ドラムにもっと存在感を! トラック全体をもっとHIP−HOP的な雰囲気を与えたい
音色に癖をもたせ独特の質感へと変えてくれるそれが汚し系プラグインの仕事です。
汚し方一つとってもメーカーには美学があります。その美学を突き詰めて開発されたのが「RC−20Retro Color」です。
ドラム音源でお馴染みのXLN Audioが開発したプラグインなので、クオリティはお墨付きです。
RC−20Retro Colorとは
RC-20 Retro Colorは、あらゆる録音に生命と質感を加えるクリエイティブなエフェクトプラグインです。
XLN Audio独自のフラックスエンジンにより、すべてのFXモジュールに微妙な(またはそれほど微妙ではない)不安定性と変動を追加し、
昨年の最高のテクノロジーの特徴、暖かさ、アナログの良さを提供します。
ヴィンテージのレコーディング機器の暖かく居心地の良い感じを簡単に再現するだけでなく、現代の制作環境でも完璧に機能します。
RC−20Retro Color特徴
音作りのための6種類の機能があります。
NOISE | 16種類のノイズサンプル(VHSや8ビットなど) |
WOBBLE | Flutter LFOを使用してテープデッキの揺れを再現 |
DISTORT | バルブ、トランス、壊れたスピーカー、など |
DIGITAL | サンプルレートとビット深度の削減を適用 |
SPACE | 非常に目立たないリバーブ |
MAGNETIC | 磁気テープの劣化をシミュレート |
トーンノブは、ノイズのトーンバランスをシフトするだけで、時計回りに高周波数 反時計回りに低周波数
フォローノブは、オンボードエンベロープフォロワーの感度を高め、入力信号に応じてノイズのレベルを上下させます。
ダックはその逆を行い、入力信号が大きくなるにつれてノイズレベルを下げます。
RC−20Retro Colorの使い方
単体トラック、バスチャンネル、マスター 基本的にどんなトラックにかけてもしっかりとした効果を提供してくれます。
Spaceに関しては、目立たないリバーブと表現しましたが、実際使い勝手がよいわけではないです。(質感的に)ただなくしてしまうと
逆に物足りない部分もあるのでそのあたりが悩みのタネです。
使い方がイマイチ分からない人はプリセットを選べば
ドラム、キー、ギター、ベース、フルミックス、ポストプロダクション用のプリセットが含まれているため、すぐに作業を開始できます。
使用(システム)環境
System Requirements
Mac
- macOS 10.9 or later (32 & 64-bit)
- 2 GB RAM (4 GB recommended)
- Internet connection (during installation only)
Formats:
- VST, AU, AAX (32 & 64-bit)
- Standalone Application
Windows
- Windows 7, 8, 10 (32 & 64-bit)
- 2 GB RAM (4 GB recommended)
- Internet connection (during installation only)
Formats:
- VST, AAX (32 & 64-bit)
- Standalone Application
Hosts
This product should run on any host supporting VST, AU, or AAX plugins. XLN Audio actively tests on the host applications listed below:
- Ableton Live 9 & 10
- Apple Logic Pro 9 & 10
- Avid Pro Tools 11 or later (Pro Tools First is not supported)
- Cakewalk by Bandlab
- Propellerhead Reason 9.5 or later (In Addictive Drums 2, the Bus channel cannot be sent to a separate out track.)
- Reaper 4 & 5
- Steinberg Cubase 8 or later
RC−20Retro Colorを触った感想
RC−20Retro Colorは全体的におとなしい(フィルターは装備していない)
汚すのが目的ではなくレトロ感を追いかけられるプラグイン
最近の人はしらないかもしれませんが、90年代はVHSというビデオテープを使ってデジタルレコーディングするのが主流でした。そのVHSのノイズ成分を再現というか目指している部分には個性を感じます。
90年代のサウンドを最近のダンス・ミュージックに取り入れることで一周回って新しい質感というポジションをゲットできる可能性もあります。90年代サウンドは地味に注目されている部分でもあるので、うまく波に乗ればオリジナリティのある楽曲として評価され、サウンド面で脚光あびるなんてことができるかもしれませんね。
また、addictive drums 2に使ってみても同じメーカーなので質感の雰囲気も近く非常に相性が良いです。
RC−20Retro Color CPU負荷
すべてのパラメターをオンにした状態での負荷です。
マシンスペックは以下の通り
- パソコン Macmini2018
- CPU Corei7(i7-8700B)6コア HT使用時12コア 3.2GHz/ターボブースト(TB)使用時4.6GHz
- メモリ 32GB
- システム OS10.14.6 Mojave
- Audio/IF Motu896HD
- バッファー 256
- DAW LogicProX10.4.8
- 再生ストレージ HDD
RC−20Retro Colorの価格(RC−20Retro Colorセールについて)
通常10,442円が50%のセールで5,219円になっています。
さらに今なら12,000円のRoyalCompressorを購入特典でついてきます。
このRoyalCompressorかなりかかり方がよく、DTM初心者であってもかっこいいコンプサウンドをかんたんに得られます。
さいごに
XLNRC-20Retro Colorは、フラックスエンジンと6つの機能でレトロサウンドを構築できるXLNRC-20Retro Colorは持っておいて損はないプラグインです。
NOISE | 16種類のノイズサンプル(VHSや8ビットなど) |
WOBBLE | Flutter LFOを使用してテープデッキの揺れを再現 |
DISTORT | バルブ、トランス、壊れたスピーカー、など |
DIGITAL | サンプルレートとビット深度の削減を適用 |
SPACE | 非常に目立たないリバーブ |
MAGNETIC | 磁気テープの劣化をシミュレート |
オーディオに生命と質感をもたらす(サウンドオンサウンド。世界最大かつ最高のオーディオレコーディング&プロダクションマガジン。)世界最高のオーディオレコーディング雑誌が太鼓判を押すプラグイン、試して見る価値はあります!
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