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AIR Music Technology Bassline レビュー 最新のモデリングエンジンを搭載したシンセベース専用音源

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新しいソフトシンセを見かけるとつい試して見たくなるUG@96bit_music です。

シンセベースの音色はEDMからポップスまで色々なジャンルで活躍できる音色です。私も多機能ソフトシンセとして有名なSERUMやAVENGERを始めいろいろなソフトシンセでシンセベースの音色を作っています。

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でも、機能モリモリのソフトシンセだと音色が作りが難しそう

SERUMやAVENGERは素晴らしいソフトシンセですが、シンセベースだけをサクッと作るのには高機能すぎると思うことがあります。

そんなときに活躍するのがベース専用のソフトシンセ音源です。

シンセベース音源はパラメーターが少ないためイメージする音色に近づきやすいのが特徴です。

AIR Music Technology Basslineは最新のサウンドエンジンによって多くの音楽ジャンルに対応できる太くて存在感のある音色が魅力のシンセベース音源です。

AIR Music Technology
UG
  • 元ゲーム音楽屋(NintendoDSなど)
  • 作曲歴20年以上
  • DTM記事執筆500以上
  • ショートアニメ、CM、企業PV音楽を制作
  • 詳しいプロフィール
タップできる目次

AIR Music Technology Bassline 概要

メーカーAIR Music Technology
製品名Bassline
特徴連続的に変化する6つ柔軟なオシレーター+サブオシレーター
150 を超える最先端のプリセット
最新のHype EQを含むワールドクラスの
オーディオ エフェクトを搭載
スタンドアローンとして使用可能
システムマック
macOS 10.10 – macOS 12 Monterey 
(Intel のみ)  (64 ビットのみ)
Intel Core i5、i7、2.3GHz プロセッサ以上
4GB RAM (8GB RAM を推奨)

ウィンドウズ
Windows 7 – Windows 10 
(64 ビットのみ)
Intel Core i5、i7、2.3GHz プロセッサ以上
4GB RAM (8GB RAM を推奨)
ASIOサウンドドライバー
バージョンスタンドアローン
v1.0.1.7(2022-08-17)
プラグイン
v1.0.0.0(2022-08-17)
認証方式シリアル認証
認証台数最大 3 台のコンピューターで同時に認証
「AIR プラグインのインストールとアクティブ化」について
容量225.9MB
マニュアルなし
価格$53.89
備考体験版あり
10-DAY FREE TRIAL

Xpand! 2でおなじみのAIR Music Technology がリリースした新しくいくつかのソフトシンセをリリースしました。その中の一つがBASSLINEです。名前こそベースですが、リードシンセやパッド的な音色も得意とするソフトシンセです。

OSはMontereyまで対応していますが、AppleのMチップは未対応となっています。

Xpand! 2を含む旧製品がM1チップへの対応を表明していないところからもこれらの新製品が今後の主力製品となっていくと思われます。

現状AIR MUSIC Technologyのすべての製品はMontereyおよびM1チップに対応しています。

詳しくは公式ホームページ

AIR Music Technology Bassline レビュー

音質
機能性(オリジナル性)
操作性(使いやすさ)
安定性(CPU負荷)
価格(購入のしやすさ)
総合評価
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音質

音の立ち上がりが心地よい

私がベース音源に大切にしているのは音の立ち上がり心地よさです。BASSLINEは音の立ち上がりが心地よいので、音が埋もれることがなく、細かいフレーズでも聞きやすいです。

BASSLINE プリセットWarm Analog Saw

また、 BASSLINEは最大で90kHz近くまで出力できるので  ハイレゾ環境の音源としても活躍が期待できます。

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しっかりとしたローエンド

ベースと言えばローエンドです。BASSLINEのローエンドは非常にふくよかでどっしりとした雰囲気があるので、楽曲の重心をしっかりと支えてくれます。

BASSLINE プリセットOpen Sine Oct

エフェクターの質が程よい(HYPE&オーバードライブは無敵!)

エフェクターはコーラス、ディレイ、コンプ、HYPEとありますが、どれもオーソドックスなかかり方ですが、HYPEはベースの音作りに欠かせないものになるかもしれません、HYPEはイコライザー的な立ち位置でLOWとHIGHしかパラメーターがありませんが、LOWを上げることでちょっとしたサブハーモニックを足したような音色になります。

プリセットOpen Sine Oct HYPE OFF
HYPE ON

また、OVERDRIVEを組みわせることでさらに、ローエンドを豊かにしてくれます。

HYPE&OVERDRIVE ON
AIR Music Technology

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機能性

BASSLINEはモデリングシンセ方式を採用しているため、サンプリング音源のように多くのメモリを消費しません。

BASSLINEの音量変化のパラメーターはアタックとディケイのみ、

BASSLINEにはサスティンとリリースはありません。リリースの長いような音色を作ることはできませんが、正直なところベースにはそれほど必要としない機能なので、そのあたりは割り切って使うのがよいでしょう。

個人的にはアタックが±100%による調整の仕方が良いように思います。左に振り切るとSOFT100%になりソフトシンセでいうところのADSRのアタックが気持ち弱いくらいの音色です。

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一方右に振り切るとHARD100%になり、アタックの最速とさらにコンプレッション的な要素が追加される印象です

LFOはついていない

LFOがないのでモジュレーション的な音作りはできません。このあたりをネガティブな要素として捉える人もいるかもしれませんが、

右クリック等によるMIDIコントローラーへのアサインはできない

パラメーターをMIDIコントローラーにアサインする項目が見当たりません。

なのでMIDIコンのつまみをグリグリしながら音作りをすることはできない可能性がありますが、BASSLINEのすべてのパラメーターはDAW上のオートメーションに対応しているので、音作りはオートメーションで行うことになります。

BASSLINEは単体アプリケーションとして立ち上げることができます。それらのメリットはMIDIキーボードを使ってリアルタイムに演奏することあると思います。

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スタンドアローンによる立ち上げ画面(鍵盤画面が表示可能になる)

それならば、各パラメーターもMIDIコントローラーへのアサインをできるようにしておいてくれたらと思うわけですが、そうなっていないのが少し残念です。

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操作性

オシレーターの変更はウェーブフォームタイプ

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BASSLINEのオシレーターの変更はウェーブフォームタイプになります。画像の赤い部分を左右にドラッグするとその下にあるSAW OCT〜SINEに変化していきます。

オートメーションを併用するとwavetable的な音色の変化を楽しむことが可能です。

エフェクトはメイン画面の下部でON/OFFが可能ですが、FXボタンを押すことでエフェクトのパラメーターを調整できる画面に変わります。

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プリセットブラウザーがない

プリセットは150近くになりますが、ブラウザ的な表示ができません。プリセットウィンドウが独立するのは少しユニークですが、個人的には自分の好きな音色をピックアップできるマイ・フェイバリット的な機能をつけてほしかったところです。

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GUIのサイズは変更できない

GUIのサイズは変更できないので大きい液晶画面でBASSLINEを使うときは不便を感じる可能性があります。

しかし、BASSLINEはパラメーターが細かく設定されているわけではありませんので、そこまでマイナス面として捉える必要はないように思います。

共通の操作性について

GUIサイズの変更不可

マイ・フェイバリットボイスが作れない、

ソフトシンセ上でオリジナルボイスを保存できない、

HYPETube SynthElectricSolinaMellotronこれらすべてに共通です。

是非アップデートでなんとかしてほしいところです。

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安定性

CPU負荷はほぼゼロと言えるほどの軽さです。

また、BASSLINEを使っている最中にDAW(Logic Pro)が不安定な挙動になるようなことはありませんでした

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CPU負荷計測環境

ソコン  Macmini2018

CPU  Corei7(i7-8700B)6コア 

HT使用時12コア 3.2GHz/ターボブースト(TB)使用時4.6GHz

メモリ 32GB

システム OS12.4 Monterey

Audio/IF APOGEE Symphony Ensemble

バッファー 256

DAW   LogicPro10.7.4

48kHz/24bit

再生ストレージ SSD

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価格

BASSLINEの価格は$53です。かんたん操作性ふくよかなローエンドを得られるソフトシンセとして決して高い印象はありません。

SERUMやAVENGERなどでもパラメーターの挙動をすべて理解すればBASSLINEの音色は作ることができるかもしれませんが、BASSLINEのオシレーターの良さはSERUMやAVENGERを持っていたとしても使い分けが可能な優秀なオシレーターのように感じます。

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5月の無料特典は

Ozone 11 Elements

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BASSLINE関連動画

プリセットをひたすら変更するだけのシンプルな動画です。

まとめ

メリット
デメリット
  • 軽い
  • 音が作りやすい
  • 音の立ち上がりが心地よい
  • プリセットが豊富
  • LFO非対応
  • MIDIコンにアサインできない
  • プリセットブラウザがない
音質
機能性(オリジナル性)
操作性(使いやすさ)
安定性(CPU負荷)
価格(購入のしやすさ)
総合評価
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色々と使ってみてBASSLINEは個人的に音の立ち上がりの心地よさとふくよかなローエンドを得られるベース用ソフトシンセとして重宝しています。

シンプルな操作性をキープしつつもCPU負荷も少なくアグレッシブなベースからオーソドックスなシンセベースまで使えるのがかなり便利です。

AIR Music Technology

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