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Oneodio monitor 60レビュー 1万円以下で音質が良いヘッドホン

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誰もが探し求める高音質でコスパがよいヘッドホン。

正直そんなものがどれくらい存在しているかはわかりません。しかし今回紹介するOneOdioはMonitor60はその最も両立が困難とも言えるところに切り込んでいこうとしているヘッドホンです。

もし、歌ってみたやDTMでギターやベースを録音するようにヘッドホンを持ち合わせていない。またヘッドホンには1万円以上かけられないという人にはMonitor60はちょうどよい選択肢になる可能性があります。

この記事ではMonitor60の詳しいレビューとOneOdio様に簡単なインタビューを行ったものを掲載しています。

Oneodio monitor 60
メリット
  • 50mmの大型ドライバーによる心地よい音量感
  • コスパが高い
  • 付け心地が良い
  • デュアルジャックで別音源をヘッドホン内でミックス
デメリット
  • 6.35mmのフォンジャックの入力サイズが合わない場合がある

本記事はOneOdio様から商品を提供いただき、レビューしています。

メリット
デメリット
  • 50mmの大型ドライバーによる心地よい音量感
  • コスパが高い
  • 付け心地が良い
  • デュアルジャックで別音源をヘッドホン内でミックス
  • 6.35mmのフォンジャックの入力サイズが合わない場合がある
UG
  • 元ゲーム音楽屋(NintendoDSなど)
  • 作曲歴20年以上
  • DTM記事執筆500以上
  • ショートアニメ、CM、企業PV音楽を制作
  • 詳しいプロフィール
タップできる目次

OneOdio Monitor60 概要

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メーカーOneOdio Monitor60
製品名Monitor60
特徴最適な音響特性を再現する
アコースティックオプティマイザー構造。
ハイレゾ音源対応
快適なフィット感
発売年‎2021年
型式‎オーバーヘッド型
ドライバー‎50mmデュアルダイナミックドライバー
周波数特性20Hz~40kHz
ヘッドホンジャックステレオミニプラグ(φ3.5mm)、
標準プラグ(φ6.3mm)
インピーダンス (Ω)‎38 Ohm
感度110±3dB
カラーブラックのみ
付属品‎6.35mm-3.5mmカールコード(1.5M~3M)
取扱説明書
ヘッドホン本体
3.5mmマイク付きケーブル(1.2M)
3.5mmオーディオケーブル(3M)
キャリーポーチ
製品サイズ‎20 x 10.5 x 20.5 cm
重量320 g
保証24ヶ月&24時間対応
購入後24ヶ月以内、配線不良または不具合があったら、
Q&A欄に掲載された連絡先にメールをしてください。

OneOdio社は香港に本社を置くオーディオ機器の製造・開発している会社です。

OneOdio社の担当の方より「是非レビューをお願いします」という連絡を受け取ったとき「OneOdio??知らない会社だなー」と思い、今回レビューをするMonitor60の情報を調べたときも、「価格帯はリーズナブルだし、まぁ近年によくあるタイプのヘッドホン」という印象しか持てませんでした。

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実際のところは…

しかし、いざその届いてみたら箱のクオリティからしても安物感はなく、音質を聴いてみたところその音質の良さや、特徴に「この価格帯でもこんな音ができるのか!」という気持ちになるほどのクオリティでした。

外箱の雰囲気はシックで高級感があり今すぐにでも開けたい!という気持ちにさせてくれます。

ボックスの上には取っ手らしきものもついてます。持ち上げて見ましたがしっかりとしていました。

それでは開封していきます。

The Power of music !と書かれた内蓋を開けると、ポーチに包まれたヘッドホンがお目見えです。このポーチもさわり心地がよく、高級感があります。

50mmのドライバーユニットということもあって、ヘッドホンは少し大きめの印象です。

LRがはっきりとわかりやすく明記されているのは個人的には嬉しいところ、ドライバーはDJ使用も前提にあるので、前後上下全方向でも180°に自在に可動するイヤーカップのおかげでフレキシブルに動かせますし、コンパクトに折りたたむこともできます。

ただ、可動部が多いということはそれだけ損傷する可能性もあります。この可動部の耐久性がどれくらいあるのかは今回のヘッドホンに限らず稼働するヘッドホンで気になるところです。

OneOdio Monitor60では、入力端子が2つあります。これが面白い特徴を持っています。

ケースの中には取集系説明書らしきものと、3種類のケーブルが用意されています。

3.5mmマイク付きコード 1.2M

3.5mm-6.35mmカールコード 1.5~3M

3.5mmストレートコード 3M

メーカーに直接聞いてみた

ここでは簡単ですが、今回のMonitor60のレビューに関して気になるところをメーカーに直接聞いてみました。

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96bit-musicのUGです。よろしくおねがいします。

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よろしくおねがいします。

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Monitor60の開発コンセプトを教えていただけますか?

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高音質とコスパの両立をめざしながらもお客様に満足の行く音楽体験を提供したいという願いがあります。

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音を聴いた限りでこの価格帯はかなり頑張った感を感じます。

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ありがとうございます。
音に妥協はしたくない思いが伝わったようで何よりです。

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ライバル機種というか対抗場となる機種はあるのでしょうか?

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Audio-TechnicaATH-M50xになります。

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ATH-M50x世界中のエンジニアやクリエイターから
高い評価のヘッドホンですね

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はい、ATH-M50xは価格面でMonitor60の2倍近くはしますが、その音質に迫るものがMonitor60にはあると自負しています。

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開発に着手したのは何年頃ですか?

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2021年初頭で、2021年10月にAmazonで販売開始しました。

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今後の展開を教えていただけますか?

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モニターシリーズ用のヘッドホンに向けて、コスパの高い商品を提供すると同時に、音楽の美しさとパワーを享受していきたいと考えています。

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お忙しいところありがとうございました。

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こちらこそありがとうございました。

OneOdioはMonitor60以外にも多くのヘッドホン等を開発販売しています。個人的にMonitor80という機種が気になっているのるので機会があればまたレビューをしてみたいと思っています。

OneOdio Monitor60 レビュー

音質3.5
機能性(オリジナル性)3.5
装着感4
サポート3.5
価格(セールバリュー)4
総合評価3.7
リンククリックで読みたい内容の箇所に飛ぶことができます!

帯域はヤマハのHPで解説されている周波数帯域別にレビューしていきます。

重低音域(スーパーロー)20Hz~100Hz
低音域20Hz~600Hz
中音域800Hz~2kHz
高音域4kHz~20kHz

便宜的な区分ですが、一般的に20Hz~600Hzの低い帯域を「低音域」と呼びます。楽器で言えば、ベースやバスドラムなどが受け持つパートです。その中でも20Hz~100Hz付近の低い帯域を「重低音」と呼びます。800Hz~2kHzの帯域は「中音域」と呼びます。日常生活において人間が最も認識しやすい帯域です。そして4kHz~20kHzを「高音域」と呼びます。小鳥の鳴き声や、トライアングルのような金属音などをイメージしてください。

引用:ヤマハ製品情報01. 音の仕組みより

音質

3.5

何も考えずに聴いた感じとしては最近流行りの傾向なのか音が明るく元気な印象で帯域別にみると4kHz付近にわりと目立つディップを感じをました。価格面を遥かに超える音質なのか?と言われるとそうではありません。フラットかどうかと言われるとフラットに近づけてはいるものの、音が聞きやすいようにチューニングされている印象があります。

コストを考えると音質面ではかなり検討しているように思います。

またライバル機種のオーディオテクニカのATH-M50xの音質にもかなり近い雰囲気がある印象です。

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それでは各周波数帯域の印象について説明するね

低音域20Hz~600Hz

60Hz〜100Hz付近の解像度はそれほど高くない印象ですが、心地よい低音感を感じられるのでキックやベースのチェックや音作りも可能です。

しかし、スーパーローである25Hzくらいの再生は「振動」を感じても音として認識できるほどの解像度はありませんでした。しかし、この帯域をクリアに再生できるヘッドホンは一握りですし、1万円以下のヘッドホンでそれを求めるのは酷というものですので、ここをマイナス面とは私は考えません。

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メリハリが聴いた音なんで聴いていて気持ち良いー

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音量には注意しようね!

中音域800Hz~2kHz

音の密度が高くなる周波数帯域であり、ここをうまく再生できるかがヘッドホンの力量だと個人的に思っていますが、Monitor60は良くも悪くも無難に再生しています。価格帯からするとかなり検討していると思います。

高音域4kHz~20kHz

最初にお伝えしたように4kHz付近にディップがあります。このディップの影響で音が見えにくい印象がありますが、慣れてしまえば許容できる範囲だと感じました。

ディップとは

ディップはイコライザーでカットした状態つまり谷になっている状態。

ブーストしている状態はピークっていうよ!

ディップとピーク
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普段使っているヘッドホンがSONYのMDR-Z1000なので価格帯からしても比較するべきところではありませんが、Monitor60をミックスやマスタリング用途に使うとなると、少し音の特徴がある印象です。

これも慣れの要素が大きいですが、音の粗探しや細かいチェックには向いていない気もしました。

しかし、作曲や録音時(練習時)には使うとその音の特徴が心地よくテンションが上がります。なので、あくまで個人的にはミックスやマスタリングよりは、録音用途に使うと良いのではないかという印象です。

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使い方次第ってことかぁ

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Monitor60の音の特徴を理解してしまえば問題ないね

左右の広がりについて

無理に押し広げている感はありません。全体の画角が広がった印象があるので、左右のステレオ感は心地よい感じです。

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機能性

3.5

アコースティックオプティマイザー構造というのがMonitor60の売りの1つです。

心地よい自然な響きを作る「アコースティックオプティマイザー」

アコースティックオプティマイザーとは構造上の特徴を保つ機能であり、「ドライバー前後の音圧バランスを調整」することが目的です。この機能のおかげもあり「音抜けや高い解像度」を実現しています。

参考ページ

DENON AH-C260

音が明るくはっきりとしているのに必要以上に無理に持ち上げた感じがしません。最初に聞きやすいようにチューニングが見られるという話をしましたが、この機能の影響も大きいように思います。

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名前がかっこいい!オプティマイザー!

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実際音もかっこいいからね

デュアルインプットジャック

多くのレビュアーがこの機能をあまり解説していないのはあまり意味を見いだせなかったためかもしれませんが、ここではしっかりと「OneOdio モニター 60 レビュー2穴仕様」について解説していきます。

Monitor60にはフォンジャック左側(6.35mm)とミニジャック右側(3.5mm)の2つのインプットジャックがあります。これはいくつかの使いみちがあります。

その1つが、Share Port Functionという機能で、右側からインプットされた音を左側のフォンジャックから出力し、他のヘッドホンに音を送ることができるという機能です。これは右側のミニジャックが入力されているときのみ使える機能になります。

友人やパートナーと同じ曲をシェアできるのは便利な機能といえます。

実際使ってみたところ、フォンプラグ(左側)から違うヘッドホンに接続した場合本当に音が出ました。ただ音質面に関しては正直なところ「高音質」とは言い難く、解像度も落ちデュアルで接続した場合Monitor60の音量も下がります。なので音質をそれほど気にしないユーザー向きか、ちょっとした確認用になると思います。

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あくまで確認用かな?

他にも片方をギターのマルチエフェクターのヘッドホンアウトに接続し、もう片方を音楽プレイヤーに接続することでそれらの曲をミックスしてきくことが 可能です。好きな音楽を聞きながらそれに合わせてギターやベース、キーボードを同時に練習できるというのはあまり見たことがありません、

これらは外部ミキサーがあれば同じことができるわけですが、それをヘッドホンの中でできるのは珍しいというか他に知りません。

ただ、これらの機能が付加価値としてどこまで必要とされるのかはユーザーが何を求めているかによると思います。

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ミキサーが内蔵されている??

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そんな感じだと思っていいよ!

左側のジャックの大きさには注意が必要

Monitor60は右側が3.5mm左側が6.35mmになっているわけですが、6.35mmの方はフォンプラグの大きさによってはうまく入らいない場合があります。

Switchcraftのプラグを使ったギターケーブルは入りませんでしたが、他のオーディオ系のものは入りました。このあたり試してみよう!と自前のケーブル入れようとしても入らないことにモヤモヤしてしまうことがあるので注意が必要です。

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装着感

4

装着感は3cm近いイヤーマフのおかげか付け心地は抜群に良いです。900ST系のような側圧感も気になりませんし、またメガネを掛けていても問題なく装着できます。

ヘッドパッドはそれほど分厚くありませんが、そのせいで「頭の部分が痛い」というような不快感はなく、装着感は非常に良いです。

また、重量が230gということですが、有名所のヘッドホンと比較すると次のようになります。

Monitor60(OneOdio)900ST(Sony)ATH-M50x
価格¥8,999→¥5,799¥15,631 ¥19,000
重量230g200g約285g

ヘッドホンは長時間使用することが多いアイテムです。そのためできるだけ軽いことは望ましいです。その点でいうとSonyの900STは200gと抜群の軽量性を誇ります。Monitor60はATH-M50xと比較すると50g近く軽いです。

たかが数十グラムの差と思うかもしれませんが、長時間使用していると首や肩に疲労蓄積するのでできる限り軽い方がよいです。ただ、Monitor60は人間工学に基づくデザインというところもあるのか、装着感がいいので、大きさの割には軽く感じました。

イヤーマフの大きさや密着感から夏場は蒸れることが予想できますが、これは夏場ヘッドホン事情あるあるですね

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付け心地が良いと疲れないからいい!!

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疲労は気づかないうちに貯まるからねー

音漏れについて

密閉型タイプなので録音時によほど大きな音量で再生しない限りはそこまで音漏れに関して気にする必要はないレベルです。

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サポート

3.5

充実の24ヶ月保証

ヘッドホンに2年という保証は珍しいと思います。(普通メーカー保証は1年)

当サイトからのご注文は、説明写真を添えて、oneodiojp@gmail.comまでメールをお送りください。

Amazonサイトの注文は、注文番号を添えて、030@oneaudio.shopまでメールをお送りください。

楽天サイトの注文は、楽天のお問い合わせまたはoneodio@shop.rakuten.co.jpまでメールをお送りください。

Amazon、Aliexpress、Wish、Shopee、Neweggなどからのご注文は、info@oneodio.comまでメールでお問い合わせください。

引用元:公式サイト保証についてより

基本サイト及び代理店のみということですが、わからない場合は問い合わせてみると良いでしょう。ただ中古購入は当たり前ですが、保証対象外になります。

会社が香港ということもありスムーズなサポートは期待できないかも…と考えていましたが、One Odioは日本にも会社を持っているのでサポートは基本のOne OdioJapanで担当するみたいです。

そしてアマゾンのレビューに次のようなコメントがありました。

2022年3月16日に日本でレビュー済み色: ブラックAmazonで購入自分の買ったモデルだけかも知れませんが、酷い音です。(不良品かな?)
まず低音が全く出ないので耳障りな音しか出ません。
OneOdioのヘッドフォンは6台ほど買っていますが、これが最悪でした。
お気に入りのメーカーだっただけに、ちょっとショック。

追記、
このレビューを見たOne Odioのチームから代替品が送られて来ました。
その製品はちゃんとした音が出たので助かりました。
アフターケアが良いメーカーは信頼できますね。
星は4つに変更しました。

引用元:Amazonレビューより

製品の良さは当然ながらやはり大切なのは不慮の事態のときにサポートがどのように機能するかです。One Odioはしっかりとお客さん目線を持っている会社なのでこのあたりはユーザーは安心して購入できそうです。

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価格

4

メーカー希望価格は¥8,999ですがセールをやっていることも多く、amazonではタイムセールに出てくるとも多くその時は¥6,900くらいになっていることが多いです。

ただ公式サイトでは、¥5,799で購入できるので日本の代理店で購入するメリット(ポイント等)がないようでしたら公式サイトで買うのが一番コスパがよいでしょう。

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まとめ

メリット
デメリット
  • 50mmの大型ドライバーによる心地よい音量感
  • コスパが高い
  • 付け心地が良い
  • デュアルジャックで別音源をヘッドホン内でミックス
  • 6.35mmのフォンジャックの入力サイズが合わない場合がある
音質3.5
機能性(オリジナル性)3.5
装着感4
サポート3.5
価格(購入のしやすさ)4
総合評価3.7
リンククリックで読みたい内容の箇所に飛ぶことができます!

音質面でのコストパフォーマンスは良いと思います。また購入者のサポートの反応もよいので安心感があります。アマゾンのレビューではいくつか不良品と思われるものに運悪くあたってしまった人もいるみたいです。

どのメーカーも不良品はありますが、新しい会社で今後の活躍が期待できるだけにこのあたりはに大手メーカーを超えるレベルの品質管理を期待したいところです。

結論を言えば、現時点で900STやATH-M50xを持っている人が買う必要はないと思います。しかし、歌ってみたや録音用にヘッドホンを持っていないユーザーには選択肢の1つとして考えてもよいと思います。

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