どうも2022年も色々とプラグインや音源を触って多くの気付きを得られた年でした。そこで個人的に使ってよかったプラグインアンド音源のお気に入りランキングベスト10を発表します。
1位 modartt Pianoteq 8
ピアノモデリング音源の老舗でもあるModarttのPianoteqがバージョン8になりました。
もはや、向かうところ敵なしのレベルでピアノを忠実にモデリングしています。7で若干気になっていたピエゾ感がだいぶ改善されより生々しくなりました。
そしてバージョン8になったことで新たにナイロンギターのモデリングもリリースされました。サンプリングと比較するとまだピエゾ感があり使えるシーンも限定的と見る人もいるかもしれませんが、音質使い勝手ともにモデリングギターとしては最高レベルです。

2位 Arturia V Collection 9
自称Arturia大好きな私は毎回アプグレしています。個人的に今回の目玉はCS-80とProphet5のバージョンアップが大きいところでした。今までのバージョンより抜けがよくArturiaらしいアナログ感のクオリティアップに努めているサウンドは即戦力感があります。

ちなみにArturia初のマルチエンジン音源でもあるPigmentはVCollectionには含まれません。

3位 Toontrack EZ DRUMMER 3
いままでBFD3をメインに使っていましたが、BFD3の不安定さに疲れてしまって乗り換えました。EZ(EAZY)という名前が初心者向きと思われているかもしれませんが、「かんたんに最高のクオリティを出せる」という意味合いで捉えるのが正解のドラム音源です。
音の解像度が高く、どのキットにも個性があるのでクオリティの高いドラムサウンドを作れます。

4位 iZotope Neutron4
インテリジェンスアシスタント機能でミックス作業をシンプルで高品質にしてくれるプラグインバージョン4になって大幅に機能を変更してきました。トラックに挿して解析するだけでNeutron4のプリセットから最適なサウンドを提示してくれます。
また無料配布されたAudiolensで解析したサウンドデータをかんたんに取り込めるのもありがたいです。

5位 Nomad Factory 80s Spaces V2
ビンテージリバーブをIR技術で再現したリバーブプラグイン。必要最低限のパラメーターなので使いやすく音質もほどよいローファイ感があるのでトラックに個性を出せますし、アナログモデリング系のシンセにかけるとよく馴染みます。

6位 wavebone Headquarter
以前使っていたテーブルが使用不能になったためほしかったDTMデスクを購入。
全面にある9Uのラックスペースに、キャスタースライドによるキーボードスタンド。何よりも目を引くホワイトカラー
送料が高い、キーボードスタンドの機能性など一部マイナス面もありましたが、購入して満足度が高い製品です。

7位 Moogerfooger Effects Plugin Bundle
フィルターといえばMoogというと大げさかもしれませんが、Moogからリリースされいてたハードウェアエフェクターを高いレベルで再現したエフェクトバンドルセットです。
とくにフィルターのサウンドは一度使うと病みつきになりますし、ドライブ機能はサチュレーションとマキシマイザー的なサウンドであり音の距離感をぐっと前に出してくれます。
MIDIコントローラーにアサインできないのがマイナスですが、それを補うサウンドクオリティです。

8位 Pulsar Audio MASSIVE
Massive Passive Stereo Tube EQを再現したイコライザープラグイン。TUBUサウンドの質感がTUBE-TECHのサミングアンプ SSA-2Aに似ているためよく使っています。

9位 Kiive Audio ADC1 Compressor
SSLのバスコンプとは違うキャラを求めて購入。サチュレーション的なサウンドからしっかりとしたコンプサウンドまで幅は広く、少しダーキーな印象があるので、そのようなシーンで大活躍してくれそうです。

10位 Aberrant DSP SketchCassette 2
カセットの質感を再現したテープエミュレーションプラグイン。いままでカセットサウンドがほしいときはwavesfactory CASSETTEを使っていましたが最近はこちらの出番が多いです。
GUIはチープな印象ですが、音に関してはテープのサウンドを幅広く再現しているので音作りの幅は広く何にでも使える印象があります。

まとめ
ランキングいかがだったでしょうか?みなさんとかぶっているものはありましたか?
この他にもUJAM Virtual Bassist SLAPやIron 2なども熱い製品でワクワクしました。
毎年下手をすれば100近い音源やエフェクトプラグインを触っていますが、どの製品も一長一短があり、それぞれの個性を見つけるのが楽しいですね。
プラグインや音源は増えるのに曲が増えないのは横においておくとして、今年もこのブログを通してたくさんの人に出会い、そこから多くの学びを得ることできました。本当にありがとうございます。2023年もどうぞよろしくおねがいします。