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Boz Little Clipperで作る音圧マシマシなロックサウンド!

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ロックなドラムサウンドを作りたい!という気持ちで各キットの音量をただキレイに整えてもなんだか迫力にかける!そんな経験をしたことああると思います。私もその一人でした。

イコライザーやコンプをかけてもイマイチしっくりこない。50hzをブースト?800hzをカット?コンプは4:1で…こんな情報に振り回されたのは一度や二度ではありません。

そんなめんどくさいことから一発で開放してくれるVST プラグインがBoz Little Clipperです。。

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Little Clipperとは

Boz Digital Labsというメーカーが出しているクリッパーです。クリッパーは一言で言えばLimiterで潰した音と解釈するのが一番しっくりきます。

本来Limiterはピークを超えないために使うものですが、Limiterに突っ込み過ぎた音の飽和感が1つの味と解釈しできたプラグインです。

波形のピークが飽和して潰れてしまった状態を「クリップする」と表現するので、そこからClipperという名前になりました。なので、ストンプボックスもプラグインのディストーションもすべてClipperと表現することもできます。リミッターとの違いは抑え込んでけど超えてしまった部分に独特の歪が生まれる。こんな感じの解釈をしています。

この歪み方を緩やかにしているのが「ソフトクリップ」です。同じ歪みにサチュレーションがありますが、両者の違いは一般的に大きく突っ込んで音を故意にクリップさせるのがソフトクリップで音量レベルが大きすぎることで起きる歪みがサチュレーションと理解しています。

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有名なのはIK-MultimediaのClassicClipperです。

音はとてもナチュラルでいい感じ、クリッパーというよりリミッターな感じがしますが、インプットがっつりあげてやることで独特の荒々しさが出てきます。しかし、ClassicClipperには欠点があります。それは

重いということ

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そう、なんとBFD3より重たい…音がよくてもそうポンポン使えるものではありません。やはり音が良いものはCPU負荷もあるんですよね…しかしLittle Clipperは違います。軽いです!

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なんとほぼ負荷なし!すごい!これなら各トラックに指しまくれる!(駄目ですよw)

Little Clipperの使い方

私が使用しているドラム音源はBFD3です。BFD1から使っているヘビーユーザーですwまず各パーツをすべてDAW上に立ち上げます。そして各パーツをバスでまとめます。

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こんな感じですね。で大体このときに各トラック毎にEQやコンプをがっつり使って音作りをしている人が多いと思いますが、私は各トラックではほとんど音作りはしません。音量バランスとローカット程度です。その2つでまとめた音源がこちらです。

音作りは基本Busで作ります。kickのBusにEQとLittle Clipperを入れます。

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EQに関しては好みの設定でいいと思います。私は多少バチバチ言わせたい設定にしています。Little Clipperの使い方ですが、とてもシンプルです。左のノブがインプット右がCeilingです。Ceilingで設定した値をインプット量が超えると歪が発生するというシンプルな考え方です。右下のネジみたいなのはサチュレーションのかかり方みたいなものです。ここも好みでいいと思います。今回はEQとLittle Clipperだけですが、この間にコンプで潰すこともよくします。さてEQとLittle Clipperだけで作ったたらこんな感じです。

かなり荒々しいロックな感じになったと思います。このLittle Clipperは基本リミッターに味がつくものなので、音圧がもあがるのと同時に、きちんとピークを守ってくれます。つまり、かなり音圧が上がっているにもかかわらず

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トータルのドラムの音量は-12db程度という非常にヘッドルームに余裕が生まれます。コンプやリミッターを下手に使うとぱっつんぱっつんになるのは当然ながらもメーターがレッドゾーンになってしまうことも多いですが、ローカットとバランスとLittle Clipperだけでこれだけ余裕のあるドラムサウンドになります。

まとめ

ロックなドラムサウンドはLittle Clipperで簡単に作れるいかがでしたか?ほどよいリミッターと歪でロックなドラムサウンドを作ることができました。軽くて音も良い感じのLittle Clipperですが、手持ちのプラグインにちょっと荒々しい感じがほしいときに役に立つプラグインです。何より安い安くて使いやすいドラム以外にもなんでもさせるプラグインですが、基本は歪を生むプラグインなので多用は禁物です。ぜひオススメです。

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