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SSL Fusion Stereo Image レビュー

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ステレオ音源のワイド感を気持ち調整したい。でもそれによってわざとらしいワイド感になるのは嫌だ。

そんな人におすすめなのがステレオイメージャーVSTプラグインのSSL Fusion Stereo Imageです。

SSLの高級ハードウェアに搭載されているステレオイメージャーをプラグイン化したものですが、そのかかり方はナチュラルで、無理がありません。

ステレオをモノラルにしたりモノラルをステレオにしたりするプラグインではありませんが、使い勝手は思っている以上に便利です。

この記事では音質、機能性、操作性、安定性、価格面からSSL Fusion Stereo Imageの魅力を解説していきます。

SSL Fusion Stereo Image
総合評価
( 4 )
メリット
  • 自然なワイド感
  • 周波数帯域別にステレオ感を調整
  • SSLクオリティ
デメリット
  • 価格が高い
SSL Fusion Stereo Image
SSL
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SSL Fusion Stereo Image 概要

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SSL Fusion Stereo Image Analog Vs Plugin 😱 USE THE SUPER THANKS IF YOU LIKED THIS VIDEO! 👆👆👆 GET SSL PLUGINS: https://bit.ly/3tTe6YSVINTAGE DRIVE COMPARISON: https://youtu.be/zQ-wlyMTyOo🔥 YOU...
メーカーSSL
製品名Fusion Stereo Image
特徴サウンド、楽器、ボーカル、
ミックス全体の幅、奥行き、スペースを微調整
システムマック
macOS 10.12 Sierra-macOS 11 Big Sur 
M1 MacはRosetta互換)(64ビットのみ)
2.4GHz以上で動作するIntelデュアルコアMac
最小4GBのRAM(8 GBのRAMを推奨)
AU、VST2、VST3、AAXネイティブ

ウィンドウズ
Windows 7-Windows 10 
(Windows 11は未サポート)(64ビットのみ)
2.4GHz以上で動作するIntelCore2(または同等の)CPU
最小4GBのRAM(8 GBのRAMを推奨)
VST 2、VST3、AAXネイティブ
バージョンv1.0.21(2022-07-20)
認証方式iLokアカウント認証
容量126.9MB
マニュアル英語版のみ
価格$199(メーカー価格)
備考体験版あり(14日間機能限定なし

SSLFusionステレオアウトボードハードウェアプロセッサのミッドサイド処理回路をモデルにしたステレオイメージャーです。ただ、気をつけておきたいのは、これはモノラルをステレオ化するものではなく、ステレオ素材のステレオ感を調整するものになります。

「それじゃ使い勝手悪そうだね!」と思うのは少し早合点かもしれません。

実際使ってみるとSSLの看板を背負っているだけはある非常に自然なステレオ感を調整できます。

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Fusion Stereo Image レビュー

音質4
機能性(オリジナル性)4
操作性(使いやすさ)4
安定性(CPU負荷)4
価格(購入のしやすさ)3
総合評価3.8
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音質

4

例えば次のような若干ステレオ感のあるドラムあるとします。

Fusion-Stereo-Image Dry

これにFusion-Stereo-Imageを使って広げると次のようになります。

Fusion-Stereo-Image Wet

設定は次の通りです。

画像

かなり音像を広げた印象になりますが、思っているよりは自然な広がり方に感じます。あくまで個人的な見解ですが、実機のFusionでステレオFusion-Stereo-Imageを触ったときより自然に大きく広がっているようにも感じます。

では、逆にステレオ感を狭めてみると次のようになります。

Fusion-Stereo-Image wet2

設定は次の通りです。

画像

詳しい機能については後述しますが、スネアのステレオ感が減衰(モノラルより)になっているのがわかります。

ギターに使ってみると次のようになります。

Fusion-Stereo-Image Dry

このギターはかなりワイドになっているのでこれを少し狭めてみます。

Fusion-Stereo-Image Guitar wet

設定は次の通りです。

画像

中央の表示もかなりモノラルよりになっています。

完全にはモノラルにはなりませんが、使い勝手は良さそうな気がします。

ただ、音質面ではFusion-Stereo-Image を通すことでハイが少し弱くなる印象があるので素材を選ぶシーンも出てくると思います。

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機能性

4

基本的にはWIDTHによってワイド感を調整します、ワイド感の調整幅は±6dBとやや控えめな印象ですが、これくらいの方が調整に無理がない気がします。

SHUFFLEではカットしたい周波数を選び、SPACEでその周波数帯域のゲインを調整しますゲイン幅は±12dB

SSL Fusion Violet EQと同様に、エンジニアによる即戦力のあるプリセットやA/B比較機能は使い勝手良いので重宝します。

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操作性

4

操作性で迷うことはおそらくないほどシンプルです。ただ、あくまでこれはモノラルをステレオ化するのではなく、ステレオの音像感を調整するプラグインなので、モノラルファイルに使っても「変化ない!駄目なプラグインだ!」とならないようにしましょう。

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安定性

4

Fusion Stereo Imageを1つ使った状態の負荷になります。

画像

まったくと言っていいほどありません。ただあまり使いすぎるステレオ感が統一できなくなりそうな気もします。

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価格

3

SSL Fusion Violet EQ同様に価格は$199です。正直高いですし、この価格ではおすすめできるものではありません。

気持ち的には$70くらいが妥当なところのように思います。

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まとめ

メリット
デメリット
  • 自然なワイド感
  • 周波数帯域別にステレオ感を調整
  • SSLクオリティ
  • 価格が高い
音質4
機能性(オリジナル性)4
操作性(使いやすさ)4
安定性(CPU負荷)4
価格(購入のしやすさ)3
総合評価3.8
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DTMerの使いみちとしてはステレオ感がありすぎるループやギターシンセのオーディオファイルを調整するのに向いているように思います。

若干音の天井が低くなるのが懸念材料ではありますが、その音質面も人の好みによる部分だとは思うので、気にならないのであれば十分戦力になるステレオイメージャープラグインだと思います。

SSL Fusion Stereo Image
SSL
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