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wavesfactory CASSETTE レビュー カセットの質感にこだわったエミュレータープラグイン

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Wavesfactoryの「Cassette」プラグインは、70年代のアナログカセットテープサウンドを精密に再現し、DTM音楽制作に独特の温かみとノスタルジックな雰囲気を加えます。

この記事では、4種類のテープと3種類のデッキの選択肢、ランダムなノイズや高周波の変動をエミュレートする方法を通じて、あなたのトラックにリアルなカセットテープサウンドをもたらすプロセスを詳細に解説しています。

UG
  • 元ゲーム音楽屋(NintendoDSなど)
  • 作曲歴20年以上
  • DTM記事執筆500以上
  • ショートアニメ、CM、企業PV音楽を制作
  • 詳しいプロフィール
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wavesfactory CASSETTE 概要

メーカーwavesfactory
製品名CASSETTE
特徴具体的に4つ(短文)改行で最大8
システムシステム要求
マックOS
10.9以上。
Intel および M1/Apple Silicon をネイティブにサポート。
64ビットDAWとOS。
ウィンドウズ
Windows 7、8、または 10  
(64 ビットのみ)
VST または VST3 プラグイン、または Pro Tools をホストできる DAW。
重要な注意事項: このソフトウェアは 64 ビット形式でのみ利用可能であり、32 ビット システムでは機能しません。
バージョンv1.0.6(2023-05-15)
認証方式シリアル認証
認証数制限なし
容量204MB
マニュアル英語版のみ
価格59ユーロ(メーカー価格)
備考体験版あり機能制限
音量は 1 分ごとに低下します。
パラメータは保存/呼び出しされません。
プリセットは保存されません。

CASSETTEは「自分たちの音のルーツを探す」という目的で作られたプラグインです。ルーツとはずばりカセットの音質です。

自分たちにワクワクとドキドキを与えてくれたカセットの音を再現することで自分たちのクリエイティブマインドを見つめ直そう!というユニークな発想で作られました。

利益だけではなくより良いものをつくることこそ自分たちの使命であるというwavesfactoryの精神は素晴らしいものがあります。

wavesfactory CASSETTE レビュー

音質4
機能性(オリジナル性)4
操作性(使いやすさ)3.5
安定性(CPU負荷)4
価格3.5
総合評価3.8
リンククリックで読みたい内容の箇所に飛ぶことができます!

音質

4

カセットテープサウンド特有のサチュレーション音

カセットテープ特有のサチュレーションは音質としては決して優れているわけではありません。良い意味で音は荒々しく存在感があります。使い方としてはミックスにかけてしまえばローファイ感あふれるカセットサウンドを手にすることができます。

テープとデッキの選択で随分音質が変わります。

80年代の洋画テレビドラマのサントラみたいな質感からもこもこした中低域が強調されてしまったサウンドは実に個性的です

決して「指すだけで音がものすごく良くなるチート系プラグイン」ではありません。指すだけで心地よい音の劣化であの頃を懐かしむことができるプラグインです。

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機能性

4

テープサウンドの質感を再現する6つのノブ

前面のパネルにある8つのノブと3つのボタンパネルでざっくりとした質感をコントロールし、背面の細かいパラメーターを調整することでお好みのカセットサウンドになります。

画像
input圧縮からサチュレーションまでをコントロール
erasuresテープの再利用(上書き)
回数最大にすると劣化したテープサウンドが楽しめる
spreadモノラルとステレオのバランスをコントロール
stabilityテープ速度(ワウフラッター等効果)のコントロール
背面パネルのwowパラメータと連動
左に回すとワウフラッター効果はMAX
staticフロアノイズのコントロール
右に回すとフロアノイズが増える
dynamicアルペリティノイズ※のコントロール
効果としては高周波が増える
artifactsテープのシワやよじれを再現
不確定なモジュレーション効果
outputアウトプットボリューム

アスペリティノイズとは

アルペリティとは「表面のざらつき」的な意味合いで用いられます。ここではテープヘッドのザラつきによって起こるノイズを再現しています。

具体的な効果を確認するためにスペクトラムAnalyzerで計測した結果が次の画像です。

dynamicのノブをマックス(右)にした状態が赤、最小にしたのが緑です。高周波が上がっているのがわかりますが、超低域付近も多少盛り上がります。

画像

ちなみにサイン波形に通すと次のようになります。

左が何も通していない状態で右がdynamicノイズを付加している状態です。

テープデッキ及びヘッドによって異なりますが、特別高周波だけに特化したノイズというわけではないようです。(画像はメタルポジションによるdynamicノイズです)

dynamicもまたインプットと連動し、インプットをあげることでノイズが押さえられていく感じになります。

画像アルハ

StaticがテープデッキのS/Nによるノイズ、dynamicはテープヘッドで起こるノイズという解釈ですね!

画像UG44

そんな感じで大丈夫だと思うよ!

背面はワウフラッター、アーティファクトによるノイズのパラメーターの微調整等になります。

画像

compressionについては少し注意が必要です。なぜなら、コンプレッションはHOMEとMicroのみで動きProでは反応しません。

これが仕様なのかどうかはわかりませんし、一種のバグなのかもわかりません

3種類のテープデッキと4種類のカセットタイプを選択可

前面のカセットの両隣にある>をクリックすることで4種類のテープサウンドを選ぶことができます。カセットタイプ4種類

画像
  • I:1960年代に初めて登場 標準で最も互換性のあるテープ形式 俗に言うノーマルポジション
  • II:1970年代にノーマルポジションを進化版 俗に言うハイポジション(サウンドの傾向は高域がよくなった)
  • III:70年代半〜80年代前半る 一般的にフェロクロムと呼ばれる
  • IV:70年代 金属製の製品が登場しました。今までのテープより低音と高音がよくなる 俗称メタルポジション

多くの人が知っているのはtypeⅠのノーマルポジション typeⅡのハイポジション typeⅣのメタルポジションではないでしょうか?

(私はtypeⅢに関してはあまり記憶がありません)余談ですが、Sonyのスーパーメタルポジションというテープは1本2000円でめちゃめちゃ重たかったです。

テープデッキはPro Home Microの3つから選択できます。

ProTascamのMTR Portstudio 414
MicroOmega Reporter-20
画像

Home特定のデッキを再現したものではないらしくProとMicroの中間的な音とのこと

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操作性

3.5

アニメーションストップなど細かなカスタマイズが可能

カセットテープがくるくると回っている風景はなんともノスタルジックです。このアニメーションがGPUにかける負荷はほぼないと思われますが、アニメーションを停止する機能もあるので、アニメーションを必要としないユーザーは停止するのがよいでしょう。

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安定性

4

CPU負荷は低く動作も安定

負荷はそこまで高くないです。ソフトシンセにかけて使ってもそこまで問題になるような負荷にはならないでしょう。

画像

ただ複数使う場合や負荷がの高いソフトシンセを使用する場合はCPU負荷逃しがおすすめです。

CPU負荷逃しとは?

音源が刺さっていないトラックを選択することでシングルCPUの負荷がマルチコアに分散されることを「CPU負荷逃し」と私が勝手に命名しています。

画像

CPU負荷を効率化させより多くのプラグインを動作させる方法について詳しく知りたい方は以下の記事が参考になります。

CPU負荷計測環境

パソコン  Macmini2018

CPU  Corei7(i7-8700B)6コア 

HT使用時12コア 3.2GHz/ターボブースト(TB)使用時4.6GHz

メモリ 32GB

システム OS12.6.1 Monterey

Audio/IF Focusrite RED 8PRE

バッファー 256

DAW   LogicPro10.7.7

48kHz/24bit

再生ストレージ SSD

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価格

3.5

59ユーロ(メーカー価格)

カセットテープエミュレーターサウンドはレトロとまでは行かなくも独特の音質があり、その劣化具合もまた個性的です。

機能面、音質面からみてもそこまで高いとは思いません。何より開発者のパッションが伝わってくるプラグインは使っているとそれだけ創作モチベーションが刺激されます!

PluginBoutiqueで購入すると月替りプラグインが無料でもらえます。無料と行っても100ドル相当に売っているプラグインがもらえるのでかなりお得です。

5月の無料特典は

Ozone 11 Elements

画像
注意点
  • Rent To Own プランは、無料トランザクション ギフトの対象外
  • Plugin Boutique アカウントが登録されていることを確認してください。アカウントをお持ちでない場合は、 こちらから作成できます。
  • 有料製品をバスケットに追加します (この特典は 無料製品には適用されません )。
  • 無料ギフトを選択し、チェックアウトを完了してください。
  •  取引の全額 に対してバーチャル キャッシュやクーポンを使用し ないでください。 (ただし、100% 未満の量でも問題ありません。)
  • このオファーの製品をすでに所有している場合、代替製品を提供することはできません。
  • この製品のコピーを別の製品と交換することはできません。
  •  この製品のコピーを再販することはできません。 
  • このプロモーションでは、製品の 1 コピーを請求する資格があります。
  • 1 回の取引につき 1 つの無料製品のみを請求できますが、複数の無料ギフトの場合は、すべての無料ギフトを取得するまで個別のトランザクションでこのオファーを引き換えることができます。

PluginBoutiqueでの具体的な購入方法はこちらの記事が参考になります!

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カセットテープシミュ比較

カセットテープエミュはいくつかありますが有名ななのは次の3つです。

Denise “Bad Tape”

Klevgränd “DAW Cassette”

Auditory Lab “Cassette FX”

これらの3つと比べてWavesfactoryの魅力は「カセットテープサウンドへの強いこだわり」が感じれます。どこまで汚れた味のある音を再現できるか?というのは面白い試みであり、一種の哲学的な問すら感じられます。

ちょっと変わった使い方

青春時代にカセットともに聞いた音楽をこのプラグインを通して聴くと確実に「あの時代のあの音」です。

またもっとマニアックな使い方をするならばカセットデッキをMicroにしてギターの弾き語りにをしながら犬の鳴き声やおかーちゃんの声を入れたら、確実にカセットデッキの前に座ってギターを録音していたあの時代に戻れますw

またVST/AUプラグインが使えるオーディオプレイヤーAudirvanaを使ってCASSETTEをさせば、お気に入りの曲をカセットサウンドで楽しめます。

またReelsDECIMORT2などのプラグインを使うことでよりアナログテイスト溢れる音色をつくることができるのでそちらもオススメです。

テープサウンドドラム音源

画像

これはエフェクトプラグインではなく、テープサウンドを再現したドラムサウンドで音の傾向としては50’s〜60’sあたりのサウンドを再現しています。

この音源は単なるテープサウンドの再現に特化したものではなく巻き戻しボタン等の「スイッチ音」や再生時のノイズに早送り巻き戻しの「実機音」がすべて鍵盤にアサインされていますwまた、TUNEとSPEEDといったテープエフェクトの切り替えをMIDIコントロールが可能です。

これと今回紹介するCASSETTEをうまく使えば、究極の「カセットテープサウンド」を再現できると思います。

それを使いこなす必要があるのかはユーザー次第だとは思いますが、確実に「真剣に遊ぶ」のに最適なプラグインですw

テープエフェクトの効果だけが欲しいという人にはCassette Transportがオススメです。

こちらは無料のオーディオプラグインなのでサイトからEメールアドレスを入力するとDLリンクが送られてきます。

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まとめ

音質4
機能性(オリジナル性)4
操作性(使いやすさ)3.5
安定性(CPU負荷)4
価格3.5
総合評価3.8
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透明感もなく、音の圧縮もひと目でわかるいわば汚し系と呼ばれるプラグインですが、味もあり何よりもインターフェイスのカセットがマニア心をくすぐります。

個人的にはカセットによる8chMTR(マルチトラックレコーダー)を作ってもらいたいところです。

スモーキーで野太いカセットサウンドがほしい人にはオススメです

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