どうも!ギターは弾けませんがギターアンプシミュ系プラグインが大好きUG(@96bit_music )です。
楽曲の中でギターにはコンプやイコライザー、アンプシミュレーター等、多くのエフェクトプラグインで音を作り込むことでよりリアルになり説得力を増していきます。
そしてそれらをまとめたギターアンプシミュも各メーカーからリリースされています
でも、操作性が複雑だと素早く音作りができない
多機能なのは時として諸刃の剣であり、イメージしている音を素早く作り上げるのに邪魔になる場合があります。
この問題を解決すべく作られたのがSSL Guitarstripです。Guitarstripを使えばかんたんな操作性で芯があるギターサウンドを作れます。
- SSLクオリティのギターストリップ
- アンプシミュのクオリティが高い
- 音の変化がわかりやすい
- ギター以外でも十分使える
- アンプシミュは2つ
- プリセットが少ない
9月5日まで!SSLのGuitarstripとHarrison Consoles AVA Bass Flow Bundleがセットになり価格は43.99ドル!Guitarstrip目的での購入もアリですよ!
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SSL Guitarstrip 概要
メーカー | SSL |
製品名 | Guitarstrip |
特徴 | 4 つのギター プロセッシング モジュール 2 つのクラシックなアナログ チューブ アンプ ドライブ エミュレーション 5つのモードを使い分ける使いやすいシンプルなコンプレッサー ディレイとオールパス フィルターを装備 3 バンド チャンネル EQ とフィルター |
システム | マック macOS 10.12 Sierra – macOS 12 Monterey (Intel / M1 Apple Silicon 対応) (64 ビットのみ) 2.4GHz 以上で動作する Intel デュアルコア Mac 最小 4 GB の RAM (8 GB の RAM を推奨) AU、VST2、VST3、AAX ネイティブ ウィンドウズ Windows 7 – Windows 10 (Windows 11 はまだ未サポート) (64 ビットのみ) 2.4GHz 以上で動作する Intel Core 2 (または同等の) CPU 最小 4 GB の RAM (8 GB の RAM を推奨) VST 2、VST3、AAX ネイティブ |
バージョン | v1.0.9(2022-09-12) |
認証方式 | iLok |
認証数 | 2 |
容量 | 279MB |
有無 | 公式サイトにて英語版のみ |
価格 | $199.00 |
備考 | 体験版あり 14日間期間限定 |
SSL Guitarstripは4つのプロセッサーを使っての音作りはシンプルでありながらも想像以上の本格的なチューブドライブギターサウンドを作り上げることが可能です。
SSL Guitarstripはエレクトリック、アコースティック、ベースギター向けのオーディオプラグインで、4つの特別に調整されたギター処理モジュールを提供します。
このプラグインには、オーバードライブやグリットを追加するためのギターアンプとベースアンプのエミュレーションが含まれるドライブモジュール、ギタートラックのダイナミクスを高速で調整するための5つのプリセット応答特性を持つコンプレッサーセクション、複数の録音間でのフェーズ問題を特定して修正するフェーズ補正モジュールがあります。
さらに、Apple M1チップにネイティブ対応しているため、高性能と効率性が確保されています。
注意したいのはギターアンプのトーンを内蔵されていますが、アンプシミュレーター等ではないということです。
ギターのトーンを作り込むのがSSL Guitarstripの役目になります。
SSL Guitarstrip レビュー
音質
4.5
SSL Guitarstripはギターのチャンネルストリップということもあり、同社からリリースされているチャンネルストリップのSSL Native Channel strip2とどのような違いがあるのかと思っていましたが、使ってみたらまったくの別物です。
SSL Native Channel strip2は原音を忠実にブーストカットするのに対して、Guitarstripのドライブセクションは積極的に音が変化していくタイプでです。
音質的にはチューブ特有の粘り気のある図太い音でブルース、ロック、メタルと広いジャンルで使えます。
プリセットをベースに適当に音を作ってみた状態ですが、個人的にもちっとした質感が好みヒュースアンドケトナーのTUBUMANを彷彿とさせる印象があります。
ベースモデルのデモがこちらになります。
使えるパラメーターはGuitarモデル選択時とはことなりますが、十分な存在感を提供してくれているように想います。
ドラム等に入れてドライブを調整すると程よい劣化感があり、Lo-fi系のサウンドともマッチします。
ドラムにかけると80年代独特の音の太さを持ったLo-fiサウンドを作れます。
機能性
4
SSL GuitarstripのコンプはSSL定番のFASTEST〜SLOWESTまで5種類用意されています。FASTにするとパッツン系にサウンドでスローにするとアタックに余裕がある印象です。
このコンプは通常装備されているアタックやリリース、レシオ等のパラメーターがなく、スレッショルドとMIXノブ(原音とのパラレル処理)しかありません。
以前こちらの記事でも紹介しましたが、コンプで一番重要なのはスレッショルドです。
設定したスレッショルドを超えて初めてコンプが作動するわけですから、アタックやリリースよりも重要なのはそういうことです。
SSL Guitarstripでは5つのコンプモードから1つを選択し、あとはスレッショルドで動作するポイントを探すだけ、これだけでギターに最適なコンプサウンドに仕上げられるのは本当に便利です。
イコライザーのカーブ特性です。
LFとHFは周波数ポイントがありません。
実際ブーストすると。LFに関してはかなり高域からブーストされるので、音作りの時には少し注意が必要かもしれません。
MFのみ0.5kHz〜7kHの範囲で周波数を設定できます。
最近はコンプに原音の音を混ぜて使う手法が一般的ですが、SSL Guitarstripにも当然搭載されていてるので絶妙なギターのプレイニュアンスを残したコンプサウンドを作れます。
また、DRIVEにもMIXモードがあり、歪と原音をブレンドできるため、歪みすぎて音が遅くなった。芯が足りなくなるなどの問題も回避できます。
そして珍しいのはマスターアウトプット自体にもMIXモードが搭載されています。このミックスモードをゼロにするとイコライザーやコンプ、ドライブをパイパスします。
DRIVEにはギターアンプと、ベース・アンプをシミュレートしたプログラムが1つずつ搭載されています。どのようなアンプがエミュレートされたかは公表されていませんが、音作りの幅が広いため、サウンドバリエーションは豊富といえます。
ただ、これらは最近流行りのIRによるキャビネットシミュレーションではないため、ガチガチな空気感等を求めるものではないような音色です。音色としてオンマイクで収録されたような印象です。
なので、GuitarStripにIRギターアンプシミュのようなサウンドを変化を求めている人には向きません。
操作性
4
A/Bボタンがあると音を比較しながら作ることができるため自分の意図にあった音色が作りやすいのでA/Bボタンは本当に役立ちます。
また、それ以外にもUNDO/REDOもあるので、一つの前の設定への行き来がかんたんにできます。このあたりの操作性のよさは時短にもなるので個人的に高く評価したいところです。
SSL Guitarstripの地味な機能ではありますが、すべてのノブの数値はテンキー入力が可能になっています。また、コマンドを押しながらノブを回すことで、ノブの動きがゆっくりとなるため微調整がかんたんになります。
テンキーでの入力なんて必要?ノブの位置とか適当でもいいんじゃない?と思うかもしれません。
次の引用はマスタリング時の話なので厳密は異なる部分もありますが、プロは数値管理を重要視しています。
マスタリングは必ずリコールが必要なのでAIに頼ることは出来ません!またOzone は小数点以下5桁ぐらいあるので、オペレーションは必ず数値を入力しています。基本的にEQはOzone 7を使っています。以降のバージョンは音がクリア過ぎるので貴重です。 #ARTISANSMASTERING
引用元:森﨑雅人@ARTISANS MASTERING
SSL Guitarstripはプリセットがさほど多くありません。
もともとSSLのプラグインは全体的にプリセットの数が少ないです。その理由は本来であればプリセットはあくまでガイドライン的なものです。アコースティックギターというプリセットがあってもすべてのアコースティックギターに使えるわけではありません。
SSLのプリセットの数からわかるのは必要最低限のプリセットであり、そこから先は「自分たちでよりベストな音を作ってくれ」というメッセージのような気がしています。
個人的にPRE-AMPとDRIVEの音質が素晴らしくここだけでも十分な音作りが可能です。しかし、DRIVEをONにするとMODEL機能(BOOST PUNCH EDGE)も機能してしまうため、PRE-AMPだけを使うことができません。
音質がよいだけに、私としては少し歯がゆい気分です。
安定性
4
ギターのオーディオトラックに1つだけSSL Guitarstripを使った状態のCPU負荷です。さらにCPU負荷を軽減させるECOモードなえるものもをONにするとCPU負荷が小さくなります。
動作自体も安定しているので安心して使うことができます。
CPU負荷逃がしをしなくてもマルチコアでCPU負荷の分散ができています。
CPU負荷計測環境
パソコン Macmini2018
CPU Corei7(i7-8700B)6コア
HT使用時12コア 3.2GHz/ターボブースト(TB)使用時4.6GHz
メモリ 32GB
システム OS12.4 Monterey
Audio/IF APOGEE Symphony Ensemble
バッファー 256
DAW LogicPro10.7.4
48kHz/24bit
再生ストレージ SSD
価格
3.5
$199.00(メーカー価格)
SSL公式サイト | PluginBoutique | SSL Guitarstrip特別バンドル |
$199 | $219 | $416.9ドルが43.99ドル! |
機能面や操作性の側面から見ても高い印象がありますが、SSLというブランドからこの価格になっているものと思われます。PluginBoutiqueでは公式より$20高くなっていますが、今まで購入して得られたキャッシュポイントを使えば公式サイトよりお得に購入できる場合もあります。
PluginBoutiqueで購入すると月替りプラグインが無料でもらえます。無料と行っても100ドル相当に売っているプラグインがもらえるのでかなりお得です。
9月の無料特典はAudiomodern Loopmix Lite または Mastering The Mix の How To Stem Master A Song eBook の無料版
- Plugin Boutique アカウントが登録されていることを確認してください。アカウントをお持ちでない場合は、 こちらから作成できます。
- 有料製品をバスケットに追加します (この特典は 無料製品には適用されません )。
- 無料ギフトを選択し、チェックアウトを完了してください。
- 取引の全額 に対してバーチャル キャッシュやクーポンを使用し ないでください。 (ただし、100% 未満の量でも問題ありません。)
重要な注意事項:
- このオファーの製品をすでに所有している場合、代替製品を提供することはできません。
- この製品のコピーを別の製品と交換することはできません。
- この製品のコピーを再販することはできません。
- このプロモーションでは、製品の 1 コピーを請求する資格があります。
- 1 回の取引につき 1 つの無料製品のみを請求できますが、複数の無料ギフトの場合は、すべての無料ギフトを取得するまで個別のトランザクションでこのオファーを引き換えることができます。
PluginBoutiqueでの具体的な購入方法はこちらの記事が参考になります!
まとめ
SSL Guitarstripはどのアンプのトーンコントロールを意識して作られたか私にはわかりませんが、音の変化の幅は大きく、クランチからディストーションまで幅広く対応しているので使い勝手は良いです。
アンプシミュやプリセットの少なさをデメリットと捉える人もいるかもしれませんが、ギターアンプシミュとは違う立ち位置を明確にしている点で悪いポイントではないと想います。
位相補正モジュール等についてはその機能を使いこなせる環境ではないため説明は省いていますが、位相調整により音質補佐の役目として大きく貢献できる機能だと想います。
音のクオリティでは文句なしのレベルなのでSSLブランドが好きな人にはオススメできるプラグインです。