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[注目度No1]鋼鉄進化を遂げたUJAM IRON 2レビュー

ギターを打ち込みたれど難しくて挫折した。もっとサクッと簡単にヤバいくらいかっこいいヘビーなギター打ち込みをしたい

こんなDTMerたちの悩みの解決に一役かったのがIRON 1でした。それが今回IRON 2となりDTMerたちから注目されています。でもこんな疑問を持っている人も多いと思います。

「IRON 2の操作性はどうなんだろう?」

「IRON 2ってソロフレーズ作成機能って便利?」

「ってかそもそもIRON 2ってどんなんやねん?」

気になる…
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そこでこの記事ではサウンド面、機能面、等について実際にIRON 2を使って曲を作り、メリット・デメリットをしっかりと解説していきます。

総合評価
音質
操作性
価格 
購入のしやすさ
安定度(CPU負荷)
話題性
96bit-musicDTMプラグインの評価方法について

気になるところを先読み

目次
UG
作編曲家(DTMブロガー)
作編曲家/DTMブロガー&講師 /
日本シンセサイザー協会準会員/
テレビ番組/CM、映画、よさこい、
ゲーム、などのBGM及び効果音を作成

UJAM IRON 2とは

ドイツのブレーメンに本社を置く、「より良い音楽を、よりはやく」をスローガンに、音楽制作のプラグイン・サンプル音源を開発しているデベロッパーがそれがUJAMです。メタルからロックまで幅広くカバーできるギター音源IRON 1。それがバージョン2になりそのコンセプトはより強く反映された形となっています。

使ってみたファーストインプレッションは「IRON1のときにもう一歩欲しかった機能とサウンドが手に入り自由度が3倍増した」ように進化したように思います。

IRON 2の特徴(IRON 1とIRON 2の違いについて)

IRON 1とIRON 2の主な違いは以下のようになります

IRON 1
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IRON 2
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プリセット数162313
Styles10030
Character44
AMP44+1(Direct)
ダブリング有り(ON/OFF)有り(Width)
IRON2で追加された機能
Stomp Box
Finisher(UJAMが販売しているマルチエフェクター)
Tune(チューニング)
Focus(フィルター的な役目)
Variance(ランダマイズ的な効果)
PickUp(弾くポジションによる音質の再現)
画面のりサイズ(気持ち程度)

IRON 1と比べるとプリセットの数が倍近くまで増えていますが、一方でStyleは1/3まで減っています。憶測ですが、IRON 2で搭載されたInstrumentによるオリジナルフレーズの作成や、MIDI出力によってある程度自分でフレーズをコントロールできるようになったせいかもしれません。

しかし30種類といってもStyle一つに付きキースイッチは11あるので、演奏のバリエーションは350以上のフレーズがあるので少ないと感じることはありません。

IRON 2の価格

通常価格は149ドルですが現在はイントロセールということもあり50ドルオフの99ドルで購入可能です。

他のギター音源等と比較してみてもそれほど変わらない価格帯に収まっています。

IRON 2Real Start 5V-MetalAmplesoundギターOrangeTreeギター
149ドル→99ドル139ドル197ドル(21,989円)149ドル179ドル
製品名をクリックすると96bit-music内のレビュー記事を見ることができます。

ギターの打ち込みがまだ慣れていない。サクッと雰囲気のあるロックやメタルのギタートラックを作りたい!という人には149ドルの価値も十分にありますが、それが99ドルですからお買い得といえます。

\ トライアル版も購入もここでできるよ /

またIRON1を所有しているユーザーにはアップグレード優待価格があり49ドルで購入できます。

\ アップグレード版は購入できます。 /

IRON 2の使い方とコツ

IRON 2を触るときにはここから!というところ簡単にまとめています。

必要最小限のキースイッチを覚えよう!

プリセットを選ぶにしても、Styles選ぶにしてもどのキースイッチを押せばどういう効果がでるのかを理解するのがIRON 2を自由に扱えるようになるためのコツといえます。

カッティング等を担当するPlayerと自分でフレーズを作るInstrumentではそれぞれに多くのキースイッチが割り当てられています。

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C2からB2までのキースイッチは30のプレイスタイルから作られたものC0〜B1まではどのプリセットでも共通のキースイッチになります。

StyleのプリセットにはBPMが表記されていますが、これはあくまで参考であり、DAWのBPMに追従するので好みのBPMを設定して使っても大丈夫です。

ギターの音作りはCharacter→StomBox→Ampの流れ

IRON 2で音作りをするときはCharacterでギターのタイプを決定し、その後にStompBoxとFinisherでエフェクトを決定し、最終的に好みのアンプを決めるという流れで作っていきます。

もちろん好みの順番でもいいのですが、本物のギターで音作りをするときもこの流れになります。これを覚えることで例えばギターの音作りを勉強しようと思って、ギター・マガジンやサイトを見たときに参考にできるのでオススメです。

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  • Twang:  中域が少なく高域が強めなシングルコイルピックアップ
  • Bite: ストラトのように、キレの良い中高域が特徴的なリアピックアップ
  • Soft: 豊かな低音で丸みを帯びた、温かみのあるフロントピックアップ
  • Fat: パワフルで中域が際立つ、ハムバッカーのリアピックアップ

StomBoxとFinisherでは内容的にかぶっているカテゴリもありますが、Finisherの方がよりアクティブなかかり方をしているものが多いので、特殊効果的な演出をかけたい場合はFinisherがオススメです。

Pickupではピックアップの交換ではなく演奏しているポジションになります。

Bridge側 音が鋭くな(リズム系に合う)

Neck側 音に少し丸みが出る(ソロなど)

アンプの数はIRON1と変わっていませんが、Directが追加されたことで好みのアンプシミュを使うことができるようになりました。これは本当に嬉しい機能で待ち望んていた人も多いです。

  • Clean: 高音がクリーンな、伝統的サウンドの12” スピーカー
  • Crisp: ブルージーなサウンドに適した、4 x 12″ キャビネット
  • Cream: 豊かな中域を持った60〜70年代サウンド。2 x 12″ キャビネット
  • Crunch: パワフルなブリティッシュロックのスタック。 4 x 12″ キャビネット
  • Metal: 中音域を抑えた重低音と歪みのメタルサウンド。4 x 12″ キャビネット

使えるコードの種類と抑え方を覚えよう!

IRON 2では鍵盤上で抑えたコードをギター用のコードに置き換えて鳴らすことが可能です。

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しかし、ここで注意が必要なのは、抑えた音がそのまま発音されるわけではないです。またPlay RangeのKey書かれたタブの中の曲のキーによって発音内容が変わります。

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何もKeyを表示していない場合テンションは9thまで対応していますが、C/Amと明確なキーを指定すると何故か7thや9thのコードが発音されなくなります。

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鍵盤でコードを押さえた音と発音されている音の違いを意識しておこう!

Instrument時の打ち込みのコツ

IRON 2は基本パワーコードで発音します。Instrumentではシングルノート(単音)で発音させることが可能になったのがIRON 2の魅力ですが、少しコツが必要です。

まず最初にPlay RangeのTriggerModeでOnかOFFを決めます。

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TriggerModeがONの場合Play Range内の鍵盤を押すと音が発音します、OFFの場合は発音せずにInstrumentのKey Switchesを押すことで発音します。

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C2〜A2では入力したボイシングに対してIRON 2が最適と考えている音を単音で発音します。詳しくは以下の動画でまとめていますが、例えば、C4を押さえたときの C2からA2までのキースイッチは次のようになります。

C2D2E2F2G2A2
ド(C4)(down)ソ(G4)(down)ド(C5)(down)ド(C4)(UP)ソ(G4)(UP)ド(C5)(UP)

いわゆるパワーコードをアルペジオしている状態になります。C2〜E2がダウンピッキング、F2〜A2がアップピッキングという状態になっているように思われます。

これが3和音、7th、9thになってくるとまた少し変わってきます。詳しくは動画にまとめているので参考にしてください。

ソロフレーズを作るときはこのシングルノート一つにC2〜A2のキースイッチをおいていくようなイメージになります。

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IRON 2のメリット

ファーストインプレッションから数日間更に触り続けデモ曲を書いてみて分かったメリット・デメリットをまとめています。

使いやすくてハマるギターサウンド&フレーズが魅力!

ギター音源で問われるのは「リアルなのかどうか」だと思います。しかし、いくら音色がリアルであってもすべての曲に完璧にハマるわけではありません。なので大事なのは「ジャンルにハマるのかどうか?」です。

IRON 2は名前が「鋼鉄」だけにメタル専用のようなイメージをもつかもしれません(私もそうでした)しかし、メタルからロック、ポップなジャンルまで幅広く対応できます。

IRON 2のギターサウンドは使いやすく程よくリアルなので、オケの中で心地よく馴染んでくれます。もちろんこれ1台あればすべてのギター音源がくすんで見える!とまではいいませんが、使いやす行くサクッとはまれるギタートラックを瞬時に出せるのはIRON 2の大きな魅力です。

IRON 2 デモ曲1

重たい感じのデジロック的なアプローチの曲です。ギターはすべてIRON2で作っています。

IRON 2 デモ曲2

ギター・ポップロックのような感じのデモ曲です。ソロのギターも含めてすべてIRON 2です。

多くのパラメーターがMIDI Learnに対応している

MIDI LearnはパラメーターをMIDIコントロールにアサインするものです。

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設定方法はアサインしたいパラメーター(ノブ)の上で右クリックを押して、MIDIコントローラーを動かせば自動的にMIDIアサインされます。

例えば、IRON 2ではPickupポジションを選択できるようになりました。これをMIDIコンで動かすことで本物に近いストローク感を演出できます。その他にもAmpタイプにアサインしたり、Driveの量をコントロールするのも何気に便利です。

AmpにDirectが搭載したおかげで外部アンプシミュが使える!

IRON 1になかった機能ですが、IRON 2のアンプシミュを通していない音を作成できるようになりました。ギターは好みのアンプシミュがあると思うのでこのDirect出力を待っていた人も多いと思います。

IRON 1と2を共存出来る!

ソフトのバージョンアップで不安になるのが「旧バージョンは使えるのか?」という部分ではないでしょうか?IRON1と2は大きく仕様が異なった部分もあり、両方とも使えます。

1でしか得られないサウンドの質感もあったりするのでこれは嬉しいところです。

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IRON 2のデメリット

触ってみて感じたことをまとめています。デメリットと聞くとマイナスイメージに思うかもしれませんが、あくまで「私が触ってみた感想なので参考程度に読んでいただければと思います。

また私のDAW環境がLogic Pro(AU)ということ、使用しているのがトライアル版であるということも考慮して読んでもられば嬉しいです。

instrumentは慣れが必要

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IRON 2の目玉機能と言っても過言ではないinstrument。IRON 2は基本ソロフレーズを作るように設計されていませんがIRON 2になりついにソロモードも装備ということなわけですが、正直にいいます。

普通のギター音源を触り慣れていると多少使いにくいです。

instrumentでは基本5度(PowerChord)での発音になり、キースイッチで単音化するという感じになります。しかし、常に単音かするところにキースイッチをおこなければ行けないのでめんどくさい感じはあります。

他のギター音源では、ソロモード(単音)でPowerChordを弾きたいときだけキースイッチを選択する。その逆と思えば慣れの問題だと思います。

また従来のギター音源のようにキースイッチでPlayとinstrumentを変更できればよいのですが、触った限りでは見当たりません。独立して音色を立ち上げ使う感じです。

複雑なテンションコードには対応していない

9thまでは対応していますが、それ以降のテンションはありません。もし複雑なコードのカッティング等をしたい場合はオススメできませんあくまで「熱いロックリフや刻みを素早く手軽に作りたい!」という人向きの音源です。

ライブラリインストール時に他のストレージが選択できない

IRON2の容量は5.8GBです。インストール時に外部ストレージを選択しようとしてもグレーでインストールできませんでした。

細かいがバグがある

致命傷とまではいいませんが、リリース間もないこともあり細かいバグがいくつか見受けられます。

曲の途中で再生するとinstrumentがうまく動かずPlayerモードに変更されることがある。

Playerとinstrumentを何度か選択し直すことで元にもどった。

またキースイッチの反応のタイミングがうまく動かないときもありました。

Common PhrasesをDAWにドラッグアンドドロップすると音が発音されないor再生したCommon Phrasesと書き出したMIDIデータが異なる。

普通ならばフレーズの再生は毎回頭からになるのがほとんどです。しかしIRON 2では再生のタイミング安定しません。そのためキースイッチで演奏したものと書き出したものが違うフレーズに感じることがあります。

これらは後のアップグレード等で改善されるかどうかわかりませんが、慣れてしまえば「そういうものか」というくらいのものだと私は思っています。

その他にも、プロジェクトを立ち上げると、特定の音だけ、AMPの設定がDirectになってしまう場合やWidthの数値が動いていないのにダブリングが発生したりするものがあります。

これらのバグはトライアル版だけAU環境だけの可能性もあることだけ再度お伝えしておきます。

改善要望①Whammyが欲しい!

音の変化がわかりやすいストンプボックスが搭載されたのは非常に嬉しいポイントですが、個人的に言えば

「Whammy」を入れてほしかったので次回に期待したいところです。

IRON2のCPU負荷

CPU計測環境

パソコン  Macmini2018

CPU  Corei7(i7-8700B)6コア HT使用時12コア 3.2GHz/ターボブースト(TB)使用時4.6GHz

メモリ 32GB

システム OS10.14.6 Mojave

Audio/IF Apogee symfony Ensemble

バッファー 256

DAW   LogicPro10.6.2

48kHz/24bit

再生ストレージ HDD

上記の環境でIRON 2を7トラック程度使った負荷です。複数使ったギター音源としては重くない印象を受けました。

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IRON2ユーザーの声や反応

ほんの一部ですが、とにかく2021年で大注目のギター音源と呼べるのではないか?というくらい盛り上がっています。

「ギターは弾けないけどこれがあれば!」というDTMerの頼もしい相棒になったIRON 1がさらに進化したわけですからこれはもう、使わない手はありません。

\ ここから購入できるよ! /

IRON 2 Q&A

IRON 2の価格は?

通常149ドル 今はイントロセールで99ドル

IRON 1からのアップグレード優待は?

あります。IRON 1のユーザーは49ドルでアップグレードできます。

他のギター音源との違いは?

使いやすいフレーズやカッティング等が多く収録されている

IRON1との違いは?

フレーズやエフェクトの追加等が大きく変わりました。詳しくはこちら

初めての人でも使える?

ソロフレーズ等を使うときは少し慣れが必要ですが、カッティング等はすぐに楽しめます。

どのDAWでも使える?

Logic Proをはじめプラグイン規格(AU,VST,AAX)に対応しているものであれば使えます。

どこで購入できる?

日本の代理店や楽天、Amazon等でも購入できますが、PluginBoutiqueで購入するとPUNISH Liteという49ドル相当のエフェクトプラグインがもらえます。

システム要求環境

  • Windows7以降
  • macOS X10.14以降
  • 64ビットのみ

最小要件

  • 8GBのRAM
  • 7.6GBの空きディスク容量1280x768pxディスプレイ
  • インターネット接続

プラグインフォーマット

  • VST、AU 2、AAX
  • Logic ProX以降とのみ互換性のあるAU2バージョン。
  • .blobファイルを外付けドライブに移動する場合は、ドロップアウトを防ぐためにSSDを使用することをお勧め

オーソライズ方式は電子メールとパスワードによるシリアル方式になります。iLok等が必要ないので煩わしい手間が省けます。

トライアル版にあたっての注意

2021/10/04現在PluginBoutiqueのトライアルではMacとWindowsのインストーラーがが反対になっているので注意が必要です。

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WindowsならばMacをMacならWindowsのボタンでDLするようにしてください

さいごに

他のギター音源(realstratやorangetreeシリーズ)などのギター音源とはコンセプトもアプローチも違うのでそちらに慣れている人はIRON 2の仕様に少し戸惑う部分もあるかもしれませんが正直すぐに慣れます。

そして慣れの時間をかけてでもIRON 2を使うメリット(使いやすくてハマるギターサウンド&フレーズ)は大きいといえます。

先日ガチプロの作曲家さんと話をしたときにもIRONの話が上がっていましたが、その音を聴いてプロでも十分に使えるのを実感しました。

若干、挙動がおかしいと思うようなところもありますが、どんなDAWでもソフト音源、エフェクトプラグインもゼロバグはありません。本当はそういうものはリリース前にすべて取り除かれていて欲しいところです。

使えるところを全力で使い少しでも速く確実に自分の心がしびれる曲を書きましょう。UJAM IRON 2ではそれが可能です。

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