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modartt Pianoteq 8レビュー 超軽量&高音質でジャンルを選ばない!

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どうもピアノを使うならpianoteqというほどpianoteqヘビーユーザーのUG(@96bit_music )です。

ピアノ音源はどのメーカーからも色とりどりで個性的なものがリリースされており使っていて楽しくなります。しかしその反面

  • 和音を弾いたときの混ざり具合にしっくりこない
  • 特定の音だけ飛び出るような雰囲気があって使いにくい
  • ピアノサウンドをもっと追い込みたい!

このような問題を抱えながら手持ちのピアノ音源を使っている人も多いと思います。

ですが、そんな人は一度pianoteqを使ってほしいです。pianoteq 8は最新のモデリング技術で作られたリアルで音の作り込みの要望に徹底的に答えてくれるピアノ音源です。

pianoteq8があればもうピアノ音源を探すのに時間を費やす必要はありません。pianoteqがあれば創作に全力投球できます。

UG
  • 元ゲーム音楽屋(NintendoDSなど)
  • 作曲歴20年以上
  • DTM記事執筆500以上
  • ショートアニメ、CM、企業PV音楽を制作
  • 詳しいプロフィール
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modartt Pianoteq 8 概要

メーカーmodartt
製品名Pianoteq 8
特徴新しい楽器モデル: クラシック ギター。
いくつかのaddonが更新

更新されたグラフィックスとのインターフェイス。
トレモロとビブラートを備えた新しい「ノートエフェクト」パネル。
弦の共鳴を励起するために使用されるオプションのオーディオ入力を
受け取り可能 (STD/PRO バージョン)。

MIDI シーケンス (スタンドアロン) のループ ボタンを追加し
MIDI ファイルの一部を選択する機能も追加

ステレオ エフェクトを使用するための新しいオプション。
ギター弦またはハープシコード キーボードごとに
1 つの MIDI チャンネルを使用するための
新しい midimappings オプション。

新しい「ストレッチ ポイント」ノート編集パネル (PRO バージョン)。
プリセット メニューが改善され、お気に入りが追加されました。
出力レベルバーを右クリックしたときのバイパススイッチ。
システムMacOS X 10.11 以降
Windows 7 (64 ビット) 以降、
Linux (x86、arm) で動作

スタンドアロン バージョンに加えて、
64 ビット VST (PC/Mac)、Audio Units (Mac)、および AAX プラグイン
Logic、GarageBand、Cubase、Sonar、Reaper、Cantabile。
バージョンv8.0.8(2023-04-30)
認証方式シリアル認証
認証数3台
容量280.5MB
マニュアル公式サイト(Google Chromeで翻訳可能)
備考体験版あり
機能と時間制限

今ではモデリング音源は珍しくありませんが、そのモデリング音源のトップを走り続けているのがmodarttのPianoteqです。

正直なところ4くらいまでは「うーん単体で使うのは難しい」という印象でしたが5以降からモデリング精度が格段に飛躍し、今回8になったことでクラシックからポップスまでほぼすべてのジャンルで使えるモデリング音源として進化しました。

modartt Pianoteq 8レビュー

音質4.5
機能性(オリジナル性)4
操作性(使いやすさ)4
安定性(CPU負荷)4
価格(セールバリュー)4
総合評価4.1
リンククリックで読みたい内容の箇所に飛ぶことができます!

音質

4.5

胴鳴り感がすばらしい楽器的な響き

7と比較すると、周波数帯域によっては押しの強弱が異なる部分もありますが、8は重みがありながらも抜けがよく特に高域での胴鳴りの良さは独特の気持ちよさがあります。

モデリングで重要なのはレゾナンス(共振/共鳴)です。サンプリングピアノは単音では非常に美しい響きを出しますが、和音を弾いたときはそれぞれ独立したドとミとソを出しているので混ざりが悪くなります。

最近ではレゾナンスエフェクト(共振効果を付加する)などで本物さながらの響きを出せるようになりましたが、このあたりの音の混ざりに関してはモデリングが強いです。

そのため、和音を弾いたときのベロシティの設定により非常に複雑で豊かな響きをコントロールできます。

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機能性

4

倍音から強弱による音色の違いまでも作り出せるパラメーター

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8からの新しい機能ではありませんが、この機能のおかげで、ユーザーがもっとも心地よいと感じるピアノサウンドを作り出せます。

VOICINGではピアノからフォルテまでの強弱で音質がどれくらい変わるのかという設定を細かく調整できるます。派手にしたいならばフォルテを少し強めにすると明るい響きになります。

Spectrum Profileでは倍音のコントロールが可能になります。ピアノによっては特定の倍音が出すぎてしまいます。優れた演奏者はそれを弾きながら調整していくわけですが、pianoteqではそれらをパラメーターで調整可能になります。

また上記以外ではマレットの運動状態、アクションではリリースやディケイなどを調整可能です。とくにアクションを調整することでリリースカットピアノを作りだせます。

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さらにはイコライザーやピアノではありえないモジュレーション(ビブラート)をコントロールできます。

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最後にエフェクトではディレイ、イコライザー2つ リバーブで空間的な音作りを行います。このpianoteqに搭載されているらリバーブはコンボリューションリバーブなのでクオリティも高い残響を与えられます。

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多くのアドオンプリセット

pianoteqの魅力はモデリングサウンドをの突き詰めることと同じくらいアドオンの豊富さにあります。ピアノだけではなくエレピや、クラビネットにマリンバやグロッケン、ハンドパンなどの変わり種もあります。

それらの中でも今回8で購入可能になったのがクラシックギターになります。

さすがpianoteq!!といえるクオリティになっています。モデリングはピアノやギターに限らずドラムでもそうなのですが、どうしてもピエゾ的な雑味のある金属感が出てしまいます、pianoteq 8のクラシックギターはゼロだとはいいませんが、かなり本物に近い響きをしています。

本格的なマイキングによる音作り

pianoteqでの音作りの究極はマイクの種類と距離による音作りです。ここまで来るとスタジオエンジニアレベルの音作りが可能です。

しかし、マイキングは正直素人が適当に動かしただけでよくなるものではありません。

中川さんによるとStereo widthとSound Speedを調整することをオススメしています。

またDTMerの協力な見方!プロでありながらわかりやすく音源やエフェクトを解説してくれる田辺さんの「音楽をいっぱいいじっちゃうぞVIDEO第188回目」ではpianoteq 7になりますがマイクの調整についてプロのエンジニアを交えてのお話を聴くことができます。

この動画はかなり貴重なのでpianoteqを持っていない人にオススメです。

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ユニークな音作り機能も見逃せない!

pianoteqではソフトシンセのように音を重ねるレイヤーサウンド機能があります。異なるピアノを重ねることで複雑音色変化を楽しむこともできます。

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レイヤーサウンド

レイヤーでできるのは音量バランスとそれぞれのMIDIチャンネルにパラメーターのFreeze、それらを好みで調整することもできますし、ランダマイズすることも可能です。

でも、ランダム機能を触ったことがある人ならわかると思います、「これいい!」と思った音色のパラメーターを変えてしまったりして「あー今のよかったのに!」という経験をしたことがある人も多いでしょう。

そんなときにpianoteqはアンドゥ・リドゥ機能が搭載されているのでそのあたりのミス操作も素早く元に戻せます。

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また作った音色を比較したときにはA/B比較ボタンですぐに切り替えることができます。

操作性

4

洗練されたGUI

プリセットの選びやすさフェイバリットスターのつけての管理などストレスなく音色を選択できます。

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ソフトシンセを使ったことがある人はわかると思いますが、お気に入りのプリセットをさっと呼び出せるどうかで創作速度は変わります。なのでフェイバリット登録は絶対必要不可欠な機能だと私は思います。

アドオンプリセットはプリセットメニューの一番下を選択することでさらにタグが開くことでアドオンプリセットを確認できます。購入していないプリセットに関しては時間制限といくつか音がでない鍵盤があるなどの制約がありますが、確認するには十分です。

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安定性

4

それほど重さは感じない何よりもメモリ使用量が少ないのが素晴らしい

モデリング音源はCPU負荷が低いと思っている人もいますが負荷は普通にあります。モデリング音源が強いのはメモリの使用量を減らせるという点にあります。

pianoteqのインストール容量は280.5MBです。この容量でこれだけの音質が作り出せるのはモデリング技術のおかげです。

適当にポロポロと弾いているときは20~25%

サスティンペダルを押したまま弾きまくると50%まで上がります。

再生時にはCPU負荷逃しをすることでマルチコア分散適応されます。7と比べると10%程度負荷が高い印象です。

CPU負荷計測環境

パソコン  Macmini2018

CPU  Corei7(i7-8700B)6コア 

HT使用時12コア 3.2GHz/ターボブースト(TB)使用時4.6GHz

メモリ 32GB

システム OS12.4 Monterey

Audio/IF APOGEE Symphony Ensemble

バッファー 256

DAW   LogicPro10.7.5

48kHz/24bit

再生ストレージ SSD

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価格

4

Pianoteqは機能別にいくつかのバージョンがあります。おすすめなのはスタンダードです。演奏するだけならばステージでも問題はありませんが、調整機能によってかなり音質を調整することが可能です。

とくにマイク設定は音作りで重宝する機能なのでぜひつけておきたい機能です。

現在リリースセールなのかBFかははっきりしませんが公式では25%OFFのセール代理店のメディア・インテグレーションでは30%オフのセールをやっています。

機能ピアノステージスタンダードピアノテックプロ
価格€139.00→104.25€269.00→201.75€399.00 →299.25
含まれる計器パック234
無料KIViRの歴史的な楽器
VST、AU、AAX、NKS、スタンドアロン
EQベロシティカーブリバーブユニット
プリセット ( fxp) ロード
ピアノモデルの微調整
高度なチューニング
マイク設定
外部リバーブインパルスをロードします
楽器Morphingとレイヤー ( Layers)
ノートごとの編集: Volume、Detune、Attack Envelope
ノートごとの編集: その他すべての物理パラメータ
何千もの編集可能な倍音
最大 192 kHz のオーディオをサポート3

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まとめ

音質4.5
機能性(オリジナル性)4
操作性(使いやすさ)4
安定性(CPU負荷)4
価格(セールバリュー)4
総合評価4.1
リンククリックで読みたい内容の箇所に飛ぶことができます!

触ってみて感じたのは操作性がよく、やりたいことをやってみたくなる機能性、そこかが出てくるクオリティの高い音質とユニークな変化、どれをとっても一級品です。もちろん生ピアノの代用にはならないかもしれませんが、かなり使えるというかとりあえずはこれを使っておけ!と言いたくなるほど完成度が高いピアノ音源であることは間違いありません。

歌ものからインスト、クラシックまで使えるピアノ音源を見つけたい!という人には強烈にオススメです。

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