ベースを起点とした作曲は、音楽の深い理解への第一歩です。
本記事では、ベースラインの作り方からコード進行の選択、メロディとの組み合わせ方まで、DTM制作における基本的な作曲技法を紹介します。
特に、コードのルートを基にしたフレーズ作成や、リズムセクションとメロディパートの調和の取り方について詳しく説明し、音楽制作のプロセスを具体的に解説。また、ギターやピアノ、キーボードといった他の楽器との連携方法も紹介し、楽曲に豊かな表現力を加えるためのアドバイスを提供します。ベースを深く理解することで、より豊かな音楽制作が可能になります。
ベースはジャンルの要!
なぜベースをする方が良いのか?という理由ですが、まず1つ目はベースはジャンルの要だからです。ロック、ファンク、シャッフル、スイングこの他にもボサノバだったり、レゲエだったりいろんなジャンルがあります。
よくジャンルはメロディだと思っている人がいますが、違います。なぜなら、ハードロックの曲を聴いてドラムだけを消して、4つ打ちのキックを入れた場合、その曲はハードロックと言えるでしょうか?曲でバラードバージョンというアレンジをする場合メロディは変わってますか?変わっているのはリズムだと思います。
わかりやすく言うと8beatはロック16beatはファンク、三連符ならシャッフル、三連中抜きならスィングかなり大雑把なわけかたですが、こういう感じでビートをジャンルと言い変えたとしても理解していただけると思います。
そしてリズムといえばドラム!というイメージがありますが、ベースだって立派なリズム楽器です。そしてベースはリズムだけではなくメロディも奏でられます。ドラムと一緒に楽曲の柱となるべくリズムを刻んでいるときもあれば歌うようなフレーズもできます。
ドラムがいなくてもベースがビートを刻むことは可能です。つまりベースがジャンルの要とも言えるのです。ベースがリズムやメロディを奏でればそれがジャンルとして成り立ちます。ベースが1人でジャンルを成り立たせることができることができれば楽曲にはすごい説得力が生まれます。
なぜならバンドで4人で一つのジャンルを作るのではなく
1人でジャンルを作り出せるということは音に一切のムダがなくなるからです。
弾けなくても良い
弾けるに越したことはありませんが、弾けなくてもOKです。ベースに注目する癖をつけるだけいいです。好きな曲を聴いたときに「これってベースはどんなリズムなんだろう」みたいな意識です。そこから教則本を買ってもいいですし、耳コピに励むのもいいですベースは他の楽器と比べて非常に耳コピが難しい楽器でもありますが、毎日10分程度でもいいいのでベースラインを耳コピをし続ければ耳コピ力もアップします。
ベース音源に拘ると楽曲のクオリティが上がる
ベースに意識が行くようになるとDAW付属のマルチ音源のベースが非常に乏しくきこえるようになります。まぁこれは自分が好きな楽器に意識がむくわけですが、ベースの音に説得力がある曲は聞き手の耳に残りやすいです。なぜならベースは聞く楽器であるのと同時に体で感じる楽器でもあるからです。
以下に説得の力のある低音を出せるか、ベースが縁の下のちから持ちいわれる理由ですが、どんなによいウワモノがあっても、低音がぐらついたら楽曲は支えられません。そんななかで私がオススメするのはTrilianです。理由はシンセ、生に限らずありとあらゆるベースの音が収録されていて、音が非常にリアルだからです。モデリングBassのModobassもいいのですが、シンセも生も!となるとやはりTrilianの方がいいです。
まとめ
ベースはすべての楽器を俯瞰し、メロディと最適な関係を築きあげられるセンスを学べる楽器です。試しに1ヶ月だけでもいいので好きな曲のベースラインだけ追いかけてみてください。ものすごい楽曲に対する理解度が上がります。ベースが楽曲の要!DTM初心者の人で「どこから手をつけよか?」と迷っているのであれば地味な世界ですがベースに意識をしみてください。
他のDTMerは派手なサウンドに意識がむいているかもしれませんが、逆も真なり、人がいないところは自分のオリジナリティを発揮しやすい場所でもあるのでちょっと人とは違うDTMerになりたいという良い意味でひねくれた方はどうぞ低音ラバーの世界へw