激しく使っても良い音TUBE-TECH CL1Bの魅力とサウンド比較

「オプトコンプをナチュラルなコンプサウンドでミックスが良い感じになるらしい」そんな話を聴いてはみたものの、「具体的にはどんな音になるの?」「どんな使い方をすればよいの?」とい思っている人は多いです。

今回紹介するTUBE-TECH CL1Bは音が良いのは当然ながら、クリーンな使い方より突っ込んだ使い方にも個性がある音になってくれる素晴らしいコンプです。では具体的にはどんな音になるのか?それをいくつかのオプトコンプを比較しながら聴いてみたいと思います。

TUBE-TECH CL1Bとは

宅録村長でおなじみの和田さんが大好きなSoftubeコンプのプラグインバージョンです。(動画はCL1A実機です)

コンプとは?どんなシーンで使うもの?

コンプの使い方は次の6つの目的から使うことが多いエフェクトです

  • 音量のばらつきを抑えてミックス内での安定を図る
  • 最終ステレオミックスの”接着剤”として、全トラックのまとまりを良くする
  • ドラム等のアタックを加工して存在感や迫力を作る(逆もまた可)
  • リリースタイムを引き伸ば し、サウンドが前に出るようにする
  • 過剰に使うことで少し歪んで迫力のある”ウォールオブサウンド”を作る
  • 音量の”天井”を作り、それ以上の音が出ないようにする

今回の記事では、音をキレイにまとめるというより、少し荒々しい派手な音を作る方向から見ていきたいと思います。

オプトコンプとは?

音を電流に変換して電球やLEDなどを発光させそれをフォトセル(受光体)で検知すると抵抗が働くというのがオプトコンプの仕組みです。って言われても「おーなるほどそういうことか!」といえる人はどれくらいいるのでしょうか?なので、よほどコンプオタクではない人は技術的な部分はひとまずおいておいて、サウンドの質感だけ覚えてしまってください。

音が大きいほどリダクションが深くなるため、アタックの反応速度が遅くなり、かかり方が曖昧になります。これが俗にいう「かかっているけれど、かかっていないように聴こえる」というオプトコンプのからくりです。

TUBE-TECH CL1Bのメリット

オプトコンプ特有のかかり方は当然ながら、はじめのリリースの速度が速く、そして戻るのが遅いため、全体的に透明感があり、ほどよいコンプレッション感を与えてくれます。

私自信もこのプラグインを触って一番気に入ったのがリリースによるサウンドの変化です。実に粘り気があってもっちりとしたサウンドは他のプラグインでは聞けないサウンドでした。

TUBE-TECH CL1Bの使い方

オーソドックスな使い方としては柔らかくゲインリダクションが3〜5dBくらいでコンプがかかったような形で使うと、トランジェントが残った音になるので、潰れすぎて輪郭がわからなくなったコンプにはならいのでボーカルやドラムのOHに役に立ちます。

ですが、今回は「がっつりサウンド」を目指しているので、アタックは最速で、スレッショルドを調節しながらゲインリダクションが-5〜-7くらいにするとポンピング気味な派手なサウンドになります。

比較サウンド

Compの比較のパラメーターは基本以下の通りです。

  • パラメーターはゲインリダクションを-5〜-7
  • レシオは1:4
  • アタックは最速

リリースのみを

1回目はCompバイパス→Compリリース0ms→Compリリース160ms→Compリリース5000ms(MAX)と変化させています。

LogicProX Vintage Opto

音の暴れ方はそれなりですが、リリースによる変化で音の変化がより顕著になります。敢えて派手に使っていますが、ゲインリダクションをおさえればクリーンな質感も出せます。

付属のコンプ=低クオリティとは思わずに使い込んで見る価値があるコンプです。

TUBE-TECH CL1B

音の密度がすごい音質です。リリースを真ん中あたりにしているときのサウンドの戻り感が音楽的です。またリリースを右に回しきったとき状態の自然な質感もとてもナチュラルで使えば使うほど癖になります。多くのエンジニアが太鼓判を押すだけのコンプです。

TR5 Opto Comp

音の変化はそれほどなく、優等生的なサウンドです。派手に使うとピークがついてしまうので、荒々しいサウンドの扱いには向いていません

Material Comp

カメレオンコンプ呼ばれれている万能コンプですが、荒々しい音からクリーンな音までかなり幅広く使えます。音の密度もプリアンプスパイスをやアナログフレーバーを使うことで追い込むことができます。最近のわたしのお気に入りの1つです。

[特典付き]世界が注目するMaterial Compを作ったVoosteQインタビュー

他のOptoコンプ比較

TR5 TR5 White 2A

オプトコンプといえば、白パネルにつまみが2つのLA-2Aです。リリースなどはありませんが、つなぐだけで使える便利コンプです。

White 2Aはドンシャリタイプで、使いやすいサウンドです。

Gem CompLA

現在もっともクオリティが高いと噂されている Gem CompLAはWhite 2Aと比べると少し暗めの音質です。ですが、暗い=こもるではなく無駄に彩度をあげているようなテレビではなくシックで落ち着きながらも黒の陰影をしっかり出しているそんな印象のコンプです。

TUBE-TECH CL1Bのちょっとここが残念

GUIの大きさが変更できないのが少し残念です。GUIのクオリティも地味に良いので拡大して使いたいと思っている人は多いのではないでしょうか?

値段が高い

元々の値段が高いのでセールをしてもそれほど安く感じませんwですが、高いだけのものはある!と言えるだけのクオリティです。現在そこそこ大きなセールをやっています。31,965円がなんと19,136円です安い!いややっぱり高い!wでもクオリティ最高です。

Audio Plugins from Pluginboutique.com

素人は買っては行けない?

なれていない人はこのコンプの良さを引き出すのは難しいです。でもそれはコンプに限ったことではありません。でも、良いものを触れるこで見えるものもたくさんあります。技術はあとからでもついてきます。思い切るのも有りだと思います。

さいごに

多くの人が気になっていたであろうTUBE-TECH CL1Bの派手めのサウンドは多くの人を虜にしてくれそうなサウンドです。ですが、TUBE-TECH CL1Bと他のコンプを比較したことで、改めてどのコンプにもそれぞれの特徴があり、使い勝手を再認識することができした。

派手にかけるオプトコンプサウンドもありだと思いませんか?