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Audified U73b Compressor レビュー

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音楽制作やオーディオエンジニアリングで、ダイナミクス制御に手をこまねいているあなたへ。Audified U73b Compressorの登場で、その悩みは過去のものになるかもしれません。使用前は、音のバランスが取れず、プロフェッショナルな仕上がりに欠ける作品に頭を抱えているかもしれません。しかし、使用後は、マスタリングやミキシングが一段とプロフェッショナルな仕上がりに近づく可能性があります。

VST、AAX、AudioUnitといった一般的なプラグイン形式に対応し、直感的なインターフェースで誰でも簡単に使い始められます。このレビュー記事では、音質や機能性、実際のユーザーレビューまで、あなたが次のレベルの音楽制作を実現するための具体的なガイドを提供します。

Audified U73b Compressorはリリース日から数年経っても、その高い性能は業界内で絶賛されています。Audified U73b Compressorを使うと具体的にどのような効果があり、あなたの音楽制作を変えるのかをこの記事では深掘りしてきたいと思います。

UG
  • 元ゲーム音楽屋(NintendoDSなど)
  • 作曲歴20年以上
  • DTM記事執筆500以上
  • ショートアニメ、CM、企業PV音楽を制作
  • 詳しいプロフィール
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Audified U73b Compressor 概要

メーカーAudified
製品名U73b Compressor
特徴ドイツの放送用コンプレッサー/リミッター U73b の正確なエミュレーション
リアルな真空管回路をによるアナログテイストあふれるサウンドを再現
オプションの自動出力レベル制御
ヴィンテージサウンドとモダンサウンドを切り替える追加のハイパスフィルター
外部サイドチェーン機能
プログラムに依存する 3 つの復帰時間と固定の 3 つの復帰時間から選択可能
システムマック
macOS 10.11 – macOS 12 Monterey 
(Intel / M1 Apple Silicon 対応) (64 ビットのみ)
AAX、AU、VST3
ウィンドウズ
Windows 7 ~ Windows 11  
(32 / 64 ビット)
AAX、VST3
バージョンv3.1.0(2023-08-29)
認証方式iLok認証
認証数指定なし
容量118.6MB※
マニュアルプラグイン内に搭載、英語版のみ
価格75.90ドル
備考体験版あり(7日間限定)
Pkgパック内にアンインストーラープログラムあり
リリース日2015-5-12

Audified U73b Compressorは、1960年代のドイツの放送用コンプレッサーをデジタルで再現したオーディオプラグインです。主な特徴として、入力・出力レベルの調整、圧縮比の設定、アタックとリリース時間の制御があります。これにより、音楽や音声のダイナミクスを狭めて、均一で聴きやすい音質を実現します。

このプラグインの魅力は、ヴィンテージの暖かみと質感をデジタル環境で忠実に再現する点です。直感的なインターフェースとプリセット機能もあります。

容量に関しては少し変わっていると感じる部分があります。多くのプラグインはAU,VST2(またはVST3)AAX等に分かれていますがプラグイン自体の容量は大体同じです。しかし、Audified U73b Compressorは次のように容量が異なります。

AUVST3AAX
47.2MB18.1MB33.8MB

特に大きな機能差があるわけではありませんが、VSTとAUでは2倍以上の容量が違うのには若干気になるところです。

U73bは、1960年代にTelefunkenによって製造された真空管タイプのコンプレッサー/リミッターで、ドイツの放送業界で使用され、温かく豊かなサウンドとスムーズなコンプレッションが特徴と言われています。

以前はU73bのサチュレーションサウンドを再現したAudified U78 Saturator を紹介しましたが、今回はその本元となるU73bのダイナミクスやサウンドについて紹介していきます。

Audified U73b Compressor レビュー

音質4
機能性(オリジナル性)3.5
操作性(使いやすさ)3.5
安定性(CPU負荷)2.5
価格3.5
総合評価3.4

それでは具体的なレビューをしていきたいと思います。レビュー内ででの帯の色には次のような意味合いがあるので参考にしてください。

  • 青帯はメリット
  • 赤帯はデメリット
  • 黒はどちらでもない

音質

4

ハードウェア感のあるサウンドとダイナミクス

Audified U73b Compressorはアナログハードウェアの特性をエミュレートしているため、デジタルオーディオにしばしば欠ける「暖かみ」を提供します。またオーディオ信号に極端な色付けを少なくし、元の音質を尊重します。これは、マスタリング時などに色付けはそこまでしたくないけれど、アナログ特有の音質を加えたいときに有効です。

これは、音に厚みと存在感を与えるハーモニックディストーションの効果が大きいと思われます。

さらに音量のピークを効果的に制御しながらも、音楽的なニュアンスを維持する傾向にありますが、設定を適当にするとイメージした音色にならないこともあります。

設定パラメーターはそれほど複雑ではありませんが、意図する音質に近づけるためには、それなりの知識と経験が若干求められるプラグインです。

drum dry
drum wet

リリースの設定で音色をさらに作り上げることができるように感じました。割りとアタックは鋭いので、そのアタックを活かしたいトラックに使うのが良いように思います。

bass dry
bass wet
これもアタック感をどのように活かしたいのかが重要になりそうです。サチュレーションとの併用により距離感なども調性可能ですが、コンプの効きが強すぎると埋もれすぎる傾向にもあります。
guitar dry
guitar wet

ギターのカッティング時にAudified U73b Compressorのサウンドは好みな部類です。

しっかりと刻んでほしい部分が出てきますし、サウンドもロックな雰囲気があります。個人的な好みとして、そこまで深くかけるのではなく、パラレル設定で気持ちコンプさせるくらいの方がよりナチュラルな雰囲気があります。

mix dry
mix wet

mix時においては潰れすぎることなく程々に気持ち良いサチュレーションサウンドがくせになりそうです。ミックスにはコンプよりもリミッターの方が使いやすい印象ですが、サミング的なトラックではコンプを使用するのが楽しそうです。

Audified U73b Compressorはさまざまな種類のオーディオ素材に対応できるように設計されており、ボーカルから楽器、さらには全体のミックスに至るまで多用途に使用可能ですが、ボーカルとの相性が良い光学式コンプと比較すると、その音色イメージは異なる部分があり、Audified U73b Compressorは光学式と比べると音色的に攻めた方向にあります。

結論としてAudified U73b Compressorは多機能かつ高品質なオーディオプラグインであり、その音質は「暖かく」、「透明」で、かつ「音楽的なダイナミクス」を保つことができるプラグインといえます。

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機能性

3.5

ダイナミクスパラメーターはシンプル

画像

Audified U73b Compressorのダイナミクスのパラメーターはとてもシンプルです。赤いところで囲ったのが主に数値を変更できる箇所ですが、上から、コンプ、リミッター、中央、リリース、下がコンプの深さになっており、コンプのアマウント(深さ)は0にするとdry、100にするとwetになるパラレル使用です。

コンプレッサーモードとリミッターモードでは以下のような違いがあります。

スレッショルドレシオ
コンプレッサー モード低い(音がある程度小さいレベルでも圧縮)緩やか(圧縮の強度がゆるやかに上がる)
リミッター モード高い(音が大きくならないと圧縮しない)高い滑らかなニー(強力、急激な音量の変化を抑制)

簡単に言えば、コンプレッサー モードはより自然な音を、リミッター モードはより制御された音を目指します。どちらのモードも、その用途に応じて選ぶことが重要です。

またリリースモードも少し特徴があり、

最初の 3 つの位置は固定リリース タイムを提供し、赤いラベルでマークされた他の 3 つの位置はプログラムの内容に応じて調整可能なリリース タイムとなっています。

少し注意しておきたいのは、一番左のCalibと書かれたパラメーターとコンプの関係性です。こちらはサチュレーションの深さになり、0〜24dBの間で設定が可能です。例えば、コンプをバイパスした場合、サチュレーションも無効になります。その一方でコンプのアマウントをゼロにしてもサチュレーションは有効になるのは覚えておきたいところです。

コンプのアマウントとサチュレーションを併用した音作りをすることでAudified U73b Compressorはより魅力的なダイナミクスプラグインになるのでここだけはしっかりと覚えておきたいところです。

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操作性

3.5

少数精鋭16のプリセットを用意

Audified U73b Compressorにはカテゴリに別れたプリセットが16ほど用意されています。お世辞にも多いとは言えない数ですが、それぞれのプリセットの効果はわりとわかりやすいので、十分にイメージする音に近づけてくれる内容です。

プリセットを使う場合のちょっとした考え方として、ゲインリダクションがおよそ3〜5dBになるようにインプットを調性しながら使用すると、ダイナミクスが破綻しないので、参考にしてください。

その他にもハイカットや、オーバーサンプリング(これはおそらく2倍程度)のON/FF、さらにサチュレーションの設定を次回以降の立ち上げに反映させるSet a Calibration defaultなどの機能は操作性の良さに貢献しています。

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安定性

2.5

CPU負荷は気にするレベルの高さではない

オーディオトラックに1つだけAudified U73b Compressorを使用した場合のCPU負荷画像です。

一般的にそこまでCPU負荷が高いプラグインではありません。ただオーバーサンプリングをONにするとCPU負荷が倍以上高くなるのには少し注意が必要かもしれません。

不安定な動作をする場合がある

これはあくまで私の環境だけの可能性もあることを理解していただきたいのですが、私の環境ではAudified U73b Compressorを他のプラグインスロットに移動する場合や、プリセットを変更するときなどにDAWが落ちるなどの経験をしました。また、ブラウザソフトを使用しながらDAWを動かしているとレインボーカーソルが数秒回るという動作も体験しました。

なのでAudified U73b Compressorを使用する場合はいつも以上にこまめなセーブを心がけるのがオススメです。

CPU負荷計測環境

パソコン  Macmini2018

CPU  Corei7(i7-8700B)6コア 

HT使用時12コア 3.2GHz/ターボブースト(TB)使用時4.6GHz

メモリ 32GB

システム OS12.6.1 Monterey

Audio/IF Focusrite RED 8PRE

バッファー 256

DAW   LogicPro10.7.7

48kHz/24bit

再生ストレージ SSD

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価格

3.5

Audified U73b Compressorの価格は75.90ドルになります。TELEFUNKENのプラグインをエミュレートしたプラグインは他のメーカーからもいくつかリリースされていますが、コンプに特化したのはAudified U73b Compressorだけです。

コンプ的には真空管的なニュアンスがあるサウンドなので、心地よいサチュレーションを含んだコンプサウンドを求めている人にはオススメです。

また、Boutique Studio Bundleというバンドルセットでは、Audified U73b CompressorやU78 Saturator、RZ062 Equalizerなどのプラグインがセットになり、それで価格は218.90ドルと割安で購入可能です。

PluginBoutiqueで購入すると月替りプラグインが無料でもらえます。無料と行っても100ドル相当に売っているプラグインがもらえるのでかなりお得です。

2月の無料特典は

Universal Audio PolyMAX または Pulsar Audio W495 または Loopcloud 1 か月アーティスト プランの無料コピー

画像
注意点
  • Rent To Own プランは、無料トランザクション ギフトの対象外
  • Plugin Boutique アカウントが登録されていることを確認してください。アカウントをお持ちでない場合は、 こちらから作成できます。
  • 有料製品をバスケットに追加します (この特典は 無料製品には適用されません )。
  • 無料ギフトを選択し、チェックアウトを完了してください。
  •  取引の全額 に対してバーチャル キャッシュやクーポンを使用し ないでください。 (ただし、100% 未満の量でも問題ありません。)
  • このオファーの製品をすでに所有している場合、代替製品を提供することはできません。
  • この製品のコピーを別の製品と交換することはできません。
  •  この製品のコピーを再販することはできません。 
  • このプロモーションでは、製品の 1 コピーを請求する資格があります。
  • 1 回の取引につき 1 つの無料製品のみを請求できますが、複数の無料ギフトの場合は、すべての無料ギフトを取得するまで個別のトランザクションでこのオファーを引き換えることができます。

PluginBoutiqueでの具体的な購入方法はこちらの記事が参考になります!

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まとめ

音質4
機能性(オリジナル性)3.5
操作性(使いやすさ)3.5
安定性(CPU負荷)2.5
価格3.5
総合評価3.4

Audified U73b Compressorを使ってみて思ったのは、アタック感に特徴があるコンプという印象でした。このアタック感の特徴を理解できれば、ミックスからマスタリングまで幅広く使えるプラグインとなるでしょう。

あらためて振り返ると

音質:真空管タイプのコンプでソフトなサチュレーションからハードなサチュレーションまで得られる幅広いサウンド、ハードウェア特有のクリアさが得られる

機能性:コンプとリミッターを設定できる。サチュレーションを併用する場合は、バイパスにしてはいけない

操作性:プリセットは少数精鋭。ハイパスフィルターやサチュレーションの設定値だけをデフォルト化できるのは便利

安定性:CPU負荷は高くないものの若干不安定なときもある。

価格:75.90ドル、サチュレーションとイコライザーもセットになったBoutique Studio Bundleは218.90ドルと少し割安になる。

Audified U73b Compressorは他の真空管コンプエミュレーションプラグインとはカラーが違うので異なるタイプの筆を揃えたい!という人にはオススメです。

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