異次元の音質が手に入るINTENSITYは究極の魔法プラグインかもしれない

「たった1つのプラグインだけでミックスが見違えるようになる」そんなプラグインは誰でも欲しいところです。実際はありません。ですが、1つのプラグインでミックス全体にフォーカスをあてクリアで抜けがよく、音像をはっきりさせるプラグインならあります。

「それを見違えるようなミックスっていうんだよー」と思うでしょう。実際「チートプラグインなんて呼ばれ方をしていますが。正しく使わないと塩を書けすぎた「おにぎり」みたいな味になって食べられるものではなくなります。今日はそんなチートプラグインであるINTENSITYについて詳しくお話します。

使いすぎは危険なプラグインですが、その魅力はすごいものです。INTENSITYとはどんなプラグインなのか?早速見ていきましょう。

INTENSITYの技術

顔認識アルゴリズムで一般的に使用される技術をベースに構築されており、

音の本来のディティールを引き出し、知覚されるラウドネスと密度を高め、

有りえない明瞭さをもたらします。

ゆにばすさんより

Zaynaptiqの技術はちょっと斜め上から攻めてくるんですよね。リバーブ除去プラグインのUNVEILは発売当初は話題になりました。今回のINTENSITYもまさかの顔認識アルゴリズムをベースに音質向上系のプラグインを作ってくるなんて開発スタッフがユニークかつ優秀なのがわかります。

GULLFOSS frei:raumのようにAI機能ではなくもっとシンプルで効果的なプログラムで動いているのがINTENSITYです。

INTENSITYの概要

GUIは恐ろしくシンプルです。基本は左のINSENSITYを回してかかり具合を決めます。イメージ的にはINSENSITYでぼやけている焦点をあわせていくといったよなイメージです。

また上部にはプリセットを選べぶこともできるのでとりあえず選んであとは調整みたいな使い方でもいいと思いますが、とにかく、大迫もびっくりな音質向上が半端ないですw

CPU負荷について

  • Macpro2009
  • OS Sierra
  • CPU3.46ghz6コアX2
  • メモリ64GB
  • 使用DAW dp9.5
  • 48khz 32bitF
  • バッファ1024
  • オーディオインターフェイス Motu896HD

上記の環境で

プロジェクトはBFD3だけという状態で

CPUは1/3をもっていきます。

とても作曲中にちょっと使おうみたいなことは難しそうですし、

トラックに使うのは論外と言えます。

音質チェック

プリセットの1を選択した状態です。

エフェクトなし

エフェクトあり

音に対してのフォーカスがあっている!という印象です。

INTENSITYの使い方

主に使うことになるのはINTENSITYとBIASの2つの丸い部分基本はこの2つだけで十分と言えます。INTENSITYはエフェクトの適用度合いBIASは中央のBIAS CURVE の設定に基づきサウンドの周波数特性を決めます。

EQで任意の設定を決め、それに対してどこまでそのカーブのマックスに近づけるか(ブースト)または、そのカーブの反対(削ってていくか)という感覚で捉えてもらって大丈夫です。

しかしINTENCITYをあげていくとボリュームも上がっていくので、ボリュームをあげずにサウンドの質感だけを整えたい場合は中央上の「LVL COMP」をONにしておけばボリュームは上がりません。

個人的にですがこのコンプのかかり方が恐ろしくナチュラルです。というのもこれだけ大きくサウンドが変化させている状態でコンプをかければ普通ならほぼサウンドが破綻しますが、INTENSITYのLVL COMPは破綻させずに音質の変化のみを維持させることができます。

これだけでもすごいことです。

INTENSITYをマキシマイザーとして使う

右上のoutput-Gainと書かれた部分をクリックするとSaturateに変更できます。この状態になるとINTENSITYはマキシマイザーになります。左側のINTENSITYノブを回していけば音圧だけをあげていくことができますが、このときに「LVL COMP」がONになっているとすでにここでボリュームを抑えられているのでマキシマイザーとして使う時は「LVLCOMP」はオフにしておきましょう。

基本的な使い方はマスタリング用のプラグインとして使うのがベターだと思います。気をつけたいのはエンハンサーなみの音の変化があるのでかなり中毒性が高い音になります。あくまでさり気なく使うのがよさそうです。あと、古い音源、ミックスがごちゃごちゃしているような曲に使うことで

クリアな音源に生まれ変わらせることができそうです。

試しに自分の過去の曲をINTENSITYに通してみました。プリセットは4を使用

エフェクト無し

エフェクト有り

めちゃめちゃ音像が広がって、すべての音にフォーカスがあたっている印象です。リバーブ掛け過ぎなのがよくわかりますw

zynaptiq unfilterとの使い分け

下記で紹介しているzynaptiq unfilterもINTENSITYと似てチート系のプラグインです。その両者の違いはフィルター効果(こもった音を取り除く)ことができるのがunfilterです。

なので、Unfilterと同時にINTENSITYを使えばより明瞭度の高いサウンドにはなりますが、正直なところそこまで明瞭度を上げてしまうと画像で言うところの明るさをマックスにしているようなものになるので、耳が疲れるかもしれません。

INTENSITYのデメリット

INTENSITYのメリットはすべての音色にフォーカスを当てることで音が全面で出て認識しやすくなることです。そのため今まで埋もれていた音色も出てきます。

これは逆を言ってしまえいば「適当に処理したトラック」さえも前に出すということになります。なんとなく、音圧がほしいからパッドを足したベースは聞こえにくいからこれくらいの処理でもいいだろうと片手間で処理したトラックの粗さもINENSITYは見逃してくれませんw

音が派手になったことで「かっこよくなった」という印象を受けるかもしれませんが、実は、音のカッコ悪さも全面に出てきます。これに気が付けないと駄目な曲が単に派手になっただけという最悪な状態にもなる可能性を常に意識しておく必要があります。

世間の評判

https://twitter.com/Kohrogi34/status/1022346571260690433

 

総じて言えるのは非常にチートプラグインであるということ、この音質を他のプラグインで作り込むには相当熟練した腕と知識が必要。ただ、チートすぎるため、音質の変化の傾向を好まない人も多いです。INTENSITYはやっかみを受けやすいプラグインですw

指してちょっとした動作でチートすぎる音色の変化を味わえる「こんなものを使ったら駄目だ」という人は多いですが、本音のところ「いいよなーこんなプラグインでサクッと音作りできてしまうんだから」と心の中でぼやいている人も多いと思います。

created by Rinker
¥37,481 (2020/08/09 22:48:22時点 楽天市場調べ-詳細)

Zynaptiq INTENSITY セールで買いなのか?

これだけ高機能なプラグインです。できればセールで安く買いたいと思うかもしれません。もちろん必要であれば買った方がよいプラグインではあります。しかし「これを買えばミックスがよくなる」という思いでセールに飛びつくのであればやめた方がいいと思います。INTENSITYはミックスプラグインではなく、マスタリングプラグインです。

ミックスがうまく行かないのはプラグインが原因と考えている人がINTENSITYを買うと最初の間は音の良さに感動するかもしれませんが、すぐにその良さに飽きてしまいます。INTENSITYを一言でいえば4Kテレビや8Kテレビです。解像度をあげられることで、女優さんは「シミや毛穴の汚れが浮き彫りにされるのがいやー」と嘆いていました。INTENSITYもあなたの楽曲の毛穴やシミの汚れを浮き彫りにするプラグインです。

解像度をあげても耐えられるだけの作曲、編曲、ミックスをもっとクオリティアップしないと、リスナーは楽曲の至らないところを見抜いてきます。

セールで買うことを反対はしません。安ければ買うメリットはありますが、INTENSITYによる副作用もしっかりと意識することが大切です。

Zynaptiq他製品

Zynaptiq ZAP 2バンドル

Zynaptiqの製品はとにかく個性の塊と新しいテクノロジーによる音作りへの飽くなき挑戦

というスタンスを感じる製品が多いです。

UNVEIL

録音内のリバーブのかかり方を増減できるUNVEIL

UNVEILに関してはこちらの記事が参考になります。

UNVEILはかかりすぎたリバーブの量を調整できるプラグイン

created by Rinker
¥38,500 (2020/08/09 23:30:21時点 楽天市場調べ-詳細)

UNFILTER

INSENSITYが音の明瞭度を上げる目的なら、UNFILTERは不明瞭なトラックを

明瞭化できるプラグインです。変にこもってしまったトラックやミックスなどを改善できます。

created by Rinker
¥38,500 (2020/08/09 17:13:07時点 楽天市場調べ-詳細)

UNCHIRP

音を圧縮したときに起こるシュワシュワ音を取り除けるプラグイン

圧縮しすぎた音源に有効です。

古いmp3の音源もこれで蘇らすことができます。

created by Rinker
¥42,836 (2020/08/10 14:49:07時点 楽天市場調べ-詳細)


PITCHMAP

初めてzynaptiqの製品を知ったプラグイン。

2mixのファイルを鍵盤で抑えたコードに変換してくれるとんでもないプラグイン。

ただ使い方があまりにマニアックで高度すぎたのか

イマイチ盛り上がっていないプラグインですが、画期的すぎる処理をしてくれます。

私はここにzynapiteqは凄いものを作るメーカーであると同時に

唯一無二のメーカーであると思いました。

created by Rinker
¥38,500 (2020/08/09 23:30:21時点 楽天市場調べ-詳細)

MORPH

モーフィングという技術を極めぬいた風変わりなプラグインです。

とにかく音の変化(モーフィング)がなめらか過ぎてすごいです。

このプラグインを使い込めば確実に新しいサウンドが注目されること間違いなしですが、

こちらもマニアックすぎる製品のため、イマイチ認知度が低いというか

使用頻度が少ないように思います。

Zynaptiq MORPH 2(オンライン納品専用) ※代金引換、後払いはご利用頂けません。【送料無料】

UNMIX::DRUMS

2mixからドラムだけを取り除くことが可能なプラグイン。

反対に増やすことも可能。

動画の「たたいてみた」というのには絶好のプラグインかと思います。

Zynaptiq UNMIX::DRUMS(オンライン納品専用) ※代金引換、後払いはご利用頂けません。【送料無料】

ADAPTIVERB

聴いてみるとわかると思いますが、とにかく透明度がすごい。

リバーブ本当にいろいろあって正直「今更どのリバーブだっておんなじでしょ?」という

感覚を覆してくれます。

リバーブで「音が濁る」ことに困っている人にオススメしたいプラグインです。

Zynaptiq ADAPTIVERB(オンライン納品専用) ※代金引換、後払いはご利用頂けません。【送料無料】

WORMHOLE

宇宙空間における無機質な低音がなり続けているSF世界を簡単に作れてしまうプラグイン

正直DTMの作曲で使うとかそんな次元ではないような気がしますw

Zynaptiq WORMHOLE (オンライン納品専用) ※代金引換、後払いはご利用頂けません。【送料無料】

さいごに

フォーカスされた音質が手に入るINTENSITYは究極の魔法プラグインかもしれません気軽に使えるほど軽くはありませんが、とにかく音質はすごいw

Zynaptiqの技術はいつも面白いものばかりで、使いたいと思わせてくれるものばかり、いつもはデモで終わる私も買ってしまいましたw今ならイントロセールをやっていてかなりお安く購入できます。通常41,600円がイントロプライスで16,300円

GULLFOSS frei:raumも持っていないという人はオススメします。

 

2018/11/25現在

通常43,900円のところ、16,800円

セールは↓で16,900円は買いですよ!いつまでかわかりませんので

気になった人は即買いかもしれません

Zynaptiq/INTENSITY

 

INTENSITYの廉価版ではないですが、

似た効果をもつチートプラグインHIKUについて

こちらの記事でも書いてあるので

参考にしてください。

DTMでミックスに立体感と奥行を出せるプラグインHIKUとは?

2 COMMENTS

与作

サンプルの楽曲が強烈にツボです!!!

ckaaw805

ありがとうございます。
昔の曲ですが、頑張って作った曲なのでそう言ってもらえると嬉しいです(*^^*)

現在コメントは受け付けておりません。