MENU

Nembrini Audio BASS DRIVER レビュー 王道のベースサウンドはこれで作れる

どうもアンプシミュレーターが大好きなDTMer UG(@96bit_music )です。

ロックな曲を作ったけれどいまいちパッとしない原因は色々と考えられますが、意外と意識しないのがベースサウンドです。ベースは楽曲の中で埋もれがちになるため、音作りにこだわらない人がいますが。それは間違いです。

アンプによる空気感を再現したベースサウンドが入るだけで曲のクオリティは3割増しです。なのでロックでかっこいい曲を作りたいならベースサウンドに特化したアンプシミュレーターにこだわりましょう。

しかし、どんなベースアンプシミュを使えばいいかわからないという人にオススメなのがNembrini Audio BASS DRIVERです。通すだけでも「王道ロックなベースサウンド」がかんたんに作れます。

ここではDTMで使うことを想定してベース音源(EZ BASS,MODO BASS,Logic Proの付属のベース音源)でのサウンド比較をしながらNembrini Audio BASS DRIVERの魅力を紹介していきます。

Nembrini Audio BASS DRIVER
総合評価
( 4 )
メリット
  • SANSAMP BASSDRIVERのサウンドを再現
  • オリジナルの機能により実機を超える音作りが可能
  • IRデータとアルゴリズムによるキャビネットシミュレーター
  • 自然で使い勝手が良いGATEを搭載
デメリット
  • 好みが分かれるほど癖が強いサウンド
  • IRの選択方法がスムーズではない
タップできる目次

Nembrini Audio BASS DRIVER MULTIBAND OVERDRIVE 概要

メーカーNEMBRINI AUDIO
製品名BASS DRIVER MULTIBAND OVERDRIVE
特徴SANSAMPのベースドライバーを再現&ブラッシュアップ
アルゴリズムによるベースアンプシミュレーターと
IRによあるキャビネットシミュレーターを搭載
システムMac OS 10.9 以降
Intel 互換または Apple Silicon CPU 1GB RAM、
Windows 7 以降、64 ビット DAW
バージョンV1.0.0(2023-01-12)
認証方式iLok認証
認証数2つ
容量244.3MB
マニュアル英語版のみ
(公式ページまたはプラグイン内から呼び出せる)
価格$139(メーカー価格)
備考体験版あり
2週間機能制限なし
(要アカウント作成)

Nembrini Audio はクオリティの高いアンプシミュレーターやストンプ系のエフェクトプラグインをリリースしているメーカーです。価格リーズナブルですし、フリーのプラグインも多くリリースしているので気になる人はダウンロードしてみることをおすすめします。

Nembrini Audio BASS DRIVERは正しくはBASS DRIVER MULTIBAND OVERDRIVEと言います。(以下NA BASS DRIVER)ベースに詳しい人ならばひと目みればわかる通りSANSAMPのベースドライバーをシミュレーションしていますが、Nembrini Audio独自の価値観によるブラッシュアップが施され、最強のベースドライバーといえる仕様になっています。

私自信ベースは弾けませんがベースドライバーの音が好きすぎて、その昔BASSDRIVERやSANSAMP Classic(無印)を購入するほどでした。

画像

弾けないのに…

画像

弾けなくても通してジャラーンで気持ちよかった!

SANSAMPのBASS DRIVERは1989年にリリースされてから30年、一度も廃盤になるこなく多くのベースプレイヤーを虜にしてきたベース専用のプリアンプです。

画像

一度聞けば「SANSAMPね」というほど癖が強く、好みも分かれるところですが、説得力のあるベースサウンドをかんたんにつくれるプリアンプとしては不動の地位を気づいているといえます。

NA BASS DRIVERのサウンドはドンシャリでゴリッとした印象ですあり、SANSAMPのBASS DRIVERを所持している人はそれほど音の違いに迷うことはありません。

DTMerの立場から注目するならば手持ちのベース音源をどれほど使える音にできるのか?というところだと思います。

結論から言えばロックでゴリゴリでドンシャリないかにも攻めたベースサウンドがほしいのであればNA BASS DRIVERを使うべきです。

私はProminyのSR5やToontrackのEZ BASS、IK MultimedediaのMODOBASSを使いわけていますが、その中でも使いながら音質にイマイチ納得ができないのがMODOBASSです。MODO BASSはモデリング音源なのでどうしてもサンプル音源と比べると独特のピエゾ感が好きになれずにモヤモヤしていました(それ以外は使い勝手のよいベース音源です)

しかし、NA BASS DRIVERを通すと「これ!この音がほしかった!」と思わず叫んでしまったほどです。

Nembrini Audio Bass Driver
Nembrini Audio

NA BASS DRIVER レビュー

音質4.5
機能性(オリジナル性)4.5
操作性(使いやすさ)4
安定性(CPU負荷)4.5
価格(セールバリュー)4
総合評価4.3
リンククリックで読みたい内容の箇所に飛ぶことができます!

音質

4.5

誰もが聞き馴染んだベースサウンドを再現

公式のデモはおそらく生のベースでしょう。BASS DRIVERの匂いがすごいです!これぞロックなベースの代名詞です。

聴いているだけでワクワクしてきますね。

ではここからEZ BASS、MODO BASS Logic Pro付属のベース音源といった形で比較してみます

画像
EZ BASS DRY
EZ BASS WET
画像
MODO BASS DRY
MODO BASS WET
画像
Logic Pro DRY
Logic Pro WET

NA BASS DRIVERをかけることでとにかくゴリゴリのドンシャリになりますが、POPSにマッチするようなクリーンで低音感どっぷりなベースサウンドも当然作れます。

個人的に一番評価したいのはMODO BASSのモデリング感がだいぶ薄くなっていることです。モデリング特有のピエゾ感が薄れたことでさらにリアルなベースになったように思います。

とにかくベースに力強さが足りないと感じたら試してみるべきプラグインなのは間違いありません。

ちなみにSANSAMP BASSDRIVERをモデリングしたプラグインが他のメーカーになりますが、フリーでリリースされています

画像

これをMODO BASSに使ってみると次のようなサウンドになります。

SANSAMPのBASS DRIVERらしさがあり、フリーとしてはそれなりに頑張っているように思いますが、、やはり音のコシや低音の量感などはまったく別物といっていいでしょう。

何よりMODOBASSのモデリング感が残っているので私の環境ではあまり使ってみたいとは思いません。

SANSAMPのBASS DRIVERをエミュレートしたBODはTSE AUDIOからリリースされています。
本来であればリンクを貼っておきたいところですが、アクセスするとPHPエラーなどの警告文が私の環境では表示されます。おそらく私側の問題かもしれませんが、一応安全対策としてここでのリンクは貼っておりません。
気になる人は「BOD TSE AUDIO」で検索してみてください。

レビューに戻る

機能性

4.5

実機にはない独立したBLEND機能とマルチバンドコンプ

NA BASS DRIVERには帯域ごとに独立したコンプ(マルチバンドコンプ)が搭載されています。これはSANSAMPのBASS DRIVERにはない機能です。ベースはコンプを通すことで安定したボトムエンドを作り出せるため音を整えるという点においてベースにコンプは必要不可欠です(ソフトシンセであればそこまでコンプが必要ない場合もあります)

そのコンプがLOW MID HIGHそれぞれにコンプが搭載されてたため、音作りの幅はとても広くイメージした音に近づけられます。

画像

また、SANSAMPのBASS DRIVERの目玉機能の一つがBLENDです。

BLENDはディストーション・サーキット出力をミックスできる機能であり、この部分がBASS DRIVERサウンドの要ともいえます。NA BASS DRIVERにはコンプと同じくLOW MID HIGHとそれぞれにBLENDを調整できるので、実機以上に攻めた音を作れます。

さらには、通常のパラメトリックイコライザーとは別にグラフィック・イコライザーも導入したことで音のイメージの隙間を補正する使い方が可能になりました。

これらだけでも十分すぎる機能ですが、NA BASS DRIVERの真骨頂をフロント画面ではなくリア画面のエディット機能です。

アルゴリズムアンプシミュとIRシミュレーターを搭載

アルゴリズムによるキャビネットシミュレーターとマイクエミュレーターはそれぞれ4つずつになります。ただマイクを選ぶだけではなく距離や場所なども設定可能で、それらをミックスして音作りが可能です。このあたりはIK MultimedediaのAmpliTube 5の方がより細かいマイクとキャビネットを選択可能ですが、NA BASS DRIVERの方が数が少ない分、音決めも楽にできます。

画像

Cabinet: you can choose between four selected cabinet emulations:
1- SVT 8×10: based on Ampeg* SVT 810E bass cabinet.
2- SVT 4×10: based on Ampeg* SVT 410HLF bass cabinet with tweeter. 3- B15 1×15: based on Ampeg* Portaflex 115HE bass cabinet.
4- HRTK 4×10 TW5: based on Hartke* 410XL bass cabinet with tweeter.

2 – Mic and Tweeter settings:

1 – CARDIOID RE20: based on popular Electrovoice* RE20 dynamic microphone
2 – CONDENSER NU47: based on vintage Neumann* U47 FET condenser microphone 3 – DYNAMIC MD421: based on vintage Sennheiser* MD421 dynamic microphone
4 – DYNAMIC D12: based on modern AKG* D12 VR dynamic microphone

NA Bass Driver.pdfより
画像

またNembrini AudioのアンプシミュレーターはIRレスポンスにも対応し、最初から48のIRデータが収録されています。それらは非常に使いやすくよりリアルな空気感あふれる低音サウンドの制作に役立ちます。

さらにはオリジナルのキャビネットIRやネットで販売しているIRデータを最大で3つまで読み込ませミックスできます(Nembrini Audio BASS DRIVERは同時使用は2つのこり一つはDI(ダイレクトボックスシミュレーター)

画像

またキャビネットシミュレーターはバイパスも可能なので、プリアンプだけでも使えるので他のアンプシミュレーターと併用できるのもありがたいです。

どれも素晴らしい機能ですが、地味ながらにプッシュしたいのがNOISE GATEです。Nembrini Audioのアンプシミュレーターに搭載されているNOISE GATEはとにかくかかり方がきれいでノイズをスパッと切ってくれます。

その切れ味が有機的で大胆な切れ方をしてくれるのでノイズに悩んでいる人はぜひとも使ってほしい機能です。

レビューに戻る

操作性

4

GUIが美しい

ひと目でSANSAMPのソレとわかるGUIはテンションが上がります。音が良ければGUIにはこだわらないという人もいますが、私はGUIからテンションをもらうタイプなのでGUIがよければよいほど楽しくなります。

IRの読み込みが少しわかりにくい

IRの読み込みにはIMPULSESボタン→BROWSERボタンの順にクリックするわけですが、BROWSERをクリックしても何も表示されません。ブラウザ内のFACTORYボタンをクリックすることで初めてIRデータが表示されます。

最初に表示される画面は任意のIRを入れておく画面だとは思いますが、デフォルトでは最初からFACTORY画面が表示される方が操作性は良い気がしています。

画像

また、IRを読み込むとIRを調整するボリュームフェーダーが大きいので、音量には注意する必要があります。

他にも、UNDO機能や英語版ですがプラグイン内からマニュアルを呼び出せたり、画面のリサイズなどもあります。

気になった点でいうと実機には搭載されていたDRIVE機能がありません。SANSAMP BASSDRIVERのドライブは良い意味で下世話な雰囲気がありそれが味となっていました。しかし、NA BASS DRIVERではそのような歪みを調整するパラメーターはありません。ゲインとBLENDで歪みを作れますが、良くも悪く上品な歪みです。

対応策として最初に紹介したBODのドライブを使うとそれらしい雰囲気になりますが、イメージする歪みにはなりにくいのでこのあたりの音作りは今後の課題になりそうです。

レビューに戻る

安定性

4.5

負荷は軽く安定している

MODO BASSに使ってみた結果です。MODOBASS自体がモデリングということもあり多少負荷が高いですが、

Nembrini Audio Bass Driverを挿してもそれほど大きく負荷は上がらないのでソフトシンセを書き出すことなくサクッと使えるのは大きなメリットといえます。

CPU負荷計測環境

パソコン  Macmini2018

CPU  Corei7(i7-8700B)6コア 

HT使用時12コア 3.2GHz/ターボブースト(TB)使用時4.6GHz

メモリ 32GB

システム OS12.6.1 Monterey

Audio/IF APOGEE Symphony Ensemble

バッファー 256

DAW   LogicPro10.7.6

48kHz/24bit

再生ストレージ SSD

レビューに戻る

価格

4

メーカー価格$137.00

Nembrini Audioはクオリティの高いアンプシミュレーターやストンプボックスプラグインをリリースしています。

Nembrini Audio は新製品がリリースされると大幅なセール価格になりNembrini Audio Bass Driverもほぼ$100オフの$39.99になのは購入しやすい価格設定だと言えます。

また2週間の体験版もあるので、気になる人は試してみることをおすすめしたいですが、セールがいつまで続くかはわからないので気に入ったら即購入をオススメします。

nembriniaudio.com

レビューに戻る

関連動画

こちらの動画はSANSAMPのBASSDRIVERの音の変化を測定したものです。とても分かりやすいので音作りの参考になります。

まとめ

メリット
デメリット
  • SANSAMP BASSDRIVERのサウンドを再現
  • オリジナルの機能により実機を超える音作りが可能
  • IRデータとアルゴリズムによるキャビネットシミュレーター
  • 自然で使い勝手が良いGATEを搭載
  • 好みが分かれるほど癖が強いサウンド
  • IRの選択方法がスムーズではない
音質4.5
機能性(オリジナル性)4.5
操作性(使いやすさ)4
安定性(CPU負荷)4.5
価格(セールバリュー)4
総合評価4.3
リンククリックで読みたい内容の箇所に飛ぶことができます!

触れば触るほど音のコシ!歪み感、低域の量感などロックなベースに求めるサウンドをかんたんに得られるのでこれがあればベースサウンドにこまることは当分ないと思います。

音質の評価は良い悪いではなく「SANSAMPカラー」が好きになれるかどうかだと思います。

私はそのカラーがたまらなく好きなタイプなので悩むことなくセール中に購入しました。

Nembrini Audio Bass Driver
Nembrini Audio
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
タップできる目次