックノイズ、ノイズフロア、ボリュームの速度、フラッターのアフタータッチ」これらのテープサウンドの要となるパラメーターを調整できるからです。

「あと少しだけ揺れていたらもっとかっこいいのに」「このメカニックノイズ邪魔だな」とこんな気持でメロトロンサウンドを聴いたことがある人は多いですが、それらを完全にカスタマイズできるのがMellotron Vの魅力です。

当然誰もが思ったことがある究極の願い「自分の好みの音色をメロトロンに入れてみたらどんな音になるのだろう」ということ、その夢を叶えてくれるのもMellotron Vです。

Mellotron Vでは好みのオーディオファイルをインポートできるのでよくあるフルート、ストリングス、のメロトロンサウンドに飽きてもどんどん自分だけのライブラリを拡張できます。

Mini V3

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実機名/Arturia名Minimoog/Mini V
バージョン3.10.1.2674(2022-09-19)
マニュアル日本語
容量Mac:406.2MB
Win:283.4MB
特徴オリジナルのMiniVのすべてのパラメーター:

アルペジエーター
独自のLFOを備えた完全に自動化可能な
フォルマントベースのエフェクト

最大32ボイスのポリフォニー
ユニゾンモードオプション
450以上のプリセット

ステレオエフェクト:コーラスとディレイ
ソフトクリッピング機能
メリット音作りに迷わない。すぐに肉厚なアナログサウンドが得られる
デメリットバージョンによって音色が変わってきている
使用アーティスト世界中の著名なミュージシャン

説明するのが野暮すぎる究極のシンセサイザーMiniMoogを再現したものです。太さと鋭さを備えた音は曲の中で圧倒的な存在感を出します。

本来実機はモノフォニー(単音)ですがMini V3は最高で32ポリフォニーまで拡張できます。

そしてそれらをユニゾンモードで使用するととんでもないシンセリードが誕生し、ひ弱なシンセリードを駆逐します。

バージョンが上がるに連れて音色の傾向が異なり「V2の方がよかった」という人もいますがV3はV3の良さがあるので新しく購入して使うことに何ら問題はありません。

Modular V

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実機名/Arturia名Moog IIIc/Modular V
バージョン3.10.1.2674(2022-09-19)
マニュアル日本語
容量Mac:628.6MB
Win:484.8MB
特徴オリジナルのモジュラーシンセのすべてのパラメーター:
9オシレーター
2つのLFO
3つのフィルタースロット
1ノイズジェネレータ
6枚の封筒
2つのVCA

変調入力を備えた16個の補助VCA
24ステップシーケンサー

1つのフィルターバンク(14の帯域幅が利用可能)
ステレオディレイとコーラス
12段フェイザーとリングモジュレーター

伝説的な24dB/オクターブローパスフィルターの再現


500以上のプリセット
モノラル/ポリフォニック(楽器ごとに最大64ボイス)
ソフトクリッピング機能
メリット太いパッドやベース、リードを曲に使える
デメリット音作りには多少の慣れが求められる
使用アーティスト冨田勲 松武秀樹

またArturiaの製品の中でもっともハイレゾに近い周波数まで高域が伸びるのも特徴です。Mini V3よりより太く。より鋭く、そしてはやりのパッチングシステムを堪能したい人におすすめです。

OP-Xa V

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実機名/Arturia名Oberheim OB-Xa/OP-Xa V
バージョン1.4.1.2674(2022-09-19)
マニュアル日本語
容量Mac:435.1MB
Win:305.8MB
特徴オシレーター、フィルター、LFOパラメーターに
左右のオフセットがあるステレオスプレッド
変調行列

アルペジエーター
簡単なモジュレーションのためのLFOの柔軟性の向上
最大16の音声ポリフォニー
革新的な音声離調

オンボードエフェクト
オシレーターの連続X-Mod変調(クロス変調)
豊かな音源のためのフィルターセクションでの
オシレーター(1、2、およびノイズ)ミックス

4 Function Generators

400以上のプリセット
拡張パネルには、Mod Matrix、4 Function Generators
およびそれぞれ9つのエフェクトを備えた3つのバスが含まれています。
メリット分厚くオケに埋もれないシンセサウンド
デメリット音作りには多少の慣れが求められる
使用アーティストヴァン・ヘイレン

ヴァン・ヘイレンのJumpでおなじみすぎるほどの世界レベルの大定番シンセです。テクノロジーが進んだ今でもこの個体が持つ音の粗さや太さは再現できないほどの存在感ですが、その中でもOP-Xaはかなりの精度で再現しています。

Piano V3

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実機名/Arturia名Arturiaオリジナル音源
バージョン3.0.1.2674(2022-09-19)
マニュアル日本語
容量Mac:249.1MB
Win:114.2MB
特徴12の異なるピアノモデル
アメリカングランド
ジャーマングランド
ポップグランド
ジャズアップライト
ピアノバーアップライト
ポップアップライト
クラシックアップライト
グラスグランド
メタルグランド
ジャパニーズグランド
引き抜かれたグランド
タックアップライト

4つの柔軟なマクロコントロール

カスタマイズ可能な力学とダイナミクス
ハンマーアクション
文字列の年齢
ユニゾン離調
ストレッチチューニング
ダイナミックレンジ
ふたの位置
サウンドボード、シンパシー、デュプレックスレゾナンス

キーボードアクションに合わせたベロシティカーブエディター
複数のマイク位置
メリット手軽で使いやすい クリスタルピアノがオススメ
デメリット高域のモデリングが少し甘い

中域がとても使いやすいモデリングピアノです。ソロよりは曲の伴奏に使う方が適しています。ベロシティを最大にしたときの弦の共鳴の仕方がまだシンセっぽい雰囲気になります。

生の代用品として使うにはまだ難しいと思います。モデリングエンジンによって作られたプラックピアノやクリスタルピアノなどは楽曲の中でも使いやいサウンドなので、割り切った使い方をするのがよいように思います。

追記、2022/05/14

V3になっていままでにあったピエゾ感のある音色がだいぶ生々しくなりました。モデリングピアノといえばPianoteqですが、ArturiaのPiano V3もかなりクオリティが上がってきているので今後は活躍の場が広がると思います。

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Prophet-5 V5

実機名/Arturia名Prophet-5(バージョン4まではProphet V)
バージョン1.0.1.2674(2022-09-19)
マニュアル日本語
容量Mac:358.1MB
Win:208.2MB
特徴5つの波形、ノイズジェネレータ、
およびハード同期を備えた2つのモデル化されたSSM VCO

独自のPoly-Mod機能
ユニゾンデチューン

クイックデスティネーションコントロールを備えた3字型LFO
モデル化されたDaveRossumが設計したSSM2040ローパスフィルター

ホールドモードの5パターンアルペジエーター
エミュレートされたアナログ音声分散

追加の6波形LFOと関数発生器
4つのキーボードモジュレーションソース

コードモード
直列または並列に構成可能な、3つのスロットにまたがる16の組み込みFX
メリットシンセウェイブから現代のダンス・ミュージックまで使える音色
デメリットサスティンペダルの設定に癖がある
使用アーティスト坂本龍一、他

最近では実機のProphet5が再販されることになり注目をあつめています。ArturiaのProphet V3は完成したProphetモデリングシンセです。そしてただの完成にとどまらずProphetVSやProphet5+Vsのハイブリッド型シンセエンジンを搭載したある意味で次世代のProphetです。

シンクリードからウォームなパッドまで使える万能なサウンドのクオリティの高さはProphet5の再販を見れば明らかです。

触って気になったのは、サスティンペダルを使うとき、RELEASEを全開にしてからRELEASEボタンをチェックしないと働きません。なぜこのような使用になっているのかわかりませんが、使うときには注意が必要です。

追記2022-05-14

今回のVCollection9のある意味目玉と言ってもよいのがこのProphet-5 Vのアップデートです。いままでロゴがArturiaだったのがProphet-5になりました。これは想像するにメーカーからのライセンスがクリアになったものだと思います。

(過去にはminimoogがMini-Vになるなどのこともありました)

音質及び各種パラメーターの挙動がV2とはまったく異なるため、音源を置き換えるとかなり音色が変わってしまうので注意が必要です。

その部分もあってか、Arturiaは今回バージョン2から3に変わったいくつかのシンセは共存できるようになっています。

Prophet-VS V

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実機名/Arturia名Prophet-VS (バージョン4まではProphet V)
バージョン1.0.1.2674(2022-09-19)
マニュアル日本語
容量Mac:330.1MB
Win:195MB
特徴450以上のシングルサイクル波形
4つのオシレーターとユーザー波形
ハンズフリー波形モーフィングのためのミキサーエンベロープ機能を備えた
独自のジョイスティックベースのオシレーターブレンディング

エミュレートされたCurtis33794極ローパスラダーフィルターとVCA
2×6字型LFO
本物の5ステージループエンベロープに加えて、
DADSRとMSEG、クイックルックと高度なコントロール

コントロールが追加された本物のランダム機能
パンスプレッドとグライドおよび
ユニゾンコントロールを使用したボイスごとのパン

内蔵のモデル化されたBBDコーラス回路
6パターンのアルペジエーター

Modマトリックス
3 x Function Generators
16FXを備えた3xFXスロットから選択
メリットジョイスティックで波形を連続的に変化させられる
デメリット特になし
使用アーティストブライアン・イーノ、トレント・レズナー、
アポロ440、デペッシュ・モード、ヴィンス・クラーク、
クラフトワーク、ヴァンゲリス、イレイジャー、
映画製作者/作曲家のジョン・カーペンター

Prophet-5 V3までは同じプラグインの中で切り替えて使う使用でしたがここにきてProphet-VSを独立させてきました。

音の特徴はモーフィングによる連続的な変化です。Prophet-5 Vと比べると少しだけひんやりした音色が特徴的です。

プラック的な音も多いのでEDM系にもマッチングします。

SEM V

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実機名/Arturia名Oberheim SEM/SEM V
バージョン2.10.1.2674(2022-09-19)
マニュアル日本語
容量Mac:410.7MB
Win:287.5MB
特徴OBERHEIM”ブランドの使用を認可
2基のオシレーター(各ノコギリ波、PWM波搭載)、LFO、
12dB/octマルチモードフィルター(ローパス、バンドパス、ノッチ)、
2基のADSエンベロープ

LFO、ノイズジェネレーター、サブオシレーター、アルペジエイター、
ポルタメント、エフェクト(ディストーション、コーラス、ディレイ)
8ボイスマルチティンバーモード
8ボイスプログラマーモジュール
進化形キーボードフォローモジュール
モジュレーションマトリクスモジュール
メリット明るく張りのある、オーバーハイム・サウンドを得られる
デメリット特になし
使用アーティストヤン・ハマー ジョー・ザビヌル 矢野顕子 他

コンパクトな拡張モジュール方式ながら図太く荒い音が特徴のSEMサウンドは、多くの作曲家を虜にしました。そのサウンドをArturiaは再現したうえで独自機能をつけてブラッシュアップしています。

近年のパソコンのスペックでは同時発音数を増やすのはそれほど難しいことではないのですが、増やしたことで変わるサウンドにも影響が出ます。

その挙動レベルまで再現しているのがさすがArturiaといったところです。

古いシンセサイザーを再現しているからといって近年のEDMで使えないということはまったくありません。そもそも今のシンセサイザーサウンドのほとんどはこの時代のサウンドをブラッシュアップしてできているからです。

Solina V

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実機名/Arturia名Solina/Solina V
バージョン2.10.1.2674(2022-09-19)
マニュアル日本語
容量Mac:358.7MB
Win:197.2MB
特徴オリジナルの1978年のボブ・モーグの
ポリシンスをモデルにしたVoxHumanaサウンド

クラシックなパラフォニック操作と
選択可能なポリフォニックモード
1978年ボブ・モーグのアッパーセクションの
ポリシンセレゾネーターセクション

低音セクションのオクターブあたり
24dBの共振フィルター

低音部のアルペジエーター

ビブラート、トレモロ、
フィルターモジュレーション用のLFO

アフタータッチと
ベロシティレベルのコントロール

ソリーナMK1および
MK2アンサンブルモード

3モードステレオコーラス
ステレオデュアルフェイザー
アナログディレイ
デジタル同期遅延

モデル化された24の
リバーブを備えたコンボリューションリバーブ

150のプリセット
メリット究極のアナログパッド(ストリングス)が使える
デメリットできれば全体にフィルターがほしかった
使用アーティストJPOPのアイドル作家に多用される

アナログストリングスの代名詞ともいえるシンセSolina は普通に聴く限りそこにリアリティはありません。しかし、レイヤーして使うとそのふくよかなサウンドに多くの人が心奪われます。

近年では、アイドルソングのアレンジの一つとしてSolinaをうっすらと使うことで広がりのある世界観を演出できるため隠し味として使われることが多いソフトシンセです。

SQ80 V

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実機名/Arturia名Ensoniq SQ-80/SQ 80 V
バージョン1.3.1.2674(2022-09-19)
マニュアル日本語
容量Mac:237.7MB
Win:113.6MB
特徴オリジナルのSQ-80インスツルメントからの
40を含む200以上のファクトリープリセット
オリジナルのDOCチップをベースにした
3つのデジタルオシレーター

4つの固有のバンクにわたる400を超える波形
振幅変調とハードシンク

4つのアナログDCA; 
オシレーターごとに1つ、マスター出力1つ
オリジナルのCEMチップをベースにした
アナログ共振ローパスフィルター

3つのモードを備えた
4つのポリフォニックエンベロープジェネレータ。
SQ80、DADSR、MSEG

6つの波形を持つ3つのLFO
8つのMIDIソース

2つのモジュレーションソースを組み合わせるための
モジュレーションミキサー

内蔵の7モードアルペジエーター
最大16ボイスのポリフォニー

直列または並列に構成可能な
2つのバスにまたがる4つのFXスロット
15種類のマスターエフェクト

高度な明るさ、音色、時間と動きのマクロコントロール
メリットフェイズディストーション & トランスウェーブシンセシス機能による
複雑かつユニークな音作り
デメリットアナログシンセと比べるとデジタルシンセ特有の複雑さが見られる
使用アーティストAdamski

金属的でローファイな響きは今きくととても新鮮に感じます。音色的な傾向としては80〜90年代を感じさせるものがあります。

リードからベースは得意とするところで太さと鋭さを両立していますが、個人的に好きなのはDirty Drummerというドラムの音色で近年では中々聞くことができないローファイでインダストリアル感あふれるドラムサウンドを聞くことができます。

Stage-73 V

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実機名/Arturia名Rhodes/Stage-73 V
バージョン2.3.1.2674(2022-09-19)
マニュアル日本語
容量Mac:421MB
Win:284.1MB
特徴FenderRhodeステージモデルとスーツケースモデルを再現

スーツケースモデルの特徴:
低音と高音のEQモデル
速度と強度のコントロールを備えたステレオビブラート
スーツケースアンプのモデル化されたプリアンプ

可能な発声の範囲を反映して
選択するさまざまなEPプロファイル。

専用エフェクトペダルボード:
13の異なる効果の選択を備えた4つのスロット
1つのアンプシミュレーター
(フェンダーツインまたはレスリー)

50以上のプリセット
メリットリアルで使いやすい王道のエレピサウンドをカスタマイズ可能
デメリット特になし
使用アーティストハービー・ハンコック チェックコリア 向谷実 他

Rhodes Pianoは丸みのある音とコロンとしたベルサウンド的な音の輪郭が特徴のエレピです。モデリングでは比較的再現しやすい音色なのでArturiaでは力を入れてそのRhodes Pianoサウンドを再現しています。

また、再現するだけではなく、モデリング技術をつかってのカスタマイズも可能で、「あっとちょっと欲しい」感を見事に叶えてくれます。

カスタマイズと同様に充実したストンプボックスがよりRhodes Pianoをリアルで使い勝手がよいサウンドにしてくれます。

エレピを使うときに注意したいのはボイシングです。普通にドミソと弾くのではなくド ソ ミ(オクターブ上)のようなボイシングにすることでよりエレピらしさが強調できます。

独自のカスタマイズが可能なため、よりリアルでアグレッシブな自分だけのFenderRhodeを作れます。

モデル自体を編集するための詳細モード
ベロシティカーブエディタ
モデルの選択
チューニング
ハンマー硬度
出力選択
ピックアップ距離
ピックアップアライメント
ダンパー持続時間
ノイズゲート
ピックアップノイズ
タインノイズ
ダンパーノイズ
ダイナミクス
トーンバー共振

Synclavier V

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実機名/Arturia名Synclavier/Synclavier V
バージョン2.10.1.2674(2022-09-19)
マニュアル日本語
容量Mac:673.5MB
Win:506.3MB
特徴実機と同じSynclavier合成エンジン
450のプリセットサウンド
強力なFM(周波数変調)シンセシス

完全な付加的合成:
動的加法合成用のタイムスライスエンジン
キャリア波形と変調器波形の両方の加法波

パーシャルの数を12に拡張しました(元の数は4でした)
可変ビット深度(元のビットはわずか8ビットでした)

高品質の出力効果

アルゴリズムリバーブ

オリジナルのSynclavierライブラリからの50のプリセット
メリット1億円のシンセサウンドが手に入る!
デメリットパラメーターの意味を理解するのに時間がかかる
使用アーティストマイケル・ジャクソン 小室哲哉 松任谷正隆 他

90年代を代表するプロデューサー小室哲哉が有名にしたシンセサイザーと言っても過言ではないです。そのお値段なんと1億円(機能とバージョンによって値段は変わります)

基本的にはFM音源に似た倍音加算音源ですが、サンプリング機能も搭載した総合ワークステーションです。

誰もが思った「シンクラヴィアで音作りしたらどんな音なの?」この夢を叶えてくれた音源。高機能故に使いこなせる人は限られているが、1億円のシンセサイザーを堪能できる素晴らしい音源

Synclavier Vにもサンプリング機能は搭載されているので好みのサウンドをインポート可能です。

Synthi V

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実機名/Arturia名EMS Synthi AKS/Synthi V
バージョン1.6.1.2674(2022-09-19)
マニュアル日本語
容量Mac:671.9MB
Win:525.5MB
特徴EMSSynthiAKSのコンポーネントレベルモデル

波形ミックス付き3オシレーター、
ノイズジェネレーター、18 dB / octレゾナントフィルター、
スプリングリバーブモデリング付き出力セクション

リングモジュレーター、ループ可能なエンベロープシェイパー、
2軸ジョイスティック、高度なモジュレーション
用のサンプルアンドホールドモジュール

DAWテンポに同期したオリジナルの
キーボードシーケンサーモジュール

2つのマトリックス動作モード:
クロストークシミュレーション用のモダンとヴィンテージ

DAWテンポに同期したマルチポイントエンベロープと
LFOを作成するための5つの割り当て可能な電圧機能

2D空間でパラメータを変調するための
高度なジョイスティック自動化モジュール

マトリックスピン量変調の可能性(4つの独立したグループで)

10エフェクト、
リバーブフェイザー、フランジャー、
コーラス、オーバードライブ、ディレイ、..。

ポリフォニーの最大4つの声

250以上のプリセット
メリットスペイシーなサウンドが手に入る
デメリット負荷がめちゃくちゃ高い
使用アーティストブライアン・イーノ ピンク・フロイド 他

昔の映画の効果音等につよいシンセです。独特のマトリクスパッチシステムはなれるまでに時間がかかるかもしれませんが、システムを理解してしまえばそれほど難しいものではありません。

こういう使い方が難しいソフトシンセの場合は2つ立ち上げて一つをデフォルト、一つを解析したいプリセットにしてパラメーターを変化させることで理解しやすくなります。

音の太さよりモジュレーションによる変調サウンドをメインで使う方が使い勝手がよいかもしれません。

Vocoder V

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実機名/Arturia名Moog 16 Channel Vocoder/Vocoder V
バージョン1.3.1.2691(2022-09-19)
マニュアル日本語
容量Mac:1.3GB
Win:958.8MB
特徴16チャンネルボコーダーバーチャルアナログモデリング

統合シンセセクション:
FM付きデュアルオシレータ
ウェーブシェーピング機能
ハード同期および固定周波数オプション
コードとグライドの機能
ステレオエンハンスメント「アンサンブル」機能

ピッチトラッキング機能を備えた外部音声入力

統合されたサンプルプレーヤーエンジン:
最大12サンプルを再生するための
サイクルおよびキーボード再生モード
700以上の工場サンプルが含まれています
バーのループをDAWbpmに同期するタイムストレッチ

パッチベイから再ルーティングするボコーダーバンド

高度なモジュレーション機能
(エンベロープフォロワー、LFO、コントロールの割り当て)

11種類の統合エフェクト
リバーブフェイザー、フランジャー
コーラス、オーバードライブ、ディレイ、…)

高度な明るさ、音色、時間と動きのマクロコントロール

250以上のプリセット
メリット解像度が高いアナログボコーダーサウンド
デメリット特になし
使用アーティストKraftwerk,
Jean Michel Jarre, Neil Young,
Phil Collins, Herbie Hancock,
Daft Punk, Michael Jackson, Coldplay, Red
Hot Chili Peppers

アナログボコーダーの中でもトップクラスの解像度を誇る Moogボコーダーを再現。プリセットにはボイスにボコーダーを通した多くのサウンドがありそれを再生するだけでも気分は上がりますが、もちろんオーディオファイルにも対応しているので自分の声に最高のmoogボコーダーの音を加えることが可能です。

本来このタイプのエフェクトプラグインはMIDI制御エフェクトモードで使うのが一般的ですが、Vocoder Vはインストゥルメントプラグインとして立ち上げ、上部にあるVoiceボタンをクリックして、サイドチェインでかけたいトラックを認識するだけで可能です。

Vox Continental V2

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実機名/Arturia名Vox Continental 300/Vox Continental V
バージョン2.10.1.2674(2022-09-19)
マニュアル日本語
容量Mac:365MB
Win:249.7MB
特徴デュアル手動VOX300エミュレーション

ジェニングスJ70音声エンジンモード

クラシックな赤/オレンジのVOXスキン
またはUKVOX/Jenningsの灰色のスキン

アッパーマニュアル、ロワーマニュアル、
ベースペダルセクション

マニュアルごとにMIDIスプリット
または独立したチャンネルをサポート

拡張モード:
各倍音のドローバーの完全な補完を追加します
各セクションに新しい波形ドローバーを追加します
ビブラート、トレモロ、
リバーブ、オーバードライブ、その他のエフェクト
Leslie™とギターアンプシミュレーターの出力
短い減衰時間と
長い減衰時間の拡張されたパーカッションセクション

OPENモード:
実際のVOXのように各ピッチを個別にチューニング
キーコンタクトのタイミングを増減します
(古いキーコンタクトをシミュレートします)
VOX300回路エミュレーションと
更新されたJenningsJ70エンジンを切り替えます。
古いVOX/Jenningsが持っている
バックグラウンドノイズブリードを増減します。
メリット60年代のオルガンサウンドをカスタマイズできる
デメリット若干ノイズが気になる。
使用アーティストThe Animals The Beatles 他

レトロでメランコリックなオルガンサウンドを提供してくれるVOX Continental300は癖が強いので使い方のセンスが問われるかもしれません。しかしハマれば、サウンドが得られるイニシアチブをももにできるので挑戦しがいがあるオルガン音源です。

普通にプリセットを選ぶだけでもクオリティの高いサウンドを提供してくれますが、カスタマイズモードでは

各倍音のドローバーのピッチ調整などが可能でよりピンポイントな音作りが可能です。またクラシックタイプのリバーブはスプリングリバーブはコンボリューションタイプなので非常にリアルになおかつVOX Continental300に最適化されています。

Farfisa Vと似た癖のあるオルガンサウンドですが、マルチ音源等に収録されていることは少なくあってもクオリティが低く使い勝手が悪いので、

Farfisa VとVox Continental V2は強い戦力になること間違いなしです。

Wurli V2

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実機名/Arturia名Wurlitzer/Wurli V
バージョン2.10.1.2674(2022-09-19)
容量Mac:359.6MB
Win:239.1MB
マニュアル日本語
特徴クラシックなWurlitzer200A
エレクトリックピアノの物理モデリング

サウンドデザインを詳細に制御できる高度なパラメータ

11の古典的なストンプボックスタイプのモデル化

ヴィンテージライブサウンド用の
4つのギターチューブアンプと1つのロータリースピーカーモデリング

ペダル、エフェクト、サウンドエンジンパラメーターの広範なMIDIマッピング
メリットリアルで使い勝手がよいWurlitzer200Aをカスタマイズ可能
デメリット特になし
使用アーティストカレン・カーペンター 他

Rhodes Pianoとともに二大エレピと称されるWurli V2はRhodes Pianoと比べると少し歪んだ印象を受けるかもしれません。しかしそのおかげでバンドの中ではしっかりと主張してくれます。

カーペンターズなどではボーカルのカレンの音とWurlitzerの音の相性の良さからよく使われていました。

たしかにRhodes Pianoと比べるとこちらの方が少しハスキーな感じがします。

Rhodes Pianoと同じくボイシングが肝になります。ちょっと乱暴かもしれませんが、広がりを出したいならオープンボイシング、パワー感が欲しい場合はクローズボイシングというイメージです。

ただ、他のコード楽器とのバランスがとれているかしっかりとチェックしましょう。

Arturia V Collection 9 価格

Plugin
Boutique
Arturia
公式サイト
楽天Amazon
$658.90$599.00¥49,800¥49,800

32のソフトシンセが搭載されているとはいえ安いわけではありません。購入のポイントは自分が求めるサウンドがそこにあるのかどうかです。EDM系をかんたんに作ってしまいたいのであればAVENGERやNexusの方が活躍できます。

Arturia V Collection 9の魅力は徹底的なカスタマイズと音のリアルさにあるので、人と同じものを作りたくないなど細部にまでこだわった音作りをしたい人に向いているといえます。

どこで購入すれば一番お得なのか?私みたいなArturiaファンでもない限りリリース直後に飛びつく人はすくないかもしれません。

PluginBoutiqueでは今まで購入して溜まったポイントを使えるのと月替りのプレゼントが魅力です。Arturiaの公式では4回までの分割(クレジットカード使用時)もかんたんにできます。

また、Amazonや楽天でも購入できるのでポイントを使う/ためるなどの選択もできます。

他の総合音源との比較

価格
Arturia V
Collection 9
画像$599
IK Multimedia
Syntronik 2 MAX
画像€299.99
UVI
Vintage Vault 4
画像¥72,000
Native Instruments
KOMPLETE 13

ULTIMATE Collector’s Edition
画像¥186,200
Steinberg
HALion6
画像¥37,158
reFX
NEXUS3
画像¥35,488〜654,588
SPECTRASONICS
Omnisphere 2
画像¥39,578
価格は為替によって変動します。

総合音源といってもピアノやギター、ベースなどの生楽器を揃えているものからArturia V Collection 9のようにシンセサイザーオンリーモノまであります。V Collection 9と比較する場合近いのはUVIのUVI Vintage Vault 4です。UVI Vintage Vault 4はモデリングではなくサンプリングという違いと搭載している音源の数が違います。

数の面で言えばUVI Vintage Vault 4の方がお得感がありますが、細かい音作りができにくいものもあるので、音作りにこだわりたいのであれば、V Collection 9の方が融通が聞きます。

Arturia v collectionをダウンロードするときにどこに保存するのがいいのかな?

Arturiaのソフトは最近サンプリング音源ではないのであまりインストールに関して容量を気にする必要はありませんが、すこしでもシステムストレージの容量を軽くしておきたいのなら保存場所は外部ストレージが一番です。

ダウンロード先の指定

画像

ブラウザでもそうですが、デフォルトではローカルディスク上にファイルをダウンロードします。私の場合はシステムディスクはSSDを使っているので、必要のないファイルの書き込みは絶対避けたいと思っています。

なのでシステムをバージョンアップしたときや新しいシステムを使う時必ずブラウザでダウンロードを外部のディスクなどに設定をし直ししかし、これがダウンロードソフトの場合だと結構忘れがちになります。

Arturia Software Centerで保存場所を変更

Arturia Software Center(以下ASC)というアプリを使いソフトを立ち上げたらホームボタンの下にある歯車ボタンを押すことダウンロード先の設定をすることができここがデフォルトではローカルディスク上になるので注意が必要です。

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Arturiaはeast westやNativeInstrumentと比べると軽い部類には入りますがGB単位なので、「寝てる間にダウンロードしよー」みたいなことを言朝気がつけばローカルディスクに大量のデータが書き込まれているということになりSSDだろうがHDDだろうがシステムの入っているディスクには

必要以上にデータは書き込まない方がいいです。

まとめ

メリット
デメリット
  • ハイクオリティな32のシンセサイザーエミュレーションが手に入る
  • 日本語マニュアルがある
  • 実機と同じ音作りを再現
  • 有名アーティストによる新規のプリセット
  • 多少CPU負荷が高いものがある

「Arturiaのmoogは全然リアルじゃないよ」「もっといいのがあるよ」確かにそうかもしれません。ですが大切なのは「使ってみたい」と思わしてくれる音源としての雰囲気です。

リアルかどうかより「これを使えばかっこいい曲が作れるのか?」という問いをもって音源を探すのが重要です。

そのためにはその音源の得意不得意をしって自分が今何をしたいかを明確にすることが大切です。

私はArturia V Collection 3からのユーザーですが毎回新しい発見があり、使えば使うほど自分の音楽にも強い影響を与えてくれている気がします。

本気で向かってくる人に本気で答えてくれるそれがArturia V Collection 9の最大の魅力です。

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