どうも、UG(@96bit_music )です。
哀愁のただよう音色が魅力の楽器それがメロトロンです。メロトロンはここぞという場面で使えばどんな楽器よりも説得力をもつ楽器だと思っています。
メロトロンのフルートやストリングスなどは有名だよね!
しかし、良い意味で個性が強いメロトロンは微妙な質感によって好みが分かれるところです。なので、色々なメロトロンのバリエーションを揃えいていたいところです。
今回紹介するソフトシンセAIR Music Technology Mellotronはバリエーションの一つというよりはこれメインにしたくなるようなサウンドに仕上がっています。
しかし、他の比べてどんな音なのか気になるところ、そこで今回は、Logic Pro Vintage Mellotron とArturia Mellotron Vと音の違いを比較しながらAIR Music Technology Mellotronのメリットデメリットについて解説していきます。
- AIRフレーバーによる音作り
- キーノイズを調整可能
- テープの質感調整
- GUIの拡大負荷
- プリセットブラウザがない
AIR Music Technology Mellotron 概要
メーカー | AIR Music Technology |
製品名 | Mellotron |
特徴 | 30のファクトリープリセット クワイア、フルート、ストリングスなど定番音源収録 テープの状態を変更可能 サンプルスタートポイント変更可能 キーオンとキーオフのサンプル 32のフレーバー |
システム要求 | マック macOS 10.10 – macOS 12 Monterey (Intel のみ) (64 ビットのみ) Intel Core i5、i7、2.3GHz プロセッサ以上 4 GB RAM (8 GB RAM を推奨) ウィンドウズ Windows 7 – Windows 10 (64 ビットのみ) Intel Core i5、i7、2.3GHz プロセッサ以上 4 GB RAM (8 GB RAM を推奨) ASIOサウンドドライバー |
バージョン | スタンドアローン v1.0.1.7(2022-08-18) プラグイン v1.0.0.0(2022-08-18) |
認証方式 | シリアル認証 |
認証数 | 最大 3 台のコンピューターで同時に認証 「AIR プラグインのインストールとアクティブ化」について |
インストール容量 | 450.9MB |
マニュアルの有無 | 英語版のみ |
価格 | $108.90 |
備考 | 体験版あり 10-DAY FREE TRIAL |
AIR Music Technology Mellotron はアナログサンプラーとして有名なメロトロンのサウンドを再現したソフトシンセです。
チープさの中にある生々しいサウンドは、未だに多くのクリエイターたちに支持され、ここ一番というときに大活躍しています。
本物のメロトロンはこちらの動画が参考になります。
現状AIR MUSIC Technologyのすべての製品はMontereyおよびM1チップに対応しています。
詳しくは公式ホームページで
AIR Music Technology Mellotron レビュー
Logic Proに搭載されているVintage MellotronとArturiaのMellotron Vと比較してみます。
音質
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Logic Proに搭載されているVintage MellotronとArturiaのMellotron Vと比較してみます。
それぞれに個性が感じられる音色です。AIR Mellotronの特徴としてキータッチの音が目立ちますが、音色自体の音は芯がありながらも派手さと太さを感じます。
他にもストリングスやChoirも非常にLo-fiの質感が豊かな音色が揃っています。
機能性
キーノイズは上部にあるKEYパラメーターでその量を調整可能です。
キーノイズは完全になくすより少しだけ残しておくほうが曲の中で存在感が出てきます。
AIR Music Technology MellotronにAIRフレーバーというよりユニークな質感を調整するエフェクトがあります。音質面への影響はLo-Fi 感の調整です。
フレーバーは全部で32通りあり、アンプシミュレーター的なものから電話ボイスを再現したものまで多岐に渡ります。
Mellotronの音はもともとLo-fiですが、それらをよりよい感じにLo-fiにしてくれるのがAIR FLAVORです。
操作性
音作りで迷うことはありません。
エンベロープはアタックとリリースのみ、あとはベロシティやビブラートの調整可能です。
フィルターは搭載していますが、フィルターエンベロープはありません。
A〜Fまでのパラメーターを動かせばオシレーターとなるサウンドを呼び出すことが可能です。
フォルマントによる質感の変化は意外とユニークでもう少しだけ音追い込みたい場合に便利です。またAGEではテープの状態を再現し、右に回せばピッチが不安定になり状態の悪いメロトロンを再現可能です。
Macでインストールするときには通常のダブルクリックではインストールができません。
このような警告メッセージがでた場合は、右クリックで「このアプリケーションで開く」あらインストーラーを選択します。
すると通常のインストーラーと同様の手順でインストールが可能になります。
GUIサイズの変更不可
マイ・フェイバリットボイスが作れない、
ソフトシンセ上でオリジナルボイスを保存できない、
Bassline、HYPE、Tube Synth、Electric、Solinaこれらすべてに共通です。
是非アップデートでなんとかしてほしいところです。
安定性
負荷は問題無いレベルの軽さ、改めてArturiaのMellotron Vの負荷の高さがわかります。
価格
AIR Music Technology Mellotron | Logic Pro | Arturia Mellotron V |
$108.90 | ¥0 | $163.90 |
Arturiaと比較すると少し安いです。音質的には好みによるところがありますが、Mellotronの方が音が硬い印象があります。
まとめ
AIR Music Technology Mellotronは質感もよく、キータッチノイズの変更やエンベロープの設定がシンプルでわかりやすい印象です。
使用頻度は少ないものの、使うとなると質感の好みが問われるのがメロトロンサウンド。AIR Music Technology Mellotronは主役級におすすめできるソフトシンセです!