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KORG Collection2は使いやすい!おすすめのポイントを解説します。

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往年の名機と言われたKORGのシンセを集めたKORG Collectionがバージョン2になりました。多くの人が「触ってみたいけど、なんか画面が小さそうで扱いにくい」というイメージを持っていたかもしれませんが、今回はそのGUIの変更と、一部シンセに追加機能が施されたことで操作性が格段によくなりました。

今回のアップデートは無償です。今日は変更点、追加機能についてお話してみたいと思います。

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KORG Collection2とは

以下の8つのシンセとエフェクトを一つまとめた総合音源、それがKORG Collection 2です。今回のアップデートは無償ということで是非とも

  • TRITON(PCM音源)
  • ARP ODYSSEY(アナログシンセ)
  • MS-20(アナログシンセ)
  • Polysix(アナログシンセ)
  • Mono/Poly(アナログシンセ)
  • M1(PCM音源)
  • WAVESTATION(WAVEテーブル音源)
  • MDE-X(エフェクト)

80年代〜2000年初頭までの音楽シーンを再現したのならこれにまさる音源はないといえるくらい。サウンド GUI 操作性がもっとも完成された音源です。

今回アップデート変更があったのはTRITONとODYSEEYを除く6つの音源です。

GUIが一新されたことのメリット

サイズ変更によりエディットがしやすい

音が良くても画面が小さいばかりにエディットがやりにくくてイマイチ触る気になれなかったのですが、サイズ変更が6段階で調整可能になり、特にツマミが小さいゆえに操作しにくかったMS-20 PolySix MonoPolyの使い勝手がよくなりました。

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MonoPoly

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MS-20

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WAVESTATION

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Polysix

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M1に関してはTRITONと同じように拡張カードがGUIに表示されるようになりました。

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MDE-XはよりシックでシンプルなGUIになりました。

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GUIがよくなるとテンションが上がります。むしろプラシーボで音がよくなった気がしますww

新機能

エフェクト機能の搭載

MS-20 PolySix MonoPolyにMDE-Xのエフェクトが搭載されました。MDE-XとはTRITON 直系のエフェクト・アルゴリズムでプログラムされたエフェクトです。単体売りされていたエフェクトでしたが、MS-20 PolySix MonoPolyに2系統ずつ搭載されました。

オーバードライブ系などは特によく出来ていて図太く荒々しいギターにまけないリードサウンドを作ることができます。

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MonoPoly

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MS-20

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PolySix

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そして

WAVESTATIONランダム音色エディット機能

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WAVESTATIONにだけランダムエディット機能がつきました。これはパラメーターをランダムに設定した音色を自動で作ってくれる機能です。

またWAVESTATIONもMとTRITON同様に音色のカテゴリ表示ができるようになりました。

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アップデートで改善されなかった点

以前こちらの記事でも言及しましたWAVESTATIONのプリセット1のski JamというプリセットのWAVESEQのテンポがDAWと同期しません。

どうやらこれはバグではなく仕様と見た方が良い気がします。

MDE-Xのバグ

エフェクト09Decimatorはビットクラッシャー系のエフェクトでは珍しく、SAMPLE RATEの変更幅が1kHz〜48kHzまでになっています。そしてビットレゾリューションは4Bitから26Bitまで変更可能ですが、前のバージョンでは24Bitまでだったはずです(すいません、ここうろ覚えです)しかし26Bitにするとバリっとしたノイズが乗ってとても使えるサウンドにはなりません。

また25bitにするとノイズは収まるのですが、エフェクトをバイパスすると勝手に26Bitに戻ってしまいます。では24Bitにしたらどうか?と思いパラメーターを変更すると25の次は23Bitになってしまいます。完全にバグのように思います。

他にもかなり挙動が怪しい動きがあるので、多少操作をしていて「落ちるのではないか…」という不安があります。

しかし、このDecimatorHIGH DAMPのかかり方もよく、オールドサンプラーのような質感の変化にかなり似せられるので、HIPHOP系の人にはかなり美味しいサウンドを作れるエフェクトです。

安定しない場合がある

OSによって動作が安定しない場合があるようです。

私の環境OS10.4.6でも1度だけ落ちました。

次回のバージョンアップに望むこと

GUIのサイズ変更でほぼ満足なわけですが、音色が多いシンセの場合はお気に入りボタンがほしいところです。それをするとさらに使い勝手がよいソフトシンセになると思います。

とりあえずデモを試してみる

気になる人は20分という時間制限付きですが、デモもあるので試してみることをオススメします。

KORG PASSというアプリを使えばインストールもアンインストールも簡単なので、気に入らなければサクッと削除もできます。

id.korg.com

またわからない人はこちらからマニュアルをDLすることもできます。

support.korguser.net

まとめ

今回のGUIの変更を待ち望んでいた人は多いと思います。GUIゆえに「音はいいのに使いにくい」という気持ちを取り除いてくれた開発の人たちに本当に感謝です。今後もよきKORG製品のソフト音源化を待ち望むばかりですが、質感に拘ったDSM−1辺りを出してくれないかと期待しています。

KORG Collection 2 – Special Bundle v2は現在セール中で通常¥43,890が税込: ¥32,890になっています。色々と総合音源はありますが、これがもっとも歌ものを作る即戦力な騒動音源といえます。

korg.shop

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