コンデンサーマイク 防湿庫の選び方ポイント3つ

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コンデンサーマイクの保管に自動防湿庫(デシケーター)を購入するべきかどうか迷っている人は大勢います。具体的にどのような効果があるのか?を知ってから購入を考えてもいいです。

防湿庫を選ぶポイントは次の3つです。

  • 手動タイプor自動タイプ
  • 持っているマイクの本数
  • 価格

これらを参考にしながら詳しく解説していきたいと思います。

UG
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マイク 防湿庫(デシケーター)とは?

デシケーターとは湿度を一定にコントロールできるボックス(容器)で手動と自動タイプがあり。手動タイプは主にシリカゲル等の乾燥剤を使って湿度をコントロールし、自動タイプは装置を使って湿度をコントロールします。

専用のボックスを想像する人もいますが、購入時についてきたマイクケースにシリカゲルを詰めて湿度コントロールができるのであればそれもまたデシケーターと言えます。

デシケーターの目的は防カビや湿度コントロールによってマイクの性能(スペック)維持するためのものです。経年劣化による不具合に関しては延命しているだけということを覚えておいた方がよいでしょう。

日本は一年を通して湿度が高い国です。特に梅雨時期は湿度が90%近くになることもあります。以下の画像は2020年の気象の詳細です。

画像
画像は気象庁のページにリンクしています。

選び方のコツ①手動or自動

メリットデメリット
手動タイプ安いシリカゲルの購入/交換が手間
基本壊れない見栄えがあまりよくない
メリットデメリット
自動タイプ湿度を自動で一定に保つ手動に比べると高価
見栄えが良い故障品に当たるリスクがある

手動タイプは自分でシリカゲルなどを購入して、湿度を管理するので、めんどくさい人には向かない可能性があります。特に梅雨時期や冬であっても窓の近くに保管していると思いの外結露による湿度の影響を受けやすい

マイク 手動防湿庫(デシケーター)の価格

手動タイプはマイクが入る大きさとある程度の密閉度があれば何でもOKです。ただ硬い容器に入れてマイクがゴロゴロと動くのはあまりよくないので緩衝材は必要です。

コンデンサーマイクにとって梅雨時期の湿度は大敵です。密閉ケースとシリカゲルがあればある程度の湿度はコントロールできますが、実際の湿度はどれくらいか分からないので湿度計を一緒にいれることで数値確認し、シリカゲルの量をコントロールします。

例えば複数のマイクを持っている場合はそれぞれをタッパーに入れて置き使うマイクだけ出し入れしたほうが他のマイクが湿度にさらされるリスクが減ります。

その場しのぎ的な感じであればプチプチでも大丈夫です。大事なのはボックス内で動いてでマイクに衝撃があたらないようにすることが大切です。

また湿度計が一緒になったタイプのものもあります。ドライボックスと書いてありますが機能用途は防湿庫(デシケーター)と同じです。

そして究極的にはマイク購入時に入ってあったケースや袋にシリカゲルを入れておくことでも一応の防湿庫(デシケーター)の用途は果たせますが、その効果は限定的とも言えます。

シリカゲルがない場合代用品として新聞紙を丸めて入れることである程度の湿度をふぐことができます。

新聞紙は紙の表面がデコボコしていて、普通の紙よりも水分を吸収しやすいため、敷いておくだけで除湿効果を発揮します。

梅雨の湿気対策にも!「読んで終わり」じゃもったいない、新聞紙の賢い活用法 より

マイク 防湿庫(デシケーター)自動タイプ

湿度を自動でコントロールしてくれるのは大変便利です。

価格は容量と国産及び中国産かどうかで価格が変わります。8,000円〜50,000円くらい。個人で使う分には10,000円前後のものでも十分です。

おすすめRe:CLEANです。5年保証とメイドインジャパンクオリティで防湿庫として人気です。

コンデンサーマイク管理に最適な湿度は?

コンデンサーマイクの保管における適切な湿度は30~50%と言われています。ただこの数値を守らないとマイクがすぐに壊れてしまうかと言われるとそうではありません。よく部屋にコンデンサーマイクを出しっぱなしにしている人もいますが、それが原因ですぐに壊れることは考えにくく、仮にそれで壊れた場合は最初から不良品だった可能性も考えられます。

それに出しっぱなしの場合マイクを倒してしまった衝撃で壊れるリスクもあります。マイクはできるだけ出しっぱなしにせずに片付けることをオススメします。

この湿度で管理することでマイク本来の機能を著しく損なわないための基準として考えるのが望ましいです。

以下の記事では特別なデシケーターを使わずに20年近くコンデンサーマイクを使った結果についての考察も参考になると思います。

まとめ

個人的に安いマイクであってもデシケーターやドライボックスに入れて管理するのが望ましいです。理由は安いマイクほど壊れやすいからです。しかし、無理して自動タイプを購入する必要はなくまずは手動タイプのデシケーターで正しく保存すればすぐに壊れることはありません。

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