ベロシティを正しく理解しなければ打ち込み時間がゴミに変わる理由

「ベロシティを細かく打ち込む」=「クオリティの高い打ち込み」というイメージと思っていませんか?その考え方は半分正解ですが半分は間違いです。なぜならそれが本当に効果があるのか?そもそもベロシティの意味を理解していないと「クオリティの高い打ち込みにはなりません」しかし多くの人は「みんながそうしているからそうしている」という理由で打ち込みをしています。

過去の私がそうでした。とりあえずハイハットのように連続する音の場合は100 50 80 50という強弱中弱というベロシティを目安に打ち込んでいました。

たしかに悪い結果がでるわけではありませんが、クオリティが高いのものなったかというと、そうではありませんでした。なぜなら、音源にあったベロシティではないからです。今回の記事に書いてあることを理解できれば、ベロシティ盲目進行から抜け出すことができます。

そのベロシティ盲目進行を抜け出すために一度「ベロシティの目安を無視する」ことが大切になります。つまり自分で考えてみる。ということです。そのうえでもう一度「目安を考えてみください」そのときあなたにとって本当のベロシティの意味がわかります。

ベロシティとは

一般的にmidiiの世界でも強弱として認識されていますが、音色に寄っては音量変化になっていることが多いです。本来はベロシティによって変化するのは音量ではなく倍音です。本来ならば、ベロシティ127の音とベロシティ64の音は別物なければいけません。

例えばハイハットの音源では強く叩くとより金属的な音になり倍音を発生します。逆に弱く叩くと倍音を多く含まない暗い音になります。しかし音源によっては1番強い状態で叩いたハイハットがデフォルトになり強弱をつけるベロシティを変化させても音色が変わるのではなく音量が変わるだけということになっていました。

 

思い切り強く叩いたハイハットの音色のままボリュームが下がるという現実的ではない変化がおきます。これがでは機械的な打ち込みになりクオリティの高い打ち込みは出来ません。

ベロシティの目安とは?

ベロシティに関しては一応の目安が企画として決められています。

 

ベロシティとは音の強さ(楽器で例えれば指などで1本の弦や鍵盤を弾く速さによって変化する音の強弱(強弱法))のことである。

1 – 127までありmp(メゾピアノ)が64となり、127が最も強い。

wikiより

これだけではかなりアバウトなので、もう少し細かく見ると

 

PPP  ピアノ・ピアニッシモ             ベロシティ16

PP    ピアニッシモ                ベロシティ32

P      ピアノ                 ベロシティ48

mp      メゾピアノ               ベロシティ64

mf    メゾフォルテ                ベロシティ80

f     フォルテ                                     ベロシティ96

ff      フォルテッシモ                       ベロシティ112

fff     フォルテ フォルティッシモ   ベロシティ127

 

こんな形で規格が存在しています。しかし、これが落とし穴です。

 

そもそも生楽器は楽器のコンディションや状態や大きさによって音は全然違います。同じピアノという楽器でも作られたばかりのピアノと100年以上たったピアノの音ではこの数値通りにはなりません。先程の例のハイハットでもハイハットの大きさが違えば当然音色が違います。吹奏楽器ではその違いはとくに顕著です。それをベロシティの数値を目安を盲目的に見てしまうと、楽器本来の特性を活かすことができなくなってしまいます。目安はあくまで目安です。

まずは音色を知る

例えばKontactに搭載されているピアノ音源を見てみます。こちらのピアノ音源の消費メモリは141.46MB

ベロシティによる音色マッピングは

12段階ずつで10この音色マッピングされています。一つの鍵盤に強弱の違う音色が10音色あるということです。さて、この時点でベロシティの目安数値とは異なりますね。

もう一つ、Aliclas Keysは193MB音色マッピングは

7段階で12の音初がマッピングされています。当然こちらの方が細かいので消費メモリは増えます。

さいごに

どうでしょう?ベロシティ目安の数値を疑ってかかれるようになりましたか?ベロシティをいじる必要性はなぜそこで音色変化が必要なのか?ということです。むやみやたらにグルーヴという言葉や強弱がすべてという言葉でベロシティを変化させるのではなく意図が大切です。目安はあくまで目安です。必要に応じたベロシティの調整を行ってクオリティの高い打ち込みができるようになっていきましょう。

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