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UVI Percussiveレビュー奏法が豊富なパーカッション音源

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パーカッション音源に重要なのは次の3つです。「打点音の美しさ」「奏法の多さ」「簡単な打ち込み」これらがバランス良く収まっている音源がPercussiveです。

良い音源は1音鳴らしただけでも十分に存在感が溢れ演奏すればそこにはパーカッションでしか作れない音の世界があります。

1万円以上の音源にはそれなりのクオリティがありますが、1万円以下となると多くはありません。Percussiveはかなり貢献している音源です。

初心者から上級者までも幅広くつかえるパーカッション音源Percussiveについてお話します。

UG
  • 元ゲーム音楽屋(NintendoDSなど)
  • 作曲歴20年以上
  • DTM記事執筆500以上
  • ショートアニメ、CM、企業PV音楽を制作
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acoustic samplesによるパーカッションサウンド

acoustic samplesといえば、アコースティックギターストラム音源でおなじみです。リアルで使いやすいストラムギター音源を購入して使っている人も多いのではないでしょうか?それ以外にも実は色々な音源を出していて、もっとも日の目をみていないかもしれないのがこのPercussiveですが地味ながらよく出来てパーカッション音源です。

収録楽器

Agogo、CowBell、Berimbao、Claves、Conga、4Shakuers、Tambourine、Tambourim、Triangle、Udu、Woodblocks、Guiro、Gong、Bongos Shaker

全部で15種類のパーカッション4400のサンプルで構成されているUVIPlayer及びFalconフォーマットのパーカッション専用音源です。

多くのパーカッション音源は収録されている音色すべてのキットを読み込むものが多いのですが、Percussiveは必要に応じて読み込みが可能です。

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使い方もシンプルで扱えるパラメーターもボリューム、パン、ピッチのみです。それでも表現力は非常に高い音源です。

生々しくリアルすぎるサウンド

4〜8のRR(ラウンドロビン)になっているので鍵盤を連打してもマシンガン状態(同じ音色になること)にはなりません。ドラムやパーカッションはもはやRRなしではやっていけないほど頼り切っている機能です。

音色はとにかくリアルです。すべての音色に言えるのは楽器に触れた瞬間の音が美しさです。打楽器の命ともいうべきトランジェントの収録にかなりこだわっているのがわかります。

基本的な奏法がしっかり入っている

GM音源のパーカッションのコンガなどはアーティキュレーション的な概念はなくハイとローの2つだけですが、Percussiveはアーティキュレーションとしてボンゴには11種類、コンガに関しては13種類、ギロにも5種類の奏法が入っています。

ギロの奏法が多い音源は少ないでかなり使い勝手がよいです。ここにRR効果が入ってくるので、奏法ごとに同じ音色に出会うことは少ないので人間味あふれる演奏が可能です。

ちょっと気になるかも…「コンガの空気感」

コンガだけ空気感が多いです。アンビエンスが多めに収録されている感じです。

私の場合は残響が多い音源はZynaptiqのUVEILで取り除くのでそれほど問題には感じませんが、人によっては「こんなにアンビエンスいらない!」と使用を考える人もいるかもしれません。

しかし、この空気感が逆にものすごくリアルさの理由の一つなので「空間込みで一つの音色」として捉えるほうが良いのかもしれません。作った残響感ではなく。本当に目の前にいるような雰囲気を作りだしています。

では次にいくつかの音色を使い簡単なデモを作ってみたので、使用感についてお話します。

Conga

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コンガのベーシックなリズムを多少変化させながら打ち込んでものです。多少ベロシティはいじっていますが、RRが聴いているので、打ち込みくささが少ないです。

とにかく指と手のひらがコンガの革にあたる瞬間が生々しいです。ちなみに、先程お話していたリバーブ除去プラグインの「UVEIL」を使うとこんな感じになります。

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究極のチートプラグイン「INTENSITY」もすごいですがこのリバーブ除去プラグイン「UNVEIL」も相当すごいと思います。

Zynaptiqに関してはこちらの記事が参考になります。

異次元の音質が手に入るINTENSITYは究極の魔法プラグインかもしれない

無駄なリバーブ[残響]をカットできるプラグインUNVEILで楽曲をすっきりさせよう

Bongo

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こちらもコンガ同様革のあたる瞬間が見えるのは素晴らしいです。派手で彩りを与えるBongoなのですが、以外に抜けがわるい音源が多いのですが、Percussiveは実によく抜ける音です。良い意味で、コンプなどのプラグインなどを使って整えやすい音色です。

Triangle&Guiro

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Triangleはほぼコピペで適当ですが、高域の金属音が嫌味でないほどにリアルなので、とてもよい雰囲気が出ています。Guiroに関しては速度調整がある程度効くのでテンポが遅い曲〜速い曲まで対応してくれます。

Shaker

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4つの種類のShakerが入っていますが、ベロシティでかなり細かく表情をつけられます。とくに3つめのShakerは打ち返し(Shakerを往復させない)がないような音色もできるのが特徴的です。

Tambourine

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こちらも作り込めばTambourineらしいグルーヴを作り出せます。またロールの質感も使いやすい音色です。ただ、ロールに関してはラウンドロビンの効果なのか、発音タイミングがおかしい場合があります。

Percussiveの価格

AcousticSamples
¥12,105 (2024/03/18 19:09時点 | Amazon調べ)

日本の代理店では12,000円

公式サイトでは69ユーロ(2020/01/07現在8,365円)です。

Acousticsamples

JRRSHOPでは79ドル(2020/01/07現在8,562円)

JRRSHOP

一番安いのは公式サイトですね。

まとめ

Percussiveは「打点音の美しさ」「奏法の多さ」「簡単な打ち込み」をほどよく兼ね備えた音源です。パーカッションは楽曲に可愛さと賑やかさとポップな彩りを与えてくれます。使い勝手に多少クセもありますが、付属のパーカッション音源よりもはるかにリアルで、満足のいくパーカッションサウンドを得られます。

また、とくにグルーヴを作る上でよく使われるShakerやTambourineは作り込むことで良質なグルーヴを作れると思います。

パーカッション音源を探している人は候補の一つとして考えてみはいかがでしょうか?

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