好きなアーティストで鳴っているようなかっこいいギターサウンドを作りたい!でもどうすればいいかわからない!ギターの音作りは奥が深くかんたんにプロの音が出せません。
しかし、Positive Grid BiasFX 2を使えば憧れのギターリストの音に限りなく近づき、気がつけばその先にさえ行けてしまうVSTプラグインです。
またストラトタイプのギター音源を持っているけれど、これをプラグインを使ってレスポールタイプの変更したい!そんなワガママを叶えてくれるのがBiasFX2のGuitar Match機能も魅力的です。
専門知識があればより深い音作りが可能ですが、初めての有償のアンプシミュレーターを触る!という人であっても使いやすくギターの音作りを楽しめるようになっているのでオススメです。
Positive Grid BiasFX 2とは?
メーカー | Positive Grid |
製品名 | BiasFX2 |
特徴 | 具体的に4つ(短文)改行で最大8 |
システム | OS X 10.12以降 最低4GBのRAM、8GB以上を推奨 オーディオプラグイン形式:Audio Units、VST2、VST3、AAX Native 1GBの空きディスク容量 ライセンスをアクティベートしてToneCloudにアクセスするには、 インターネット接続が必要です 現在、Positive Grid ソフトウェア製品はオフライン アクティベーションをサポートしていません。オフライン モードは、ソフトウェアのアクティベーション後に使用できます。 Windows 8以降 4GB以上のRAM、8GB以上推奨 1.5GHzデュアルコアプロセッサ以上、2.0GHzデュアルコア以上推奨 オーディオプラグインフォーマット:VST 2、VST3、AAX Native 500MBの空きディスク空き容量(32ビット版または64ビット版) ライセンス認証とToneCloudへのアクセスにはインターネット接続が必要です。 現在、Positive Grid ソフトウェア製品はオフライン アクティベーションをサポートしていません。 オフライン モードは、ソフトウェアのアクティベーション後に使用できます。 |
バージョン | v2.5.2.6570(2023-04-19) |
認証方式 | シリアル認証 |
認証数 | 1 |
容量 | 3.45GB |
マニュアル | 公式サイトにて英語(Google Chromeで翻訳可能) |
価格 | 下記に記載 |
備考 | 目立って使用者がいればその名前やコメントも追記 体験版の有無 アンインストーラーの有無 |
Positive Grid BiasFX2 とは、プロのミュージシャンからも高い評価を受けているギターエフェクトソフトウェアの一種であり、キャビネット、マイク、エフェクター等、数多くのアンプシミュレーションを搭載し高品質な音作りが可能なアンプシミュレータープラグインです。
BiasFX2とはPositiveGridが出している究極のギターエフェクトプラグインです。FX2には3種類のバリエーションがあり、それぞれの値段と機能の違いは以下の通りです。
Standard | Professional | Elite | ||
価格 | ¥13,800 | ¥27,800 | ¥38,880 | |
アンプ数 | 30種類 | 60種類 | 100種類 | |
エフェクト数 | 45種類 | 100種類 | 100種類 | |
ファクトリープリセット数 | 60種類 | 120種類 | 200種類 | |
Guitar Match | 2タイプ | 6タイプ | 18タイプ | |
備考 | 大きな改善が施された新しい DSPエンジン 使いやすさを追求した新しいインターフェイス 再設計された ToneCloud®へのアクセス 新しいレコーダー/ルーパー機能 マルチ・スプリッターをそなえたデュアル・シグナル・パス | 新しいHD Rackエフェクト (4種類の新しいラック) 刷新されたアーティストによるカスタム・プリセット 100種類の”ロックソング”ToneCloud®プリセット 新しいMIDI/オートメーション機能 専用のIRローダー | 新しいHD Rackエフェクト (8種類の新しいラック) 新しいFuzzモデラー 新しいTimeモデラー 新しいHarmonizerモデラー BIAS Pedal Distortion, Delay, Modulationを統合 多数のカスタム・ペダルをToneCloud®より利用可能 |
もうとりあえずこれががあればギターサウンド作れないものはない!と言い切れるほどのギターエフェクトプラグインパックです。
さて、このBiasFX2の面白い機能としてGuitar Matchというものがあります。これは手持ちのギターを違うギターにしてしまうという機能です。わかりやすくいえばレスポールをストラトサウンドにストラトにできます。この機能はLine6のモデリングギターVariaxにも同じ機能が付いているのですが、後発であるBiasFX2のクオリティが注目されています。
Positive Grid BiasFX 2 レビュー
音質 | |
機能性(オリジナル性) | |
操作性(使いやすさ) | |
安定性(CPU負荷) | |
価格(セールバリュー) | |
総合評価 |
音質
Positive Grid BiasFX2 (Standard Professional Elite)の音質は非常に高品質で、アンプ、キャビネット、エフェクトなど、全体的に非常にリアルで本物のギターアンプと同等のサウンドを再現できます。
デジタルプロセッシングの弱点である「不自然なサウンド」をほとんど感じさせないため、レコーディングやライブ演奏にも十分に使用できます。また、Bias Amp 2エンジンによるアンプモデリングの精度も高く、ユーザー自身が自分のサウンドを完全にカスタマイズできる機能も備わっています。
DAW付属のアンプシミュレーターと比べるとその音質の違いは歴然です。とくに空気感の再現においてはやはり専用のアンプシミュレーターは強く、トラックの中で圧倒的な存在感を出してくれます。
機能性
多数のギターエフェクト及びアンプ(キャビ)マスタリングレベルのイコライザーやコンプなどとにかく搭載されている音作りのためのツールがてんこ盛りです。
すべてを使いこなすにはそれなりの専門知識が求められるシーンもありますが、ネットを介して世界中のユーザーが作ったプリセットにアクセスできるのでそこから音作りについて学ぶこともできます。
またBiasFX2 Eliteの目玉であるGuitar Match機能は、ギターの種類によって生じる特性を、ソフトウェア上でシミュレートし望みのトーンを再現することができます。
この機能によって、一つのギターであっても異なるギターサウンドを作り出せるので一本しかギターを持っていないという人でもより自分が目指したいギターサウンドに近づけられます。
操作性
ノイズゲート
ドライブ
アンプ
モジュレーション
リバーブ
キャビネット
これを好きに繋ぎ変えたりデュアル構造にもできます。
ドラッグ&ドロップによる操作が可能なため、ユーザーは簡単に自分好みのエフェクトチェーンを作成することができるため素早く自分が求める音を作り込めます。
またスタンドアローンでも使えるので、パソコン1台とオーディオインターフェイスがあればスタジオで使用可能です。
プリセットの読み込みから各種エフェクトの呼び出しまでそれほど迷うことはないと思います。ただ個人的にスッキリとしないのは
エフェクトのIN(画像でいう左GATEと書かれた部分)からOUT(画像では右の方で見切れているもの)までが一画面で表示できなません。画像サイズの変更は可能ですが、全体が大きくなるだけであって人画面で収まるような配置にはなりません。
安定性
アンプとキャビネットを二台使用しリバーブエフェクターを使用したプリセットのCPU負荷ですがそこまで高いわけではありません。
CPU負荷計測環境
パソコン Macmini2018
CPU Corei7(i7-8700B)6コア
HT使用時12コア 3.2GHz/ターボブースト(TB)使用時4.6GHz
メモリ 32GB
システム OS12.6.1 Monterey
Audio/IF APOGEE Symphony Ensemble
バッファー 256
DAW LogicPro10.7.7
48kHz/24bit
再生ストレージ SSD
価格
バンドル内容によって価格は変化します。
基本はエフェクトが一番充実しているEliteその次にProfessionalがオススメStandardはやっぱりちょっとエフェクトやできることが少ない印象です。なによりGuitarmatchの数が少ないのが寂しいですね。
またPluginBoutiqueではわりと50%オフのセールをやっているのでセール価格でのコスパは最強です。
Standard | Professional | Elite | ||
価格 | ¥13,800(メーカー価格) | ¥27,800(メーカー価格) | ¥38,880(メーカー価格) | |
アンプ数 | 30種類 | 60種類 | 100種類 | |
エフェクト数 | 45種類 | 100種類 | 100種類 | |
ファクトリープリセット数 | 60種類 | 120種類 | 200種類 | |
Guitar Match | 2タイプ | 6タイプ | 18タイプ | |
備考 | 大きな改善が施された新しい DSPエンジン 使いやすさを追求した新しいインターフェイス 再設計された ToneCloud®へのアクセス 新しいレコーダー/ルーパー機能 マルチ・スプリッターをそなえたデュアル・シグナル・パス | 新しいHD Rackエフェクト (4種類の新しいラック) 刷新されたアーティストによるカスタム・プリセット 100種類の”ロックソング”ToneCloud®プリセット 新しいMIDI/オートメーション機能 専用のIRローダー | 新しいHD Rackエフェクト (8種類の新しいラック) 新しいFuzzモデラー 新しいTimeモデラー 新しいHarmonizerモデラー BIAS Pedal Distortion, Delay, Modulationを統合 多数のカスタム・ペダルをToneCloud®より利用可能 |
Guitar Match機能の使い方
Guitar Match機能はとても簡単な操作で行えます。
- ギタータイプを選ぶ
- ピックアップポジションを選ぶ
- ギターを掻き鳴らす
下段にあるGuitarのアイコンボタンをクリックするとGuitar Match機能に入れます。ここでCREATE A NEW PROFILEを選択すると自分が持っているギターのタイプを選択します。このとき必ずNickNameを入力します。これをしないと次の画面に進めません
0 2 4 6 8 10 12のフレットを抑えて認識させます。この工程をピックアップポジション毎に繰り返すとGuitar Matchは完成です。これで、ストラトがレスポールのサウンドになるというわけです。
さて次にこの記事のタイトルにもある「ソフトギター音源」に使ってみるとどうなるのかについて説明したいと思います。
ギター音源でGuitar Match機能を使う方法
方法は自分の持っているギター音源のタイプを選びます。今回はRealStrat5でやってみます。
RealStrat5からはNECK MID BRGとピックアップポジションを変更できるようになりました。
基本的には動画のこのページまで同じ手順で進みます。
ここで適当にかき鳴らすわけですが、とりあえず開放弦であるミラレソシミと適当に引き続けることで認識されます。
そして次からが少しだけややこしいのですが、0.2.4.6.8.10.12フレットを1弦〜6弦まで抑えた状態で発音させます。といってもフレットに慣れていない人はよくわからないと思うのでこちらを参考にしてください
- 0フレット EADGBE(ミ ラ レ ソ シ ミ)
- 2フレット F#BEAC#F#(ファ# シ ミ ラ ド# ファ#)
- 4フレット G#C#F#BD#G#(ソ# ド# ファ# シ レ# ソ#)
- 6フレット A#D#G#C#FA#(ラ# レ# ソ# ド# ファ ラ#)
- 8フレット CFA#D#GC(ド ファ ラ# レ# ソ ド)
- 10フレット DGCFAD(レ ソ ド ファ ラ レ)
- 12フレット EADGBE(0フレより1オクターブ上です)
これらを各ピックアップポジション分繰り返します。(手間ですが頑張ってください)
サウンドデモ
後半のギターサウンドがレスポールらしくなったのがわかると思います。
もう少し作り込むことでよりそれらしいいハムバッカーサウンドになります。ギターマッチの種類はバージョンによって違うのでギターの種類が多い人はEliteがよいかもしれません。
- Standard Guitar Match – Professional 機能 (2ギター)
- Professional Guitar Match – Standard 機能(6 ギター)
- Elite Guitar Match – Elite 機能 (18 ギター)
まとめ
Positive Grid BiasFX 2は、ギタリストやベーシストにとって非常に便利なソフトウェアです。パソコンとオーディオインターフェイスがあればスタジオに持ち出して最高のギターサウンドで練習することもできますし、DAWでギター音源に使えば誰もうらやましがるギターサウンドをカンタンに作れます。
アンプシミュレーターは他にもIK MultimediaのAmpliTube 5やNative InstrumentのGuitar Rig Pro 6などがあり、それぞれメーカーの特色が出ています。Positive Grid BiasFX 2ではやはりGuitarmatch機能が目玉であり、それらの機能を使ってバリエーションの高いギターサウンドを作りたいのであればPositive Grid BiasFX 2強くおすすめできます。