オーディオマニア及びミキシングエンジニアのみなさん、いきなりですが、毎年スマホって買い替えてますか?
最近のスマホの買い替えは10万以上以上は当たり前、なのに、カメラの機能や動作、液晶がきれいになった程度の満足感に10万は高いと感じているのは私だけではないでしょう。
もしスマホの買い替えに10万を出せるのならば、ガチ本気の幸福感が得られるヘッドホンAananda nanoを試してください。
Aananda nanoはオーディオマニアだけではなく音を扱うプロのサウンドエンジニアからも評価が高い中国のオーディオメーカーHiFiMAN(ハイファイマン)がリリースした最新ヘッドホンです。
この記事では前作であるAnanda(無印)と比較しながらAnanda Nanoの魅力を詳しく解説します。
HIFIMAN Ananda nano 概要
メーカー | HIFIMAN | |
製品名 | Ananda nano | Ananda (無印) |
特徴 | ドライバ:平面磁界型ヘッドホン ナノメーター振動版 ステルスマグネット搭載 周波数特性 : 5Hz-55kHz 感度 : 94dB インピーダンス : 14Ω ケーブル:3.5mm × 2(L / R) 重量 : 419g | ドライバ平面磁界型ヘッドホン NsD(NEO super Diaphragm) ステルスマグネット搭載 周波数特性 : 8Hz-55kHz 感度 : 93dB インピーダンス : 16Ω 感度 : 93dB 重量 : 398g |
発売日 | 2023/08/25 | 2018/08/29 |
価格 | ¥99,500 | ¥77,000 |
HFIMAN Ananda nanoは高音質ヘッドホンメーカーで知られるHIFI MANが2018年にリリースした平面磁界型ヘッドホンAnandaのブラッシュアップ版です。
平面磁界型ヘッドホンとは?
平面磁界型(別名平面駆動)は薄いダイアフラムに配置された導電性のパターンを通じて磁場内で動かすことで音を生成します。ダイアフラム全体が均一に駆動することで歪みが少なく、よりクリアで正確な音質を実現します。
音質面ではAnandaをより近年の音楽需要に合わせた形でチューニングされており、名前こそAnandaという部分は同じですが、音質に関しては大幅に改善され、ある意味で別物のような印象を受けます。
一見外箱は同じ大きさに見えますが、Ananda nanoの方が箱は一回り大きいです。
その理由はAnanda nanoはキャリアケースが内蔵されているためです。
キャリアケースはわりとしっかりしていて持ち手もあるため持ち運びには便利です。
ただ、個人的な感想を言えば、Ananda nanoは持ち運び用途で使うようなものではない(理由について後述します)と思っているので、キャリアケースの必要性はそこまで感じませんが、普段つかわないときは、このケースにしまっておきたくなるほど、大事にしたいのは間違いないです!!!
HIFIMAN Ananda nano レビュー
Anandaの音を今風にブラッシュアップ!
2018年にリリースさた高音質ヘッドホンAnandaがブラッシュアップしてリリースされたのがAnanda nanoです。
Ananda nanoの音質はAnandaと比較すると今風という言葉がピッタリです。全体的に音の量感が増え、耳に届く情報量が2倍近く増えた印象があります。
液晶テレビに例えるとAnandaは4K液晶、Ananda nanoは8k有機ELそんな印象です。
4K液晶が出始めたころ女優さんが「お肌のくすみがバレちゃう!」と言ってましたが、Ananda nanoでは演奏者のタッチまで逃さず捉えてしまうので「音の肌年齢がばれちゃう!」といったところでしょうか?
どちらにしても凄まじい解像度で音の粒をピンポイントで捉えてしまいます。
Ananda nanoは全体的にコントラスト(液晶的な例え)が強めため、音がギラついて聴こえます。そのため前作のAnamdaの音質が好みのユーザーからすると自然ではなくなったと思う人もいるかもしれません。
しかし、もし両者をまったく試したことがない人がAnandaとAnanda nanoを同時に試した場合、おそらく大多数のユーザーがAnanda nanoを選択すると思います。
Ananda nano(無印)は開放型の特徴でもある、空間にゆとりのある音質を楽しめます。
開放型は低音に弱い側面をもつヘッドホンでもあるのですが、Ananda nanoは低音もしっかりと腰にくるドン!という豊かな低音を聴かせてくれます。それでいて、音の余韻やパンニング(左右感)や音の前後感まで感じ取れる心地よさは一度聞いてしまうと癖になります。
音像はAnandaと比較すると別物で、nanoはと左右の広がり、奥行き感が広く音の泡に包まれている印象です。大げさにいえば立体音響的な響きに近い部分があります。
ボーカル、ソロ楽器などはかなり音が近くに感じるので、奏者のエネルギーを間近に感じられます。試してほしいのは古いボサノバ音源やジャズを聴いてもらえるとより分かりやすいですね。今まで聞き取れなかったボディの鳴りまで感じ取れます。
Ananda無印と比較すると低域が若干暴れるような印象もありますが、これはクリアになったことで見えなかった音のアラみたいなものを感じるようになったためと思われます。
今までヘッドホンのスペックで足りないためにスポイルされてしまっていた部分がすべて見えるようになったため、良くも悪くもすべてが見えすぎてしまうというのは嬉しい悲鳴です。
リスニング用途であれば、AnandaもAnanda Nanoも問題なく良い仕事をしてくれますが、モニタリング環境等の使用となればAnanda NanoよりAnandaのナチュラル感の方が音のチェックはやりやすいように感じる人はいるかもしれませんが、私は新しいモノ好きという点もあってどちらかを選べと言われればAnanda nanoを選択します。
驚異の音質を作り出すステルスマグネット
ステルスマグネットとは、ヘッドホンやスピーカーなどの音響機器で使われる特別なマグネットのことです。この名前が示すように、「ステルス」は目立たないや隠れるという意味がありますが、ここでは音に対して「隠れる」ように作用することからその名がついています。
普通のマグネットと比べて、ステルスマグネットは音をよりクリアに聞こえさせるために設計されています。音響機器では、マグネットが電気信号を音に変える大切な役割を持っています。しかし、マグネットが大きいと、音を歪ませる原因にもなりかねません。ステルスマグネットは、この問題を解決するために、音がより自然に聞こえるように、そして音の細かい部分までしっかりと伝えられるように工夫されています。
普通のマグネットが太いマーカーでざっくりと色を塗るのに対し、ステルスマグネットは細かいところまできれいに色を塗ることができるので、結果としてより美しい絵(音楽)を作ることができるこんなイメージになります。
5Hz〜55kHzを再生可能にするNanoメーター厚振動板
Ananda nano | Ananda | MDR-Z1000 | |
---|---|---|---|
周波数特性 | 5Hz〜55kHz | 8Hz〜55Hz | 5Hz〜80kHz |
これらの数値はあくまで計測値であるので、この数値が音質を決定付けるものではありませ。そもそも3Hzの違いなんてわかりませんし、聴こえませんw
でも、このスペックを信じてしまいたくなるほどそれぞれには音の違いがあります。
まず大前提として、ダイナミックタイプのヘッドホンと平面磁界型のヘッドホンは同じ次元で語るものではない印象があります。というのも、私が使っているSONY MDR-Z1000のスペックは5Hz〜80kHzというスペックですが、音質に関しては断然、Ananda nanoの方が上です。イメージ的には少年野球とプロ野球くらいの違いはあります。
より具体的な解説していきます。
感度 (94dB)/インピーダンス (14Ω)
感度とインピーダンスに関しては次のようになります。
特徴 | 説明 | 影響 |
---|---|---|
感度 (94dB) | ヘッドフォンが少ない電力で大きな音量を出せることを意味します。 | スマートフォンやポータブルプレーヤーなどの低出力デバイスでも、十分な音量とクリアな音質を楽しむことができます。 |
インピーダンス (14Ω) | ヘッドフォンが様々なオーディオ機器で簡単に駆動できることを意味します。 | 特別なアンプや高出力のオーディオ機器がなくても、Ananda nanoを使用して高品質の音を楽しむことができます。 |
ただ、これも私が使っているMDR-Z1000(インピーダンス24 Ω (1KHz)感度108dB)比較して思ったのは両者を同じ音量にするためには、オーディオインターフェイスのヘッドホン出力をAnanda nanoの方が大きくする必要がありました。
(左ががMDR-Z1000、右がAnanda nano、同じ音量感にすると10dB程度大きくする必要がある)
Ananda nanoの性能をフルに引き出そうとするとより強力なDACというかアンプが必要なのかもしれません。
重量 (約419g)
Ananda nano | Ananda | MDR-Z1000 | |
約419g | 約398g | 約270g |
ヘッドホンの基本重量はおよそ150g〜300g くらいなので、それらよりは重いです。しかし、手にとった重量感と装着したときの重量感でその印象が異なり、装着しているときの方が軽く感じます。
これはAnanda nanoの構造がうまく作用しているためと思われます。
ヘッドバンドが二重構造的な形になっており、ゴムというか革製品の部分が頭に沿うような形でフィットするため、装着時に頭部に対する痛みや不快感はありません。
そのため、1時間〜2時間程度であれば419gという重さの感覚は気にならないです。
ただ、事実上の重量は変わらないので長時間(個人的に2時間オーバー)の使用する場合は、耳を休めるためにもヘッドホンを取り外すことをオススメします。
おしゃれデザインと装着感
オープンバックデザインは、音がより自然に広がり、開放感のあるサウンドステージを提供します。これにより、音楽がよりリアルで没入感のある体験を提供し、リスナーが音楽に深く没頭できるようになります。
デザインは耳を完全に覆いかぶさる形でフィット感は悪くありません。ただAnandaと比較すると側圧感は少し強く感じました。
これはAnanda nanoの方がイヤーパッドが少し厚くなったことも要因の一つだと考えられます。
ただ、強いと言っても不快感を覚えるレベルではありません。使用しているうちに柔らかくなる可能性あります。
付け心地は文句なしに良いです。個人的にどんな良いヘッドホンであっても装着時の側圧感が悪い(キツイ)とそれだけ使用をやめたくなりますが、Ananda nanoの装着感は自然なのでずっと付けていられます。
リケーブル可能 (3.5mm 3極ジャック):
AnandaのケーブルはLR別の着脱式可能タイプです。そのためユーザーが自分の好みや使用状況に合わせてケーブルをカスタマイズできることを意味します。これにより、耐久性の向上、音質のカスタマイズ、または異なる接続オプションへの対応が可能になります。
ケーブルの装着感はそこまで強くない
このタイプの3.5mmケーブルの宿命的な部分でもありますが、ケーブルの装着感はそこまで強くはありません。そのため、なにかに引っかかるとすぐに抜けてしまう可能性があります。
個人的にはHD598のようなしっかりとロックできるような機能が欲しかったところですが、そうなるとリケーブルが限られてくるので、痛し痒しと言ったところです。
乱暴に扱ってはいけない
私自身が非破壊テストを行ったわけではありませんが、Ananda nanoは非常に繊細な技術の塊でできているヘッドホンです。例えば、コンデンサーマイクの振動板(ダイアフラム)の厚さは、数μ(ミクロン)~数十μ程度です。たとえば、直径25mmの振動板の厚さは6μに対して、Ananda nanoはナノメートル(nm)です。
ナノとミクロンの違いについて
- ミクロンは、マイクロメートル(μm)の別名で、1ミクロンは1メートルの100万分の1、つまり0.000001メートル(10^-6メートル)です。
- ナノは、ナノメートル(nm)を指し、1ナノメートルは1メートルの10億分の1、つまり0.000000001メートル(10^-9メートル)です。
普通に扱う分には壊れたりすることはありません。ただ、乱暴に扱ってよいわけではないので、モラルある普通の使い方をしている限り壊れるようなことはありません。
通常 | セール | |
価格 | ¥99,500 | ?? |
10万以下のヘッドホンでは最強クラス
¥99,500という価格は高いという印象をもつ人が多いかもしれません。しかし、10万以下でこの音質を聴かせてくれるのはかなり珍しいのではないか?と思います。
一度聴くと、今まで聴いてきた心地よいと思っていた音はただの思いこみだったと認めなければ日常生活が送れなくなるほど、Ananda nanoの音はある意味で非日常的です。
私は、普段仕事で使っているSONYのMDR Z1000もそれなりに悪い音ではないと思いこんでいましたが、Ananda nanoを聴いたあとにMDR Z1000を聴くと、南国でバカンスを楽しんだ後に疲れて日曜日の夜に帰国、明日から会社に行かなければいけない現実を受け入れなければいけない、そんな気持ちになるほどでした。
また、所有しているオーディオテクニカのATH50X、ゼンハイザーのHD598、SonyのMDR Z1000のどれもがAnanda nanoを聴いたとにはノイジーに聞こえて不快感を覚えました。
ヘッドホンにそこまでの質感はいらないだろ?と思う人、1万〜5万までのヘッドホンの音質に満足している人は一度聴いてほしいです。価値観が一変します。
HIFIMAN Ananda nanoは誰におすすめ?
この項目ではHIFIMAN Ananda nanoのメリットとデメリットからおすすのユーザーとそうでないユーザーについて解説しています。まずはおすすめとそうでないユーザーの特徴を表にまとめました。
おすすめのユーザー | 理由 |
---|---|
高音質を重視するユーザー | 細部までクリアに聞き取れる高解像度の音質を求める人に最適 |
自宅でじっくり音楽を楽しみたいユーザー | 静かな環境で、音楽の細かいニュアンスまで感じ取りたい人に適している |
オーディオ機器への投資を惜しまないユーザー | 高品質なオーディオ体験のために適切な価格を支払う意欲がある人にふさわしい |
長時間の使用でも快適さを求めるユーザー | 快適な装着感と軽量設計を重視する人にも適している |
高音質を重視するユーザーにはとくにオススメしたいです。
ただの音楽を聴くならばスマホのスピーカーだって音楽は聞けます。そうではなく、日夜仕事に励み、そんな自分を少ない時間であっても最高の音質で自分を癒やしてあげたい。そうすることで仕事の疲れをリセットとして翌日からのパフォーマンスやモチベーションを維持する。
このような仕事に頑張りまくっている人にはとにかくAnanda nanoの音質は「今日もよく頑張ったな」と寄り添う音質になってくれます。
おすすめできないユーザー | 理由 |
---|---|
予算を重視するユーザー | 高品質な体験を提供するが、価格も高め。予算が限られている場合は他の選択肢を検討 |
外出時に使用することを主に考えているユーザー | 主に家庭での使用を想定しており、外での使用にはあまり適していない |
アクティブノイズキャンセリングを求めるユーザー | アクティブノイズキャンセリング機能を持っていないため、騒がしい環境での使用には向いていない |
ポータブルオーディオを重視するユーザー | 頻繁に移動しながら音楽を楽しみたい場合、よりコンパクトで耐久性のあるモデルやワイヤレス機能を備えたヘッドホンが適している |
おすすめできなユーザーの中で特に注目したいのは外出時の使用を検討ユーザーはAnanda nanoはオススメできません。
理由としては、音漏れは通常の開放型ヘッドホンタイプより音が漏れるのと、それと同じくらい外部の音も聴こえます。つまり一切の遮音的な機能はありません。そのためうるさいところではAnanda nanoのポテンシャルは発揮できません。
静かな新幹線の中で使おうものなら他のお客から強烈な視線を向けられます。
HIFIMAN Ananda nanoに関するFAQ
- HIFIMANは どこの国ですか?
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HIFIMANは中国天津に拠点を置くオーディオメーカーオーディオメーカーです。一昔まえのチャイナクオリティという言葉はまったく感じないほどのクオリティ重視の音響メーカーです。
詳しい情報はこちらオーディオメーカーHIFIMAN について(pdfファイル)
- HIFIMANは壊れやすいのではないですか?
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壊れやすいというイメージがあるのはこちらのブログやHIFIMAN騒動についての個人的所感、チャイナクオリティのイメージからくるものもあると思います。一時期クオリティに関して疑問的な意見もありましたが「あれだけのオーディオクオリティであの価格だから」と擁護する声もあったとのこと、現在はそれらのクオリティ品質も上がり、特に壊れやすいというイメージは世間ではあまりありません。
また修理に関してもHIFIJAPANが受け付けています。修理依頼の注意事項
- ステルスマグネットと普通のマグネットの違いは?
-
普通のマグネットと比べて、ステルスマグネットは音をよりクリアに聞こえさせるために設計されています。音響機器では、マグネットが電気信号を音に変える大切な役割を持っています。しかし、マグネットが大きいと、音を歪ませる原因にもなりかねません。ステルスマグネットは、この問題を解決するために、音がより自然に聞こえるように、そして音の細かい部分までしっかりと伝えられるように工夫されています。
- HIFIMANの読み方は?
-
ハイファイマンです。
- 平面駆動の利点は何ですか?
-
ダイアフラム全体が均一に駆動されます。これにより、歪みが少なく、よりクリアで正確な音質を実現します。
平面磁界型(平面駆動)とダイナミックヘッドホンの違いについて
以下は、ダイナミックヘッドホンと平面磁界型(平面駆動)ヘッドホンの主要な特徴を比較した表です。
特徴 | ダイナミックヘッドホン | 平面磁界型ヘッドホン |
---|---|---|
動作原理 | 小さな動的ドライバーを使用し、音声コイルを動かしてダイアフラムを振動させる | 薄いダイアフラム全体に均等に分布した導電性のパターンを通じて、磁場内でダイアフラム自体を直接駆動 |
音質 | 強力な低域を再生 | 高解像度で詳細な音質、低歪み |
周波数応答 | 一般的に良好 | 広い範囲で忠実な再生 |
ダイナミックレンジ | 良好 | 非常に広い |
コスト | 低コストで提供されることが多い | 高品質な音響性能のため、一般的に高価 |
サイズと重量 | 小さくて軽量、ポータブル | 大きく重い傾向がある |
使用シナリオ | 汎用性が高く、様々な環境での使用に適している | オーディオ愛好家やプロフェッショナル向け、主に静かな環境での使用に適している |
主なヘッドホン | Sony 900ST オーディオテクニカATHシリーズ |
巷で販売されているヘッドホンのほとんどはダイナミック型であり、平面磁界型(平面駆動)の方が数は少ないです。
あくまでイメージとしてですが、繊細かつダイナミックな音を求めるのであれば、平面磁界型というイメージはマイクでいうところのコンデンサーマイクとダイナミックマイクと似た部分があると感じるかもしれません。
ダイナミック型と平面磁界型のヘッドフォン、およびダイナミックマイクとコンデンサーマイクの間には、音を扱う原理や性能において類似点が見られるものの、それぞれが目指す目的や機能には大きな違いがあります。ヘッドフォンは音を再生するための装置であり、マイクは音を捕捉するための装置です。
まとめ
久々に興奮するレビューブログになりました。
オーディオマニアユーザーには10万以下でこの音質ならばまず納得するレベルです。装着感、音質、すべてが満足できるレベルです。
¥99,500という価格も、1年時にスマホを買い替えている人からすればそれを待ってAnanda nanoを購入すれば、もう最新のスマホの3倍上の幸福感を得られます。
DTMerはセールだ安売りだと気づけば購入しているプラグインや音源、それらも年間にすればそれなりの金額になってたりしませんか?その金額をAnanda nanoに回せば、音源では得られないクリエイティブマインドを手に入れらます。
良い音楽は良い音で聴けばもっと多くのものが見えてきます(これは間違いない)
Ananda nanoがリリースされたことにより、Ananda(無印)がディスコンになるかどうかはわかりませんが、ヤフオクでは買い替え需要的な用途で新古品が多く出品されています。なので、新品にこだわらない人にはヤフオクで検索してみるとよいでしょう。
今回のAnanda nano&無印を聴いて人間の耳は強欲だと思いました。今まで多くのヘッドホンを聴いて「これは今まで聴いてきた音で一番だ!」と思っていたのにAnandaを聴いた瞬間に「これが一番だ!」と思ってしまいました。
次にこの気持ちを更新するヘッドホンはに出会えるのを楽しみにしながら、色々と聴き比べていきたいと思います。